

といった疑問をもっていませんか?
プライスアクションとは、ローソク足の動きを分析して値動きを予測する手法です。
トレーダーの心理や行動が反映されるローソク足の動き方を見ることで、値動きが予測できます。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- プライスアクションが重要な理由
- 代表的なプライスアクション
- プライスアクションを活用する際のポイント
プライスアクションの売買サインや活用方法を把握することで、相場の予測がしやすくなるでしょう。
FXのトレード精度を高めたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents [目次を表示する]
プライスアクションとは
プライスアクションとは、ローソク足の並びから相場状況を把握し、今後の値動きを予測する手法です。
ローソク足とは、以下のように一定期間の始値や終値、高値、安値をローソクのような棒で視覚的に表現したものです。
1本のローソク足から以下の情報が読み取れます。
始値 | 期間中の開始時の価格 |
終値 | 期間中の終了時の価格 |
高値 | 期間中の最も高い価格 |
安値 | 期間中の最も安い価格 |
例えば、下図の陽線を見ると、価格は始値より高くなっているものの、強く押し戻されて終わっていることがわかります。
そのため、今後下落する可能性も視野に入れる必要があるといえるでしょう。
このような値動きを反映したローソク足を分析し、今後の値動きを予想するのがプライスアクションです。
プライスアクションが重要な理由
FXの相場は、トレーダーの心理や行動の影響を受けて変動します。
例えば、米国雇用統計の「非農業部門雇用者数」が予想を下回る結果となったときは、ドルを売るトレーダーが増えることで、ドル安になることが予想できるでしょう。
プライスアクションは、このようなトレーダーの心理や行動が反映されたローソク足の動き方から今後の値動きを予測します。
1本のローソク足の形から相場を予想するのではなく、前後のローソク足を含めた値動きの背景にあるトレーダーの心理を読み解くことで、根拠のある値動き予測ができるようになります。
【一覧】代表的なプライスアクション
代表的なプライスアクションは、以下の7種類です。
- ピンバー
- リバーサルハイ・リバーサルロー
- フェイクセットアップ
- フォールスブレイクアウト
- スラストアップ・スラストダウン
- ランウェイアップ・ランウェイダウン
- インサイドバー・アウトサイドバー
それぞれ詳しく解説します。
ピンバー
ピンバーは、トレンド転換する際に出現しやすいサインです。
一般的に上または下に実体の3倍以上のヒゲがあるローソク足をピンバーと呼びます。
長期的なトレンドが続いているときにピンバーが出現すると、トレンドが転換することが予測できます。
そのタイミングに逆張りをすれば、大きな利益を狙える可能性があります。
ただし、そのままトレンドが継続すると、損失を抱えてしまうことになるので注意しましょう。
リバーサルハイ・リバーサルロー
リバーサルは、トレンドが転換する可能性があることを示すサインです。
リバーサルハイは、当日の高値が1本前の高値を更新したが、終値は1本前のローソク足の実体を下回っている状態を指します。
高値を更新したことで利益確定するトレーダーの心理を読み取ることができ、下降トレンドに転換すると予想できます。
一方、リバーサルローは、当日の安値が1本前の安値を更新したが、終値は1本前のローソク足の実体を上回っている状態です。
下降トレンドからの転換を示唆するため、今後の相場が上昇していくことが予想できるでしょう。
フェイクセットアップ
フェイクセットアップは、レンジ相場のブレイクアウトのだましを示すサインです。
下図のように、サポートラインを超えて安値を更新したものの、終値がサポートラインまで戻り、ブレイクアウトに失敗したことが読み取れます。
ラインブレイクで一時的に売り注文が増えるものの、大口投資家による買い注文によって価格が上昇することが予想できるでしょう。
フォールスブレイクアウト
フォールスブレイクアウトは、高値や安値を一時的に更新したあとにブレイクアウトに失敗したことを示すサインです。
下図のように直近安値を更新する長い下ヒゲがついたものの、高い価格で終値を迎えたときに現れます。
フォールスブレイクアウトの発生によってトレンド転換が予測できれば、その流れにあわせてトレードするのも良いでしょう。
スラストアップ・スラストダウン
スラストは、トレンドの継続を示唆するサインです。
スラストアップは、当日の終値が前日の高値を上回っている状態を指します。
通常、前日の高値は目先の抵抗帯になりますが、その高値を超えても買われていることから「高くても買いたい」というトレーダーの心理が読み取れます。
一方、スラストダウンは、当日の終値が前日の安値を下回る位置で確定するときに出現するサインです。
売りの勢いが強いときに出現し、このタイミングに買いエントリーすると下落に巻き込まれて大きな損失を被る可能性があるので注意しましょう。
ランウェイアップ・ランウェイダウン
ランウェイアップ・ランウェイダウンは、トレンドの継続を予測できるサインです。
強い上昇トレンドの継続過程で出現することが多いランウェイアップは、以下の条件を満たすサインです。
- 起点足の高値が過去n本のローソク足より高い
- 起点足直後のn本のローソク足が安値を下回っていない
日足で表示しているときは、5本のローソク足をまとめて考えるのが一般的です。
通常、過去の高値を切り上げたタイミングに利益確定するトレーダーが多いため、一時的に価格が下落することが多いです。
しかし、ランウェイアップが発生したときは、起点足の安値を下回らず価格がもみ合い、トレンドが継続することを示唆します。
トレーダーが利益確定を躊躇している状況が読み取れるため、価格が上昇することも期待できるでしょう。
一方、ランウェイダウンは、以下の条件を満たすサインです。
- 起点足の高値が過去n本のローソク足より安い
- 起点足直後のn本のローソク足が高値を上回っていない
継続的な下降トレンド中に出現することが多く、売りの勢いが強いことを表します。
インサイドバー・アウトサイドバー
インサイドバー・アウトサイドバーは、値動きが横ばいで推移している状態を示すサインです。
インサイドバーは、起点となるローソク足の範囲内で価格が推移しているのが特徴です。
買いと売りの勢いが拮抗した状態で、起点となるローソク足の範囲を超えると、多くのトレーダーが波に乗ろうとするため、トレンド相場に発展しやすくなります。
一方、アウトサイドバーは、後ろに形成されるローソク足が起点となるローソク足の高値と安値を更新する形で形成されるサインです。
ローソク足が安値を更新しているものの、終値は直前のローソク足よりも高値で終わっているため、買いの勢いが強いことが読み取れます。
ローソク足で高値を超えると、そのまま上昇していくことが予想できるでしょう。
プライスアクションを活用する際のポイント
プライスアクションが発生したとしても、予想通りに相場が動かないことも少なくありません。
プライスアクションで相場予測の精度を高めるためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 他のテクニカル指標と併用する
- 相場の全体像から直近の値動きがどの位置にあるか
- 必ず上位足も見て判断する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
他のテクニカル指標と併用する
プライスアクションだけで売買タイミングを判断すると、予想と異なる方向に価格が動く「だまし」に遭いやすくなります。
だましを回避するためには、他のテクニカル指標と併用することが大切です。
プライスアクションと相性がいい代表的なテクニカル指標は、以下の4つです。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- MACD
- RSI
それぞれ詳しく解説します。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を折れ線グラフとして表示するトレンド系インジケーターのことです。
下図のように長期線と短期線の動きでトレンド転換を予測できます。
移動平均線で代表的な売買サインには、以下のゴールデンクロスとデッドクロスがあります。
手法 | シグナルサイン | 売買方向 |
ゴールデンクロス | 短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ抜ける | 買い |
デッドクロス | 短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ抜ける | 売り |
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、移動平均線と標準偏差で計算された上下の価格帯の線で構成されているトレンド系インジケーターのことです。
統計学上、価格が+2σ(一番高値のライン)と−2σ(一番安値のライン)の間に収まる確率は95.45%といわれています。
バンド幅が広いと価格変動の度合いが高く、狭いと価格変動の度合いが低いと判断できます。
バンド幅が狭く絞られて収束しているスクイーズ状態は、値動きが小さくなる傾向があるので、短期間に大きな利益を得るのは難しいでしょう。
一方、バンド幅が拡大しているときは、利益を狙える可能性が高いといえます。
ボリンジャーバンドの見方やトレード手法はこちらで詳しく解説!
MACD
MACDとは、短期と長期の移動平均線の差を表した「MACD線」と、MACD線の移動平均線である「シグナル線」の2本のラインで構成されたインジケーターです。
2本のラインの交差によってトレンドの転換点を予測できます。
MACDのシグナルサインは、以下の通りです。
手法 | シグナルサイン | 売買方向 |
ゴールデンクロス | MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける | 買い |
デッドクロス | MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける | 売り |
RSI
RSIとは「買われすぎ」や「売られすぎ」といった相場の過熱感を表したテクニカル指標です。
チャート上で0〜100%の範囲で表示され、70%以上になると買われすぎ、30%以下になると売られすぎと判断できます。
相場転換のサインとして活用できるので、プライスアクションの予測内容とあっているのかを確認するのがおすすめです。
相場の全体像を確認する
プライスアクションが出現したチャートは、表示範囲を広げて相場の全体像を確認することが大切です。
下図のように短期で見ていると、ピンバーが出現したときに出現場所が高値なのか、安値なのかの判断が難しい場合があります。
そのようなときに長期に切り替えると、相場の全体像からピンバーが高値の位置で出現したことがわかります。
高値で売りのピンバーが出現しているため、この局面での売りエントリーをするのがおすすめです。
予想と異なる値動きをする可能性はありますが、闇雲にエントリーするより勝率を高められるでしょう。
上位足を確認する
プライスアクションを活用するときは、上位足を確認したうえでエントリーしましょう。
上位足とは、現在見ているローソク足チャートよりも長い時間軸のチャートを指します。
例えば、1分足の上位足は、5分足や1時間足や日足などです。
プライスアクションのサインと、上位足のトレンドが一致していれば、より精度の高いトレードができるようになります。
1時間足で売りのピンバーが出現した下図のケースで見ていきましょう。
このチャートの日足を確認すると、下図のように下落トレンドかつ現在の価格帯がレジスタンスラインの上限に位置していることがわかります。
これらの情報から今後、下落トレンドに転換する可能性があると判断できます。
プライスアクションに関するよくある質問
ここでは、プライスアクションに関するよくある質問に回答します。
プライスアクションと酒田五法の違いは?
酒田五法とは、江戸時代の米相場師である本間宗久によって提唱された日本発祥のテクニカル手法のことです。
酒田五法では、ローソク足の形状を5パターンに当てはめて相場の先行きを予測します。
一方、プライスアクションは、ローソク足の動きを分析して値動きを予測します。
プライスアクションはスキャルピングに活用できる?
スキャルピングとは、数秒や数分で売買を繰り返し、小さな利益を積み重ねていくFXの手法の1つです。
プライスアクションは、1本または数本のローソク足の動きから相場を予測するため、短期トレードに向いている傾向があります。
そのため、相場分析のスピード感を求められるスキャルピングとも相性がいいといえるでしょう。
プライスアクションはバイナリーオプションに活用できる?
バイナリーオプションとは、一定時間後の為替レートが指定価格を上回るか下回るかを予測する取引のことです。
ローソク足の形状から値動きを判断するプライスアクションは、バイナリーオプションにも活用できます。
バイナリーオプションでは、判定時間の値動きを予測しなくてはならないのでFXの相場分析とは性質が異なる部分があります。
バイナリーオプションをするときはテクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析も取り入れるようにしましょう。
バイナリーオプションオプションのメリット・デメリットはこちらで詳しく紹介!
まとめ:プライスアクションを活用してFXトレードの精度を高めよう
トレーダーの心理が反映されているプライスアクションを活用すれば、トレードの精度を高められるでしょう。
加えて、他のインジケーターと併用したり、上位足でトレンドを確認したりすることで、より利益を狙いやすくなります。
プライスアクションを活用する場合は、30種類以上のインジケーターが利用できるMT4やMT5を採用しているFX業者がおすすめです。
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