と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと、海外FXで法人口座を開設することは可能です。日本国内に法人がある「内国法人」であっても海外FXで法人口座の開設ができます。
この記事では以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- 海外FXで法人口座を検討するタイミング
- 法人口座を開設できるおすすめの海外FX業者
- 法人口座を利用するメリット・デメリット
この記事を読めば、海外FX業者の法人口座を利用すべきか判断しやすくなるでしょう。
法人口座の開設を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
海外FXで法人口座の開設は可能?
結論から言いますと、海外FXで法人口座を開設することは可能です。
日本国内に法人がある「内国法人」であっても海外FXで法人口座の開設ができます。
法人口座を持つことで、節税効果が見込めるなどのメリットが多くあります。ただし、法人口座を持つことで誰もが恩恵を受けるとは限りません。
海外FXの場合、法人口座を開設した方がいい人とそうでない人がいます。2章以降では法人口座を開設を検討するタイミングについて解説していきいます。
海外FX業者の法人口座と個人口座の違い
まずは、海外FXにおいて法人口座と個人口座の違いを抑えておきましょう。
海外FX業者の法人口座と個人口座の代表的な違いは以下の通りです。
項目 | 個人口座 | 法人口座 |
名義人 | 個人 | 法人 |
設立費用 | なし | ・株式会社:約20万円
・合同会社:約6万円 |
税率 | 15〜最高55%
※住民税10%を含んだ数値 |
実効税率33.58%
(法人税23.2%+法人住民税+法人事業税) |
経費の範囲 | 狭い | 広い |
損失繰越 | 不可 | 10年間 |
損益通算の範囲 | 狭い | 広い |
含み損益の計上 | なし | あり |
税金の申告のしやすさ | 簡単 | 複雑 |
赤字が出たときの税金 | なし | あり |
法人口座と個人口座では海外FXで得られた利益にかかる税率が異なります。
個人口座での税率は累進課税制度となっており、利益が多いほど税率が高くなります。よって、10%分の住民税と合わせて、最大で55%の税金がかかります。
一方、法人口座の場合は所得税ではなく「法人税」「法人住民税」「法人事業税」の3種類の税金がかかります。法人税は23.2%(所得が800万円以下は15%)です。法人税以外の法人住民税、法人事業税を合わせると実行税率は33.58%になります。
法人口座は個人口座と比較して経費として認められる範囲が広いため、法人口座の方が節税効果を得やすいでしょう。
また、個人口座の場合、利益は「雑所得」に分類され給与所得や事業所得などと損益通算することができません。一方、法人口座で発生した利益は同一法人で得たその他の所得と損益通算が可能になります。
海外FXで法人口座の開設を検討するタイミング
海外FXで取引している場合は、下表のように年間利益が900万円を超えると法人口座(33.58%)の方が税率が低くなります。
年間利益 | 個人口座(※) | 法人口座 |
3,300,000円から 6,949,000円まで |
30% | 原則33.58% (実効税率) |
6,950,000円から 8,999,000円まで |
33% | |
9,000,000円から 17,999,000円まで |
43% |
※個人口座は住民税を含む税率
そのため、900万円以上の利益を安定的に見込めるタイミングで法人化を検討するのがおすすめです。
ただし、利益額だけで法人化すべきか判断するのは難しいため、事前にFXに詳しいコンサルタントや税理士に相談してみましょう。
法人口座が開設できるおすすめの海外FX業者5選
いざ法人口座を開設しようとしても海外FX業者の中には法人口座に対応していない業者も存在します。ここでは、法人口座に対応しているおすすめの海外FX業者を紹介します。
法人口座に対応しているおすすめの海外FX業者は以下5つです。
それぞれの特徴を紹介します。
1.BigBoss
運営会社名 | Prime Point LLC |
金融ライセンス | セントビンセント・グレナディーン金融庁 |
資金の管理方法 | 分別管理 |
最大レバレッジ | 2,222倍 |
ボーナス | BigBossPointプログラム
入金ボーナス |
注文方式 | NDD方式 |
対応している取引プラットフォーム | ・BigBoss QuickOrder
・MT5 ・MT4 |
スキャルピング | OK |
両建て | OK(ただし同一口座間のみ) |
※2024年11月15日現在
BigBossは、最大2,222倍のレバレッジで取引ができるので効率的に利益を狙えます。
また、取引毎にBigBossPointをもらえるので、ボーナスに交換すれば証拠金を増やすことでロスカットのリスクを抑えやすくなるでしょう。
BigBossでは、ライブチャットや問い合わせフォーム、メールでの問い合わせが可能で、いずれも日本語に対応しています。
ライブチャットは公式サイト上で担当者とチャットでやり取りができ、平日の10時~25時の営業時間内であれば、その場で問題を解決できるケースが多いのも魅力の一つです。
\最大2,222倍のレバレッジで取引できる!/
2.AXIORY
出典:AXIORY
運営会社名 | Axiory Global Ltd |
金融ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会 |
資金の管理方法 | 分別管理 |
最大レバレッジ | 2,000倍 |
ボーナス | 入金ボーナス(不定期) |
注文方式 | NDD方式 |
対応している取引プラットフォーム | ・MT4
・MT5 ・cTrader ・MyAxioryアプリ |
スキャルピング | OK |
両建て | OK(ただし同一口座間のみ) |
※2024年11月15日現在
AXIORYの最大のメリットは、完全信託保全を採用している点です。
AXIORYが倒産した場合でも資金が全額返ってくるため、安心して利用しやすいFX業者といえます。
また、プラットフォームはMT4やMT5だけでなく、スキャルピングに特化したcTraderにも対応しているので、短期売買で利益を狙いたい人におすすめです。
3.HFM
出典:HFM
運営会社名 | HF Markets (SV) Ltd |
金融ライセンス | セントビンセント・グレナディーン金融庁 |
資金の管理方法 | 分別管理 |
最大レバレッジ | 2000倍 |
ボーナス | ・100%入金ボーナス
・キャッシュバック |
注文方式 | NDD方式 |
対応している取引プラットフォーム | ・MT4
・MT5 ・HFMアプリ |
スキャルピング | OK |
両建て | OK(ただし同一口座間のみ) |
※2024年11月15日現在
HFMは、最大2,000倍のレバレッジで取引できるFX業者です。
また、キャンペーンが豊富にあるため、資金が確保しやすく、ロスカットのリスクを抑えて取引できます。
多数の金融ライセンスを保有しているので、信頼度の高いFX業者を利用したい人にもおすすめです。
4.Titan FX
出典:Titan FX
運営会社名 | Titan FX Limited (Titan FX) |
金融ライセンス | バヌアツ金融サービス委員会 |
資金の管理方法 | 分別管理 |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
ボーナス | なし |
注文方式 | NDD方式 |
対応している取引プラットフォーム | ・MT4
・MT5 ・Titan FX ウェブトレーダー |
スキャルピング | OK |
両建て | OK(ただし同一口座間のみ) |
※2024年11月15日現在
Titan FXは、高速サーバーや独自技術により、業界最高クラスの約定力を実現しています。
約定拒否がほとんどなく、スリッページも発生しにくいので、FXトレードに集中することが可能です。
日本人スタッフ在籍のサポートチームが24時間365日体制でメールとライブチャットの対応をしているため、すぐに疑問点を解決できるのもメリットの一つです。
5.FXGT
出典:FXGT
運営会社名 | 360 Degrees Markets Ltd |
金融ライセンス | セーシェル金融サービス庁 |
資金の管理方法 | 分別管理 |
最大レバレッジ | 5,000倍 |
ボーナス | ・新規口座開設ボーナス
・入金ボーナス |
注文方式 | NDD方式 |
対応している取引プラットフォーム | ・MT4
・MT5 |
スキャルピング | OK |
両建て | OK(ただし同一口座間のみ) |
※2024年11月15日現在
FXGTでは、FXだけでなくビットコインなどの暗号資産から株式まで様々な銘柄を取引できます。
また、ボーナスキャンペーンが豊富にあり、新規登録や入金することで特典を受け取れます。
獲得したボーナスは証拠金に充てられるので、自己資金を抑えた取引ができます。
海外FXで法人口座を開設する5つのメリット
海外FX業者の法人口座を開設する主なメリットには、以下の5つがあります。
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.経費の計上範囲が広くなる
法人口座では個人口座と比較して、経費の計上範囲が広くなります。
例えば、個人口座で認められる経費は、以下のようなFXに関連する費用のみです。
- パソコン関連費用
- 携帯やパソコンの通信費
- 机・いすなどの備品
- 書籍代
- セミナー代
しかし、法人口座では個人口座で認められる経費以外に、家賃の一部を住居費として計上することもできます。
法人口座は個人口座に比べて経費計上の範囲が広くなるので、節税効果が得やすくなります。
2.支払う税金が安くなる可能性がある
FXで得られた利益の大きさによっては、法人化することで税負担が軽くなる可能性があります。
法人口座と個人口座では、税率が以下のように異なります。
法人口座 | 個人口座 | |
税率 | 原則33.58% (実効税率) |
15%から55% ※住民税10%を含んだ数値 |
海外FXの個人口座では、所得額に応じて税率が異なる「累進課税制度」を採用しているため、利益額が大きくなるほど納税額が高くなります。
一方、法人税は一律の税率が適用される「比例課税方式」であるため、利益額によって納税額が大きく変わることは基本的にありません。
ここからは、海外FXでの年間の課税所得が3,000万円だった場合の個人口座と法人口座の納税額を比較します。
法人口座の場合
課税所得金額が3,000万円の場合、法人税の実効税率は原則33.58%となり、法人税等の税額は以下のように計算します。
3000万円×33.58%=1007万4,000円
個人口座の場合
海外FX業者の個人口座で、課税所得金額が3,000万円のときの所得税や住民税、復興特別所得税の納税額は以下の通りです。
所得税 | 3000万円×40%–279万6,000円=920万4,000円 |
住民税 | 3000万円×10%+5,000円(均等割)=300万5,000円 |
復興特別所得税 | 920万4,000円×2.1%=193,284円 |
これらを合計すると、納税額は1240万2284円となります。
法人口座の1007万4000円と比較すると、個人口座でかかる税金の方が多いことがわかります。
3.損益通算の対象範囲が広がる
海外FXの個人口座で損益通算ができる範囲は、他の海外FX業者での取引や仮想通貨取引で発生した損益、事業目的ではないアフィリエイト収入といった雑所得のみです。
例えば、海外FXで利益が1,000万円発生したときは、これらの損失がなければ損益通算できず、利益1,000万円に対して課税されます。
一方、法人口座であれば、同一法人で得たその他の所得と損益通算することができます。
例えば、海外FXの利益が1,000万円でも、同一法人で500万円の損失があれば課税対象は500万円です。
したがって、損益通算の対象範囲が広い法人口座の方がより高い節税効果を得やすいのです。
▶海外FX業者で損益通算できるもの・できないものはこちらで詳しく解説!
4.10年間の繰越控除ができる
繰越控除とは、その年に発生した損失を他の所得と損益通算し、残った損失を翌年以降の利益から控除できる仕組みです。
海外FXの場合、個人口座では損失繰越ができません。
しかし、法人口座であれば10年間の損失繰越が可能です。
損益通算後も損失が残ったときは10年間まで利益と相殺できるので、税負担を軽減できる可能性があります。
5.決算時期を自由に決められる
個人事業主の決算日は12月31日と定められており、翌年の3月15日までに確定申告と納税を完了しなければなりません。
一方、法人の申告時期は事業年度終了日の翌日から2ヶ月以内と決められているものの、決算時期は自由に決められるので、納税資金が用意できるタイミングに調整できます。
そのため、法人化する際は、支出が多い時期を避けて決算期を決めるのが良いでしょう。
海外FXで法人口座を開設する5つのデメリット
海外FX業者の法人口座を開設する際は、以下の5つのデメリットに注意が必要です。
それぞれ詳しく解説します。
1.赤字でも税金を負担しなければならない
個人事業主の場合は、利益が出なければ税金がかかりません。
しかし、法人口座でFX取引をすると、年間損益が赤字であっても法人住民税(少なくとも均等割7万円)を納めなければなりません。
法人住民税の均等割は、利益ではなく資本金や従業員数によって納税額が決定されるため、赤字の法人にも納税義務があります。
2.会社設立に費用や手間がかかる
会社を設立する場合、株式会社は約20万円、合同会社は約6万円の費用が必要です。
株式会社 | 合同会社 | |
定款用収入印紙代 | 4万円
(電子定款なら0円) |
4万円
(電子定款なら0円) |
定款の認証手数料 | 3〜5万円 | なし |
定款の謄本手数料 | 約2,000円 | なし |
登録免許税 | 15万円
または 資本金額×0.7% のどちらか高い方 |
6万円
または 資本金額×0.7% のどちらか高い方 |
合計 | 約20万円以上 | 約6万円以上 |
また、多くの必要書類を揃えたうえで、定款作成や登記申請を行う手間もかかります。
個人と比較すると時間もお金も必要になるので注意しましょう。
3.利益を自由に使えなくなる
個人口座の場合、FXで得た利益は自由に出し入れできます。
しかし、法人化すると、FXで得た利益は自分ではなく会社のものになるため「役員報酬」といった形で受け取らなくてはなりません。
また、役員報酬の金額変更は簡単にできないため、出金のタイミングや引き出す金額を柔軟に決めたい人は不便に感じる可能性があります。
4.社労士や税理士などの顧問料がかかる
法人化すると税金が複雑化するため、税理士に税務処理を依頼するのが一般的です。
また、法人は健康保険や厚生年金への加入が義務付けられているので、社会保険に関する手続きも必要となります。
社会保険の手続きも複雑なので、従業員を雇用したときに社会保険労務士に依頼する必要性も出てくるでしょう。
法人口座を開設してFX取引をする際は、個人のときには必要のない専門家への依頼費用が発生することを認識しておくことが大切です。
5.含み益も課税対象となる
海外FXの法人口座では、含み益でも課税対象となります。
個人口座の場合、含み益は課税対象とならないため、含み益が発生したときに利益確定せず年度を持ち越せば、納税のタイミングを先延ばしにできます。
含み益が課税対象となる法人口座は、利益確定のタイミングを調整して納税時期を遅らせることはできないので注意が必要です。
海外FXの法人口座を開設する方法
ここでは、BigBossを例に法人口座の開設方法を紹介します。
法人口座の開設手順は、以下の通りです。
一つずつ順番に見ていきましょう。
1.必要書類を揃えておく
BigBossの法人口座を開設する際は、以下の書類を用意しなければなりません。
- 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)※
- 法人の住所証明書(電気、水道、カードなどの請求書)※
- 取締役の方全員の身分証明書(免許証またはパスポート)
- 取締役の方全員の現住所確認物※
- 株主の方全員の身分証明書(免許証またはパスポート)
- 株主の方全員の現住所確認物
※発行から3ヵ月以内のもの
なお、必要書類が異なるFX業者もあるため、事前に公式サイトで確認しておきましょう。
2.公式サイトにアクセスする
BigBossの公式サイトにアクセスし、トップページの右上にある「今すぐ口座開設」をクリックします。
次の画面で「法人のお客様はこちら」のボタンをクリックして、会社情報や個人情報を入力します。
3.口座情報や会社情報を入力する
次に、以下の情報を入力します。
- 口座の通貨タイプ
- 取引プラットフォーム
- 口座タイプ
- 会社名
- 会社法人等番号
- 会社電話番号
- 電話番号
- メールアドレス
- 登記国
最後にガイドラインなどを読んで「同意」にチェックを入れたら送信ボタンを押します。
4.IDとパスワードを入力してログインする
登録したメールアドレスに、IDとパスワードが記載されたメールが届きます。
メールに記載されているURLをクリックし、ID・パスワードを入力してログインします。
5.必要書類をアップロードする
マイページログイン後は、必要書類をアップロードします。
必要書類をアップロードせずに取引を開始することも可能ですが、BXONEからの入金や出金ができなくなってしまうので、早めにアップロードを済ませておくのがおすすめです。
まとめ:メリットとデメリットを押さえたうえで法人口座の開設を検討しよう
海外FX業者の法人口座を利用すると、経費にできる範囲が広くなったり、損益通算しやすくなったりします。
利益額によっては税率が低くなることもあるため、税負担が軽くなる可能性もあります。
しかし、会社の設立や維持にはコストがかかるので、法人化のタイミングは慎重に検討しましょう。
法人口座が開設できる海外FX業者を探している人には、BigBossをおすすめします。
BigBossで取引するメリットは3つあります。 BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。 また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。 ぜひ、口座開設をしてみてください。
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