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カナダ中銀がテーパリングを開始

カナダ中銀は、経済見通しを大幅に引き上げ
(2021 年の GDP 見通しを+6.5%に引き上げ)、
経済のスラックの吸収が2022年下半期になるとの見解を示しました。
従来の2023年を前倒してきたが、
利上げが2022年下半期になることを含意しています。

同時に、毎週の国債の純買入目標を 30 億カナダドルとし、
従来の 40 億カナダドルから縮小(テーパリング)しました。
これを受け、カナダドルは
1.26台半ばから1.2460前後へと 1%近い急落となっています。

各国中央銀行の中で、
テーパリング開始がカナダ中銀になるとは、少し驚きでしたが、
一部では十分予想された決定であり、
今後もカナダが引き締めレースの先頭になりそうだ。

ドルカナダが、現状1.2500前後でもみ合っているが、
早晩、3月18日安値1.2364を下回ってくるだろう。
原油相場が安定していることも、カナダ買い材料。
市場は、次のカナダ中銀が
どこになるか探し始めることになるだろう。