と疑問に思ったことはありませんか?
政策金利を調べても難しい言葉が多かったり、意味が分からなかったという方も多いのではないでしょうか。
政策金利は日本の景気や為替の値動きに大きな影響を与えるものであるため、FXでトレードを行うなら覚えておくべき用語の1つのです。
そこでこの記事では、以下の内容についてわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 日本の政策金利について
- 政策金利が為替に与える影響
- トレードで政策金利を意識するポイント
日本の政策金利について理解できれば、円を含むトレードで需要を考えうまく立ち回ることができようになるでしょう。
政策金利を意識してトレードをしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
日本の政策金利とは
政策金利とは中央銀行が設定する金利のことで、景気や物価の安定化を達成するために設定されています。
日本では中央銀行である日本銀行(日銀)が政策金利の設定を行い、各金融機関の預金金利や貸出金利などに影響を与え景気を調整しているのです。
FXでは各国の金利の変動によって為替レートが大きく動くこともあるため、重要な指標の1つとして政策金利発表時に注目されます。
金融政策決定会合で方針を公開
日本の政策金利は日銀が設定し、金融政策決定会合にて決定内容を公表します。
金融政策決定会合は年8回、各会合は2日間開催され、金融市場調整の方針や金融政策手段、預金準備率などの協議も行われます。
金融政策決定会合の日程は、年中頃に翌年の日程が決定されるため、秋以降には翌年の会合日を確認できます。
政策金利と景気や物価の関係
政策金利の変更は、日本の景気や物価を調整するために行われます。
政策金利の変更が行われた場合、どのように景気や物価への影響があるのかを解説しつつ、現状の日本の政策金利について紹介します。
政策金利が上昇
政策金利の上昇は、基本的に日本の物価や景気が増大を続ける際に行われます。(インフレ)
個人消費の増大→企業の収益増大→企業の設備投資増大→物価上昇→・・・
物価上昇と個人の収入と消費が増大していくサイクルが繰り返され、過度なインフレが続かないように政策金利を上昇させます。
日銀が政策金利を上昇させることで各金融機関の貸出金利が上昇し、資金が借りにくい状態となり企業の経済活動が停滞してインフレが収まっていくのです。
政策金利が下落
政策金利の下落は、基本的に日本の物価や景気が下落する際に行われます。(デフレ)
個人消費の縮小→均行の収益縮小→企業の設備投資縮小→物価下落→・・・
物価下落と個人の収入と消費が縮小していくサイクルが繰り返され、経済が不景気に陥ってしまう状況を止めるために政策金利を下落させます。
日銀が政策金利を下落させることで各金融機関の貸出金利が下落し、銀行は企業などに投資をしやすい状態となり、経済活動が活発かしてデフレが収まっていくのです。
日本は現状マイナス金利
2023年現在の日本の政策金利は-0.1%、マイナス金利の状態です。
2001年より各金融機関から国債や手形を買い取り、市場にお金を供給させる量的緩和政策が始まりました。
物価の低迷によってデフレが続いていた日本で、物価を安定的に上昇させる物価上昇率2%の目標が2013年に発表され、さらに2016年のマイナス金利付き量的・質的金融緩和で-0.1%の金利が始まったのです。
マイナス金利の状態だと、金利が低いため企業が銀行からお金を借りやすくなり、日本で経済でお金が回りだすことでインフレが発生し物価上昇に繋がっていき、物価上昇率2%を目指せます。
政策金利が為替相場(FX)に与える影響
日本の政策金利は物の価格や経済だけではなく、為替であるFXにも大きな影響を与えます。
ここでは日本の政策金利が変更された場合、為替にどのような影響を与えるのかを紹介していきます。
日本の政策金利が上昇した場合
日本の政策金利が上昇した場合、日本円を含む通貨のペアで円高が強くなる傾向が発生します。
金融資産としては金利が高い国の通貨を保有する方が有利であるため、日本の政策金利が上昇すれば日本円が買われていくのです。
例えば、ドル円の通貨ペアであればドルよりも円の政策金利が高くなった場合、ドル安円高傾向となりチャートは下落に傾いていくでしょう。
長期的な視点ではドル円において下降トレンドが発生します。
日本の政策金利が下落した場合
日本の政策金利が下落した場合、日本円を含む通貨のペアで円安が強くなる傾向が発生します。
先ほどの政策金利上昇とは逆に、日本円よりも他国の通貨の政策金利が高くなることで円が売られていきます。
例えば、ドル円の通貨ペアではドルよりも円の政策金利が低くなった場合、ドル高円安傾向となりチャートは上昇に傾いていくでしょう。
長期的な視点ではドル円において上昇トレンドが発生します。
銘柄のペアとなる相手国の金利差によっても変わる
日本の政策金利が上昇と下落したパターンを紹介しましたが、実際には相手国の金利も考慮しなければなりません。
日本の政策金利が上がったとしても、米国の政策金利がまだ高ければ、結果的に日本の政策金利は低いままと判断できます。
逆に、日本の金利政策がそのままでも、米国の政策金利が低くなれば、金利差が逆転して日本の政策金利が高くなることもあります。
そのためFXで政策金利を確認する時は、トレードを行う通貨両国の政策金利を確認しておきましょう。
FXでは政策金利発表時に為替レートが動く
日本の政策金利について紹介してきましたが、FXのトレードでは政策金利発表時が大きく為替レートを動かすイベントとして知られています。
特にクロス円のトレードを行う人にとっては重要な指標の1つであり、トレンドを大きく変える可能性もあるため見逃せません。
トレードで確認すべき日本と米国の金融政策決定会合について紹介していきます。
日本の金融政策決定会合
ドル円やユーロ円といったクロス円の通貨ペアでトレードを行う際には、日本の金融政策決定会合が重要な指標の1つとなります。
日本は長らくマイナス金利を含む低金利の政策を続けているため、金利上昇の調整が発表された時にはクロス円通貨ペアのレートが大きく動く要因になるでしょう。
(過去の金融政策決定会合の発表では、元日本銀行総裁の黒田東彦氏が金融緩和策を公表し、日本株やドル円のレートを大きく動かしたことから黒田バズーカと呼ばれたこともあります。)
日本円を含む通貨ペアには日本の金融政策決定会合の発表が大きな影響を与えることもあるため、年8回の会合日をしっかりと確認しておきましょう。
米国の金融政策決定会合(FOMC)
金融政策決定会合は、日本だけではなく米国でも行われています。
世界経済の中心でもある米国ドルの政策金利の発表となるため、世界中の通貨ペアに影響を与えることもあるのです。
ユーロドルやドル円といったドルストレートペアが反応しやすく、年間約8回、約6週間ごとの定期開催時には多くの市場参加者が注目します。
特に金利の利上げや利下げの幅が大きい時にはドル円も大きく動く傾向があり、短期間で1円以上のレートが動くことも最近では珍しくありません。
ちなみに、米国の金融政策決定会合の発表は日本時間でも午前3時や午前4時頃となるため、リアルタイムでは確認が難しい場合がほとんどです。
トレードで政策金利を意識するポイント
日本を含む各国の政策金利はトレードにおいて重要な指標となります。
通貨の買われやすさが変わるため、トレンドを意識したトレードでは必須とも言える確認項目です。
実際に政策金利をトレードで意識するポイントを紹介します。
金利の高い国の通貨が買われやすい
金融商品において金利が高い商品は利回りが高くなるため人気が出ます。
これはFXの通貨ペアでも同じ現象が起き、政策金利が高い国の通貨が買われやすくなり、政策金利が低い国の通貨が売られやすくなります。
例えばドル円の場合だと、現在米国の政策金利は約5.5%、日本の政策金利は-0.1%とかなりの差があり、ドルが買われやすい傾向からドル高円安の状態が続いています。
世界の主要国を見ても日本の政策金利は低い状態が続いているため、多くの通貨ペアで円高傾向にあります。
長期的な目線で見ると政策金利が高い国の通貨が買われやすくなるため、トレンドを意識してトレードを行う場合は、政策金利の高い国の通貨を買う戦略が有効的です。
金利発表時は価格が大きく動くため要注意
政策金利は発表時に価格が大きく動くことがあります。
短期的なトレードを行う場合、1円以上の値動きに巻き込まれてしまうこともあるため注意しましょう。
特に米国の金融政策決定会合発表時は多くの投資家が注目し、価格も大きく動くことがあるため重要な指標として覚えておかなければなりません。
それと、発表内容次第では現在のトレンドが転換してしまう恐れもあるため、チャートで大きな動きが出た時には情報収集が必要です。
スワップポイントの変化もある
政策金利はFXのスワップポイントにも影響を与えます。
低金利国の通貨を売り、高金利国の通貨を買うことで、金利差をスワップポイント(金利差調整分)として受けることが可能です。
金融政策決定会合の発表の結果、低金利通貨と高金利通貨の金利が逆転すると、スワップポイントが発生するポジションが変化してしまいます。
スワップポイント獲得を目的としたポジション保有の場合は、計画に支障がでることもあるため、政策金利の変化は追い続けるようにしましょう。
スワップポイントについては下記記事で計算方法などを紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
▶BigBossのスワップポイント一覧! 日本円換算の計算式や取引時の注意点を解説!
まとめ:日本と各国の政策金利でトレンドを測ろう
政策金利とは中央銀行が設定する金利のことで、景気や物価の安定化を達成するために設定され、FXでは為替レートに大きな影響を与えます。
政策金利が高い国の通貨は買われやすくなり、政策金利が低い国の通貨が売られやすくなる傾向は覚えておきましょう。
それと、日本円はしばらく低金利の状態が続いています。
今後日本の政策金利が変動した時には、円を含む通貨ペアで大きな動きが出ることもあるため、日銀の金融政策決定会合は毎回確認することをおすすめします。
政策金利が関わるスワップポイントを得るトレードを行う場合には、スワップポイントが有利なFX業者を選ぶ必要があります。
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