といった疑問をもっていませんか?
ポンド/円は値動きが大きいことから、効率的に利益を狙いたいトレーダーに人気のある通貨ペアです。
その反面、大きな損失を受けるリスクもあるので、事前にポンド/円の特徴やトレード時の注意点を押さえておくことが大切です。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- ポンド/円の特徴
- ポンド/円の過去の値動きと変動要因
- ポンド/円をトレードするうえで今後注意すべきこと
ポンド/円の特徴をしっかりと押さえておけば、大きな利益を狙えるチャンスを増やせるでしょう。
ポンド/円のトレードに挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
ポンド/円の特徴
ポンド/円とは、1900年代前半に世界の基軸通貨とされていたイギリスの法定通貨のポンドと、米ドルとユーロに次ぐ取引量のある日本円を組み合わせた人気の通貨ペアです。
ポンド/円には、以下のような特徴があります。
- ボラティリティが大きい
- 流動性が高い
- 情報を集めやすい
- ロンドン時間に価格が変動しやすい
- ユーロ/円と連動しやすい
それぞれ詳しく解説します。
1.ボラティリティが大きい
ポンドは価格変動の度合いを意味するボラティリティが大きいという特徴があります。
ボラティリティが大きい通貨ペアでは、利益を狙えるチャンスを増やしやすくなります。
そのため、利益を効率的に狙いたいトレーダーからの人気が高い通貨ペアです。
下図のポンド/円の日足チャートが大きく動いた日の値動きを見ると、184.9円から178.5円と1ポンドあたり6円以上価格が動いています。
この日に限らず、1日の間に3円近く動くことも珍しくありません。
2.流動性が高い
円とポンドは2022年時点でそれぞれ世界3位、4位の取引量を誇る通貨です。
取引量の多い通貨は、流動性(取引の成立しやすさ)が高い傾向があり、安定した取引をしやすくなります。
一方、取引量の少ないマイナー通貨は、市場参加者が少なかったり、注文が買いもしくは売りの一方向に偏ったりすることで流動性が低くなりやすい特徴があります。
流動性の低い通貨は、スプレッドが広がって取引コストの負担が大きくなりやすいので注意が必要です。
取引コストを抑えて手元に残る利益を大きくするにも、ポンド/円といった比較的流動性の高い通貨を選ぶのがおすすめです。
3.情報を集めやすい
FXの通貨の中には、インターネットでは情報を集めにくい国の通貨もあります。
イギリスや日本の情報は、マイナーな通貨ペアに比べて収集しやすいため、相場分析がスムーズに進む特長があります。
国の経済状況や政策金利は価格変動に大きな影響を与えやすいため、情報を集めやすいポンド/円はトレード戦略が立てやすい通貨ペアといえるでしょう。
4.ロンドン時間に価格が変動しやすい
FXには三大市場と呼ばれる東京・ロンドン・ニューヨーク市場があり、活発に取引される通貨ペアは各市場の開場時間によって異なります。
中でも、ポンド/円はロンドン市場が開場している時間帯に取引が活発になり、値動きが大きくなる傾向があります。
そのため、ポンド/円はロンドン市場の開場時間の16~26時(冬時間17~27時)にトレードするのがおすすめです。
5.ユーロ/円と連動しやすい
イギリスとEUの加盟国は地理的に近く、経済的にも結びつきが強いことから、ポンド/円とユーロ/円の値動きは連動しやすいといわれています。
したがって、ユーロ/円で上昇トレンドが起きるときは、ポンド/円でも上昇トレンドが発生しやすくなります。
ただし、常に連動するわけではなく、他の通貨ペアに比べると近い値動きを見せやすいという点は覚えておきましょう。
ポンド/円の過去の値動きと変動要因
ポンド/円は、下図のように2020年3月から約4年4ヶ月かけて価格が1.6倍になっており、長期的な上昇トレンドが続いていることがわかります。
ここでは、ポンド/円で大きな値動きが見られたときと、その変動要因を詳しく見ていきましょう。
2022年のポンド/円
2022年は新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵攻によって、世界的なインフレが発生した1年でした。
インフレを抑えるためにイギリスが利上げをしたことで、ポンド/円の金利差が拡大し、一時的に円安ポンド高に傾きました。
しかし、2022年9月にはポンドの急落が起こりました。
きっかけは、トラス新政権が大規模な減税策と国際の増発計画を打ち出し、イギリスの財政悪化が懸念されてポンド売りが進んだことといわれています。
その後、イングランド銀行(BOE)の国債市場への介入や首相交代を経て価格が回復しました。
2023年から2024年前半のポンド/円
2023年のポンド/円は、継続的な上昇トレンドを示しています。
イングランド銀行(BOE)は、2021年12月から2023年8月まで継続的な利上げを実施していました。
一方、日本は2024年2月までマイナス金利を継続し、イングランド銀行が利上げを続けた2023年8月までは2国の政策金利の差は拡大する一方でした。
その結果、2023年から2024年7月頭まで円安ポンド高の傾向が続きました。
2024年前半以降のポンド/円
2024年頭から上昇トレンドが続いていたポンド/円は、2024年7月11日に下降トレンドに転じました。
その理由は、7月11日・12日に日本銀行のドル売り円買いの為替介入が実施されたことが要因といわれています。
加えて、7月31日には日本銀行が利上げと国債買い入れの減額を発表し、ポンド/円は197円台から192円台へとさらに下落しました。
一方、イングランド銀行(BOE)では、インフレ率の低下を受けて2024年8月1日に政策金利を0.25%下げると発表しました。
イングランド銀行の利下げは2020年3月以来の4年5ヶ月ぶりであり、今後の政策金利の動向にも注意が必要です。
ポンド/円のFXトレードをするうえで今後注目すべきこと
ポンド/円のFXトレードをするうえで今後注目すべきことは、以下の通りです。
- イングランド銀行(BOE)の政策金利
- 日本銀行の政策金利
- 消費者物価指数(CPI)
- 日銀短観
一つずつ詳しく見ていきましょう。
1.イングランド銀行(BOE)の政策金利
イングランド銀行(BOE)の政策金利の発表前後は、ポンド/円の為替レートが大きく動く可能性があります。
FXでは通貨ペアの金利差が価格変動に大きな影響を与えます。
そのため、FXトレードで利益を狙うには、政策金利の発表日時や内容を確認しておくことが大切です。
2024年におけるイングランド銀行の政策金利の発表日時は、以下の通りです。
発表日 | 発表時間 |
2月1日 | 21時 |
3月21日 | 21時 |
5月9日 | 20時 |
6月20日 | 20時 |
8月1日 | 20時 |
9月19日 | 20時 |
11月7日 | 21時 |
12月19日 | 21時 |
2.日本銀行の政策金利
ポンド/円を取引する際は、日本銀行の政策金利もあわせてチェックしましょう。
通貨ペアの需要と供給のバランスは、2国間の政策金利の差によって変動することが多いです。
イングランド銀行(BOE)が利上げを発表し、日本銀行で利上げがされなければ金利差が拡大し、ポンド/円の価格は上昇しやすい傾向があります。
なお、日本銀行の政策金利は、日銀金融政策決定会合の終了後に発表されるのが一般的です。
2024年の発表日時は、以下の通りです。
- 1月23日
- 3月19日
- 4月26日
- 6月14日
- 7月31日
- 9月20日
- 10月31日
- 12月19日
発表時間は決まっておらず、お昼前後に発表されるのが一般的です。
3.消費者物価指数(CPI)
CPIとは、消費者が購入するモノやサービスの価格水準を表す数値で、インフレ状況や景気を判断する際に重要視される指標です。
CPIは「経済の体温計」と呼ばれることもあり、モノやサービスを買う人が増えれば上昇し、減ると下落する傾向があります。
CPIが予想より高いときはその国の通貨の需要が増え、低いときは需要が減る可能性があります。
なお、イギリスの消費者物価指数は、15日から20日付近の日本時間午後5時30分(冬時間は6時30分)に発表されるのが一般的です。
日本のCPIは原則として、毎月19日を含む週の金曜日の午前8時30分に前月分の指数が発表されます。
4.日銀短観
「全国企業短期経済観測調査」の略称である日銀短観は、四半期に一度発表され、日銀が全国の民間企業約10,000社に景況感などをヒアリングしたうえで作成するものです。
日銀短観の結果が良いと、円の需要が高まり、円高につながりやすくなります。
一方で結果が悪いと、円の需要が下がり、円安につながる可能性があります。
何日に公表されるのかは、6月と12月末ごろに日本銀行のホームページで公表されるので忘れずに確認しておきましょう。
ポンド/円のFXトレードをする際の注意点
ポンド/円のトレードは、FX初心者にとっては難易度が高いといわれています。
加えて、米ドル/円と比べるとスプレッドが広がりやすく、取引コストが大きくなりやすい傾向があるので注意が必要です。
最後に、ポンド/円のFXトレードをする際の注意点を紹介します。
FX初心者には難易度が高い
相場分析に関する情報を得やすいポンド/円ですが、FX初心者にはおすすめできません。
ボラティリティが大きいことから、損失リスクが高い傾向があるためです。
FX初心者はまず、情報収集がしやすく、値動きが比較的安定している米ドル/円やユーロ/米ドルを選ぶのがおすすめです。
米ドル/円と比べるとスプレッドが広がりやすい
ポンド/円のスプレッドは、米ドル/円と比べて広くなっている傾向があります。
スプレッドとは、取引するときの売値と買値の差額のことで、FX取引の実質的な取引コストに該当します。
トレード回数が増えるとスプレッドによる取引コストが大きくなりやすいため、スキャルピングやデイトレードといった短期トレードをする際には注意が必要です。
まとめ:ポンド/円の特徴を押さえて利益を狙おう
ポンド/円は、イギリスの法定通貨のポンドと日本の法定通貨の円を組み合わせた人気の通貨ペアです。
ボラティリティが大きいので利益を効率的に狙える反面、損失リスクが高まりやすいので、トレードスキルを身に付けたうえで挑戦することが大切です。
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