と悩んだことはありませんか?
FXには特徴的な値動きが出る2種類の相場、レンジ相場とトレンド相場があります。
その中でもレンジ相場は、FXの相場でも7割~8割ほどを占め、難しい相場と言われるためしっかりと特徴や攻略ポイントを抑えておかなければなりません。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- レンジ相場とは
- レンジ相場の攻略ポイント
- レンジ相場の注意ポイント
レンジ相場についてしっかりと学べば、FXでも利益を狙える機会を増やすことができるでしょう。
レンジ相場に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
レンジ相場とは
レンジ相場とは、一定の価格帯をチャートが往復し続ける相場のことです。
上値と下値が一定に固定され、更新されることなくボックス(箱)に閉じ込められた様子からボックス相場と呼ばれることもあります。
上値の上限をレジスタンス、下値の下限をサポートしてラインを引ける特徴を持ちます。
レジスタンスとサポート内でチャートが往復しますが、必ず2つのラインで反発するわけではなく、ランダムな箇所で往復することもあります。
ちなみにレンジ相場とトレンド相場の割合は、レンジ相場が全相場中の約7割~8割を形成すると言われています。
レンジ相場とトレンド相場の違い
レンジ相場とトレンド相場の違いは明確です。
トレンド相場は上昇もしくは下降トレンドで、高値もしくは安値を更新するように動いていきます。
レンジ相場はレジスタンスとサポート内で基本は動き、高値と安値が制限された上となります。
FXではレンジ相場とトレンド相場におけるトレード方法は異なるため、しっかりと2種類の相場を見分けられるようになりましょう。
レンジ相場の特徴
レンジ相場でトレードを行う際には、覚えておくべき基本ポイントがあります。
- 一定の価格帯を往復する
- レンジ相場はトレンド相場に移行する
- レンジ相場ブレイクで大きく動く
それぞれ覚えておくべきポイントを紹介していきます。
一定の価格帯を往復する
レンジ相場中のチャートは、一定の価格帯を往復する動きが起こります。
例えば、米ドル円において1ドル100円と1ドル101円のレンジが形成されると、100円~101円内を往復するように動きます。
レンジ相場は価格帯の往復を狙う形でトレードを行うことは覚えておきましょう。
ちなみに、レンジ相場では価格変動の幅がトレンド相場と比べると小さくなるため、ボラティリティが低い相場となります。
レンジ相場はトレンド相場に移行する
レンジ相場は永遠と続くわけではありません。
一定期間の往復を経た後に、トレンド相場へ移行します。
レンジ相場からトレンド相場へ移行すると値動きの特徴が変わるため、しっかりと相場の移行を把握できるようになりましょう。
レンジ相場ブレイクで大きく動く
レンジ相場からトレンド相場へ移行する際に、レンジ相場の価格帯をブレイク(突破)すると、チャートは大きく動く特徴を持ちます。
レンジ相場で貯まったエネルギーがトレンド相場移行で大きく解放されるため、利益を狙うチャンスであると共にリスクある場面であることも覚えておきましょう。
ちなみに、レンジ相場から上昇トレンド相場もしくは下降トレンド相場どちらに移行するのかは、実際にレンジ相場ブレイクが起こるまで分かりません。
レンジ相場のトレード方法
レンジ相場ではトレンド相場のように、単純に値動きが続く方向へのトレードで利益が出せるほど簡単な相場ではありません。
しっかりとレンジ相場独自のトレード方法を覚え、値動きを予測しながらトレードを行う必要があり、以下のトレード方法が基本となります。
- サポートとレジスタンスラインを引く
- 短期トレードで往復を狙う
- レンジ相場ブレイクを狙う
レンジ相場のトレード方法を解説していきます。
サポートとレジスタンスラインを引く
レンジ相場でトレードを行う場合、レンジ相場の上値と下値にレジスタンスラインとサポートラインを引くことでトレードを行いやすくできます。
チャートの値動きで一定の方向性が無くなりレンジ相場を認識したら、上値の反発価格帯にレジスタンスライン、下値の指示価格帯にサポートラインを引きましょう。
ちなみにラインを引く時はボックスの形となるように水平ラインを使います。
それぞれのラインを引くことで、次にチャートが反発するポイントを見つけられるようになります。
短期トレードで往復を狙う
サポートラインとレジスタンスラインを引いたら、レンジ相場内でチャートが往復するタイミングを見計らいトレードを行っていきましょう。
レジスタンスラインで反発したら売り、サポートラインで反発したら買いのトレードで利益を狙えます。
レンジ相場中の値動きは値幅が小さくボラティリティも少なくなりやすいため、基本的には短期でのトレードがおすすめです。
それと1回のトレードで狙える値幅を小さくなりやすいことは覚えておきましょう。
無理に値幅を狙うとレンジ内の往復で損失が出ることもあるため、確実に利益を確定させておくことがレンジ相場内でのトレードには必要となります。
レンジ相場ブレイクを狙う
レンジ相場が終了する時のブレイクを狙うこともできます。
サポートラインもしくはレジスタンスラインをチャートが突き抜ける時、大きな値動きが発生します。
サポートラインをブレイクする時は売りによるエントリー、レジスタンスラインをブレイクする時は買いによるエントリーが狙えます。
上手くレンジ相場のブレイクを狙うことができれば、次にトレンド相場へ移行する際に大きく値幅を伸ばせるため、大きな利益を狙えるチャンスにもなります。
ただし、レンジブレイクを狙う時は各ラインをブレイクしたことを確認してからエントリーしましょう。
ブレイク前だと普通にレンジ相場が続く可能性があったり、レンジブレイクに見せかけてレンジ相場に戻るダマシなどが存在するためです。
ダマシを防ぐためにも、レンジブレイク後のトレードがおすすめです。
レンジ相場のトレードで覚えておくべき攻略ポイント
レンジ相場ではいくつかの攻略ポイントを覚えておくことで上手くトレードが行えるようになります。
- レンジ相場はコツコツとしたトレードとの相性が良い
- レンジ相場ブレイクはイベントが発生要因となりやすい
- オシレーター系テクニカル分析を使う
- レンジ相場はリスク管理を徹底する
一つずつポイントを紹介していきます。
レンジ相場はコツコツとしたトレードとの相性が良い
レンジ相場中の値動きやボラティリティは少なくなりやすく、1回のトレードで大きな値幅を狙うことは難しいです。
さらに一定の価格帯をチャートが往復するため、サポートラインからレジスタンスラインの片道のみを狙うトレードが有効的です。
そのため、レンジ相場中はコツコツと小さな利益を積み重ねていくトレードとの相性が良いです。
1回で大きな利益を狙おうと思わず、小さな利益を積み重ねて合計で大きな利益を目指しましょう。
レンジ相場ブレイクはイベントが発生要因となりやすい
レンジ相場が終わるブレイクは、なんの理由もなく発生するのではなく、イベントなどが重なることで発生する場合が多いです。
このイベントは経済指標の発表などのファンダメンタルズが要因となりやすく、発表時間を覚えておくことでブレイクの瞬間を狙いやすくなります。
もちろんイベントとは関係なくブレイクが起こることもありますが、基本的にはファンダメンタルズ要因の発表と重なりやすいです。
そのため、定期的に発表される米国の経済指標の発表時間を抑えておき、レンジ相場ブレイクのタイミングを見計らいましょう。
オシレーター系テクニカル分析を使う
レンジ相場の往復を狙うトレードを行う場合、オシレーター系テクニカル分析を用いることで売買のタイミングを見計らいやすくなります。
オシレーター系テクニカル分析は相場の過熱感を分析することができ、買われ過ぎと売られ過ぎから、レンジ相場中の買いと売りのタイミングを示してくれます。
自身の判断でレンジ相場中のトレードが上手くいかない場合は、オシレーター系テクニカル分析を使うことで上手くトレードできるようになります。
レンジ相場中の勝率を高めたいと考えるなら、オシレーター系テクニカル分析を使ってみるのも一つの手です。
レンジ相場はリスク管理を徹底する
レンジ相場中の値動きとしてサポートラインとレジスタンスラインの往復が発生すると紹介しましたが、実際の相場では単調な往復ではなく、ラインの手前や予測が難しい部分で反発することもあります。
トレンド相場に比べるとレンジ相場ないので値動き予測は難しいため、リスク管理は徹底しておく必要があります。
FX初心者の方であれば、損切りは必ず覚えておくようにしましょう。
損切りはFXにおいて必須なリスク管理術であり、大切な資金をトレードの失敗から守ることができます。
レンジ相場におけるトレードの注意ポイント
FXのレンジ相場ではいくつかの注意すべきポイントが存在します。
- FX初心者にとってレンジ相場は危険な一面がある
- レンジ相場中は大きな利益が狙えない
- レンジ相場ブレイクにはダマシがある
トレード前に理解しておかなければ大きな損失に繋がることもあるため、しっかりと覚えておきましょう。
レンジ相場におけるトレードの注意ポイントを紹介していきます。
FX初心者にとってレンジ相場は危険な一面がある
トレンド相場中の1回のトレードにおける損益は比較的小さくなりやすいですが、何度もトレードを行う場合には勝率が下がると損失も増えやすくなります。
短期的なトレードを繰り返しやすくなるため、負けが続くことで損失が大きく積み上がることもあります。
特にFXを始めたばかりの初心者の方だと、レンジ相場中に上手く勝てないことに対して感情的になり、無暗にレンジ相場中のトレードを繰り返して負けを積み上げることもあるため注意しましょう。
レンジ相場はトレンド相場と比べると難しい局面であるため、初心者の内はレンジ相場でのトレードを避けることも有効的な手段となります。
レンジ相場中は大きな利益が狙えない
レンジ相場中の1回のトレードで得られる利益は、トレンド相場と比べると大きくはありません。
トレンド相場ではトレードの負け回数が増えても1回の勝ちで大きな利益を狙えますが、レンジ相場ではトレードの勝敗と損益が直結しやすいです。
普段勝敗ではなく損益重視のトレードを行っている場合には、レンジ相場中のトレードは気を付けましょう。
負けた回数が増えれば増えるほど、レンジ相場中に損益をプラスにすることが難しくなってしまいます。
レンジ相場ブレイクにはダマシがある
レンジ相場からトレンド相場へのブレイクには、ダマシがあります。
ダマシとはレンジ相場でブレイクが発生しても、トレンド相場へ移行しなかったり、ブレイクとは逆方向に動いてしまう現象です。
例えば、レンジ相場のサポートラインを抜けた後、上昇トレンドを形成せずにブレイクから反転してレジスタンスライン側でブレイクしてしまうこともあります。
レンジ相場のブレイクは大きな値動きとなるため、ダマシ発生には注意しながらトレードを行いましょう。
まとめ:レンジ相場を攻略するならレジサポを意識しよう
レンジ相場とは、一定の価格帯をチャートが上がったり下がったりを繰り返す相場のことで、上値のレジスタンスと下値のサポートから形成されます。
トレンド相場に比べるとレンジ相場はトレードが難しく、リスク管理を徹底しながらオシレーター系のテクニカル分析を用いた攻略的なトレードが有効的です。
ちなみに、リスク管理は逆指値やOCO注文を活用した損切りラインの設定が使えるため、注文が出せる高性能取引ツールMT4やMT5を使ってみましょう。
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