といった疑問をもっていませんか?
FXのStandard Deviation(標準偏差)とは、ある一定期間の価格の平均値と比べた場合にどのくらい価格が散らばっているのかを示すものです。
しかし、実際のトレードでどのように活用すれば良いのか、わからない方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- Standard Deviationの基礎的な解説
- MT5・MT4でStandard Deviationを設定する方法
- トレードに活用するポイント
Standard Deviationを活用する方法を押さえておけば、トレード戦略の幅が広がり、利益を狙えるチャンスを増やせるでしょう。
これからStandard Deviationを使って取引したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXのStandard Deviationとは?
Standard Deviationとは日本語で言い換えると標準偏差のことであり、SDまたはStdDevと表記されることもあります。
標準偏差は、ある一定期間の価格の平均値と比べた場合にどのくらい散らばっているのかを示すものです。
相場の過熱感や値動きの大きさを表すテクニカル指標として活用でき、下図のようにチャートの下部分に表示させるのが一般的です。
ボラティリティや過熱感を示すテクニカル指標は多くありますが、Standard Deviationは1本のラインを確認するだけで値動きの大きさがわかります。
Standard Deviationの数値が高い場合は値動きが大きいことを示し、低い場合は値動きが小さいことを示唆します。
FXのStandard Deviationとボリンジャーバンドとの関係性
Standard Deviationとボリンジャーバンドには、深い関係性があります。
ボリンジャーバンドとは、アメリカの投資家ジョン・ボリンジャーが考案したテクニカル指標で、下図のように移動平均線と標準偏差で構成されています。
Standard Deviation(標準偏差)の値が大きくなって0から離れると、ボリンジャーバンドのバンド幅も拡大しやすくなります。
一方で、Standard Deviationの値が小さくなって0に近づくと、ボリンジャーバンドのバンド幅も縮小しやすくなるのです。
なお、Standard DeviationをMT5で挿入すると、以下のように表示されます。
Standard Deviationとボリンジャーバンドの違いは、ラインの本数とチャートに表示される箇所です。
テクニカル指標 | ラインの本数 | チャートに表示される箇所 |
Standard Deviation | 1本 | ローソク足とは別の画面 |
ボリンジャーバンド | 3本以上 | ローソク足と同じ画面 |
Standard Deviationは、ボリンジャーバンドよりラインの本数が少ない分、値動きが大きくなっているかどうか容易に確認できます。
また、ローソク足とは別の画面に表示されるため、ローソク足と絡み合って見えにくくなる状況も避けられます。
MT4・MT5にStandard Deviationを表示する方法
Standard DeviationはMT4・MT5に初めから内蔵されています。
ここからは、MT5を例にStandard Deviationをチャートに表示させる以下の手順を解説します。
- Standard Deviationを選択する
- パラメータを設定する
- Standard Deviationが表示される
なお、MT4とMT5の操作には大きな違いがないため、MT4を利用しているトレーダーも後述する手順に沿って表示させてみましょう。
1.Standard Deviationを選択する
MT5を起動したら、画面左上にある「挿入」を選びます。
続いて「インジケーター(インディケータ)」を選択後、「トレンド系」を選んだら「Standard Deviation」をクリックします。
2.パラメータを設定する
パラメータの設定画面が表示されますが、基本的に初期設定のままで問題ありません。
期間を変えたい場合は「期間」の欄の数値を変更します。
「種別」を「Exponential」に変更すると価格の変動に素早く対応できるようになり、だましを避けやすくなるでしょう。
また、初期設定のままでは細いラインが表示されるので、見えにくいときは「スタイル」の一番右の項目からラインの太さを変更するのがおすすめです。
設定が完了したら「OK」をクリックしましょう。
3.Standard Deviationが表示される
パラメータの設定が完了すると、チャート画面下側にStandard Deviationが表示されます。
このように、MT4・MT54ではStandard Deviationを簡単に設定できます。
Standard Deviationと相場の関係性
Standard Deviationの数値は、トレンド発生時は大きく変動し、レンジ相場では数値が低かったり安定したりする傾向があります。
例えば、下図のように相場の動きが小さい場合はStandard Deviationの値は0に近い位置で緩やかな動きを見せます。
しかし、青丸の相場が大きく下落したタイミングにStandard Deviationを確認すると、大きく上昇していることがわかります。
したがって、Standard Deviationの位置や角度を見れば、相場の値動きが大きいか小さいかを判断しやすくなるでしょう。
Standard DeviationをFXトレードに活用する3つの手法
Standard Deviationは相場環境を確認する際に役立つインジケーターです。
以下のポイントを踏まえてトレードに活用すると、利益を狙いやすくなります。
- ボリンジャーバンドと併用してトレンド発生を見極める
- ADXと併用してだましを避ける
- レンジ相場からのブレイクアウトを見極める
それぞれ詳しく解説します。
1.ボリンジャーバンドと併用してトレンド発生を見極める
Standard Deviationはボリンジャーバンドと併用することで、トレンドの発生を見極めやすくなります。
下図のようにボリンジャーバンドの幅が拡大した場合、Standard Deviationの数値も連動するように上昇していくケースが多くあります。
普段ボリンジャーバンドでトレードをしている人は、Standard Deviationを併用することで相場がレンジ相場からトレンド相場へ移行しているかの判断がしやすくなります。
一方で、Standard Deviationが下落し始めた場合は、値動きが小さくなることを予測しやすくなるでしょう。
2.ADXと併用してだましを避ける
Standard Deviationは、同じトレンド系インジケーターのADXと併用することでだましを避けやすくなります。
ADXとは、Average Direction Movement Indexの略称で、トレンドの強弱を判断するために用いられるインジケーターです。
ADXが20~30を超える高い値を示すときは、強いトレンドが発生する可能性があると判断できます。
両方のインジケーターの売買サインが一致しているときを狙えば、だましを避けやすくなります。
例えば、下図のように、Standard DeviationとADXの値が減少しているとき(左の青丸)はトレンドが落ち着き、値が増加しているとき(右の青丸)は上昇トレンドの発生を示唆しています。
一方、Standard Deviationが高い水準を示していてもADXが低い水準を示している場合は、だましになる可能性があるのでエントリーは避けましょう。
3.レンジ相場からのブレイクアウトを見極める
Standard Deviationは、レンジ相場からのブレイクアウトの判断にも活用できます。
下降相場が発生しているときは、まずStandard Deviationが横ばいから上昇に転じていないかを確認してみましょう。
Standard Deviationが上昇に転じていれば、値動きが大きくなっていることを示唆します。
続いて、移動平均線で売買サインが出現しているか確認します。
下図のようにデッドクロスが出現しており、Standard Deviationが上昇に転じていれば、下落方向の動きが加速しやすくなるでしょう。
一方、上昇相場ではStandard Deviationが横ばいから上昇に転じ、買いのサインであるゴールデンクロスが出現していれば、買いエントリーで利益を狙うのが有効です。
まとめ:FXトレードでStandard Deviationを使えば戦略が広がる
Standard Deviationは、ボラティリティや過熱感を目で判断できるテクニカル指標なので、トレンド発生時のエントリー判断がしやすくなります。
また、移動平均線やボリンジャーバンドなども併用すれば、だましを避けやすくなるでしょう。
Standard Deviationで効率的に利益を狙うためにも、高いレバレッジで取引できる海外FX業者を選びましょう。
Standard Deviationが内蔵されているMT4・MT5を使うことができ、高いレバレッジで取引できるFX業者を探している方にはBigBossをおすすめします。
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