と疑問に思ったことはありませんか?
プロフィットファクターは、損益額からトレードの成績を客観的に確認できる指標です。
主にEA(自動売買)の性能を確認する際に使われる指標ですが、裁量トレードのパフォーマンスを確認するときにも活用できます。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- プロフィットファクターの概要
- プロフィットファクターの計算方法や目安
- プロフィットファクターを使う際の注意点
計算方法や目安を押さえておけば、EAや裁量トレードのパフォーマンスを分析しやすくなるでしょう。
プロフィットファクターをFXトレードに活用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
プロフィットファクターとは
プロフィットファクター(profit factor)とは、トレードのパフォーマンスを表す指標のことをいいます。
総利益と総損失の比率を指し、どれだけ効率よくトレードができているかがわかるものです。
主にEAの指標として使われていますが、裁量トレードのパフォーマンスを確認するときにも活用できます。
プロフィットファクターの計算方法
プロフィットファクターは、トレードの成績を出したい期間の総利益と総損失を使って以下の式で算出します。
計算式
プロフィットファクター=総利益÷総損失
例えば、一定期間中の総利益が25万円、総損失が18万円だった場合の数値は「25万円÷18万円=1.38」となります。
プロフィットファクターの目安
プロフィットファクターでEAを評価する際は、以下を目安にしましょう。
- 1.6~2.0:利益率が高い(理想)
- 1.3~1.5:利益を出せる運用ができる(標準)
- 1.1~1.2:最低限の利益を出せる(最低)
一般的にEAのプロフィットファクターは1.3前後が標準的で、1.5以上であれば理想的とされています。
そのため、パフォーマンスの良いEAを探す際には1.5前後を目安に選ぶと良いでしょう。
なお、1未満のEAは最終的に損失が出てしまうと判断できます。
プロフィットファクターの活用シーン
プロフィットファクターは、EAを評価したり、裁量トレードのパフォーマンスを確認したりするときに活用できます。
活用シーンをそれぞれ詳しく紹介します。
EA(自動売買)を評価する
海外FXで利用できる取引ツールのMT4・MT5では、EAを使った自動売買ができます。
EAを活用する際は、インターネット上で公開されるEAを探して導入するのが一般的です。
どれほどの成績が期待できるかは、導入するEAによって異なります。
そのようなときにプロフィットファクターを確認すれば、成績の良いツールを見つけやすくなります。
EAの導入を検討している人は、覚えておくべき指標といえます。
▶EA(自動売買)を選ぶときのポイントはこちらで詳しく解説!
裁量トレードのパフォーマンスを確認する
プロフィットファクターは、トレーダー自身で判断して取引する裁量トレードのパフォーマンスを確認することもできます。
プロフィットファクターが高ければ、利益が損失を上回る状態と判断できます。
一方、1を下回っていれば、損失を出し続けることになるため、手法を見直す必要があるでしょう。
トレード成績を確認する際は、最終的な損益に目が行きがちですが、プロフィットファクターを使うことでパフォーマンスの良し悪しを客観視しやすくなります。
プロフィットファクターを使う際の注意点
プロフィットファクターを使う際は、以下の点に注意が必要です。
- トレード回数が少なくなるほど信頼性が低くなる
- プロフィットファクターが高いEAが優秀とは限らない
- 相場環境による影響を受けやすい
- リスク管理の指標には向かない
一つずつ詳しく解説していきます。
1.トレード回数が少なくなるほど信頼性が低くなる
トレード回数が少ない場合、計算対象とする損益額のデータも減ってしまうので、プロフィットファクターの信頼性が低くなる傾向があります。
一方、トレード回数が多ければ、安定した数値を得やすくなります。
EAのプロフィットファクターを確認する際は、バックテストの条件からどれほどのトレード回数から算出したのかもチェックするようにしましょう。
2.プロフィットファクターが高いEAが優秀とは限らない
プロフィットファクターが高いほど優秀なEAであるとは限りません。
中には、プロフィットファクターを意図的に高く表示して販売しているものもあります。
トレード回数が極端に少なかったり、勝ちが続いた局面のみに絞って計算したりすれば意図的に高くできます。
他のEAと比較して高過ぎるEAを選ぶのは避けた方が良いでしょう。
3.相場環境による影響を受けやすい
プロフィットファクターを確認する際は、相場環境にも注目しましょう。
例えば、評価するEAや手法にとって得意な局面が続いている場合、プロフィットファクターが高くなりやすくなります。
例えば、順張りが得意なトレーダーは、トレンド相場が長く続くほど数値が高くなります。
相場環境の変化も考慮したパフォーマンスを確認したいときは、対象期間をより長くして、あらゆる局面での取引データを集める必要があるでしょう。
4.リスク管理の指標には向かない
プロフィットファクターは、勝率や平均損益額が加味されていないため、1以上の数値が出たとしても、損失を抑えられるEA・手法と判断できません。
そのため、リスク管理をする際は、後述するリスクリワードといった他の指標を使って対策をすることが大切です。
リスクを抑えたい場合は、裁量トレードであれば事前に損切りラインを決め、EAであればロット数やレバレッジを調整して運用するのが効果的です。
経済指標の発表前後といった価格の急変が起こりやすいタイミングでは、トレードを控えたりEAを停止したりすることも視野に入れましょう。
▶損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!
▶適正ロットの計算方法や決め方はこちらで詳しく解説!
プロフィットファクターと一緒に押さえておきたい指標
FXではプロフィットファクターの他に、勝率やリスクリワードレシオ(ペイオフレシオ)を押さえておきましょう。
それぞれの指標の概要を詳しく紹介します。
勝率
勝率は、トータルの取引数において利益を出せた取引数の割合を指します。
計算式
勝率=(利益を出せたトレード回数÷全トレード回数)×100
トレード成績を振り返る際に使えるシンプルな指標です。
ただし、勝率が高ければ必ず利益を得られるトレード手法やEAというわけではありません。
そのため、EAやトレード手法を評価する際は、後述するリスクリワードレシオも一緒に確認するようにしましょう。
リスクリワードレシオ(ペイオフレシオ)
リスクリワードレシオ(ペイオフレシオ)は、1回のトレードにおけるリスク(損失)とリワード(利益)の比率を示す指標です。
リスクリワードが「1」の場合は、1回のトレードにおけるリスクとリワードが同じということを表します。
計算式は、以下の通りです。
計算式
リスクリワードレシオ=期待利益÷期待損失
例えば、2万円を利益確定ライン、1万円を損切りラインとしたときのリスクリワードレシオは「2万円÷1万円=2」となります。
勝率40%のトレード手法の場合、10回トレードをすると、以下のような結果が期待できます。
- 利益を出せたトレード:4回
- 利益額の合計:8万円
- 損失を受けたトレード:6回
- 損失額の合計:6万円
- 最終的な損益額:+2万円
勝率40%は低く見えますが、リスクリワードレシオが高ければ最終的に利益を得られるトレードと評価できます。
まとめ:プロフィットファクターを活用してパフォーマンスの高いEAや手法を見分けよう
プロフィットファクターは、トレードにおける総利益と総損失の割合からEAや裁量トレードのパフォーマンスを確認できる指標です。
EAを選ぶ際は、バックテストの条件を確認したうえで1.5を目安にしましょう。
リスク管理の指標としてはあまり向いていないので、裁量トレードを評価する際は、勝率やリスクリワードレシオも参考にすることが大切です。
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