といった疑問をもっていませんか?
FXを始めるにあたって「ロング」「ショート」といった言葉を目にし、意味がわからず悩んでいる方もいるでしょう。
「ロング」や「ショート」は頻繁に出てくる用語なので、FXの手法を学ぶ前に、意味をしっかりと理解しておくことが大切です。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- ロングとショートの意味や違い
- ロングとショートの由来
- ロングとショートの判断方法
ロングとショートの意味を理解できれば、FXトレードをスムーズに進められるでしょう。
これからFXで取引を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXのロングとショートとは?
FXのロングとショートは、新規注文を出してポジションを保有することです。
それぞれに出す注文と持てるポジションが違うため、まずはロングとショートのポジションについて解説します。
ポジションとは
新規で注文を出し、約定後に売買されずに残っている未決済の建玉のこと
FXのロング
ロングとは、買い注文を出しポジションを保有する状態を指す言葉です。
保有できるポジションのことをロングポジションと呼ぶこともあります。
ロングで買い注文を出すと、価格の上昇時に利益を狙えます。
例えば、米ドル/円が140円のときにロングポジションを保有して、150円で決済すれば10円分の利益が得られます。
まずはFXトレードの基本として「ロング=買い」と覚えましょう。
FXのショート
ショートは、売り注文を出しポジションを保有する状態を指す言葉です。
保有できるポジションのことをショートポジションと呼ぶこともあります。
FXでは、買い戻す約束をしたうえで、持っていない通貨を先に売るという取引ができるので、ショートからトレードを始めることができます。
ショートで売り注文を出すと、価格の下落時に利益を狙えます。
例えば、米ドル/円が140円のときにショートポジションを保有して、130円で決済すれば10円分の利益を得られます。
売りから始めるトレードのことを「ショート=売り」と覚えましょう。
FXの通貨ペアとロング・ショートの関連性
FXは、通貨ペアと呼ばれる2つの異なる国の通貨を売買して利益を狙います。
通貨ペアにおけるロングやショートの関係は、以下の通りです。
- 米ドル/円のロングは「米ドルを買って円を売ること」
- 米ドル/円のショートは「米ドルを売って円を買うこと」
- ユーロ/円のロングは「ユーロを買って円を売ること」
- ユーロ/円のショートは「ユーロを売って円を買うこと」
このように、通貨ペアをロングする場合は、前側の通貨を買い、後ろ側の通貨を売ることになります。
一方、ショートは前側の通貨を売り、後ろ側の通貨を買うことを指します。
ロング・ショートと呼ばれるようになった由来
株式市場や為替市場などでは、価格が上昇するときは緩やかに、下落するときは短期的に進むとされています。
価格の上昇を期待したときは、長い時間ポジションを保有して利益を狙うことから、ロング(長期)と呼ぶようになりました。
一方、価格の下落を狙って売り注文を出すときは、短期決戦になる傾向があることから、売りをショート(短期)と呼ぶようになったといわれています。
このように、ロングやショートの語源は、ポジションを持つ時間の長さが由来となっています。
FXのロングとショートの使い方
FXのトレードは全てロングもしくはショートから始まるため、ロングとショートの使い方は必ず覚えておかなければなりません。
実際のFXトレードにおいてロングとショート、それぞれの注文をどのように使うのか解説します。
上昇局面でロング
ロングによる買い注文は、現在価格よりもチャート(レート)が上昇する時に出し、価格の上昇分だけ利益を得られます。
ロングは基本的にチャートが上昇する局面において出す注文となります。
FXではチャートが高値を更新し続ける局面として上昇トレンドがあり、上昇トレンド中にロングを使えば価格の上昇と共に利益を狙いやすいです。
そのため、ロングはチャートの価格上昇が続く、もしくは上昇すると予測できる局面において使うことができます。
下降局面でショート
ショートによる売り注文は、現在価格よりもチャート(レート)が下落する時に出し、価格の下落分だけ利益を得られます。
ショートは基本的にチャートが下落する局面において出す注文となります。
上昇トレンドに対してチャートが安値を更新し続ける下降トレンドがあり、下降トレンド中にショートを使えば価格の下落と共に利益を狙いやすいです。
そのため、ショートはチャートの価格下落が続く、もしくは下落すると予測できる局面において使うことができます。
トレンドに従う順張りと逆らう逆張り
FXのトレード手法において、トレンドに従う順張りと逆張りが存在します。
順張りとはトレンド方向と同じ注文を出す手法で、上昇トレンドが続く時にはロングを出し、下降トレンドが続く時にはショートを出します。
逆張りはトレンド方向と逆の注文を出す手法で、上昇トレンドが続く時にはショートを出し、下降トレンドが続く時にはロングを出します。
順張りはトレンドに従う手法となるため大きく利幅を狙うことができ、逆張りはトレンドに逆らうため一時的なトレンドの反発を利益として狙えます。
基本的には順張りの方が簡単なため多くのトレーダーが使いますが、チャートが小刻みに方向性なく動くレンジ相場においては逆張りが有効的なこともあります。
最初は順張りを基本としたトレードを行い、ある程度FXトレードに慣れてきたら逆張りも覚えてみましょう。
FXではロングとショートのどっちがおすすめ?
FXのトレードでは、ロングで利益を狙う方が簡単と言われています。
そのためFX初心者の方であればロングでトレードを始める方がおすすめですが、ショートも使えるようになるとトレード戦略の幅を広げられ、相場の変動に対して上手く利益を狙いに行けます。
ロングとショート、それぞれどのような場合に使うのがおすすめなのかを紹介します。
FX初心者にはロングがおすすめ
為替相場は上昇は緩やかに、下落は短期的に進むといわれています。
そのため、価格の上昇を予想して注文するロングの方が余裕をもって取引できるので、FX初心者でも取り入れやすいといえるでしょう。
加えて、値動きのスピードが早いショートと比べると、一気に資金を失うリスクが少ないことも、初心者におすすめできる理由の一つです。
一方、価格の下落は短期間に進みやすいため、注文や決済に素早い判断が求められます。
短期間で利益を狙うには、ショートでエントリーするのが効果的ですが、大きな損失を受けるリスクがあるので注意が必要です。
FX初心者は、トレードに慣れるまではロングで取引するのがおすすめです。
取引の幅を広げたいならショートがおすすめ
通貨ペアの価格は、上昇し続けるわけではありません。
買いたい人が多ければ価格は上昇し、売りたい人が多ければ下落します。
下図のように、長期的に下落し続けている相場では、ロングで注文しても利益は期待できません。
このような相場では、少ないチャンスを見つけてロングするよりも、ショートした方が多くの利益を狙えます。
例えば、リーマンショックのような世界的な不景気では、長期にわたって下落が続く可能性があります。
このような局面では、ショート中心のトレードをした方が利益を狙いやすくなります。
価格は需要と供給のバランスによって日々変動するため、相場にあわせてロングとショートを使い分けることができれば、利益を狙えるチャンスがより広がります。
最初からロングとショートどちらを使うのか決めておく
FXの相場は上昇と下落で特徴が異なり、最初から両方の特徴を追いながらトレードを繰り返すのは効率的ではありません。
上昇と下落で全く異なる値動きを見せることもあるため、基本的にはロングとショートどちらを使うのか決めておくのがおすすめです。
例えば、ロングによるトレードが相性良いと決めたのであれば、ショートは使わずロングを狙える場面でのみトレードを繰り返しましょう。
片方の注文のみを使うことで、片方が得意な値動きだけを分析することもできます。
情報量が多いFX相場において、自分が使うトレードの注文を最初から決めておくことで、片方の相場に集中しトレードを繰り返し効率よく利益を狙えるようになるでしょう。
FXでロング・ショートの判断をする方法
FXでロング・ショートを決めるときの代表的な判断方法は、以下の通りです。
- ローソク足で判断する
- トレンドラインを使う
- レンジ相場の高値や安値で判断する
- ファンダメンタルズ分析をして判断する
相場にあわせてロングとショートを適切に使い分けられれば、より多くの利益を狙えるようになるでしょう。
それぞれの方法を詳しく解説します。
1.ローソク足で判断する
ローソク足とは、一定期間の相場の始値、高値、安値、終値を1本の棒状で表したものです。
ローソク足を大きく分けると、始値より終値が高い「陽線」と、始値より終値が安い「陰線」の2種類があります。
陽線と陰線の中でも、下図のようにローソク足の実体が他と比べて明らかに大きなものを大陽線・大陰線といいます。
大陽線は、始値から大幅に値上がりしたことを表し、上昇局面で現れると相場の上昇が続くとされています。
一方、大陰線は始値から大幅に値下がりしたことを示し、下落局面で見られるとそのまま価格が下がることが予測できるでしょう。
そのため、上昇局面で大陽線が出たらロング、下落局面で大陰線が出たらショートでエントリーすれば利益が狙える可能性があります。
しかし、ローソク足が示す相場の動きは一時的なものであったり、他の分析に比べると信頼性が劣ることもあります。
次に解説するトレンドラインなど他のテクニカル分析と組み合わせることで、高い信頼性による分析の元でトレードが行えるようになります。
2.トレンドラインを使う
トレンドラインとは、過去の最安値や最高値をつなげた線のことで、相場の方向性を判断する際に役立ちます。
トレンドラインの種類は、過去の高値同時を結んだレジスタンスライン、安値同士を結んだサポートラインの2つがあります。
長期的に上昇し続けている相場では、サポートラインを割らない限り、価格は上昇する可能性が高いとされています。
そのため、サポートラインに価格が触れたときにロングするのが効果的です。
一方、長期的に下落し続けている相場では、レジスタンスラインを上抜けしない限り、価格は下落する傾向があります。
そのため、レジスタンスラインに価格が達したときにショートをすると利益を狙えるでしょう。
ただし、それぞれのラインで価格が反発しなかったときは一気に反対方向へ動く可能性もあるので、事前に損切りラインを決めておくことが大切です。
▶FXのトレンドラインの引き方と手法はこちらで詳しく解説!
▶損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!
3.他のテクニカル分析を使う
ローソク足やトレンドラインを使うチャートの相場分析をテクニカル分析と呼びます。
テクニカル分析の中にはトレンドを分析するもの以外に、相場の過熱感を分析するオシレーター系のテクニカル分析も存在します。
トレンド系テクニカル分析はトレンドの分析を得意とし、オシレーター系は相場の買われ過ぎと売られ過ぎの分析を得意とし、それぞれを使うことで様々な相場を分析できるようになります。
特にトレンド系テクニカル分析では分析が難しいレンジ相場をオシレーター系なら上手く分析できるため、オシレーター系も使えるようになることでトレンド相場とレンジ相場の両方を攻略できるようになります。
それとオシレーター系テクニカル分析はトレンド系よりも、ロングとショートどちらを使えば良いかピンポイントで分析できるためトレードにおいても上手く役立たせることもできます。
4.ファンダメンタルズ分析を活用する
これまで紹介した3つの判断方法は、テクニカル分析と呼ばれるものです。
一方、ファンダメンタルズ分析は、国の金融政策や経済状況をもとに相場の動向を予測する方法です。
ファンダメンタルズ分析では、各国政府が発表する経済指標や要人発言の内容から値動きを予想します。
例えば、米国雇用統計で公表された平均時給が予想を上回ったときは、個人消費が促進されることから、アメリカ全体の景気が良くなることが予測できます。
そのような状況では、米ドルの価値が上昇する可能性が高まるので、米ドル/円をロングすれば、利益を狙いやすいでしょう。
ファンダメンタルズ分析を取り入れる際は、ある程度の知識や経験が求められるので、FX初心者はテクニカル分析から取り入れてみるのがおすすめです。
ただし、テクニカル分析だけでFXトレードをしていると、経済指標や金融政策などの要因によって想定外の値動きに巻き込まれる可能性があります。
そのようなリスクを避けるためにも、どのような経済イベントが控えているのかを把握しておくことが大切です。
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FXのスワップポイントとロングとショートの関連性
FXでロングとショートのポジションを持つと、トレードの損益だけではなくスワップポイントの影響を受けるようにもなります。
ロングとショートがスワップポイントにおいて、どのような影響を受けるのか分かりやすく解説します。
FXにはスワップポイントがある
スワップポイントとは、通貨ペアごとに設定された金利差のことです。
ロングとショートによってポジションを保有することでスワップポイントは発生し、プラスのスワップポイントなら金利を受け取れ、マイナスのスワップポイントなら金利を支払います。
例えば、金利2%のA国通貨を買い、金利1%のB国通貨を売った場合、「2%-1%=1%」で1%のスワップポイントを受け取ることができます。
金利の高い国の通貨を買い、安い国の通貨を売るポジションを持ち続けるだけ、スワップポイントが発生し続けます。
そのため、毎日取引を繰り返さなくともスワップポイントを受け取る場合は利益を得ることができ、インカムゲインを得られるようになります。
ロングとショートで発生するスワップポイントを確認しておく
スワップポイントは通貨ペアごとに、ロングとショートどちらのポジションを持つのかでプラスとマイナスが変わります。
例えば、米ドル円ペアの場合は基本的に米ドルの金利が高いため、米ドル買い円売りのロングポジションを持つことで、プラスのスワップポイントとなります。
逆にショートポジションを持つとマイナスのスワップポイントとなり、金利を支払う必要が出てきます。
通貨ペアごとにロングとショートどちらを持つのかで発生するスワップポイントが変わるため、トレード前にスワップポイントを確認しておきましょう。
マイナスのスワップポイントをポジションを持ち続けると、金利差の利息を支払い続ける必要があります。
まとめ:相場状況にあわせてロングとショートを使い分けよう
上昇と下落を繰り返しているFX相場で、より多くの利益を狙うにはロングとショートを使いこなす必要があります。
FX初心者は、余裕を持って注文や決済ができるロングから始めて、慣れてきたらショートに挑戦してみるのがおすすめです。
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