海外FX基礎

海外FXって借金のリスクはある?安全にトレードする7つのポイントを徹底解説

海外FXって借金のリスクはある?

トレーダー
「海外FXって怖そうだけど借金のリスクがあるの?」
トレーダー
「FXで借金する人がいるのはなんでだろう?」

といった疑問をもっていませんか?

FXについて調べていると「借金を背負うことになった」といった情報を目にして、不安を感じている方もいるでしょう。

FXで借金を抱える原因はいくつかありますが、原因や対処法を知っていれば、借金を抱えるリスクを減らせます。

中でも、海外FX業者を選べば、借金のリスクを抑えられるでしょう。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • FXの取引で借金を抱える3つの原因
  • 海外FXの借金リスクが低い理由
  • 借金のリスクを減らす方法

FXで借金を抱える原因やリスクを抑える方法を知っておくと、感情に左右されにくくなり、落ち着いて取引ができるようになるでしょう。

これからFXを始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FXの取引で借金を抱える3つの原因

FXは証拠金を担保に、資金の何倍もの取引ができる反面、借金を負うリスクもあります。

FXトレードで借金を抱える主な原因は以下の3つです。

  1. ロスカットが間に合わず追証を請求された
  2. 週末に保有したポジションで窓開けが発生した
  3. 消費者金融やカードローンから借金してトレードをした

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

1.ロスカットが間に合わず追証を請求された

FX業者では、トレーダーの資金を保護する目的で、ロスカット制度を導入しています。

ロスカットとは、含み損が著しく増加したときに強制的にポジションを決済する仕組みのことです。

ロスカットが執行されると多くの損失が発生しますが、トレーダーはそれ以上の損失を抱えずに済むため、資金を守ることができます。

ところが、相場が急変動し、ロスカットが間に合わないケースがあります。

もしロスカットが遅れた場合は、口座残高がマイナスになり、証拠金を追加入金(追証)しなければなりません。

不足金が数百万円以上にも上れば、追証を請求されても、すぐに口座へ入金できる人は少ないでしょう。

不足金を指定の日時までに口座へ入金できなかった場合は、強制的にポジションが決済され、FX業者から借金をしている状態になります。

2.週末に保有したポジションで窓開けが発生した

FXトレードでは、ポジションを当日中に決済せず、翌日以降も保有し続けて利益を狙う方法もあります。

ただし、ポジションを保有したまま週末を迎えると、月曜日に窓開けが発生することで、借金を抱えるリスクが高まります

窓開けとは、ローソク足同士の間にできる空間(窓)が大きく開くことです。

下図の2016年11月4日金曜日と11月7日月曜日の米ドル/円のチャートのように、月曜日の始値が金曜日の終値から大きく離れてスタートする状況を「窓開け」と呼びます。

金曜日の終値は103.1円でしたが、月曜日の始値で104.1円と100pipsもの窓開けが発生しました。

基本的にFX業者の休日に該当する土日にはロスカットが執行されないため、仮に100万通貨分のポジションを保有していた場合、含み損が100万円以上発生します。

仮に追証に対応できない場合は、借金を抱えることになるでしょう。

3.消費者金融やカードローンから借金してトレードをした

FXでは、追証を受けて借金を抱えるケースもありますが、消費者金融やカードローンで投資資金を調達することで借金を背負う場合もあります。

借りたお金をFXトレードで失い、生活費を返済に充てることになれば、日常生活に悪影響を及ぼしてしまいます。

中には、失ったお金を取り戻す目的で再び借金を繰り返し、返済しきれない借金を抱えてしまうケースも考えられるでしょう。

海外FXは借金のリスクが低い

海外FX業者はロスカット水準が低く、ゼロカットシステムが導入されているため、国内FX業者よりも借金のリスクが低いとされています。

ここでは、海外FXの借金のリスクが低い理由を紹介します。

ロスカット水準が低い

FXでは、含み損の拡大により証拠金維持率が一定の水準以下になるとロスカットが執行されます。

証拠金維持率とは「純資産÷必要証拠金×100(%)」で求められ、ロスカットの判定に使われる比率です。

海外FXではロスカット水準が証拠金維持率の20~30%前後に設定されているケースが多く、50%や100%でロスカットが執行される国内FXと比べると、強制決済されるリスクが低い傾向があります。

そのため、ロスカット水準の低い海外FX業者で取引すれば、ある程度の含み損を抱えてしまっても、強制決済されるまでの間で損失分を取り戻せるチャンスがあるといえます。

ただし、価格が反転せず、含み損がさらに拡大し、ロスカットされる場合もあるので注意が必要です。

海外FX業者のロスカット水準の目安はこちらで詳しく解説!

ゼロカットシステムが導入されている

海外FX業者はゼロカットシステムを導入している場合が多いため、追証を請求されることがほとんどなく、借金を抱えるリスクが低い傾向があります。

ゼロカットシステムとは、口座資金以上の損失を受けたときに、FX業者がマイナス分を負担してくれる仕組みです。

海外FX業者がゼロカットシステムを導入できるのは、FX業者の拠点が海外にあるため、日本の金融商品取引法の対象外となるからです。

一方、国内FX業者の場合は、金融商品取引法で顧客への損失の補填が禁止されているので、ゼロカットシステムが導入されていません。

そのため、投資資金を消費者金融やカードローンで借りるケースを除けば、海外FXで借金することはほとんどないといえます。

BigBossでもゼロカットシステムを導入しているため、借金のリスクを抑えて取引したい人はBigBossで口座開設をしてみましょう。

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海外FXは不正行為をした場合に追証のリスクがある

海外FX業者であっても、以下のような不正行為をした場合は、追証を請求される可能性があります。

不正行為の代表例 主な取引例
アービトラージ(裁定取引) 同一通貨の業者間の価格の差を利用した取引
ボーナスの不正取得 口座開設ボーナスや入金ボーナスの二重取得
複数口座間の両建て 複数口座で両建てを行う
経済指標発表時のみを狙った取引 経済指標発表前後に限定したギャンブル的な取引

不正行為は追証だけでなく、口座凍結や利益没収のリスクがあります。

また、その業者で二度と取引ができなくなる可能性もあるので、事前に海外FXの禁止事項を把握しておきましょう。

海外FX業者の代表的な禁止事項はこちらで詳しく解説!

海外FXの取引時に借金のリスクを減らす6つのポイント

海外FX業者は国内FX業者よりも、追証による借金のリスクが低い傾向がありますが、まったくリスクがないわけではありません。

FXが原因で借金を抱えないためには、以下の6つのポイントを押さえて借金のリスクを減らすことが大切です。

  1. ゼロカットシステムを導入しているFX業者を利用する
  2. 注文時に損切りラインを設定する
  3. 余剰資金でトレードする
  4. ロットを上げ過ぎない
  5. 変動が激しい通貨ペアには手を出さない
  6. 経済指標の発表や要人発言を確認する

それぞれのポイントを順番に解説します。

1.ゼロカットシステムを導入しているFX業者を利用する

先述した通り、ゼロカットシステムを導入している海外FX業者であれば、追証を請求されることはほとんどないので、借金のリスクを抑えられます。

ただし、すべての海外FX業者がゼロカットシステムを導入しているわけではないので、口座開設をする前に確認しておきましょう。

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ゼロカット採用のおすすめの海外FX業者はこちらで詳しく解説!

2.注文時に損切りラインを設定する

FXで借金を抱えないようにするには、事前に損切りラインを決めて、含み損の拡大を防ぐことが大切です。

仮に損切りラインを決めていなければ、含み損が膨らんでも「価格が反転するはず」といった都合の良い解釈をして、損切りできずに含み損が拡大する可能性があります。

「〇〇円の含み損が発生したら決済する」のように、あらかじめ損切りラインを決めておくと、冷静に損切りでき、大きな損失を受けることが減るでしょう。

損切りラインを決めていても、損失を確定させることに抵抗を感じ、損切りが遅れそうな場合は、自動的に損切りできる逆指値注文を活用するのがおすすめです。

損切りルールの決め方はこちらで詳しく解説!
逆指値注文の設定方法の詳細はこちらで詳しく解説!

3.余剰資金でトレードする

FXで借金をしないためには、失っても生活に影響しない余剰資金で取引することが大切です。

仮に口座へ預けているお金を全額失った際に、生活に困るようであれば、その資金は余剰資金とはいえません。

また、借金をしたり生活費を削ったりしながら取引していると「損失を受けたくない」という感情が強くなり、損切りの判断が遅れてしまう可能性があります。

大きな損失を受けるリスクを抑えるためにも、余剰資金でトレードしましょう。

4.ロットを上げ過ぎない

ロットを上げるほど大きな損失を受ける可能性が高まるので、借金を抱えないためにも、投資資金に見合ったロット数で取引することが大切です。

1ドル=100円のときに、0.01ロット・0.1ロット・1ロット・10ロットで取引した場合に発生する含み損は以下の通りです。

ロット 0.01ロット 0.1ロット 1ロット 10ロット
10pips逆行したときの含み損 100円 1,000円 1万円 10万円
50pips逆行したときの含み損 500円 5,000円 5万円 50万円
100pips逆行したときの含み損 1,000円 1万円 10万円 100万円

上表からわかるように、同じ100pipsでも0.01ロットと10ロットでは、含み損に100倍の差があります。

仮に200万円の資金があっても、10ロットで取引していれば、100pips逆行しただけで100万円の含み損が発生します。

相場環境が急激に変わると、数時間で200~300pips逆行するケースもあるため、ロットを上げ過ぎるのは危険です。

適切なロットの決め方はこちらで詳しく解説!

5.変動が激しい通貨ペアには手を出さない

FXで借金を抱えないためには、トレードに慣れるまでは、以下のような変動が激しい通貨ペアで取引するのは避けるのがおすすめです。

  • ポンド系の通貨ペア(ポンド/円や、ポンド/豪ドルなど)
  • マイナー通貨(トルコリラ/米ドルや、メキシコペソ/円など)

値動きが激しい通貨ペアは、エントリーと逆方向に価格が動くリスクも高くなるので、含み損も大きくなりやすい傾向があります。

以下は、2021年12月20日頃から2022年1月4日頃までのドル円(左図)とポンド円(右図)を比べたチャートです。

左の米ドル/円の上昇幅は約2.7円(270pips)に対し、右のポンド/円は7.5円(750pips)です。

仮に1ロットずつ売りエントリーをしていた場合、米ドル/円とポンド/円の含み損は以下のようになります。

  • ドル円は27万円
  • ポンド円は75万円

値動きが激しい通貨ペアの方が大きな損失を受ける可能性が高まり、借金のリスクは高いといえます。

初心者におすすめの通貨ペアはこちらで詳しく解説!

6.経済指標の発表や要人発言を確認する

経済指標の発表や要人発言は、為替相場が大きく変動する要因になります。

そのため、経済指標の発表や要人発言を確認せずに取引すると、想定外の値動きに巻き込まれて、大きな損失を受ける可能性があります。

経済指標の発表や要人発言の前後は、経験豊富なトレーダーでも値動きの予測が難しいといわれているため、相場が落ち着くまで取引を控えるのがおすすめです。

為替相場に影響を与える原因と分析方法はこちらで詳しく解説!
FXで重要度の高い経済指標はこちらで詳しく解説!

万が一海外FXで借金を抱えた場合の対処法

海外FXで借金を抱えた場合は、適切な対処をしなければ返済額がより大きくなってしまう可能性があります。

ここでは、海外FXで借金を抱えた場合の対処法を詳しく紹介します。

一刻も早く返済する

海外FXで借金を抱えた場合は、一刻も早く返済しましょう。

借金がある状態でトレードをしても、精神面に悪い影響が出るため、トレード成績に悪影響を与える可能性があります。

借金を返せる目処が立っているのであれば、返済し終えてからトレードを再開するのがおすすめです。

債務整理をする

借金を抱え過ぎて返済ができないときは、債務整理を検討しましょう。

債務整理の方法 任意整理 個人再生 自己破産
メリット 貸金業者と交渉して返済期間を延ばしたり、利息のカットをしたりできる 返済総額を少なくできる 借金の返済を全額免除できる
デメリット 借金の減額はできない 指定された金額の返済はしなければならない 家や車など財産を没収される

債務整理をする場合は、弁護士や司法書士に相談したうえで実施するのが一般的です。

とはいえ、ゼロカットシステムのある海外FX業者を利用し、損失リスクを抑えた取引ができれば、このような心配をする必要は基本的にありません。

まとめ:借金のリスクが低い海外FX業者で取引しよう

FXで借金を抱えるのは、ロスカットの遅れによる追証が主な理由です。

ゼロカットシステムが導入されている海外FX業者であれば、ロスカットが執行されても入金額以上の損失を受けることがないので、借金を抱える心配がほとんどありません。

借金を抱えて日常生活に影響を出さないためにも、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者を選んで、必ず余剰資金で取引するように徹底しましょう。

ゼロカットシステムを導入しているFX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。

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