海外FXで利益を得るにはロスカットを避けなければなりません。
ただ証拠金維持率が高く安心していたのに、大きな急騰や急落に巻き込まれて、ロスカットされた経験がある人も多いのではないでしょうか?
そのような経験をしないためには、証拠金維持率の目安を正しく理解しなければなりません。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- 証拠金維持率の基礎的な知識
- 安全な証拠金維持率の目安
- ロスカットを避ける方法
この記事を読めば、初心者であってもロスカットにより大きな損失を被るリスクが大幅に低下します。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
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Contents
証拠金維持率とは?
証拠金維持率とは、必要証拠金に対する純資産の割合です。証拠金維持率が高いほど、口座の残高に余裕がある証拠です。
エントリー後に価格が逆行すると含み損が膨らんでいきます。
そして、含み損が大きくなると、証拠金維持率も下落していき、一定の水準まで下がると最終的にロスカットされてしまいます。
ロスカット=含み損を抱えているポジションが強制的に決済されるため、大きな損失を被るのです。
ロスカットされると大きな損失を被るケースもある
海外FX業者で取引した際に、ロスカットされるまでの流れは以下の通りです。
- エントリーする
- 価格が逆行すると含み損が膨らんでいく
- マージンコールによる警告がある
- ロスカットされる
最悪のケースでは、口座の資金を全額失う可能性もあります。FXで利益を得たいのであれば、ロスカットを避けなければなりません。
証拠金維持率の計算方法
証拠金維持率は、以下のように計算します。
有効証拠金(口座残高)÷必要証拠金×100=証拠金維持率
仮に有効証拠金(口座残高)が10万円、1ロットあたりの必要証拠金が13,000円の通貨ペアを取引するケースで考えてみましょう。
まず、最初にポジションを保有した時点の証拠金維持率は769.23%です。
10万円(口座残高)÷13,000円(必要証拠金)×100=769.23%(証拠金維持率)
そして、想定通りに価格が動いて含み益が発生した場合は、証拠金維持率も上がります。仮に含み益が30,000円発生した場合の証拠金維持率は、1,000%となります。
13万円(最初の口座残高+含み益)÷13,000円(必要証拠金)×100=1,000%(証拠金維持率)
では、逆に価格が逆行して30,000円の含み損が発生した場合はどうなるのでしょうか?
その場合の証拠金維持率は、538.46%に低下します。
70,000円(最初の口座残高-含み損)÷13,000円(必要証拠金)×100=538.46%(証拠金維持率)
このように、含み損益の増減により、証拠金維持率も変動するので注意が必要です。
なお、実際の取引では、取引プラットフォームの画面上で証拠金維持率を確認できます。
よって、わざわざ自分で計算する必要はありません。
海外FX業者のマージンコール・ロスカット水準
海外FX業者では、証拠金維持率が低下してくると、まずマージンコールによる警告が行われます。
マージンコールとは、このまま含み損が膨らむとロスカットのリスクがある旨を知らせる機能です。
そして、さらに証拠金維持率が一定以下の水準にまで落ちてしまうと、ロスカットが発動します。
そこで、各FX業者のマージンコールやロスカット水準についてまとめてみました。
FX業者 | マージン
コール |
ロスカット
水準 |
BigBoss | 50% | 20% |
XM | 50% | 20% |
HFM※ | 50% | 20% |
iFOREX | 0.25% | 0% |
Tradeview | なし | 100% |
Titan FX | 90% | 20% |
AXIORY | 50% | 20% |
Exness※ | 30% | 0% |
FBS | 40% | 20% |
Traders Trust※ | 50% | 20% |
※HFMはマイクロ口座のみ、マージンコールが40%、ロスカット水準が10%です。
※Exnessはスタンダード口座のみ、マージンコールが60%です。
※Traders TrustはVIP口座のみ、マージンコールが80%、ロスカット水準が50%です。
多くの海外FX業者では、マージンコールが50%、ロスカット水準が20%です。
しかし、Tradeviewのようにロスカット水準が100%、逆にiFOREXのように0%のFX業者もあります。
加えて、口座によってマージンコールやロスカット水準が変わるFX業者もあるので、必ず確認しておきましょう。
証拠金維持率の目安を解説
FXの取引をする際、証拠金維持率を何%以上にすれば、ロスカットされにくくなるのか知りたい人もいるでしょう。
証拠金維持率の目安が分かれば、常に確認しながら取引ができるので、大きな損失を被るリスクを減らせます。
そこで、トレードスタイル別に証拠金維持率の安全圏を解説します。
- 短期トレードの安全圏は300%以上
- 長期トレードの安全圏は1,000%以上
それぞれの目安について順番に見ていきましょう。
1. 短期トレードの安全圏は300%以上
スキャルピングやデイトレードといった短期トレードの場合は、最低でも証拠金維持率300%は維持しましょう。
証拠金維持率がさらに低くなると、ちょっとした急落であっという間にロスカットされるリスクが高くなります。
例えば、資金が10万円ある場合に証拠金維持率が300%になるのは、以下のようなケースです。
資金 | 含み損 | 必要証拠金 |
10万円 | 7万円 | 1万円 |
10万円 | 1万円 | 3万円 |
ポジションを保有した際の必要証拠金が1万円の場合、含み損7万円までなら安全圏です。
しかし、ロットを上げてポジションを保有した際の必要証拠金が3万円の時に、1万円以上の含み損を抱えると危険な状況に陥ります。
短期トレードの場合、リスクを取りやすいですが、ロットを上げすぎないようにしましょう。
2. 長期トレードの安全圏は1,000%以上
次にスイングトレードやポジショントレードといった長期トレードの場合は、最低でも証拠金維持率1,000%は維持した方が良いです。
例えば、資金が50万円ある場合に証拠金維持率が1,000%になるのは、以下のようなケースです。
資金 | 含み損 | 必要証拠金 |
50万円 | 40万円 | 1万円 |
50万円 | 10万円 | 4万円 |
ポジションを保有した際の必要証拠金が1万円の場合、含み損40万円までなら安全圏です。
しかし、ロットを上げてポジションを保有した際の必要証拠金が4万円になった時に、10万円以上の含み損を抱えると危険な状況に陥ります。
短期トレードよりも証拠金維持率を高く維持しなければならない理由は、ポジションの保有期間が長く、大きな変動にさらされるリスクが高いからです。
よって、長期トレードは多少暴騰や暴落してもロスカットされないように、証拠金維持率を高く維持しなければなりません。
許容できる含み損が違うのは、長期トレードの方が損切りまでの値幅を取る必要があるからです。
証拠金維持率を高くする4つの方法
取引しているうちに、証拠金維持率がみるみる下落し、ポジションがロスカットされた経験はありませんか?
ロスカットを避けるためには、以下のいずれかの方法により、証拠金維持率を高くする必要があります。
- 含み損が膨らむ前に損切りをする
- ロットの上げすぎやポジションの持ちすぎに注意する
- 追加入金をする
- マージンコールのあるFX業者を利用する
それぞれの方法について、順番に解説します。
1. 含み損が膨らむ前に損切りをする
そもそもロスカットは、含み損が膨らんで、証拠金維持率が一定の水準以下になると執行されます。
損切りをしなかった場合、含み損が膨らんでポジションがロスカットされる確率が高くなってしまいます。
なぜなら、含み損が多くなると損をしたくない心理が強く働くため、ますます損切りしにくくなるからです。
よって、含み損が少ないうちに損切りしましょう。
2. ロットの上げすぎやポジションの持ちすぎに注意する
ロットを上げすぎたり、ポジションを持ちすぎたりすると、少し価格が逆行しただけで証拠金維持率が著しく低下しやすくなります。
そのため、現在のロットやポジション数で、どのくらい価格が下がるといくらの損失が発生するのかは必ず把握しておかなければなりません。
特に初心者は、ロットを上げすぎないようにしましょう。最初からうまくいくケースは少ないので、0.01ロットから徐々に慣れていくのをおすすめします。
3. 追加入金をする
急激な値動きが発生すると、証拠金維持率が著しく低下するリスクが高くなるので、注意が必要です。
その際、資金に余裕がある場合は、追加で入金をすると証拠金維持率を高くできます。
例えば、資金が10万円・含み損が8万円・必要証拠金が3万円の時の証拠金維持率は66.66%です。
(10万円-8万円)÷3万円×100=66.66%(証拠金維持率)
この状態では、いつ含み損が増えてロスカットされてもおかしくありません。
しかし、5万円追加で入金すると証拠金維持率は233.33%にまで回復します。
(15万円-8万円)÷3万円×100=233.33%(証拠金維持率)
まだ余談を許さない状況ですが、今すぐのロスカットは避けられそうです。
このようなピンチになったときに、追加で入金できるように、余剰資金でFXの取引をしましょう。
4. マージンコールのあるFX業者を利用する
FXの取引をする際、常に取引画面の証拠金維持率の箇所を見ている人は少ないでしょう。
他にもやることがある以上、家にいてもパソコンやスマホから目を離す場面の方が多くなります。
しかし、多くのFX業者では証拠金維持率が一定の水準以下になると、マージンコールが発動してMT4やMT5のメールに通知が届くので安心です。
証拠金維持率の著しい低下に気づくのが遅れても、マージンコールを見て、ロスカットされる前に対処できるケースもあります。
ただし、口座開設時に登録したメールアドレスへ、マージンコールの通知が届くわけではないため注意が必要です。
まとめ:
海外FXで利益を得るには、証拠金維持率の安全圏で取引する
レバレッジの高い海外FXでは、うまくいけば多くの利益を得られます。しかし、ロットを上げすぎたりポジションを増やしすぎたりすると、ロスカットされやすくなるので注意が必要です。
証拠金維持率の安全圏は、短期トレードなら300%以上、長期トレードなら1,000%以上です。
なお、レバレッジが高いFX業者でも、ロットを小さくすれば証拠金維持率を高く維持できます。
そのため、リスクを抑えるためには、レバレッジが低いFX業者を選ぶ必要はありません。
レバレッジが高いFX業者を探しているのであれば、BigBossをおすすめします。
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- 約定力が高いSTP/ECN方式を採用
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