といった疑問をもっていませんか?
FXに関する情報を集めているときに、スリッページという言葉を目にし、意味がわからず困っている方はいるでしょう。
中には、スリッページの大まかな意味がわかっていても、トレードに与える影響を把握していない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- スリッページの意味
- スリッページがFXトレードに与える影響
- スリッページを減らすための対策
スリッページを避けられれば、FXで効率的に利益を狙いやすくなるでしょう。
これからFXの取引を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXのスリッページとは?
スリッページとは、約定価格が注文価格とずれる現象です。
トレーダーが出した注文は、最終的にインターバンク市場の金融機関の出した注文とマッチングします。
したがって、注文がインターバンク市場へ流れるまでに時間がかかると、注文価格と約定価格に差が発生してしまいます。
例えば、米ドル/円が140円のときに買い注文を出しても、実際の約定価格が140.01円だったときは、スリッページが発生している状態といえるでしょう。
DD方式採用の国内FX業者はスリッページが発生しやすい
スリッページの発生しやすいFX業者とそうでない業者の違いは、どの取引方式を取っているかです。
スリッページの発生しやすいFX業者はDD方式を採用しています。
DD方式とは、FX業者のディーラーが顧客から受けた注文をインターバンク市場の注文とマッチングさせる仕組みです。
人間がインターバンク市場へ注文を流すか判断するため、注文が殺到したり値動きが大きくなったりすると、約定までに時間がかかりやすくなります。
NDD方式採用の海外FX業者はスリッページが発生しにくい
NDD方式は一般的に、海外FX業者で採用されている取引方式です。
NDD方式を採用している海外FX業者では、STP方式もしくはECN方式のいずれかの方法でインターバンク市場へ注文を流します。
STP方式とは、顧客の注文を海外FX業者が自動的にインターバンク市場の注文とマッチングさせる方法です。
一方、ECN方式は海外FX業者を介さず、直接インターバンク市場の注文と顧客の注文をマッチングさせます。
ディーラーが介在しないECN方式は、注文が約定するまでのスピードが速いため、スリッページが発生しにくくなります。
なお、BigBossのプロスプレッド口座はECN方式を採用しているため、スリッページはもちろん、約定拒否やリクオートもほとんど発生しません。
スリッページの少ないFX業者で取引をしたい方は、BigBossで口座開設をしてみましょう。
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スリッページが与えるFXトレードへの影響
スリッページが発生すると、FXトレードに以下のような影響を与えます。
- 余計な手数料がかかる
- 利益が減る可能性がある
- 取引チャンスを逃す原因になる
一つずつ詳しく見ていきましょう。
1.余計な手数料がかかる
スリッページが発生して不利なレートで約定すると、余計な手数料がかかってしまいます。
例えば、米ドル/円が140円のときに買い注文し、実際の約定価格が140.03円だった場合、0.3円のスリッページが発生します。
仮に1万通貨で取引していたケースでは、スプレッドに加えて300円(※)も余計な手数料を支払わなければなりません。
※10,000通貨×0.03円=300円
取引頻度が多い場合や大きいロットで取引する場合は、さらに多くの手数料を支払うことになるので注意しましょう。
2.利益が減る可能性がある
スリッページが発生して、不利なレートで約定すれば、想定通りに価格が動いても利益額が減ってしまいます。
特にスキャルピングは、たった1pipsの不利なレートで約定しただけで利益が大きく減少する可能性があります。
3.取引チャンスを逃す原因になる
実際に約定した価格が、あらかじめ設定していた許容スリッページを超えると、注文自体が成立しません。
大きな利益を得られるタイミングでエントリーしても、スリッページが原因で注文が不成立になれば、チャンスを逃してしまうでしょう。
また、決済注文が約定しなかった場合、すぐに再注文しないとロスカットされるリスクも高まります。
FXでスリッページが発生する原因
FXの取引でスリッページが発生する場合、以下のような原因が考えられます。
- 注文から約定までに遅延がある
- インターバンク市場の板が薄く処理が遅い
- トレーダー側のインターネット環境が悪い
それぞれ詳しく解説します。
1.注文から約定までに遅延がある
スリッページが発生する代表的な要因は、注文から約定までに遅延が発生しているケースです。
注文してからインターバンク市場のマッチング先が決まるまでの間に、為替レートが動いた場合、注文価格と約定価格にずれが生じてしまいます。
特にDD方式の業者を利用しているときに、注文が殺到したり価格の変動が激しくなったりすると、遅延が発生しやすくなります。
2.インターバンク市場の板が薄く処理が遅い
FXでは、インターバンク市場の注文数量が少なくなる(板が薄くなる)時間帯があります。
例えば、早朝やクリスマスなど市場参加者が少ないタイミングです。
インターバンク市場の板が薄いときに注文すると、トレーダーの注文価格がマッチングしにくくなります。
その結果、スムーズな処理ができずにスリッページが発生してしまうことがあります。
3.トレーダー側のインターネット環境が悪い
トレーダー側のインターネット環境が悪いと、注文してから約定するまでに時間がかかり、その間にレートが変動してスリッページが発生するケースがあります。
インターネット環境に問題がある場合は、Wi-Fiルーターの再起動や設置場所の変更を実施すると、改善することがあります。
FXのスリッページを抑えるためには、インターネット回線やルーターなどを見直すことも大切です。
スリッページを減らす6つの対策
スリッページを減らす対策には以下の6つがあります。
- スリッページ許容幅を狭くする
- 約定力の高いFX業者を選ぶ
- 複数回に分けて注文する
- 指値注文を利用する
- 値動きが不安定なタイミングでのトレードは避ける
- スリッページが大きくなり過ぎていないか確認する
一つずつ詳しく見ていきましょう。
1.スリッページ許容幅を狭くする
スリッページによる不利なレートでの約定を避けるためには、MT4やMT5でスリッページ許容幅を狭く設定しましょう。
スリッページの許容幅を設定する際は、MT4やMT5にログインして、「ツール」→「オプション」の順番で選択します。
次に「取引」→「価格誤差のデフォルト」→「デフォルトを指定」からスリッページの設定を行います。
なお、10ポイントあたり1pipsです。
こちらの設定をしておけば、スリッページ許容幅を超えるレートで約定しなくなります。
ただし、スリッページの幅を狭くすると、約定率が低下し、利益を得るチャンスを逃してしまう可能性があります。
約定を優先させたいときや値動きの大きい通貨ペアをトレードするときは、スリッページの幅を広めにするなど、トレード状況に応じて調整することも大切です。
2.約定力の高いFX業者を選ぶ
スリッページのリスクを避けるなら、以下の特徴のある約定力が高いFX業者を選びましょう。
- NDD方式を採用している
- システムの処理能力が高い
- サーバーの性能が高い
NDD方式のFX業者は、注文を自動的にインターバンク市場へ流すため、スリッページが発生しにくいメリットがあります。
さらにNDD方式の中でも、FX業者を介しないECN口座を利用すれば、スリッページが発生するリスクを抑えられます。
▶ECN口座が利用できるおすすめのFX業者はこちらで詳しく解説!
3.複数回に分けて注文する
スリッページを完全に避けるのは難しいため、発生したときに大きな被害を受けないように対策することが大切です。
例えば、複数回に分けて注文することで、ロット数を小さくするのが効果的です。
仮に米ドル/円の取引で0.3円のスリッページが発生したとき、注文数が10ロット(100万通貨)の場合は3,000円、1ロット(10万通貨)の場合は300円の支払いが発生します。
このようにロット数が大きいほど、スリッページが発生したときの影響が大きくなります。
一度に10ロットを注文するのではなく、2ロットの注文を5回に分けるといったように、1回あたりのロット数を少なくすることを意識しましょう。
4.指値注文を利用する
スリッページは基本的に成行注文や逆指値注文をしたときに発生するものなので、指値注文をすれば、スリッページを避けられます。
指値注文とは、指定した価格もしくは有利な価格でのみ注文が成立する方法です。
そのため、スリッページが発生しても、より有利な価格で注文が成立します。
加えて、指値注文を入れておけば、チャートを見続ける必要もなくなり、精神的な負担も軽くできるでしょう。
5.値動きが不安定なタイミングでのトレードは避ける
スリッページが発生しやすいのは、経済指標の発表や要人発言により値動きが不安定なときです。
値動きが不安定な相場では、注文から約定するまでの間にレートが変動する可能性が高くなり、スリッページが発生しやすくなります。
加えて、経済指標の発表や要人発言の前後は、注文が殺到しやすいため、FX業者の処理が遅れることでもスリッページが発生しやすくなります。
スリッページが気になる場合は、相場が落ち着いたのを確認してから取引を再開しましょう。
6.スリッページが大きくなり過ぎていないか確認する
NDD方式を採用しているFX業者であっても、まれに大きいスリッページが発生します。
スリッページが10pipsを超える場合は、FX業者側に何らかのトラブルが発生している可能性もあるため、サポートに連絡しましょう。
まとめ:スリッページを避けたいなら約定力の高いFX業者を利用しよう
スリッページが発生すると、余計な手数料がかかったり、チャンスを逃したりするなど、トレードに大きな影響を与えます。
FXで利益を狙うためにも、約定力の高いFX業者を選んで、スリッページを避けることが大切です。
スリッページによる影響を抑えたい方は、NDD方式を採用しているFX業者を利用しましょう。
NDD方式採用の海外FX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。
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- 約定力が高いSTP/ECN方式を採用
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