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FXのティックチャートとは?特徴やトレード手法をわかりやすく解説!

FXのティックチャートとは?
「ティックチャートって何?」

「どうやってティックチャートって使うの・・・?」

と疑問に思ったことはありませんか?

FXのチャートにはいくつかの種類がありますが、マイナーなチャートでも一部トレーダーから人気あるのがティックチャートです。

実際に使ってみると独特な動きから、上手くトレードに活かせなかったなんてこともよく聞きます。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

・ティックチャートとは

・ティックチャートの使い方

・ティックチャートを使う際の注意点

ティックチャートを使えるようになれば、スキャルピングトレードの勝率アップにつなげられるでしょう。

これからティックチャートを使ってみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ティックチャートとは

ティックチャートはFXのチャートの一種で、時間の変動に基づくチャートとは異なる、レート(価格)変動で形成されるチャートです。

為替レートの最小単位が更新されることでチャートが形成され、最も敏感で早くリアルタイムの値動きを認識できる特徴を持ちます。

リアルタイムでの値動きを認識しやすいことから、小さな利益を積み重ねる短期トレードのスキャルピングでよく使われています。

ティックチャートの特徴

ティックチャートは他のチャートと異なる特徴を持つため、まずはどのようなチャートなのかを知る必要があります。

実際にティックチャートがどのような動きをするのか、どこで使えるのかを解説していきます。

価格の更新でチャートが形成される

通常FXのチャートは、5分足なら5分経過ごとに1本のチャートが形成され、10分足なら10分経過ごとに1本のチャートが形成される、時間の経過でチャートが更新される仕様です。

しかしティックチャートは、時間ではなくレート(価格)が更新されるたびにチャートが形成され更新されていく仕様となります。

レートに変動がなければいつまでもティックチャートは動かないといった特徴も持ちます。

値動きが激しい時にはティックチャートは頻繁に更新され、リアルタイムで売買の動きを追うトレードを行うことが可能です。

短期トレードとの相性が良い

リアルタイムでレートを追えるティックチャートは、短期トレードとの相性が良いチャートです。

特にスキャルピングを行うトレーダーが使用しており、ローソク足よりも価格の細かな変動を捉えることができるため、スキャルピングにおいて優位な位置でのエントリー(発注)やイグジット(決済)を可能とします。

スキャルピングではトレード全体を通してティックチャートでリアルタイムな値動きを追える強みがありますが、他の短期トレードではエントリーとイグジットにおいて優位的なポジションを持つために活用できます。

逆にデイトレード以上の時間軸のトレードでは、細かな値動きを知る必要がある場面が少なく、ティックチャートだけではトレンドなどを知ることが難しいことから、使われることは珍しいチャートです。

TradingViewとMT4/MT5で表示可能

ティックチャートはチャートツールによって、表示されるチャートが異なる場合があります。

例えばTradingViewでは、インジケーターから「Tick Chart」を探して表示させることができ、ローソク足に近い棒状のチャートが表示されます。

MT5(MT4)のティックチャートは気配値表示からティックチャートタブを選ぶことで表示でき、ラインとしてチャートに表示されます。

ツールによってティックチャートの表示形式は異なりますが、レートの変動によってチャートが形成される点は同じです。

それと、ティックチャートはメインチャートでの表示ではなく、インジケーターのようにサブチャートとして表示されるため、2つのチャートで同時に値動きを追うこともできます。

ティックチャートを使った手法

ティックチャートは特殊なチャートなためトレードで使える場面は限られていますが、短期トレードなら上手く活用して利益に繋げられます。

・スキャルピングによる超短期トレード

・チャートパターンと組み合わせる

・エントリーやイグジットで活用

上記3つのティックチャートをトレードで使う手法を解説していきます。

スキャルピングによる超短期トレード

ティックチャートを一番使うトレードスタイルはスキャルピングです。

数秒~数分しかポジションを保有しないスキャルピングでは、リアルタイムに値動きを追えるティックチャートをトレードに使いやすいです。

しかし、ティックチャート単体では短期でのトレンドの方向を把握できず、上手くトレードに活かせないことも多いです。

そのため1分足や5分足の短い時間足と一緒に確認し、1分足でトレンドを把握しながらティックチャートで一瞬の値動きを狙う手法が使えます。

例えば、1分足で短期の下降トレンドが確認できたら、ティックチャートで一瞬上がった瞬間に売りのエントリーを入れることで、少しでも優位なポジションを持つことができます。

イグジットの時も、一瞬優位な方向に動いた瞬間に決済をすることで少しでも広い利幅が狙えます。

2つのチャートを同時に確認する必要があるため始めは慣れないかもしれませんが、練習やトレードを繰り返すことでスキャルピングトレードに役立てるようになるでしょう。

チャートパターンと組み合わせる

値動きに反応するティックチャートはチャートパターンとの相性が良いです。

ローソク足タイプのティックチャートなら、ローソク足チャートで使われるダブルトップが確認できたら下落を予測でき、ダブルボトムが確認できたら上昇を予測、といった予測を立てながらトレードができます。

特にローソク足のチャートパターンを覚えておけば、瞬時にパターンを把握して次の値動きを予測するといったことも可能です。

ただし、リアルタイムのレートが反映され、普段のチャートでは時間足の中に収まるはずのダマシ(ノイズ)のような動きも出ることがあるため、チャートパターンの予測が当たりづらい場面もあったりします。

FXでダブルトップ・ダブルボトムが出現する条件は!?その理由や騙しを避ける方法を解説

エントリーやイグジットで活用

特徴でも少し解説しましたが、短期トレードのエントリーとイグジットのみでティックチャートを活用できます。

例えば5分足のデイトレードで下降トレンドを狙う場合、ティックチャートで一瞬上昇したタイミングでショートエントリー、その後利確を行う時にはティックチャートが上昇したタイミングでイグジットすれば、理想的なタイミングでのトレードも可能です。

短期トレードでは少しでも利幅を大きく取ることが利益に直結するため、ティックチャートを使ったエントリーとイグジットを試してみる価値はあるでしょう。

ティックチャートをトレードで使うためのコツ

ティックチャートの値動きは特殊であり、スキャルピング自体の難しさからFX初心者の方の場合はティックチャートの使い方のコツを知っておくと、トレードに活かしやすいでしょう。

実際に今日から練習やトレードで使えるコツを紹介します。

常にチャートに表示させて慣れる

時間経過ではなくレートの変動でチャートが更新されるティックチャートは、最初は慣れないことも多いはずです。

少しでもティックチャートの値動きに慣れるため、常にローソク足と同時にティックチャートを表示させるようにしましょう。

毎日同時にチャートを見ることで、チャートの更新のタイミングやトレンド発生時の動き方に慣れてきて、実際のトレードでティックチャートを使えるようになります。

ティックチャートと相性の良いテクニカル分析を使う

瞬時の判断が求められるティックチャートを使ったスキャルピングでは、相性の良いテクニカル分析を使うのも1つのコツです。

先ほども紹介したチャートパターンなら、パターンを覚えておくだけでスキャルピングで使いやすく、リアルタイムで値動きを追えるティックチャートとも相性が良いです。

水平線を使ったレジスタンスラインとサポートラインは、意識されるレートを確認できることからも相性が良いです。

他にもシンプルにチャートに描写や表示させられるテクニカル分析は相性が良い傾向があるため、自分が使いやすいテクニカル分析を試して使っていきましょう。

ただし、ティックチャート自体がインジケーターなため、ローソク足側でインジケーターを表示させる必要があり、同時にチャートを確認しなければなりません。
テクニカル分析についてはこちらで詳しく解説!

スキャルピング可能なFX業者を選ぶ

FX初心者の方がティックチャートを使う際には、気を付けるべき注意点があります。

それは、スキャルピングを許可するFX業者を選ぶことです。

スキャルピングはトレード回数の多さから、システムへの不可が掛かりやすく、カバー取引に悪影響を与える恐れがあることから、スキャルピング自体を禁止するFX業者が存在します。

もし、スキャルピングを禁止するFX業者でスキャルピングトレードを行うと、口座凍結による資金没収、FX業者の利用禁止、などの措置が取られてしまう恐れがあります。

せっかくティックチャートを使って上手くスキャルピングが行えるようになっても、トレードができなくなっては意味がありません。

そのため、ティックチャートを使ったスキャルピングを始める前には、使用FX業者がスキャルピングを禁止をしていないか確認しておきましょう。

FXはスキャルピングが禁止されている?各FX業者の対応や口座凍結の原因を解説

まとめ:ティックチャートでトレードの精度を上げよう

ティックチャートはレート変動でチャートが形成され、リアルタイムでの値動きが追いやすい特徴を持ちます。

スキャルピングとの相性が良く、ティックチャートを使いこなして利益を上げるトレーダーも一定数います。

ただし、スキャルピング自体が難しいトレードであるため、FX初心者の方はしっかりと練習や勉強をしてからティックチャートを使ったトレードを始めてみましょう。

それと、スキャルピングを禁止していない業者を選ぶことも大切です。

スキャルピングを認めていて、複数のインジケーターを搭載してティックチャートが表示できるMT4やMT5が使えるFX業者を選びましょう。

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