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コツコツドカンとは?FXのトレードでコツコツドカンが起こる原因と対策を解説

コツコツドカンとは?

トレーダー
「コツコツドカンってどういう意味?」
トレーダー
「せっかく利益を積み重ねたのに一回の失敗で・・・」

と悩んだことはありませんか?

コツコツドカンとは、小さな利益を積み上げる中、一回の失敗で大きな損失を出してしまう状況です。

多くのトレーダーがコツコツドカンに近い状況で負けてしまうことから、FXでは避けるべき教訓としても知られている用語です。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • コツコツドカンとは
  • コツコツドカンが起きてしまう原因
  • コツコツドカンを避ける対策
コツコツドカンを避けることができるようになると、FXでは勝てるトレーダーへ着実に近づけるため原因と対策は全てのトレーダーが覚えておくべきと言えるでしょう。

コツコツドカンの原因を学びつつ対策を知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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コツコツドカンとは

コツコツドカンとは、FXのトレードにおいて小さな利益を積み上げていく中において、一度の大きな失敗で大損失を被ってしまう状況のことです。

トレードでは損小利大(小さな損失、大きな利益)を目指すことを推奨されますが、反対にコツコツドカンは損大利小(大きな損失、小さな利益)として避けるべきと言われます。

非常にわかりやすい言葉で表現される現象のため、コツコツドカンに陥ってしまう人も多く、FXでは相場から退場(全ての資金を失ってしまう)してしまう状況でもあります。

コツコツと利益を積み重ね、ドカンと大損失

コツコツドカンを一つずつの状況に分けてみると理解しやすくなります。

コツコツ部分は日々のトレードにおいて、小さな利益を得つつ、着実に資金を増やしていく状態です。

全く損失を出していない状況ではなく、利益も小さければ損失も小さい状況などです。

そんなコツコツと利益を積み重ねる中、一度の失敗が大損失となってしまい、それまでコツコツと積み上げてきた利益を吹き飛ばしてしまうのがドカンです。

例えば、一回のトレードで100円の利益を得て5,000円まで利益を積み重ねたが、一回の失敗で6,000円の損失を出してしまう状況などだな
Bobby

コツコツドカンとプロスペクト理論

コツコツドカンによって多くのトレーダーがFXの相場から退場してしまうのは、プロスペクト理論の影響があるからとも言えます。

プロスペクト理論とは、リスクを伴う意思決定を行う際に、非合理的な行動を取ってしまうことを説明する理論です。

プロスペクト理論では損失回避の傾向から、人はトレードにおいて含み益がある状態だとすぐに利益を獲得しようと思い、含み損があると損失を取り返そうとリスクを冒しやすくなります。

つまり、含み益は小さくてもすぐに確定させようとし、損失は取り返そうとナンピンを行いリスクを増やし、大損失に繋がってしまいやすいのです。

プロスペクト理論についての解説はこちら

コツコツドカンは基本避けるべき

コツコツドカンは基本的に避けるべき状態です。

相場からの退場に繋がりやすく、資金を大きく減らしてしまうためです。

もし現在、コツコツドカンに近い状態にあったり、過去コツコツドカンを経験したことがある人は、しっかりとコツコツドカンを起こしてしまう原因を知りましょう。

同時に、コツコツドカンの対策を学ぶことで、相場から退場してしまう確率を大きく下げられます。

特にドカンと大損失を出してしまうことは全トレーダー共通で避けるべきことでもあるため、対策を取れるようにしましょう。

コツコツドカンが起きてしまう原因

コツコツドカンを防ぐためにはまず、損大利小なトレードを行ってしまう原因を理解しておかなければなりません。

  • 損切りができない
  • 簡単にナンピンしてしまう
  • 含み益を伸ばせない
  • 相場の急激な値動きに対する知識不足
  • 直感に頼ったギャンブルトレード

実際のトレードでコツコツドカンが起きてしまう原因を紹介していきます。

損切りができない

損切りが遅れてしまう人、損切りをためらってしまう人など、損切りができない人はドカンと大損失をだしてしまいやすいです。

損切りは抱える含み損を強制的に決済し、損失が少ない内にトレードを終えるリスク管理手法です。

含み損を自身の手で決済できなければ小さな損失も膨れ上がり、最終的に大きな損失となりドカンと全ての資金を失ってしまいます。

損切りは大きな損失を防ぐための唯一の方法とも言え、損切りができなければドカンとなる大きな損失は防げないのです。

損切りについての解説はこちら

簡単にナンピンしてしまう

ナンピンは含み損があるポジションに対して、追加で同じ方向のポジションを持つことで平均取得単価を下げる手法です。

このナンピンを簡単に行ってしまう人は、ドカンと大損失を出しやすい傾向にあります。

ナンピンは利益が出る方向に価格が動けば早期に含み損を解消できますが、損失方向に動くと含み損はさらに増えて大損失に繋がってしまいます。

含み損を抱える時点でトレードは失敗している可能性があり、利益が出る方向へ動く可能性は低いため、基本的にナンピンの成功確率は低いのです。

ナンピンはFX初心者にはコツコツドカンの原因になりやすい手法のため、トレードに慣れないうちは使わない方が良いです。

ナンピンについての解説はこちら

含み益を伸ばせない

コツコツドカンは損失を抑えるだけではなく、利益を伸ばせないことにも原因があります。

一回のトレードにおける利益をしっかりと増やすことができれば、1度や2度ほどドカンとなる大損失を出しても資金的に許容できる可能性があります。

コツコツと小さな利益ばかりを積み重ねていると資金は一向に増えないため、結果的に一回のトレードで許容できる損失額も小さくなってしまうのです。

プロスペクト理論にもある通り、人は含み益を抱えると損失を出さないように早期に利確をしてしまいやすく、どれだけ含み益を伸ばせるのかが技術として求められます。

相場の急激な値動きに対する知識不足

FXの為替相場では予期せぬ急激な値動きが発生することもあります。

急激な値動きは100%予測できないわけではなく、ある程度大きく価格が動く時期や時間帯は把握できます。

それがファンダメンタルズが要因となる経済指標の発表などです。

ファンダメンタルズ分析を行うと相場が急激に動く場面を把握でき、リスクが高い場面を避けたトレードが可能となります

損切りやナンピンなどの手法だけではなく、相場が大きく動く場面についての知識もコツコツドカンを防ぐためには必要となるのです。

直感に頼ったギャンブルトレード

当然ながら直感に頼ったギャンブル的なトレードもコツコツドカンに陥りやすいです。

コツコツではなく大きく勝てる場面もあるかもしれませんが、相応のリスクとして大きく負けてしまう場面もあります。

FXではスプレッドなどの手数料を考慮すると勝率的には50%を下回ると言われているため、ギャンブルトレードを行うと自然と負けてしまう回数が増えてしまいます。

そのため勝率だけで考えるとギャンブルトレードでは負けてしまう回数が増えやすく、損切りなどの技術がなければ自然とドカンと大損を出しやすくなり、早期に為替相場から退場する結果となるでしょう。

FXがギャンブルと言われる理由を解説

コツコツドカンを避ける対策

コツコツドカンを避ける方法がいくつか存在します。

  • トレード手法やリスクリワードを定める
  • 損切りラインを明確にする
  • 相場のリスクが高まる場面を知る
  • ポジションのサイズを調整する

コツコツドカンを避けるための対策を一つずつ紹介していきます。

トレード手法やリスクリワードを定める

まずはトレード手法を定め、一回のトレードにおけるリスクリワードを決めておきましょう。

トレード手法を定めることでギャンブルではない根拠あるトレードが行えるようになります。

同時にリスクリワード(トレードにおける損失と利益の比率)を決めることで、一回のトレードにおける利幅と損失の幅の目標を設定できます。

一回のトレードの利益幅を大きくし、損失の幅を小さくできるため、コツコツドカンを防ぐことが可能となります。

ちなみに、リスクリワードの比率はpipsや利益と損失額など、設定しやすい数値を使用して問題ないため、自分が設定しやすい数値で目標を決めましょう。

リスクリワードの設定方法を解説

損切りラインを明確にする

コツコツドカンの大損失部分であるドカンを避けたい場合には、損切りラインを明確に設定する対策が有効的です。

一回のトレードで許容できる損失幅を決めて、含み損が設定数値に到達で強制的に決済すれば大損失を避けることができます。

ただし、損失を確定させる行為は実際のトレードで行おうと思うと難しいです。

損切りに自信がない人は、逆指値やOCO注文などの自動的に決済が行われる注文方法を活用しましょう。

強制的に損切りが行えるようになれば、コツコツドカンを着実に防げるようになります。

逆指値やOCOなどの注文方法について解説

相場のリスクが高まる場面を知る

コツコツドカンの原因として、相場の急激な値動きに対する知識不足があると紹介しました。

相場の急激な値動きが発生する場面、つまりはリスクが高まる場面を知ることが対策となり、ファンダメンタルズ分析が有効的です。

特に定期的に発表される米国雇用統計はFXのチャートが大きく動く場面であり、ポジションを持っていると大損失に繋がる要因にもなります。

米国雇用統計の発表時期や時間を知っているだけでもリスク場面を避けられるため、最低限のファンダメンタルズ分析は行えるようにしましょう。

米国雇用統計について解説

ポジションのサイズを調整する

人によっては一回のトレードにおけるポジションサイズが大きすぎるため、少しの損失幅で大きな含み損を抱えている可能性があります。

レバレッジ倍率とロット数を確認し、資金量から許容できるロット数に変えてポジションを調整しましょう。

ロット数が大きすぎると、ちょっとした失敗から大きな含み損を抱えてしまう可能性があるため、自身のスキルに合ったロット数でのトレードを心がけましょう。

ロット数についての解説

まとめ:コツコツドカンを避けて利益を積み重ねよう

コツコツドカンとは、小さく積み上げた利益を、一度の大きな失敗で大損失を被ってしまう状況のことです。

大損失は時に相場からの退場の原因となるため、コツコツドカンの対策は必須とも言えます。

ドカンとなる大損失を防ぐために損切りなどのリスク管理法を覚え、含み益を伸ばすためにリスクワードを設定してトレードを行っていきましょう。

ちなみに、国内FXでは大損失を出した時に証拠金以上の損失額を抱えると、追証と呼ばれる借金を抱えてしまうことがあります。

しかし、海外FXのBigBossであればゼロカットを採用するため、証拠金以上の損失は発生せず、最大リスクを限定し安全なトレードが行えます。

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