と疑問に思ったことはありませんか。
かつて米国で、400ドルを2億ドルに増やしたトレード手法を教えるために開催された講習がタートルズです。
タートルズの講習を受けた人達は平均資産を25%以上増やすことができ、優秀なトレーダーを生み出した手法として人気を集めました。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- FXのタートルズとは
- タートルズの手法について
- 現代でタートルズの手法は通用するのか
タートルズは少し古い手法となりますが、講習の結果や手法から現代でのトレードでも通じる技術や知識を学べるでしょう。
タートルズの手法が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXのタートルズとは
タートルズとは1980年代に開催された、優秀なトレーダーを養成するための塾、もしくは講習会の名称です。
米国の投資家リチャード・デニスと数学者ウィリアム・ロックハートの2人の「優秀なトレーダーを養成することができるかどうか」という賭けから始まりました。
タートルズの講習の中で教えられたトレンドフォロー型の手法がタートルズ手法と呼ばれています。
タートルズの投資講習
タートルズの講習会は1983年と1984年の2回新聞広告に掲載し開催されました。
養成の結果として23名のトレーダーが誕生し、受講者がトレードで結果を残せたことから、講習会やタートルズ手法は広く認識されたのです。
実際にタートルズがどのような講習を開催したのかを紹介していきます。
講習の開催
タートルズで最初の新聞広告から集まった応募者は1,000名を超え、その中から13名が選ばれました。
選ばれた応募者のプロフィールとしては、
・会計士
・弁護士
・トレード経験がある人物
・トレード未経験者の若者
・RPGゲーム「ダンジョン&ドラゴンズ」の編集者
・シカゴ大学の博士号を持つ人物
・ブラックジャックとバックギャモンのプロギャンブラー
など普通の人だけではなく、優秀な人や特殊な経験を持つ人が選ばれました。
ちなみに2回目の募集で10名が選ばれ、合計23名のトレーダーが誕生したのです。
講習の内容
トレードのプロではないメンバーが結果を出すと聞くと、厳しい講習のプログラムと長期間に渡る開催がイメージできますが、タートルズの講習プログラムは2週間ほどのものだったと言われています。
講習の内容としては、
・通貨、債券、トウモロコシ、原油などのあらゆる市場でトレードするために必要な知識
・小額口座によるトレード実習
・小額口座の実習で成果を上げた者には100万ドル口座の運用
でした。
タートルズの講習の結果として、トレーダー達の平均資産は25%以上に増やすことができ、優秀なトレーダーを育成できることが実証されました。
講習で結果を出せなかったメンバー
講習では良い結果を残せたメンバーが取り上げられることも多いですが、タートルズでは良い結果を残せなかったメンバーの特徴も記録されています。
・トレード実習で失敗を恐れた
・攻めではなく保守的なスタイルを好んだ
・相場の上昇の早さにリスクの高さを感じた
・期日まで数日しかない相場では利益を出せないと思った
結果を出せなかった原因はトレードの知識や技術によるものではなく、思い込みや心理的な要因であったことがわかります。
逆に結果を残せたメンバーは、心理的に恐れず学んだ知識をもとにトレードを行ったということです。
トレードにおける同じ技術や知識を学んだにも関わらず差が出たのは、現代でもトレードにおける失敗の要因として多い感情的な部分だったことが分かります。
タートルズの投資手法(ルール)
タートルズの講習で教えられた内容としてトレンドフォロー型の手法が存在します。
どのような手法なのかをエントリー(発注)からイグジット(決済)の方法を紹介していきます。
ポジション
タートルズでは通貨や国債など様々な商品に分散させてポジションを保有し、投資資金を10ユニット(単位、投資商品のこと)に分けて行います。
例えば、1,000万円の資金がある場合には、100万円を1ユニットごとに10ユニットに分けるということです。
最大損失もあらかじめ決めており、1回の取引で最大損失が1%に収まるようトレードを行います。
1つの商品に資金を集中させるとリスクが高まりすぎることから、各市場のボラティリティの変動を上手く利用するために分散投資の効果を活用したのです。
エントリー
タートルズの手法では2種類のエントリーポイントが用意されています。
1つ目は、過去20日間の高値をブレイクアウト(最高値更新)で順張りによるエントリーを行い、トレンドをフォローしながら上昇による利益を狙っていきます。
逆に過去20日間の安値をブレイクアウトする場合には、売りによるトレンドフォローでトレードを行います。
2つ目は、期間を伸ばした55日間の高値と安値のブレイクアウトでエントリーを行うトレードです。
2種類の期間を用いることで1つの期間よりもトレードの機会が増え、着実にトレンドフォローのチャンスを狙っていきます。
イグジット
利確は、買いによるトレードの場合は過去10日間の安値更新で行います。
売りによるトレードの場合は過去に20日間の高値更新で行います。
利確を行う際は指値によるイグジットではなく、利益をしっかりと伸ばすために利確の条件一致で行われます。
ストップロスである損切りについては、資金の1%でトレードを手仕舞いします。
トレンドに乗るトレードで利益を最大限伸ばしながら、損失を最小限に抑えることでリスクを管理しながら行う理想的なトレードです。
それと、ポジションの設定からエントリーイグジットまで手法によるルールを決め、感情に左右されないトレードが行える特徴を持つのがタートルズ手法です。
タートルズの手法から学べるポイント
タートルズの講習や手法からは、学べるポイントがいくつか存在します。
・トレードにおけるルールの重要性を学べる
・損小利大で理想的なトレードを行う
・手法自体が中長期向け
・感情のコントロール訓練が必要
FX初心者が学ぶべきポイントを紹介していきます。
トレードにおけるルールの重要性を学べる
タートルズが有名なのは、プロのトレーダーではない一般人が講習で手法や感情がトレードに与える影響を学び、実際に結果を出すことができたためです。
何の手法も学ばずにトレードを行えばFX初心者が失敗してしまうことは容易に想像できます。
ポジション、エントリー、イグジット、トレードに関するルールを手法として定め、手法通りにトレードを行うことで結果が出せることがタートルズから学べるのです。
そのためFX初心者の方はまずは、トレードの基礎を学びつつ自分が使う手法を見つけてみましょう。
トレードにおける手法の重要性を下記記事でも解説しているので、よければ参考にしてください。
▶FXで億トレーダーを目指すなら手法が重要!?プロの真似から自分の手法を作り上げる
損小利大で理想的なトレードを行う
タートルズの手法では、トレンドに乗るトレンドフォローで利益を最大限伸ばしつつ、損失をできる限り抑えるトレードが行われます。
これはトレードにおける理想的な結果である損小利大であり、損失をできる限り抑えながら、利益を最大化させるスタイルです。
トレードではよく小さな利益を積み重ねても1回の大きな損失で退場してしまう事例を聞きますが、タートルズではこの事例を把握し対策が考えられた手法が、教えられていたことがわかります。
過去の実績あるタートルズでも利益を伸ばしながら損失を最小限抑えるスタイルが推奨されていることから、FX初心者が目指すべきトレードであることが学べます。
手法自体が中長期向け
タートルズのエントリーやイグジットのポイントは10日間や20日間という長めの期間が設定されており、短期的なトレードには向いていません。
さらにポジションも1つのユニットではなく10ユニットに分け、全てのユニットを同時進行で分析していかなければなりません。
これはタートルズの手法自体が中長期的なトレードを行う前提であり、短期トレーダーには向かない手法であることがわかります。
タートルズからトレードの1つとして学べる情報はしっかりとありますが、自身のトレードスタイルによっては活かせないこともあるため注意しましょう。
トレードスタイルについては下記記事で詳しく解説しているので、自分のスタイルが決まっていない人は参考にしてみてください。
▶FXで4時間足を使うトレード手法|エントリーポイントと注意点を紹介
感情のコントロール訓練が必要
タートルズから学べる1番のポイントがあるとすれば、感情がトレードに与える影響の大きさです。
タートルズの講習で結果を出せなかったメンバーの特徴を紹介しましたが、どれも心理的な要因と感情的な影響が大きかったことがわかります。
トレードでは大きなお金が動くことから感情が揺らいでしまうことは仕方がないかもしれませんが、その感情を抑えられなければ結果が出せないことが証明されています。
そして感情のコントロールは1日で習得できるものではなく訓練などが必要となります。
時間が掛かるかもしれませんがトレーダーの成長には必須なものとなるため、下記記事を参考に訓練してみましょう。
▶FXでのメンタルの鍛え方を解説! 感情的なトレードを避ける方法を紹介
現代でもタートルズの手法は使えるのか?
タートルズの手法を勉強して実際のトレードで使ってみようと考える方もおられるかもしれませんが、現代の手法としては通用しない恐れがあります。
というのもタートルズが行われたのは1980年代、現代のように誰でもチャート分析やクリック1つでトレードできる時代ではありません。
手で1つ1つ計算し、電話で注文を行っていた時代です。
つまり、チャートを描いたりエントリーやイグジットをしっかりと計算する人が比較的少なく、分析自体に優位性があったから勝てたという側面があります。
現在だとMT4/MT5のように高性能なチャートツールを使えば誰でも簡単に高度な分析ができ、タートルズの手法が相場で機能しない場面がほとんどです。
そのためタートルズの手法をそのまま使うのではなく、学べる分からしっかりと学びとり、自身の手法やトレードに活かしていくことをおすすめします。
まとめ:タートルズのように稼げるトレーダーを目指そう
タートルズは1980年代に開催されたトレーダーの講習会で、参加者が実際に結果を残せたことで有名になりました。
その中でも資金管理や感情がトレードに与える影響が重要であり、実際にタートルズでは結果を出せなかったメンバーは心理的な要因による失敗がほとんどでした。
このことから資金管理や感情のコントロールの重要性を学び、稼げるトレーダーを目指してトレードを行っていきましょう。
なお、トレードを行う下地として高性能なトレードツールを使うことが現代では必須です。
高性能トレードツールMT4/MT5が使えるFX業者としてBigBossをおすすめします。
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