といった疑問をもっていませんか?
FXのテクニカル分析について調べていると「平均足」という言葉を目にし、ローソク足との違いや使い方が気になっている方もいるでしょう。
中には、平均足の見方を知っていても、具体的なトレード手法がわからず、困っている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- 平均足の見方やローソク足との違い
- 平均足の基本的なトレード手法
- 平均足を活用するときの注意点
平均足を活用したトレード手法を身に付ければ、FXで利益を狙いやすくなるでしょう。
平均足のおすすめトレード手法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXの平均足とは
平均足とは、ローソク足と非常に似た見た目をもつテクニカル指標で、コマ足と呼ばれることもあります。
平均足は、ローソク足よりもトレンドの方向性が視覚的に判断しやすい特長があります。
そのため、FX初心者から上級者まで多くのトレーダーに人気のあるテクニカル指標です。
平均足とローソク足の違い
平均足とローソク足は見た目が似ていますが、示している数値に大きな違いがあります。
下図のように、ローソク足は実体とヒゲで一定期間の値動きを忠実に表しているのに対し、平均足はチャートが滑らかになっています。
このようにチャートに違いが生まれるのは、ローソク足と平均足の価格の算出方法が異なるためです。
ここでは、ローソク足と平均足の算出方法の違いを解説します。
ローソク足の算出方法
ローソク足は、対象期間の始値・高値・安値・終値をそのまま1本に表したものです。
陽線の場合は、下図のような値動きがローソク足1本で表されます。
日足の場合、当日のローソク足の始値は、前日の終値と同じ値になるのが基本です。
平均足の算出方法
平均足の始値と終値は、以下の方法で算出されます。
平均足の始値=(1本前の平均足の始値+1本前の平均足の終値)/2 |
平均足の終値=(対象期間の始値+対象期間の高値+対象期間の安値+対象期間の終値)/4 |
例えば、日足の場合、前日の平均足の始値が121円、終値が123円であれば、平均足の始値は122円となります。
平均足の終値は、当日の始値(123円)・高値(125円)・安値(122円)・終値(124円)の平均値(123.5円)となります。
このように平均足は複数の価格の平均値を用いるので、ローソク足よりも値動きのブレが小さくなります。
そのため、上昇トレンド時には陽線が多く出現し、下降トレンド時には陰線が連続して出現する特徴があります。
平均足を使った4つのFXトレードの手法
ここからは、平均足を使った以下の4つのトレード手法を解説します。
- 陽線の連続で上昇トレンドの発生を予測する
- 陰線の連続で下降トレンドの発生を予測する
- 実体の長さでトレンドの強さを把握する
- 逆ヒゲの出現でトレンド反転を予測する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.陽線の連続で上昇トレンドの発生を予測する
平均足は、価格の上昇が続く上昇トレンド中に、上ヒゲが出る陽線が連続する特徴があります。
陽線の平均足と上ヒゲが連続で発生したら、買いエントリーで上昇トレンドに乗るトレード手法が有効です。
一方、上ヒゲや実体が短い陽線の出現が多いときは、価格の上昇が続かない可能性があるのでエントリーを見送りましょう。
2.陰線の連続で下降トレンドの発生を予測する
平均足は、価格の下落が続く下降トレンド中に、下ヒゲの目立つ陰線が連続する特徴があります。
下ヒゲのある陰線の平均足が連続で発生した場合は、下降トレンドに乗って売りエントリーをする手法が効果的です。
下ヒゲや実体が短い陰線が多く出現するときは、下降トレンドが形成されない可能性があるのでエントリーを見送るのがおすすめです。
3.実体の長さでトレンドの強さを把握する
平均足は実体の長さからトレンドの強弱を把握できます。
上昇トレンドの発生中に実体が長い陽線が現れると上昇の勢いが強く、上昇トレンドの継続することが予測できます。
一方、実体が短い陽線が現れると上昇の勢いが弱まり、上昇トレンドが終了する可能性が高いです。
例えば、上昇トレンド中に実体が短い平均足が出現すれば、下降トレンドへの転換もしくはレンジ相場への突入を予測できます。
平均足でトレンドを見るときは、ヒゲの出現方向だけでなく、実体の長さにも注目しましょう。
4.ヒゲの出現方向でトレンド転換を予測する
平均足のチャートで、下ヒゲのある陽線、上ヒゲのある陰線が出現したときは、トレンドが転換する可能性が高まります。
例えば、上図の1と3のように上昇トレンドの発生中に下ヒゲが発生した陽線が出現すると、下降トレンドへの転換が予測できます。
一方、2のように下降トレンドの発生中に上ヒゲが発生した陰線が出現すると、上昇トレンドに転換する可能性が高いといえるでしょう。
トレンド転換のサインが出たら、次にトレンドが伸びる方向へのエントリーする準備、ポジションを持っている場合は利益確定する判断に活用しましょう。
平均足をFXトレードに活用する際の注意点
平均足チャートは、視覚的にトレンドを把握できる反面、実際の値動きから遅れて反応したり、レンジ相場ではだましが発生しやすかったりします。
ここからは、平均足をFXトレードに活用する際の注意点を解説します。
実際の値動きから遅れてしまう
平均足は1本前(日足であれば前日)の価格を取り込んで表示されるので、ローソク足と比べて、値動きが遅れる特徴があります。
そのため、平均足だけを見てトレードをすると、トレンドの把握や売買タイミングの判断が遅れてしまう傾向があります。
スイングトレードやポジショントレードといった中長期的なトレードスタイルであれば、瞬時の判断が求められる場面が少なく、大きな影響は出ないでしょう。
一方、スキャルピングをするトレーダーにとっては、平均足の値動きの遅れがトレード成績に大きな影響を与える要因になってしまいます。
平均足を活用した手法を取り入れる際は、ローソク足チャートも同時に確認して、現在の相場状況を把握しておくことが大切です。
レンジ相場でのだましに注意する
平均足は、一方向に価格が動くトレンド相場には活用しやすい反面、一定範囲内で価格が上下するレンジ相場の分析には向いていません。
トレンド相場では、平均足の実体やヒゲの出現の仕方でトレンドの発生や継続、転換が予測できます。
ところが、陽線と陰線の両方が発生するレンジ相場では、平均足のトレンド発生や転換のサインがだましとなる可能性が高いです。
そのため、レンジ相場の発生を確認したときは、平均足から他のテクニカル指標に切り替えてトレードしましょう。
▶FXでおすすめのテクニカル指標はこちらで詳しく解説!
▶レンジ相場を活用したトレード手法はこちらで詳しく解説!
平均足を活用した代表的なトレード手法の手順
平均足を活用したFXトレードでは、以下の手順で取引するのがおすすめです。
- 長期トレンドの方向性を確認する
- 平均足で押し目買い・戻り売りのチャンスを待つ
- 次のサインを確認してエントリーする
一つずつ順番に見ていきましょう。
1.長期トレンドの方向性を確認する
平均足でエントリーチャンスを探す前に、まずはローソク足チャートで長期トレンドの方向性を確認しましょう。
この記事では、設定期間の異なる2本の単純移動平均線を活用して、トレンドの方向性を確認します。
下図では、期間5と20の単純移動平均線が両方とも上向きになっているため、上昇トレンドと把握できます。
移動平均線の設定期間は、トレードスタイルに応じて変更しましょう。
2.平均足で押し目買い・戻り売りのチャンスを待つ
ローソク足で相場の方向性が確認できたら、平均足チャートに切り替えます。
平均足を使ったおすすめのトレード手法は、順張りの一種である押し目買い・戻り売りを狙う方法です。
押し目買い | 上昇トレンドにおいてチャートが一時的に下がったタイミングで買い注文 |
戻り売り | 下降トレンドにおいてチャートが一時的に上がったタイミングで売り注文 |
手順1で上昇トレンドと判断できたため、平均足で押し目買いができるタイミングを探ります。
具体的には、上昇トレンド時に陰線の平均足が連続したときは、価格が一時的に下がったタイミングが押し目買いのチャンスです。
ただし、トレンドが転換する可能性もあるため、ここではエントリーせず、その後の平均足を確認したうえで判断するのがおすすめです。
一方、下降トレンドのときは、陽線が連続したときが戻り売りのサインとなります。
3.次のサインを確認してエントリーする
押し目買いのサインを確認後、下図のように再び陽線が連続し始めたら、買い注文を入れます。
上昇トレンドの場合は、3本以上の陽線の連続を確認できてからエントリーするのが理想的です。
下降トレンドのときは、一時的な陽線の連続で戻り売りのチャンスを確認後、陰線が3本以上連続したときにエントリーするのが良いでしょう。
平均足と相性の良いテクニカル指標
平均足と相性の良いテクニカル指標には、移動平均線の他に以下のようなものがあります。
- ボリンジャーバンド
- RSI
- エリオット波動
それぞれ詳しく解説していきます。
1.ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均線と2本の標準偏差で構成されたテクニカル指標です。
バンド(移動平均線と標準偏差の幅)は値動きが緩やかだと収縮し、トレンド相場になると拡大する傾向があります。
そのため、平均足と組み合わせることで、トレンドの発生が予測しやすくなります。
例えば、下図のようにバンドの拡大(エクスパンション)が発生し、直前に下ヒゲのある陰線の平均足が連続していれば、下降トレンドになると予測できます。
さらに、価格がボリンジャーバンドの-2σと移動平均線の間で変動する「バンドウォーク」が確認できれば、強いトレンドが発生しているサインとなり、下降トレンドが継続する可能性が高いといえます。
ボリンジャーバンドのバンドが狭くなる「スクイーズ」が発生したときは、レンジ相場への移行が予測できるため、平均足の苦手な場面を避けることも可能です。
2.RSI
RSI(アールエスアイ Relative Strength Index)は、一定期間の上昇幅と下落幅の累積を算出した相対力指数とも呼ばれるテクニカル指標です。
RSIの数値が70%を超えるときには買われ過ぎ、30%を下回るときには売られ過ぎを判断できるため、平均足と組み合わせることによって、トレンド転換を把握しやすくなります。
例えば、下図のように上昇トレンドの発生中に陰線や実体の短い陽線の平均足が確認できたときに、RSIが70%を超えていれば、強い転換シグナルとして活用できます。
RSIも平均足と同じく相場状況を視覚的に確認しやすいテクニカル指標なので、FX初心者の方にもおすすめの組み合わせです。
3.エリオット波動
エリオット波動は、チャートが一定の波のパターンに従って動くという仮説に基づいたテクニカル分析です。
相場は推進5波(1~5波)と調整3波(A~C波)から成り立っているとされており、現在の価格がエリオット波動のどの位置なのかがわかれば、今後の値動きを予測しやすくなります。
トレンドを視覚的に把握できる平均足と相性が良く、エリオット波動と組み合わせることでトレンドの転換点を狙ったトレードが行えます。
例えば、下図の3波の終盤からトレードを始める際は、今後の値動きを「一時的な下落(4波)が発生したあとに上昇(5波)する」と予測できます。
4波の途中で平均足による価格上昇のサインが確認できたら、5波の上昇トレンドに乗った買いエントリーで利益を狙える可能性があります。
エリオット波動を使えば、トレンドがいつまで続くのかも予測できるため、トレンドに乗ったトレードで利益を狙う際におすすめの組み合わせです。
まとめ:平均足のトレード手法を活用してFXで利益を狙おう
平均足は、トレンドの発生や転換を予測する際に役立つテクニカル指標です。
平均足のサインを押さえ、ボリンジャーバンドやRSIといった他のテクニカル指標と組み合わせれば、より信頼性の高いトレンド予測ができるようになるでしょう。
平均足や他のテクニカル指標をトレードに活用したい人には、30種類以上のインジケーターを搭載したMT4やMT5が使えるFX業者がおすすめです。
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