GBPは、主要ペアに対し引き続き強く成長しています。 ADPは予測をわずかに下回りましたが、米国経済に対する投資家の信頼に影響はありません。
•GBPUSDは、BoEの決定とスコットランドの選挙に先立って利益を保持
•4月に英国の自動車販売が回復したため、GBPEURが上昇
•ADPの米民間雇用者数は、予測をわずかに下回ったが、742,000人増加と大幅な伸びを見せた
イングランド銀行の金利決定とスコットランドの選挙に先立ち、GBPはUSDに対して利益を保持しています。ペアは現在、プレス時に約1.3910で推移し、オープン以来約0.07%増加しています。今週の木曜日のBoEでは、政策金利を0.10%で据え置き、債券購入プログラムの月間購入額の維持が予想されています。また、金利決定とともに更新された経済予測が発表され、「前回の予測が2月に発表されたときの予想を大幅に上回った」ことを示す可能性が高いです。スコットランドでの選挙に関して、スコットランド国民党(SNP)が全体の過半数を獲得した場合、ニコラ・スタージョン首相は独立に関する別の国民投票を開始することを約束しました。現在、世論調査では、支持・不支持はほぼ拮抗しています。
英ポンドも本日ユーロに対して上昇し、自動車製造業者協会(SMMT)が、先月の自動車販売の回復を明らかにした直後に0.2%上昇しました。英国経済は、日々のCOVID症例が明らかに減少していることにより、引き続き上昇傾向を示しています。現在の数値は1,946件で、前週比739件減少しています。毎日の死者数も一桁です。一方、EURは、PMIが予想を上回ったにもかかわらず、あまり力を発揮できませんでした。 4月には53.8に上昇し、前回3月の53.2と比較して、53.7の予測をわずかに上回りました。
米国の雇用市場は予想通り回復しています。 ADPは雇用者数を742,000件と発表し、800,000件の予測をわずかに下回りました。しかし、それでも以前の数値565,000件と比較して改善が見られます。このニュースは米ドルをわずかに弱めましたが、米国経済の一般的な方向性に対する投資家の見通しを変えることはないため、影響は限定的でした。金曜日には、労働省から非農業部門雇用者数の発表があります。見込みでは978,000人と、3月の916,000人から増加しています。投資家は、回復が進むにつれて、ホスピタリティ分野が大量の新規雇用を増加させる事を期待しています。