と疑問に思っていませんか?
プロフィットファクターを使えば損益からトレードの成績を確認することができます。
EA(自動売買)でもプロフィットファクターは性能確認で使われる指標ですが、トレードにおいても成績確認として使用することが可能です。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- プロフィットファクターとは
- プロフィットファクターの計算方法
- プロフィットファクターを使う際の注意点
シンプルなトレード成績を確認できる指標ですが、EAを使う人はもちろん普通にトレードを行う場合の成績も確認できるため覚えておいて損はないです。
プロフィットファクターに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
プロフィットファクターとは
プロフィットファクターとは、FXや他の投資において使われるトレードのパフォーマンスを表す指標です。
トレードにおける総利益と総損失の割合として計算され、どれだけ効率よくトレードが行われているのかを示します。
主にEAの指標として使われていますが、自身のトレードのパフォーマンス確認のためにも使えます。
EA(自動売買)でよく使われる指標
海外FXで使える取引ツールMT4には、EAを利用した自動売買が可能です。
インターネット上で公開されるEAを探してMT4で自動売買を始めますが、使用するEAによって自動売買の成績は異なります。
そこで成績が良いEAを探すために、EAトレード成績であるプロフィットファクターを参考にします。
通常のトレードだけを行うとプロフィットファクターを耳にすることは珍しいですが、EAを使ったトレードを行う人にとっては覚えておくべき指標となっています。
トレードのパフォーマンスを示す指標
プロフィットファクターは、自分でトレードを行う際のパフォーマンスを確認する時にも使えます。
プロフィットファクターが高ければ利益が損失を上回る状態としてトレードでパフォーマンスが出せており、逆にプロフィットファクターが低ければ損失が利益を上回る状態としてパフォーマンスが低いです。
自分のトレードの成績を確認する時には最終的な利益もしくは損失しか確認しないことが多いですが、プロフィットファクターを使えばきちんとパフォーマンスを出すこともできます。
プロフィットファクターの計算方法
プロフィットファクターの計算方法を紹介します。
・プロフィットファクター=総利益÷総損失
トレードの成績を出したい期間を定め、期間中の総利益と総損失から計算できます。
例えば、一定期間中の総利益が25万円、総損失が18万円だった場合「25万円÷18万円=1.38」と計算できます。
総利益と総損失の割合になるため、プロフィットファクターが1よりも低ければ総損失が多く、1よりも高ければ総利益が多いと分かります。
そのため、プロフィットファクターが1以上で利益が出ているということは覚えておきましょう。
EAで評価する際の基準
EAを評価する際にプロフィットファクターを用いる場合、下記の基準でEAの性能を評価できます。
・1.6~2.0:利益率が高い(理想)
・1.3~1.5:利益を出せる運用を行える(標準)
・1.1~1.2:最低限の利益を出せる(最低)
一般的にはEAのプロフィットファクターが1.3前後が標準的であり、1.5以上であれば理想的と言われます。
そのため、パフォーマンスの良いEAを探す際にはプロフィットファクターが1.5を目安とすると良いでしょう。
ちなみに当然ながら、1未満のプロフィットファクターの場合だと最終的に損失がでるEAとなります。
自分のトレードで使う際の基準
自分のトレード結果からプロフィットファクターを計算することもできます。
自分のトレードの基準として使う場合だと、プロフィットファクターが1以上あれば利益を出せていると分かるため、きちんとトレードが行えていると判断できます。
そこから1.3、1.5と高めていくことができれば、トレードスキルが向上していると判断可能です。
特に自分のトレードで使う場合は、プロフィットファクターが高ければ高いほどトレードのパフォーマンスが良いと判断できるため、2以上や3以上と高めていける状態が理想となります。
プロフィットファクターを使う際の注意点
プロフィットファクターをEAや実際のトレードで使う際にはいくつかの注意すべきポイントが存在します。
- トレード回数が少ない場合
- EAでプロフィットファクターが高すぎる場合
- 相場環境による影響
- リスク管理の指標には向かない
一つずつ注意点を紹介していきます。
トレード回数が少ない場合
プロフィットファクターを確認する際、総利益と総損失を求めた期間に注意しましょう。
総利益と総損失を算出した期間が短くトレードが少ない場合、プロフィットファクターの数値としては実績(トレード回数)の少なさから信頼性に欠けます。
逆に算出した期間が長くトレード回数が多ければ、実績の豊富さからプロフィットファクターに信頼が持てます。
例えば、プロフィットファクターを計算するためのトレード回数が100回よりも、1,000回トレードされたプロフィットファクターの方が指標としては信頼できます。
単純にプロフィットファクターの数値だけを見るのではなく、どの期間、どれだけのトレード回数から算出したのかも確認すると良いです。
(EAの場合はバックテストの取引回数や期間で確認できます。)
EAのプロフィットファクターが高すぎる場合
EAのプロフィットファクターを確認する際には、数値が高すぎる場合には注意しましょう。
高すぎるEAは詐欺の可能性があるためです。
EAの優秀さを判断する時にトレードのパフォーマンスを確認できる指標としてプロフィットファクターが使えるため、意図的にプロフィットファクターを高く設定して販売されているかもしれません。
極端に少ないトレード回数や、勝ちが続いた場面のみ切り取りプロフィットファクターを計算すると意図的に高くできます。
詐欺の被害に合わないためにも、プロフィットファクターが高すぎるEAは警戒しましょう。
相場環境による影響
EAと自身のトレード共に、プロフィットファクターを計算する際の相場環境にも注意しなければなりません。
トレーダーにとって好環境となる相場だった場合、自然と勝率が上がりプロフィットファクターも高くなります。
例えば、順張りによる買いが得意なトレードの場合、上昇トレンドが長く続くことでプロフィットファクターも上昇しやすくなります。
同じ環境が続く相場のみのプロフィットファクターを求めたい場合には問題ありませんが、上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場、全ての環境でのプロフィットファクターを求める場合には参考にならない場合があります。
そのため、プロフィットファクターが計算された期間の相場も確認しておくと良いでしょう。
リスク管理の指標には向かない
プロフィットファクターはあくまでも総利益と総損失から計算されるパフォーマンス指標であるため、トレードにおけるリスク管理の指標としては使えません。
EAでも自身のトレードでもプロフィットファクターが1以上であったとしても、必ずしもトレードがプラスになるわけではありません。
リスク管理はしっかりと別の指標や方法で対策を行わなければなりません。
基本のリスク管理としては自身によるトレードであれば損切り、EAであればロット数やレバレッジを調整して運用しましょう。
ちなみに相場の動きが完全に予測できない状況下では、EAを停止させることもリスク管理となります。
プロフィットファクターと一緒に覚えるべき指標
プロフィットファクターの他に、一緒に覚えることで効率的にFXのパフォーマンスを確認できる指標があります。
- 勝率
- リスクリワードレシオ(ペイオフレシオ)
それぞれの指標の特徴を紹介します。
勝率
勝率はその名の通り、トレードにおける勝てる確率のことです。
・勝率=(勝ちトレード回数÷全トレード回数)×100
自身のトレードを振り返る際に使うことができ、トレーダーとしての成績を一番分かりやすく示せる指標です。
ただし、勝率が高ければ必ず勝てるトレーダーやEAという分けではなく、1回のトレードにおけるリスクリワードの割合も影響します。
そのため勝率を確認する時には、リスクリワードレシオも一緒に確認しなければなりません。
リスクリワードレシオ(ペイオフレシオ)
リスクリワードレシオは、トレードにおけるリスク(損失)とリワード(利益)の比率で、どれだけのリターンを得られているのかを示す指標です。
・リスクリワードレシオ=期待利益÷期待損失
例えば、利益を2万円、損失を1万円となるトレードを行う場合のリスクリワードレシオは2÷1として「2」となります。
勝率40%のリスクリワードレシオ2で10回トレードを行う場合、勝ちトレードは4回の利益で8万円、負けトレードは6回の損失6万円、となり最終的には2万円の利益となります。
このように勝率40%は低そうに見えますが、リスクリワードレシオが高ければ最終的に勝てるトレードも行えるのです。
プロフィットファクターでトレードのパフォーマンスを確認しつつも、勝率やリスクリワードレシオから、さらに詳しいパフォーマンスを確認することもできるのです。
まとめ:プロフィットファクターを覚えてトレードパフォーマンスを確認しよう
プロフィットファクターは、FXや他の投資において使われるトレードのパフォーマンスとして、トレードにおける総利益と総損失の割合から計算できます。
EAや自身のトレードのパフォーマンスを確認できる指標として、覚えておくと良いでしょう。
それと、勝率やリスクリワードレシオについても覚えておくと、さらにトレードにおけるパフォーマンスを計算できるようになります。
ちなみに、トレードのパフォーマンスを高めるのであれば、資金効率も高められるFX業者を選ぶと最適なトレードが行えます。
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