【トレードスタイル別】証拠金維持率の目安|計算方法やロスカットリスクを抑える方法を解説

証拠金維持率の目安

トレーダー
証拠金維持率の目安ってどのくらい?

トレーダー
どのくらいの証拠金維持率をキープすれば安心?

といった疑問はありませんか。

FXでロスカットを受けると、大きな損失を出す可能性があります。

ロスカットリスクを抑えるためには、FXトレード時の証拠金維持率の目安を知っておくことが大切です。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • 証拠金維持率の基礎知識
  • トレードスタイル別の証拠金維持率の目安
  • ロスカットリスクを抑える方法

証拠金維持率の目安を知っておけば、ロスカットによって大きな損失を受けるリスクを抑えられるでしょう。

証拠金維持率の目安を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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証拠金維持率とは?

証拠金維持率とは、必要証拠金に対する純資産の割合のことです。

証拠金維持率が高くなるほど口座資金に余裕がある状態といえます。

含み損が大きくなると証拠金維持率が下落していき、一定水準まで下がるとロスカット(強制決済)が執行されます。

ロスカットが執行されれば、含み損を抱えているポジションが強制的に決済されるため、大きな損失を受けてしまうでしょう。

なお、BigBossのロスカット水準は20%です。

▶ロスカット執行までの詳しい流れはこちらで詳しく解説!

証拠金維持率の計算方法

証拠金維持率は、以下のように計算します。

証拠金維持率=純資産÷必要証拠金×100
純資産=口座残高+含み損益
必要証拠金=取引通貨量×為替レート÷レバレッジ

以下の条件を例に証拠金維持率を計算していきましょう。

  • 口座残高:30万円
  • 通貨ペア:米ドル円
  • 取引通貨量:1ロット(10万通貨)
  • レバレッジ:100倍
  • エントリー価格:150円
  • エントリー方向:買い
  • 必要証拠金:10万通貨×150円÷100=15万円

「エントリー時の証拠金維持率」と「米ドル円が149円まで下落し、10万円の含み損を抱えたときの証拠金維持率」は以下の通りです。

純資産 必要証拠金 証拠金維持率
150円でエントリーしたとき 30万円 15万円 30万円÷15万円×100=200%
149円まで下落したとき 30万円-10万円(含み損)=20万円 15万円 20万円÷15万円×100=約133%

実際の取引では、取引プラットフォームの画面上で証拠金維持率を確認できます。

自分で計算する必要はありませんが、思わぬタイミングにロスカットを受けないためにも計算方法を押さえておきましょう。

【トレードスタイル別】証拠金維持率の目安

証拠金維持率の目安は、トレードスタイルによって以下のように異なります。

トレードスタイル 証拠金維持率の目安
スキャルピング 300%
デイトレード 500%
スイングトレード 1,000%

それぞれ詳しく紹介します。

1.スキャルピング:300%以上

スキャルピングをするときは、最低でも証拠金維持率300%を下回らないようにしましょう。

取引回数が多く、ポジションの保有時間が短いスキャルピングは、価格の急変が起こっても素早く損切りしやすいとされています。

そのため、デイトレードやスイングトレードと比べて低めを目安にすることが多いです。

ただし、証拠金維持率が300%を下回ると、少しの急落であっという間にロスカットが執行される可能性があるので注意が必要です。

以下の条件で証拠金維持率が300%になるのは、7万円の含み損を抱えたときです。

  • 口座残高:10万円
  • 通貨ペア:米ドル/円
  • 取引通貨量:0.1ロット(1万通貨)
  • レバレッジ:150倍
  • エントリー価格:150円
  • 必要証拠金:1万通貨×150円÷150=1万円
  • 証拠金維持率:(10万円-7万)÷1万円×100%=300%

このケースで300%以上の証拠金維持率をキープするには、7万を超える含み損が出ないようにトレードしていく必要があります。

2.デイトレード:500%以上

数時間から1日以内でトレードを完結するデイトレードでは、500%以上の証拠金維持率を目安にするのが良いでしょう。

スキャルピングと比較して突発的な価格変動に対応しにくいため、ある程度余裕をもたせることが大切です。

以下の条件で証拠金維持率が500%になるのは、5万円の含み損を抱えたときです。

  • 口座残高:10万円
  • 通貨ペア:米ドル/円
  • 取引通貨量:0.1ロット(1万通貨)
  • レバレッジ:150倍
  • エントリー価格:150円
  • 必要証拠金:1万通貨×150円÷150=1万円
  • 証拠金維持率:(10万円-5万)÷1万円×100%=500%

5万円を超える含み損が発生したときは、損切りをしたり、追加入金をしたりして証拠金維持率の低下を防ぐようにしましょう。

3.スイングトレード:1,000%以上

数日から数週間ポジションを保有するスイングトレードでは、相場の変動に耐えられるように証拠金維持率が1,000%を下回らないようにしましょう。

以下の条件で証拠金維持率が1,000%になるのは、40万円の含み損を抱えたときです。

  • 口座残高:50万円
  • 通貨ペア:米ドル/円
  • 取引通貨量:0.1ロット(1万通貨)
  • レバレッジ:150倍
  • エントリー価格:150円
  • 必要証拠金:1万通貨×150円÷150=1万円
  • 証拠金維持率:(50万円-40万円)÷1万円×100%=1,000%

スイングトレードでは、相場を見ていないときにロスカットが執行される可能性があるので、口座残高に余裕をもたせておきましょう。

ロスカットのリスクを抑える方法

ロスカットのリスクを抑える方法には、以下のようなものがあります。

  1. 損切りルールを決めておく
  2. ロットを抑える
  3. ポジションの持ち過ぎを避ける
  4. 追加入金をする
  5. マージンコールのあるFX業者を利用する

それぞれ詳しく紹介します。

1.損切りルールを決めておく

証拠金維持率が低下してロスカットが執行される原因には、損切りが遅れていることが考えられます。

含み損が拡大する前に、適切な損切りができれば、ロスカットのリスクを抑えられます。

そのためには、エントリー前に「〇〇pips逆行したら損切りする」のように損切りルールを決めておくのが効果的です。

損失を確定させたくない感情から、冷静に損切りできないときは、逆指値注文を活用するのがおすすめです。

逆指値注文を活用すれば、指定価格で自動決済されるように設定できます。

▶損切りルールの決め方はこちらで詳しく解説!
▶逆指値注文の設定方法はこちらで詳しく解説!

2.ロットを抑える

ロットを抑えて取引をすれば、含み損が拡大するスピードを下表のように遅らせることができます。

0.1ロット 1ロット 10ロット
1pips 100円 1000円 1万円
10pips 1000円 1万円 10万円
100pips 1万円 10万円 100万円

※米ドル/円の場合

同じ値幅でも0.1ロットと1ロットでは、含み損に10倍の差が生じます。

ロットを抑えれば、含み損の拡大スピードが緩やかになり、証拠金維持率が急低下することが少なくなるでしょう。

▶適切なロットの決め方はこちらで詳しく解説!

3.ポジションの持ち過ぎを避ける

ロット数を抑えていても、複数のポジションを保有していると、含み損が拡大しやすくなります。

ここでは「0.1ロットのポジションを0.2円下がるたびに追加したケース」と「1つのポジションのみで取引し続けたケース」の含み損の拡大スピードを比較してみましょう。

エントリー価格 0.2円下がるたびにポジションを保有する 1つのポジションだけを保有する
150円時点 なし なし
149.8円時点 2,000円 2,000円
149.6円時点 6,000円 4,000円
149.4円時点 12,000円 6,000円
149.2円時点 20,000円 8,000円

保有ポジションが1つだけの場合は149.2円まで下落したとしても8,000円で済みます。

一方、0.2円下落するたびにポジションを追加すると、損失額が20,000円まで拡大します。

ロスカットのリスクを抑えるためにも、ポジションの持ち過ぎを避けましょう。

4.追加入金をする

追加入金をすれば、証拠金維持率を高くできるため、ロスカットのリスクを一時的に抑えることができます。

資金が10万円・含み損が8万円・必要証拠金が3万円のときの証拠金維持率は66.66%です。

(10万円-8万円)÷3万円×100=66.66%

このときに5万円の追加入金をすると、証拠金維持率が233.33%にまで回復します。

(15万円-8万円)÷3万円×100=233.33%

証拠金維持率が著しく低下したときに追加入金できるようにしておけば、想定外の値動きに巻き込まれたとしてもロスカットを避けられるでしょう。

5.マージンコールのあるFX業者を利用する

マージンコールのあるFX業者を利用すれば、証拠金維持率の低下にいち早く気付くことができます。

マージンコールとは、ロスカットのリスクが高まっていることを知らせたり、追加入金やポジションの決済を求めたりする通知のことです。

BigBossでは、証拠金維持率が50%を下回ったときに、マージンコールが発生します。

マージンコールの水準や通知方法はFX業者によって異なるので、取引前に確認しておきましょう。

ゼロカットシステムを導入しているFX業者を選ぶことも大切

ロスカットを受けたときに口座資金がマイナスになると、追加で証拠金を入金する「追加証拠金(追証)」を求められます。

追証が発生すれば、口座資金以上の損失を受けることになります。

ゼロカットシステムを導入しているFX業者であれば、追証を求められることが基本的にありません。

ゼロカットシステムとは、口座資金以上の損失を受けたときに、FX業者がマイナス分を補てんしてくれる仕組みです。

万が一ロスカットを受けたときの損失を最小限に抑えたい方は、ゼロカットシステムを導入しているBigBossで口座開設をしてみましょう。

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▶ゼロカットシステムを導入しているおすすめのFX業者はこちらで詳しく解説!

【FX業者別】マージンコール・ロスカット水準の一覧表

FX業者別のマージンコール・ロスカット水準は、以下の通りです。

FX業者 マージンコール ロスカット水準
BigBoss 50% 20%
XM 50% 20%
HFM 50% 20%
Titan FX 90% 20%
AXIORY 50% 20%
Exness※ 30% 0%
FBS 40% 20%

※Exnessはスタンダード口座、スタンダードセント口座のみ、マージンコールが60%

マージンコールやロスカット水準が口座によって異なる場合があるので、口座開設前に取引条件を確認しておきましょう。

まとめ:証拠金維持率の目安を押さえてロスカットを避けよう

FXでは、証拠金維持率が一定水準を下回ると、ポジションを強制的に決済されるロスカットが執行されます。

ロスカットによって大きな損失を受けないためにも、トレードスタイルごとの証拠金維持率の目安を押さえておきましょう。

追証によって口座資金以上の損失を受けたくない方は、ゼロカットシステムを導入しているFX業者を選ぶことが大切です。

ゼロカットシステムを導入しているFX業者を利用したい方には、BigBossをおすすめします。

BigBossで取引するメリットは3つあります。

  1. 最大2,222倍のレバレッジで取引できる
  2. 取引毎にBigBossPointがもらえる
  3. 約定力が高いSTP/ECN方式を採用

BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。

また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Prime Point LLCが運営・管理するインターネットメディアです。Prime Point LLCは2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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