トルコリラが6円割れ
エルドアン大統領が当選し、
彼独自の経済政策が続くことになるので
下落が懸念されていたリラだが、
ついに6円を割り込み5円台に
足を踏み入れた。新しい財務相に
元メリルリンチのストラテジストの
シムシェキ元副首相を起用したことで、
政府による為替介入が減少するとの
観測が流れたためと見られている。
対円では6円割れ、
対ドルでは23ドル台に載せている。
実際、エルドアン氏が再選された後も、
比較的堅調だったトルコリラだが、
介入で支えていた模様だ。
介入がなくなれば、トルコリラは
「糸の切れたタコ」となる。
ただ、今後、利上げが本格的に
行われるならば、トルコリラは
反騰する可能性は高い。どの程度の
利上げができるのかわからないが、
メチャクチャな財政金融政策が
少しまともになるだけでも、
大きな進歩になる可能性はある。
本日、カナダ中銀の
政策決定会合が行われる。
オーストラリアに続く可能性はあるので、
注意したい。今回は見逃すが、
次の7月会合で利上げという
シナリオを語る人もいる。