と疑問に思ったことはありませんか？
1000通貨とは、FXの取引数量を表します。
FX取引を始める際は、1000通貨の取引をするうえで必要な資金量を把握しておくことが大切です。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- FXの1000通貨の概要
- 1000通貨のFX取引に必要な資金
- 1000通貨のFX取引をする際のポイント
1000通貨の取引に必要な資金や損益の計算方法を押さえておけば、FX取引をスムーズに始めやすくなるでしょう。
FXに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXの1000通貨とは
1000通貨とは、FXの取引数量のことです。
例えば、1ドル＝150円の場合、1000通貨を注文すると1000ドル＝150,000円分の取引をすることになります。
海外FX業者や一部の国内FX業者は、1000通貨を最小取引通貨量として設定しているので1000通貨取引＝少額取引といったイメージをもたれることが多いでしょう。
1000通貨とロット（Lot）の関係性
実際にFX取引をするときは1000通貨といった呼び方や表示はされず、基本的にロット数（Lot数）を指定して注文します。
なお、ロット数はFX業者によってどのくらいの通貨量を表すのかが異なるので注意が必要です。
例えば、国内FX業者では1ロット＝1万通貨または1000通貨、海外FXでは1ロット＝10万通貨で設定されているケースが多いです。
1ロットあたりの通貨数を勘違いしていると、想定以上の損失を受けることがあるため、事前に確認したうえで取引をしましょう。
▶FXのロット（Lot）の概要や計算方法はこちらで詳しく解説！
FXの1000通貨取引に必要な証拠金
FXで1000通貨の取引をする際の必要な証拠金は、以下の式で算出できます。
必要証拠金＝為替レート×取引通貨量÷レバレッジ
レバレッジとは、証拠金を担保に口座資金以上の取引ができる仕組みのことです。
例えば、1ドル＝150円の場合、1000通貨を注文するには本来150,000円の資金が必要ですが、レバレッジ1000倍を利用することで150円の資金で取引ができるようになります。
ここでは、1ドル＝150円のときに1000通貨の取引をする場合の必要な証拠金を国内FX業者と海外FX業者に分けて解説します。
国内FXの場合
国内FX業者は、1000通貨もしくは1万通貨を最小取引通貨量として設定しています。
そのため、国内FX業者で1000通貨の取引をしたい場合は、事前に最小取引通貨量を確認する必要があります。
なお、国内FX業者のレバレッジは25倍が上限になるように法律で規制されています。
国内FX業者の場合、最低限必要となる証拠金は以下の通りです。
150円×1000通貨÷25倍＝6,000円
つまり、国内FX業者では6,000円から取引を始められるということになります。
海外FXの場合
海外FXの場合、最大レバレッジの規制はされておらず、業者によって設定が異なります。
最小取引通貨量は1,000通貨（0.01Lot）としているFX業者が多いです。
レバレッジ2,222倍をかけられるBigBossでは、最小取引通貨量である1000通貨の取引をするために必要な証拠金は以下の通りです。
150円×1000通貨÷2,222倍≒68円
高いレバレッジをかけられる海外FX業者は、国内FX業者より少ない資金で取引を始められます。
FXで1000通貨の取引をしたときの損益
FX取引の損益を求める式は以下の通りです。
損益＝獲得pips（決済価格－注文価格）×通貨数
pips（ピップス）とは、FXの値動きの変動幅を表すときに使われる通貨の共通単位です。
1pipsがいくらになるのかは、通貨ペアやFX業者によって異なります。
BigBossの場合は、1pipsあたりの金額を下表のように定めています。
| 円を含む通貨ペア
（米ドル/円やユーロ/円） |
1pips＝0.01円（1銭） |
| 円を含まない通貨ペア
（ユーロ/ドルやポンド/米ドル） |
1pips＝0.0001ドル（0.01セント） |
1000通貨の取引の場合、米ドル/円を1ドル＝150.00のときに買って、150.01円に変動したときに売れば10円の利益を獲得できます。
1pips（0.01円）×1000通貨=10円
なお、1000通貨取引における獲得pipsによる損益の変動は、以下の通りです。
| 獲得pips | 5pips | 10pips | 100pips |
| 損益 | 50円 | 100円 | 1,000円 |
1000通貨でFXを始めるメリット
1000通貨でFXを始めるメリットには、以下のようなものがあります。
- 少額からFXを始められる
- 大きな損失を受けるリスクが減る
- プレッシャーを感じにくい
一つずつ詳しく紹介します。
1．少額からFXを始められる
投資に興味があっても、準備できる投資資金が少なく、なかなか始められない人もいるでしょう。
1000通貨の取引であれば、国内FXなら6,000円、海外FXなら数十円から数百円の少ない資金で始められます。
数万円と多くの資金を準備しなくても良いので、気軽に始めやすいといえるでしょう。
2．大きな損失を受けるリスクが減る
FXでは、相場の見通しが外れて損失を受ける可能性があります。
1000通貨の取引であれば、米ドル/円の場合、1pipsあたり10円の損失で済むので、大きな損失を受けにくい傾向があります。
一方、取引通貨量が増えるほど、1pipsあたりに受ける損失額は大きくなり、想定外の値動きに巻き込まれたときの損失リスクが高まります。
FX初心者のうちは、大きな損失を受けないためにも、1000通貨の取引から始めましょう。
3．プレッシャーを感じにくい
いきなり大きな通貨量で取引すると、より多くの資金が必要になるだけでなく、少しの値動きでも大きな損失を受けてしまう恐れがあります。
その結果、プレッシャーを感じて思うようなトレードができなくなることで、大きな損失を受けたりチャンスを逃したりする可能性が高まります。
冷静な判断をしやすくするためにも、FXトレードに慣れるまでは、1000通貨で取引するようにしましょう。
1000通貨でFXを始める際の注意点
1000通貨でFXを始める際は、以下の点に注意しましょう。
- 得られる利益が少ない
- モチベーションが下がりやすい
- トレードスキルが上達しにくい
- 最低限の資金だけを入金するとロスカットのリスクが高まる
それぞれ詳しく紹介します。
1．得られる利益が少ない
1000通貨でトレードをする場合、米ドル/円での1pipsあたりの獲得利益は10円です。
そのため、どれだけトレードを繰り返しても、なかなか利益を積み重ねられず、非効率に感じる可能性があります。
安定的な利益を狙えるようになったら、取引通貨量を増やすことも視野に入れてみましょう。
2．モチベーションが下がりやすい
1000通貨の取引では、大きな利益が狙いにくいことから、モチベーションが下がりやすい傾向があります。
モチベーションが下がると、トレードに集中できなくなり、損失を重ねてしまう原因になることもあるでしょう。
そのような状況を避けるためにも、トレードの知識や技術をある程度身に付けたら、取引金額を増やしていくのがおすすめです。
3．トレードスキルが上達しにくい
1000通貨の取引では、大きな損失を受けにくい分、緊張感をもったトレードができなくなる可能性があります。
モチベーションも下がりやすくなることから、集中力がなくなり、トレードスキルが上達しにくい傾向があります。
一方、通貨量を増やし、少しの値動きで大きな損益が発生することになれば、1回1回のトレードに対する集中力が高まりやすくなるでしょう。
4．最低限の資金だけを入金するとロスカットのリスクが高まる
ロスカットとは、保有ポジションの含み損が一定以上に拡大すると、強制的に決済される仕組みです。
ロスカットで口座資金がマイナスになった場合は、追加で証拠金を入金しなければならない「追証（追加証拠金）」が発生します。
ロスカットは各FX業者が定めている証拠金維持率（純資産÷必要証拠金×100％）を下回ったときに執行されるため、最低限の資金だけを口座に入れていると、ロスカットを受けやすくなるので注意が必要です。
例えば、BigBossでは証拠金維持率が20％以下になると、ロスカットが執行されます。
レバレッジ1000倍で1000通貨取引する場合、必要な資金の150円のみを入金していたときと、余裕をもって1,000円を入金していたときのロスカット執行までに許容できる含み損は以下の通りです。
| 必要な元手 | 1000通貨×150円（為替レート）÷1,000（レバレッジ）＝150円 |
| ロスカットされる有効証拠金 | 150円（必要な元手）×20％（ロスカット水準）＝30円 |
| 許容される含み損の上限
※必要な資金のみを入金している場合 |
150円-30円＝120円 |
| 許容される含み損の上限
※余裕をもって1,000円を入金している場合 |
1000-30円＝970円 |
このように余裕をもって入金する方がロスカットまでの値幅が大きくなることで、損失リスクを軽減しやすくなります。
FXの1000通貨取引で利益を狙うためのポイント
FXの1000通貨取引で利益を狙うためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 相場分析の方法を勉強する
- 損切りラインを決める
- 値動きが安定している通貨ペアを選ぶ
- トレード記録を付ける
- トレード資金を徐々に増やしていく
それぞれ詳しく紹介します。
1．相場分析の方法を勉強する
FXの1000通貨取引で利益を狙うには、相場の分析方法を身に付けることが大切です。
FXでは、相場分析によって今後の値動きを予想したうえでトレードするのが基本です。
仮に感覚や勘に任せたトレードで利益を得たとしても、トレードスキルは向上しないため、安定的な利益を得ることはできません。
FX初心者が相場の分析方法を押さえる際は、テクニカル分析から学んでみましょう。
テクニカル分析では、テクニカル指標の見方や使い方を覚えるだけで、すぐにトレードに取り入れられます。
2．損切りラインを決める
FXでは、相場分析をしても想定通りに価格が変動するとは限りません。
経験豊富なトレーダーでも見通しが外れて、大きな損失を受けてしまうことがあります。
また、経済指標などの影響により、短時間で大きな値動きに巻き込まれるケースも考えられます。
FXトレードで予想外の値動きに巻き込まれても、損失額を最小限に抑えるには「損失額が〇円になったら決済する」といった損切りラインを決めておくことが大切です。
「損失を確定させたくない」といった感情から損切りが遅れる場合は、指定価格で自動決済されるように設定できる逆指値注文を活用してみましょう。
▶損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説！
▶逆指値注文の設定方法はこちらで詳しく解説！
3．値動きが安定している通貨ペアを選ぶ
FXで取引できる通貨の中には、値動きが不安定なものもあります。
例えば、トルコリラといった新興国の高金利通貨は、政情不安やテロなどのネガティブなニュースが出ると、相場の急落が起こりやすくなります。
このような通貨を取引すると、想定外の値動きに巻き込まれて大きな損失を受ける可能性があるので注意が必要です。
FX初心者は、値動きが比較的安定している米ドル/円やユーロ/米ドルを選ぶことをおすすめします。
4．トレード記録を付ける
1000通貨取引で利益を狙うには、まずトレードスキルを高めることが欠かせません。
そのためには、以下の項目をノートなどに記録して、トレードを振り返り、自分の弱点や負けてしまう原因を把握しておくことが大切です。
- 取引した通貨
- 取引した時間帯
- エントリーした理由
- 決済したタイミング
- 取引結果
トレードの振り返りを通して、弱点を改善していくだけでなく、自分の得意な局面や相性の良い手法を把握できれば、安定的な利益を狙えるようになるでしょう。
5．トレード資金を徐々に増やしていく
1000通貨の取引では、大きな利益を狙いにくいことで、モチベーションが下がりやすい傾向があります。
そのような状況を避けるためには、トレード成績が安定してきたら、徐々に資金を増やしていくことをおすすめします。
FXトレードで利益を狙ううえで重要なメンタル面を鍛えるためにも、トレードの知識や技術をある程度身に付けたら取引通貨量を少しずつ増やしていきましょう。
まとめ：FX初心者は1000通貨の取引から始めて経験を積もう
FXで1000通貨の取引を始めるためには、国内FXなら6,000円、海外FXなら数十円から数百円の資金が必要です。
1000通貨取引は、少額資金で始めやすいことから、FX初心者におすすめの取引通貨量です。
ただし、狙える利益が少ないため、安定的な利益を狙えるようになったら、徐々に資金を増やしていくことが大切です。
少額資金でFX取引に挑戦したい人は、レバレッジの高い業者を選びましょう。
レバレッジが高いFX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。
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