USDは主要なカウンターパートに対して大幅に弱まり、EUR、GBP、CADはともに上昇しています。

•EURUSDは、ワクチンに関する新しいニュースと利回りの後退を考慮して上昇
•USDが弱まる中、GBPUSDは月間ピークにリバウンド
•CADは住宅着工が過去最高を記録し、上昇傾向を続けている

火曜日の米ドルは主要なカウンターパートに対して急落し、ユーロはワクチン供給の明るい見通しによりリードしました。 EUは、BioNTechとファイザーからさらに1億回分の投与量を確保しました。これは、間違いなく投資家を奨励したニュースです。一方、米ドルは、米国債利回りが14か月ぶりの高水準から後退しているため、すでに勢いを失っています。 10年債利回りは先週1.529％と月間最低値に達しましたが、その後損失の一部を取り戻し、現在は1.615％まで戻ったが、3月のピークである1.776％をまだ下回っています。 EURUSDは現在1.2063で取引されており、約0.18％上昇しています。来週の木曜日に、ECBは4月の政策会議を開催します。フランスとユーロ圏の信頼感指数も同じ日です。一方で、米国の失業保険請求に関するリリースが見られますが、これは、このペアの方向性にも影響を与える可能性があります。

米ドルの弱さにより、GBPUSDも急騰しました。安全な避難所通貨として、米国のインフレとより高い世界的な回復の希望の組み合わせは、全面的に米ドルの売り切りにつながりました。このペアは現在、約0.10％上昇して約1.3999で取引されています。英国の2月の雇用市場レポートは明日発行され、水曜日のインフレ率がそれに続きます。週末に向けて、英国の小売およびPMIの結果も公開され、影響の一部がFX市場に移転する可能性があります。

CADUSDは上昇傾向を続けており、現在0.8001で取引されており、約0.33％上昇しています。カナダの住宅着工件数は3月に前月に比べて21.6％増加し、予想を簡単に上回り、過去最高を更新しました。季節調整済みの住宅着工率は3月に335,200戸に上昇し、アナリストの予想である25万戸を大きく上回りました。一部のエコノミストは、新しい住宅建設が2021年に再び全体的なGDP成長に大きく貢献する可能性があると考えています。カナダの平均住宅販売価格も、供給の制約により、3月に前年比で31.6％上昇しました。したがって、価格は好調なスタートによって潜在的にバランスが取れているでしょう。