と、みなさんは考えていませんか?
海外FXは国内FXと比べると、レバレッジ・スプレッド・サービスの内容などが大きく異なります。
初めての方は、本当に海外FXの方がメリットがあるのか、デメリットはないのか気になるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- 海外FXと国内FXの違い
- 海外FXを利用するメリットとデメリット
- 海外FXと国内FXにそれぞれ向いている方
- おすすめの海外FX業者
この記事を読めば、初心者であっても海外FXが国内FXよりも取引しやすいのかわかるようになります。
これから海外FXを始めたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
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Contents
海外FXと国内FXの違いを一覧表で比較
まず、海外FXと国内FXの違いについて、以下の表にまとめました。
比較項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
注文方式 | NDD方式 | DD方式 |
レバレッジ | 数百~数千倍 | 最大25倍 |
スプレッド | 変動制 | 原則固定 |
スプレッドの狭さ | 広め | 狭い |
追証 | 不要 | 必要 |
ロスカットされる証拠金維持率 | おおむね20~30% | 50%~100% |
ボーナス | あり | なし |
もらえるスワップポイント | 少ない | 多い |
取引ツール |
|
業者独自のツールが多い |
金融ライセンス |
|
金融庁(日本) |
資金の管理方法 | 分別管理・信託保全 | 信託保全 |
税率 | 累進課税(所得に応じて税率が上がる) | 申告分離課税(一律20%) |
入出金方法 |
|
銀行送金 |
※日本人については、一般的にオフショア地域のライセンスが適用されます。
海外FXと国内FXでは、取引条件・取引ツール・入出金方法など、さまざまな点で違いがあるのがわかります。
そのため、すでに国内FXで取引経験がある方も、海外FXとの違いについては把握しておきましょう。
海外FXで取引する9つのメリット
海外FXは国内FXにはないメリットがたくさんあります。そこで、海外FXで取引するメリットを9つ紹介しましょう。
1. 最大レバレッジが高い
2. ロスカットにかかりにくい
3 .追証がないので入金額以上の損失を被る心配がない
4. ボーナスがもらえるのでお得
5. 透明性の高いNDD方式を採用しているFX業者がほとんど
6. 最短数分で口座開設ができる
7. 高機能で使いやすいMT4やMT5を使える
8. スキャルピングや自動売買などが認められている傾向がある
9. 取引可能な通貨ペアや銘柄が豊富
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
1. 最大レバレッジが高い
国内FXの最大レバレッジ25倍に対して、海外FXは数百倍~数千倍と高い水準です。海外FXはハイレバレッジのため、少ない資金でも多くの利益を稼げる可能性があります。
実際に、以下の条件で取引した際に、国内FXと海外FXでどのくらい利益が違うのでしょうか。
- 資金10万円
- 1ドル100円
- 国内FXのレバレッジ25倍
- 海外FX業者のレバレッジ1,000倍
それぞれ解説します。
1. 国内FXで0.2ロット保有して100pips稼いだとき
まず、10万円の軍資金を持ち、国内FXでドル円を0.1ロット取引する場合に必要な証拠金は4万円です。
10万円(資金)×100(ドル円の価格)÷25倍(レバレッジ)=4万円
国内FXでは0.2ロット前後まで保有できるので、証拠金は8万円になります。仮に0.2ロット取引して100pips勝ったら2万円の利益が発生します。
0.2ロット(2万通貨)×100pips=2万円
2. 海外FXで3ロット保有して100pips稼いだとき
一方の海外FX(レバレッジ1,000倍の場合)では、ドル円を0.1ロット取引する場合、必要証拠金が1,000円しかかかりません。
10万円(資金)×100(ドル円の価格)÷1,000倍(レバレッジ)=1,000円
3ロット保有した場合、仮に100pips勝ったら30万円の利益が発生します。
3ロット(30万通貨)×100pips=30万円
両者を比較すると、同じ軍資金でも海外FXの方が多くのロットで取引できるため、勝った時に稼げる金額も多くなります。
2. ロスカットにかかりにくい
FXには、トレーダーの資金を守るための制度としてロスカットと呼ばれる制度があります。
海外FXでは、含み損の拡大により証拠金維持率が一定の水準(20〜30%が多い)まで下落すると、強制的にポジションを決済します。
ロスカットが実行されると、口座残高はほぼゼロになるので注意してください。
ところで、ロスカットされる証拠金維持率の水準は海外FXと国内FXで異なります。
海外FXのロスカット水準はおおむね20~30%ですが、国内FXは50%~100%の業者がほとんどです。
国内FXのようにロスカット水準が高いと、相場の変動で含み損が膨らんだ時に、ポジションが強制決済されやすくなります。
そのため、「もう少し含み損に耐えられれば、相場が反転して損をしないで済んだのに」と感じるトレーダーも少なくありません。
海外FXのようにロスカット水準が低ければ、多少の含み損であれば耐えられるので、損をしなくても済むかもしれません。
以下の条件で取引した時に国内FXと海外FXでロスカットされるレートを比較しましょう。
比較項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
レバレッジ | 1,000倍 | 25倍 |
軍資金 | 10万円 | 10万円 |
注文 | ドル円の買い | ドル円の買い |
取引ロット | 0.2ロット | 0.2ロット |
ロスカット水準 | 20% | 50% |
ロスカットされるレート | 95.02円 | 97円 |
ロスカットされた際の損失 | 9万9,620円 | 6万円 |
まず、国内FXで取引した際にロスカットされるレートは97円です。したがって300pips下落すると、ロスカットが執行され損失が確定します。
一方、海外FXで取引した際にロスカットされるレートは95.02円。つまり、498pips下落したらポジションが強制的に決済され損失が発生します。
- 国内FX:97円(300pips)
- 海外FX:95.2円(498.1pips)
同じ軍資金とロット数で取引した場合でも、海外FXの方がロスカット水準まで遠いため、損をする確率は低いといえるでしょう。
ただし、含み損に耐えられる反面、ロスカットされた場合の損失も大きくなるので注意が必要です。
3. 追証がないので入金額以上の損失を被る心配がない
多くの海外FXでは、追証がありません。追証とは、口座残高が一定の水準(証拠金維持率と呼ぶ)を下回ると、追加で保証金を入金する制度です。
国内FXでは指定された期限までに保証金を入金しなければ、保有しているポジションがロスカットにより決済されるため、損失が確定します。
海外FX業者では、口座残高が一定の水準(証拠金維持率と呼ぶ)を下回った時点でロスカットが執行され、損失が確定します。
では、含み損が口座残高を上回った時はどうなるのでしょうか?
国内FXの場合、ポジションが強制的に決済されてもお金が足りない場合は、FX業者から借金を抱えるため返済しなければなりません。
一方で、海外FX業者では、口座残高がマイナスになっても慌てる必要はありません。
「ゼロカットシステム」を採用しているため、マイナス分の資金を業者が負担してくれます。
国内FXのように入金した資金以上の損失を負うリスクがないため、安心して取引はできるでしょう。
さらに、海外FXの方がロスカットされる水準も低い傾向があるため、国内FXよりもリスクを取った取引もしやすいといえます。
海外FXのロスカット水準 | 20~30% |
---|---|
国内FXのロスカット水準 | 50~100% |
4. ボーナスがもらえるのでお得
海外FXでは、さまざまな種類のボーナスキャンペーンを開催しています。以下のような条件を満たせば、取引の元手として使えるボーナスをもらえます。
ボーナスの種類 | ボーナスがもらえる条件※ |
---|---|
口座開設ボーナス | 口座開設をする |
入金ボーナス | 入金をする |
取引ボーナス(ポイントプログラム) | 取引をする |
※ほかにも細かい条件あり
例えばBigBossでは、取引毎にBigBossPointがもらえます。そしてもらったポイントはボーナスに交換してトレードの元手として利用可能です。
さらに、不定期で入金ボーナスキャンペーンも開催しています。過去には、最大8,000ドル分のボーナスがもらえるキャンペーンを実施していました。
ただし、ボーナスにはさまざまな利用条件があり、キャンペーンごとに異なるので注意が必要です。
BigBossで過去に開催された入金キャンペーンでも、次のような注意点がありました。
- 口座反映まで最大1営業日かかる
- ボーナスの出金ができない
- 出金や資金移動をするとボーナスが消滅する
また、キャンペーンのボーナス額や条件は業者毎に違っているため、必ずFX業者の公式サイトで確認しましょう。
5. 透明性の高いNDD方式を採用しているFX業者がほとんど
海外FXと国内FXでは注文方式が異なります。注文方式とは、トレーダーの注文をマーケット(市場)へ流す方法です。
海外FX業者ではNDD方式、国内FX業者では主にDD方式が採用されています。
それぞれの注文方式の特徴は以下の通りです。
注文方式 | 特徴 |
---|---|
NDD方式 | トレーダーの注文が、FX業者のディーラーを通さず、直接マーケットに流れる方式 |
DD方式 | トレーダーの注文が、FX業者のディーラーを通して、マーケットに流す方式 |
NDD方式を採用している業者の場合、トレーダーの注文は直接マーケットへ流れます。
FX業者を通す場合でも自動的にマーケットへ流れるので、約定力が高いといえるでしょう。
しかし、DD方式はディーラーが不正をできる環境にあるため、やや透明性に不安があります。
このように注文方式が異なる理由は、FX業者の収益システムの違いです。
海外FX業者の収益源 | スプレッドや取引手数料のみ |
---|---|
国内FX業者の収益源 |
|
海外FX業者の収益源は、取引手数料やスプレッドです。そのため、FX業者が儲けを出すためには、トレーダーにたくさん取引してもらう必要があります。
一方で、国内FX業者の収益源は、スプレッドだけではありません。トレーダーの損失も収益源になります。
なぜなら、FX業者の中には、トレーダーから受けた注文をマーケットに流さずに自社で抱えるケースもあるからです。
自社で抱えた注文については、以下のようなトレードオフの関係になります。
トレーダー | FX業者 |
---|---|
利益を得る | 損失を被る |
損失を被る | 利益を得る |
つまり、長期的に負けているトレーダーの注文をマーケットに流さずに自社で抱えた場合、大きく儲けられる可能性があります。
なお、NDD方式を採用している業者同士でも、サーバーの環境や強度が違うため約定力には差があります。
より約定力が高い環境で取引をしたいと考えるのであれば、世界中の金融機関が利用するEquinix社のサーバーを採用しているFX業者を選びましょう。
Equinix社のサーバーを採用しているFX業者は以下の通りです。
- BigBoss
- Axiory
- TitanFX
スリッページ(注文価格と約定価格にズレが発生すること)やリクオート(注文した価格では約定せず、別の価格を提示されること)、サーバーダウンが頻発する業者を利用すると、損失を被る可能性が上がります。
海外FX業者の利用するサーバーが信頼できるものか、把握しておきましょう。
6. 最短数分で口座開設ができる
国内FXと海外FXでは、口座開設や手続きの方法も以下のように異なります。
項目 | 国内FX | 海外FX |
---|---|---|
口座開設までの時間 | 数日~1週間ほど | 0~1営業日程度 |
申し込み方法 | 必ず申し込みと本人確認書類の提出が必要 |
|
国内FXは口座開設まで数日~1週間ほどかかりますが、海外FXは0~1営業日程度で完了するのでスピーディーです。また、申込時に入力する情報が少ないだけでなく、本人確認書類の提出を後回しにできるFX業者もあります。
たとえば、BigBossの場合、クイック口座開設から申し込みをすれば本人確認書類の提出を後回しにできます。
最短3分で申し込みが完了し、審査もすぐに終わるでしょう。すぐに取引を開始したい方や簡単に申し込みをしたい方は、海外FXがおすすめです。
7. 高機能で使いやすいMT4やMT5を使える
国内FX業者は基本的に業者独自の取引ツールを使用します。各社でツールが異なるため、FX業者の口座を開設するたびに、勉強して操作方法を習得しなければなりません。
一方、海外FXの多くは「MT4」や「MT5」といった世界共通の取引ツールを利用します。
「MT4」「MT5」 とは、MetaQuotes社が開発したトレードツールでカスタマイズ性や拡張性の高さが特徴です。多くの海外FX業者が採用しており、EAを使った自動売買もできます。
したがって、複数の海外FX業者を併用したり業者を乗り換えたりする時でも、使い方を一から覚える必要がありません。
ただし、初心者が「MT4」や「MT5」 の豊富な機能を使いこなすのは難しいでしょう。まずは、基本的な機能のみデモ口座を使って練習しましょう。
また、詳細な分析をしたい方向けに「cTrader」を提供しているFX業者もあります。
cTraderでは、板情報を使った他のトレーダーの注文状況の確認やポジションの全決済なども簡単に可能です。
直感的な操作ができるため、初心者でも使いこなせるでしょう。
8. スキャルピングや自動売買などが認められている傾向がある
FXには主に以下のような取引方法があります。
取引方法 | 注文から決済までの時間 |
---|---|
スキャルピング | 数秒〜数分 |
デイトレード | 数時間〜数日 |
スイングトレード | 数日~数週間 |
ポジショントレード | 1か月~数か月以上 |
国内FXには、スキャルピングを禁止している業者もあります。また公に禁止していない業者でも、短期間で注文を繰り返すと口座凍結をする制限が設けられているので注意が必要です。
たとえば、DMM FXの取引約款の第7条禁止事項には「短時間での注文を繰り返し行う行為」と明記されています。他にもほとんどの業者では自動売買を禁止しています。
対して、海外FXはスキャルピングを禁止にしていません。取引制限も厳しくないので、安心して取引できるでしょう。
ただし、一部のFX業者では「スキャルピングはOKだが、注文頻度が膨大でサーバーの執行能力に支障があると判断した場合は、取引停止とする」と規約で定めているので注意してください。
必ず、取引する前に禁止行為や制限がないか、利用規約やガイドラインを確認しておきましょう。
9. 取引可能な通貨ペアや銘柄が豊富
海外FXは取引できる通貨ペア数や取扱銘柄が豊富です。
一般的に、国内FXで取引できる通貨ペア数は20~30種類ですが、海外FXだと50種類以上取引できる業者もあります。
海外FX(上3つ)と国内FX(下3つ)で取り扱いのあるFXの通貨ペアとCFDの種類をまとめると、以下の通りです。
業者名 | 通貨ペアの数 | CFDの数 |
---|---|---|
BigBoss | 32 | 41 |
XM | 57 | 39 |
Titan FX | 60 | 153 |
DMM FX | 21 | なし※ |
ヒロセ通商 | 50 | なし※ |
みんなのFX | 27 | なし※ |
※CFDを取引するためには専用口座の開設が別途必要
海外FXの口座を開設すると、FXの通貨ペアだけでなく、株価指数や仮想通貨などCFD取引も可能です。
各銘柄の価格も一つの取引ツールで確認でき、すぐに注文できます。
他方、国内FXでは、FX口座で取引できるのはFXの通貨ペアのみです。株式を取引したい場合は株式専用の口座、CFDを取引したい場合はCFD専用の口座を開設しなければなりません。
海外FXなら、FX以外の通貨ペアを取引する際も、手間がかからないでしょう。
海外FXで取引する5つのデメリット
メリットの多い海外FXですが、デメリットも押さえておきましょう。海外FXで取引するデメリットは5つあります。
1. スプレッドが広めで取引手数料もかかる
2. 取引や入出金のルールがわかりにくい
3. 多く稼ぐと税金が高くなる
4. 詐欺業者や悪徳業者に注意する
5. 日本人がサポート対応していない業者もある
一つずつ紹介します。
1. スプレッドが広めで取引手数料もかかる
国内FXと海外FXのスプレッドや取引手数料の違いを以下の表にまとめました。
業者 | スプレッドのタイプ | スプレッドの狭さ | 取引手数料 |
---|---|---|---|
国内FX | 原則固定 | 狭い | なし |
海外FX | 変動 | 広い | なし |
海外FX(スプレッドが狭い口座) | 変動 | 狭め | あり |
国内FXは原則としてスプレッドが固定され、スプレッドも狭いです。取引手数料もかかりません。
一方の海外FXは、変動スプレッドを採用しているFX業者がほとんどです。時間帯や相場状況次第でスプレッドが大きく変動します。
また、多くの海外FXでは2種類の口座を提供しているので注意しましょう。
- スプレッドが広く取引手数料がかからない
- スプレッドが狭く取引手数料がかかる
BigBossでドル円を取引する場合、スタンダード口座のスプレッドは1.6pips、プロスプレッド口座のスプレッドは0.2pips(どちらも2022年2月4日23時前後)です。
しかし、プロスプレッド口座には、1ロットあたり往復9ドルの取引手数料がかかるため、実質的なスプレッドは1.1pipsとなります。
0.2pips+0.9pips(9ドルをpipsに換算)=1.1pips
国内FXでは、原則0.2pips固定の業者が多いため、海外FXの方がスプレッドは広いといえるでしょう。
海外FXを選ぶ時は、取引画面に表示されるスプレッドの狭さだけでなく、取引手数料なども含めたトータルコストで選んでください。
2. 取引や入出金のルールがわかりにくい
海外FXは、取引・入出金に関するルールや禁止事項がわかりにくいといえます。
各業者とも利用規約やガイドラインを用意しているものの、禁止事項の箇所で「当社の裁量で判断します」といったあいまいな表現をしているケースも目立つからです。
FXで利益が出ても、禁止事項に触れてしまうと、出金拒否のリスクもあるため注意が必要です。
また、海外FXは入出金方法が多く、手数料や口座への反映時間もそれぞれ違います。初めての方からすれば、どの方法を使えばよいのか悩むかもしれません。
とはいえ、多くの業者では日本語サポートを提供しているので、不明点がある場合はその都度サポートに問い合わせをしましょう。
3. 多く稼ぐと税金が高くなる
国内FXと同様、海外FXで得た利益にも税金はかかります。
国内FXと海外FXの課税方法や税率は以下の通りです。
項目 | 海外FX | 国内FX |
---|---|---|
課税方式 | 総合課税 | 申告分離課税 |
税率 | 5〜45%※(稼げば稼ぐほど税金が高くなる) | 一律20.315% |
損失繰越 | できない | 3年まで |
損益通算 | 雑所得・総合課税に分類される所得なら可能 | 先物取引に係る所得なら可能 |
※所得税に加えて、住民税10%、復興特別所得税が2.1%かかります。
海外FXの課税方式は、総合課税です。
したがって、収入が増えるほど所得税が高くなります。加えて、一律10%の住民税や復興特別所得税がかかるため、税率は約15〜最大55%程度まで上がるでしょう。
対して、国内FXは申告分離課税のため、税率は一律20.315%です。たくさん稼いでも税率が一定なので、海外FXほど多くの税金を支払う必要はありません。
実際に、年間所得が1,000万円の専業トレーダーのケースで解説します。
海外FXの場合、各種税金は以下のように計算できます。
所得税 | 1,000万円×33%-153万6,000円=176万4,000円 |
---|---|
住民税 | 1,000万×10%=100万円 |
復興特別所得税 | 176万4,000円×2.1%=37,044円 |
支払う税金の合計額 | 280万円1,044円 |
一方、国内FXで支払う税金は以下のように計算可能です。
1,000万円×20.315%=203万1,500円
同じく1,000万円稼いだケースを比較しても、海外FXの方が約77万円も税金が高いといえるでしょう。
そこで、支払う税金を少なくするために、以下の方法により節税をします。
- 経費を申請する
- 損益通算する
それぞれの方法について簡単に解説します。
経費を申請する
海外FXにかかった費用を「経費」として計上すれば、節税できます。
たとえば、FXセミナーの受講料やパソコン・モニターの購入費用などは、経費として認められる可能性が高いでしょう。
損益通算する
他の損益と相殺(損益通算)することで、課税対象となる金額が小さくなり、支払う税金を少なくできます。
以下のような損益は海外FX業者で得た利益と相殺可能です。
- 他の海外FX業者の損益
- 仮想通貨の損益
- アフィリエイトやライターなど副業で得た損益
ただし、海外FXの損益と国内FXの損益は課税方法が違うため、相殺できません。
4. 詐欺業者や悪徳業者に注意する
海外FX業者の中には、詐欺を行う業者や悪徳業者もあります。詐欺や悪徳業者の特徴は以下の2つです。
- ホームページに問い合わせ先を公開していない
- 会社の情報が少なく実態がつかみにくい
詐欺業者や悪徳業者を見極める方法は、金融ライセンスを取得しているかどうか確認すること。
特にFCAやCySECといった厳格な金融ライセンスがあれば、信頼性が高いと判断できます。
また、顧客から預かった資金の管理方法も重要です。海外FXは国内FXのように「信託保全(業者が破綻しても口座の資金を全額返還してもらえる制度)」が義務化されていません。
ただ、信託保全や分別管理(顧客と業者の資金をそれぞれ分けて管理する)に対応している海外FX業者は多くあります。
信託保全の方が、破綻した際、確実にお金が戻ってくるので安心して取引できるでしょう。
なお、信託保全やその他の保証があっても、日本人の口座は対象外になるケースも多いので注意してください。
併せて、会社の所在地や連絡先などの情報、トレーダーの口コミをインターネットの掲示板やSNSで確認しておきましょう。
5. 日本人がサポート対応していない業者もある
一部の海外FX業者は、日本語でのサポートに対応していません。日本語に対応している業者でも、日本人スタッフが常駐しているわけではないので注意が必要です。
翻訳ソフトなどを使って、外国人スタッフが日本語に対応しているケースもあります。
「入出金ができない」などのトラブルがあった時に、日本語が通じなければ、ストレスを感じるでしょう。
できる限り、日本人スタッフが常駐している業者を選んでください。
サポートの対応状況や日本語対応について判断したい場合は、口座開設前にFX業者に問い合わせをしてみましょう。
ライブチャット機能がある業者であれば、すぐに対応の良し悪しを判断できます。
海外FX・国内FXそれぞれおすすめの人を解説
ここまで、海外FXのメリットやデメリットを国内FXとの違いに触れつつ解説しました。
海外FX・国内FXともにメリットやデメリットがありますが、結局どちらを選べばよいのか悩んでいる方もいるでしょう。
そこで、それぞれのFX業者がどんな人におすすめなのか解説します。
海外FXがおすすめの人
以下の条件に一つでも該当していれば、海外FXを検討しましょう。
- 少額の資金で始めたい人
- 効率的に多くの利益を稼ぎたい人
- スキャルピングがしたい人
順番に見ていきましょう。
1. 少額の資金で始めたい人
海外FXは、少額の資金で始めたい人におすすめです。レバレッジが高いため、資金が少なくても大きな利益を狙えます。
さらにボーナスももらえるので、FX業者によっては資金がなくても取引を始められます。
2. 効率的に多くの利益を稼ぎたい人
海外FXではハイレバレッジで取引ができるため、より多くのロットで取引できます。
自動売買もできるので、自分で作ったあるいは海外のトレーダーが利用しているEA(ソフト)を使えば、より稼げる可能性があります。
さらに、ゼロカットが適用されている業者を利用すれば、借金のリスクもありません。
3. スキャルピングがしたい人
海外FXには、スキャルピングを禁止にしている業者が少ないです。
1日のトレード時間を確保しにくい、短時間で大きな利益を出したい方でも、スキャルピングで稼ぎやすい環境が整っています。
また、多くのFX業者はNDD方式を採用しているので、約定拒否やスリッページ(注文価格と違うレートで約定する)のリスクも低いでしょう。
国内FXがおすすめの人
以下のいずれかに当てはまる場合は、国内FX業者がおすすめです。
- 余剰資金が多い人
- 税金の高さが気になる人
- 海外の業者にとても不安がある人
それぞれ解説します。
1. 余剰資金が多い人
国内FXは、資金に余裕がある人におすすめです。国内FXの最大レバレッジは25倍のため、ある程度まとまった資金がないと、大きな利益を狙うのは難しいでしょう。
レバレッジにこだわりがなく、安全に運用したい人におすすめです。
2. 税金の高さが気になる人
国内FXの税金は一律20.315%です。いくら稼いでも税率が変わらないため、たくさんの利益を得ても、手元に資金を多く残せます。
所得税だけで5〜45%もかかる海外FX業者と比べれば、税金がかなり抑えられるでしょう。
3. 海外の業者にとても不安がある人
国内FXは信託保全が義務化されているため、万が一、破綻しても返金されます。一方で、海外FXの中には信託保全が適用されない業者もあるので注意してください。
FXの運用資金が多い人は、破綻リスクの低い国内FXを選ぶのが無難です。
おすすめの海外FX業者3選
海外FX業者には多くのメリットがあるため、取引をしたいと考える方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、どの業者を選べばよいのかわからない方もいるでしょう。
そこで、ここからは、おすすめの海外FX業者をランキング形式でご紹介します。
- BigBoss
- XM
- AXIORY
それでは、順番に解説します。
1. BigBoss
最初に紹介するFX業者はBigBossです。
項目 | 内容 |
---|---|
金融ライセンス | セントビンセント及びグレナディーン諸島(SVG IBC) |
資金の管理方法 | 分別管理 |
口座の種類 |
|
注文方式 |
|
最大レバレッジ |
|
ボーナスキャンペーン | BigBossPoint |
スプレッド※ |
|
取引手数料 | 1ロットあたり往復9ドル |
通貨ペアの数 |
|
日本語サポート | あり |
※取引手数料やBigBossPointも含めたスプレッド
※2022年2月4日23時時点のスプレッド(変動制)
BigBossではグループ会社を通して他の国のトレーダーにもサービスを提供しているため、セントビンセント・グレナディーン以外の金融ライセンスも取得しています。
BigBossのグループ会社が取得しているジョージアとカナダの金融ライセンスの発行元は、オフショア地域よりも規制が厳しいです。
当然、審査も厳格化されているため取得している海外FX業者は多くありません。そのため、BigBossは信頼性の高い海外FX業者だと言えます。
また、BigBossには3つのメリットがあります。
- 最大レバレッジ2,222倍
- 追証なしのゼロカットシステム
- 取引ごとにBigBossPointがもらえる
BigBossは最大レバレッジ2,222倍で、ゼロカットシステムも採用している海外FX業者です。さらに取引量に応じてBigBossPointが付与され、ボーナスに交換可能できるため、証拠金も増やしやすくなります。
また、入金ボーナスキャンペーンも不定期で開催しており、過去には入金額の2倍がもらえるキャンペーンを実施した事例もありました。
なお、日本語サポートの対応時間は平日の10〜25時まで。日本人スタッフも在籍しており、対応も丁寧なので、日本人トレーダーにも利用しやすいFX業者です。
\日本語サポートがあるFX業者はこちら!/
2. XM
出典:XMTrading
XMは日本人トレーダーから人気の海外FX業者です。
項目 | 内容 |
---|---|
金融ライセンス | セーシェル金融庁(FSA) |
資金の管理方法 | 分別管理 |
口座の種類 |
|
注文方式 |
|
最大レバレッジ |
|
ボーナスキャンペーン |
|
スプレッド※ |
|
取引手数料 | 1ロットあたり往復10ドル |
通貨ペアの数 |
|
日本語サポート | あり |
※取引手数料・取引ボーナスも含めたスプレッド
※2022年2月4日23時時点のスプレッド(変動制)
XMのメリットは3つあります。
- 日本人利用者が多い
- 最大1,000倍のレバレッジで取引できる
- 3,000円分の口座開設ボーナスは全口座対象
最大レバレッジ1,000倍で取引ができ、3,000円分の口座開設ボーナスももらえます。
さらに、最低入金額も500円からなので、気軽に取引を始めたい人向きのFX業者です。
ただし、スプレッドが広い傾向があるので、スキャルピングやデイトレードをする人は注意が必要です。
3. AXIORY
出典:AXIORY
最後に紹介する業者はAXIORYです。
項目 | 内容 |
---|---|
金融ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC) |
資金の管理方法 | 分別管理および信託保全 |
口座の種類 |
|
注文方式 |
|
最大レバレッジ |
|
ボーナスキャンペーン | なし |
スプレッド※ |
|
取引手数料 | 1ロットあたり往復6ドル |
通貨ペアの数 |
|
日本語サポート | あり |
※取引手数料や取引ボーナスも含めたスプレッド
※2022年2月4日23時時点のスプレッド(変動制)
AXIORYのメリットは以下の3つ。
- スプレッドが狭め
- 約定率が99.99%
- 取扱銘柄が多い
AXIORYは比較的スプレッドが狭い傾向があります。また、約定率が99.99%と公式サイトで公表しているように、約定力の高いFX業者です。
株式CFDのラインナップが豊富なため取引の幅が広がるでしょう。
しかし、ボーナスキャンペーンには消極的で、開催頻度は年に数回程度です。そのため、ボーナスがもらえてレバレッジが高いFX業者を探している人向きの業者ではありません。
まとめ:FXで稼ぐならメリットの多い海外FXを選ぼう
ここまで海外FXのメリットとデメリットについて、国内FXとの違いにも触れながら詳しく解説しました。
どちらにも一長一短があるので、みなさんにとってメリットのある業者を選びましょう。
メリットが多い海外FXで取引したいと考えている人には、BigBossをおすすめします。
BigBossで取引するメリットは3つあります。
- 最大2,222倍のレバレッジで取引できる
- 取引毎にBigBossPointがもらえる
- 約定力が高いSTP/ECN方式を採用
BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。
また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。
ぜひ、口座開設をしてみてください。
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