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FXのロンドン時間の特徴|利益を狙うコツや取引のポイントを解説

fxロンドン時間

トレーダー
ロンドン時間っていつ?
トレーダー
ロンドン時間の特徴的な値動きって?

と疑問に思ったことはありませんか?

FXにおけるロンドン時間とは、ロンドン市場が開場する17時から27時までの時間帯です。

為替市場の取引が活発化し始める時間帯であり、特徴的な値動きを理解することで上手くトレードに活かすことができます。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • ロンドン時間とは
  • ロンドン時間のトレードポイント
  • ロンドン時間のトレードでの注意点

ロンドン時間は東京時間に比べるとボラティリティが高まりやすく、多くの人がトレードに参加しやすい時間のため、時間帯としての特徴をしっかりと覚えておくと良いです。

ロンドン時間を知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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FXのロンドン時間とは

FXの取引が活発になる時間
FXでは、原則として平日24時間取引可能ですが、それは世界の三大市場が開催し続けるためです。

三大市場と呼ばれる東京、ロンドン、ニューヨークは世界の市場でも取引量が多く、相場への参加者も多いため各市場の開催時間に名前が付けられています。

東京市場:9時から17時
ロンドン市場:17時から27時(夏時間は16時から26時)
ニューヨーク市場:21時から6時

ロンドン市場が開場する時間のことをロンドン時間と呼びます。

ロンドン(イギリス)での取引が増えることから自国通貨のポンドや欧州のユーロの取引量が増え、ポンド円やユーロドルといった通貨ペアの値動きが活発化します。

FXの東京時間の特徴や東京時間にトレードをするコツも紹介!

FXのロンドン時間の特徴

FXのロンドン時間の特徴

FXのロンドン時間は、世界的に流通量の多いユーロやドルの取引が活発になる時間帯です。

そのため、ロンドン時間の特徴を理解することで、時間に合わせたトレードの方向性を決めやすくなります。

ここでは、ロンドン時間の特徴について見ていきましょう。

ユーロ/ドルの取引が活発になる

ユーロ/ドルの取引が活発になる

ロンドン市場ではイギリス通貨のポンドではなく、ユーロが主役通貨となります。
また、世界で最も流通している通貨は米ドルで、2番目に流通している通貨がユーロです。

このことから、ユーロ/ドルでトレードしているトレーダーは多く、世界的に見てもロンドン時間に取引が活発になります。
利益を狙えるエントリーポイントが多くなりやすいため、ロンドン時間は多くのトレーダーに好まれています。

▶︎海外FXでのおすすめの通貨ペアや選び方を解説

東京時間に比べると全体的に取引が活発化する

東京時間に比べると全体的に取引が活発化する

ロンドン時間の特徴としては、東京時間に比べると多くの通貨ペアで取引が活発化することです。

為替市場の参加者が増え始め、東京時間では値動きがほとんど現れなかった通貨ペアにおいても、急に動き出すことがあります。

米ドル円においても東京時間にはレンジ相場や方向性のない値動きが続いた状態でも、ロンドン市場開場と共に一定方向の強い値動きが出やすいです。

そのため、東京時間にはトレードを行わず、ロンドン時間からトレードを始めるトレーダーも多く存在します。

夏時間(サマータイム)が導入されている

ロンドン時間は、夏時間(サマータイム)が導入されているため、夏と冬で開場と閉場のタイミングに1時間のずれが生じます。

夏時間(サマータイム)は、3月下旬から10月下旬までとなっており、1年間の約半分を占めています。

ロンドン時間の夏時間(サマータイム)と冬時間を、日本時間にすると下表のとおりです。

名称 現地時間(ロンドン) 日本時間
夏時間(サマータイム) 8時から18時 16時から26時
冬時間(通常時間) 9時から19時 17時から27時

なお、サマータイムが導入されているのはロンドン時間だけではないため、トレードをする市場ごとに確認することが大切です。

開場時間を間違えると、エントリーやポジションの解消ができなくなってしまうので、トレードしている日がサマータイムに該当しないかを必ず確認しておきましょう。
▶︎FXの夏時間と冬時間の違いや取引時間の変更による影響を解説!

ロンドンフィキシングが行われる

FXのロンドン時間には、ロンドンフィキシング(ロンフィク)と呼ばれる「金の価格決め」があります。

ここで決まった金の価格が為替や株価にも影響を与え、為替相場が急変することがあります。

ロンドンフィキシングは、ロンドン時間の16時(夏時間は15時)に実施され、日本時間にすると25時(夏時間は24時)です。

そのため日本からトレードを行う場合、日付を超えるあたりでチャートが大きく動くこともあるのです。

ロンドンフィキシングの時間はロンドン市場だけでなく、ニューヨーク市場の開場時間に該当するため、多くの投資家が注目している時間と言えるでしょう。

他の為替市場と開場時間の被りが多い

FXのロンドン時間は、他の為替市場と開場時間との被りが多いため、売買が活発化しやすい時間でもあります。

ロンドン時間と開場時間が重なる市場の一例には、以下の4つがあります。

  • フランクフルト市場
  • チューリッヒ市場
  • パリ市場
  • ニューヨーク市場

フランクフルト、チューリッヒ、パリはヨーロッパ地域としてロンドン時間に含まれる為替市場であることから、ほぼ同様の開場時間となっています。特に、ニューヨーク市場が開場してからトレードが活発になる傾向があります。

ロンドン時間とニューヨーク時間の違い

FXにおいてロンドン時間だけでなく、ニューヨーク時間についても知っておくと、エントリータイミングの判断がしやすくなります。

FXのニューヨーク時間は、日本時間の21時から30時(翌朝6時)です。

ニューヨーク市場の開場直後はトレーダーの動きが活発になり、その後だんだんと動きが鈍化していく特徴があります。

また、アメリカの要人発言や経済指標の発表などが世界中の市場に影響を与えるため、トレーダーの注目が集まりやすいこともニューヨーク時間の特徴です。

ニューヨーク時間にトレードする場合は、ダウ平均株価やS&P500などの値動きにも注目しておくとよいでしょう。

▶︎FXのニューヨーク時間の特徴はこちらで解説!

ロンドン時間のFXトレードのポイント

ロンドン時間中(日本時間:16時~25時)のトレードにはいくつかのポイントが存在します。

  • 東京時間のレンジからブレイクを狙う
  • 序盤のトレンドに従う
  • ロンドン時間中は短期トレードが相性良い
  • 22時~27時のニューヨーク時間との重複のみを狙う

どのようなポイントを意識してトレードを行えばいいのか、一つずつ解説していきます。

東京時間のレンジからブレイクを狙う

ロンドン時間は東京時間に比べると、市場参加者が増えるためボラティリティが大きくなります。

東京時間中にレンジ相場を形成していたり方向性の無い値動きが、ロンドン時間突入と共に急に動き出す傾向にあります。

東京時間中にチャートがレンジ相場を形成していた場合には、レンジブレイクが起こりやすくなるため、ブレイクを狙える方向のトレードを意識してみましょう。

もちろん、ロンドン時間でボラティリティが高まると言っても必ずレンジブレイクが起こるわけではないため、ある程度の傾向として覚えておくと良いです。

序盤のトレンドに従う

ロンドン時間序盤の値動きの特徴として、強いトレンドが続く特徴があります。

例えば、ロンドン時間突入と共に価格の上昇が続き上昇トレンド形成、価格の下落が続き下降トレンド形成といったようにです。

東京時間の方向性の見えない動きから急にトレンドが出始めるため、ロンドン時間序盤はトレンドに従う順張りによるトレードが有効的です。

ちなみに東京時間にトレンドが発生していた場合、ロンドン時間は東京時間のトレンドとは逆方向に動く特徴もあるため、トレンドが逆行しやすいことも覚えておくとトレードに役立てるでしょう。

ロンドン時間中は短期トレードが相性良い

ロンドン時間は比較的他の時間帯に比べると、短期トレードと相性が良い特徴を持ちます。

東京時間に比べるとボラティリティが大きくなり、短期トレードでも一回の取引で狙える利幅が大きくなります。

それとロンドン時間とニューヨーク時間が重なる22時~27時(夏時間は21時~26時)には、さらにボラティリティも高まるためデイトレードやスキャルピングが有効的となります。

手法として短期トレードを採用する場合には、東京時間よりもロンドン時間にトレードを絞った方が効率的に利益を狙いやすくなるでしょう。

22時~27時のニューヨーク時間との重複のみを狙う

FXにおいてトレードを行う好条件として、ボラティリティの高さがあります。

ボラティリティが高ければ値動きが出てトレードが行いやすくなり、注文も通りやすくなるため、トレーダーにとってはボラティリティが高い場面のみでのトレードが理想とも言えます。

ロンドン時間の中でもニューヨーク時間と重なる22時~27時は、1日の中でもボラティリティが一番高くなりやすく、この重なる時間帯のみを狙うトレードも有効的です。

他のボラティリティが低い場面ではトレードを行わず、22時~27時の間のみトレードを行うと、結果を出すための効率良いトレードが行えます。

ロンドン時間にトレードする際の注意点

ロンドン時間におけるトレードにはいくつかの注意すべきポイントがあります。

  • 東京時間とニューヨーク時間の切り替わりを意識する
  • ボラティリティが高まるためリスク管理を意識する
  • 値動きの特徴を意識し過ぎない
  • ロンドン時間の休日のトレード

どのようなポイントに注意すればいいのか、一つずつ解説していきます。

東京時間とニューヨーク時間の切り替わりを意識する

ロンドン時間は、東京時間とニューヨーク時間における2つの市場が切り替わりを見せる時間帯です。

ロンドン時間から参入してくる投資家もいれば、ニューヨーク時間から参入してくる投資家もいるため、相場の状況がロンドン時間でがらりと変わりやすいです。

この市場の切り替わりの時間はチャートの動きも変わるため、しっかりと相場が変わったことを意識しながらトレードを行いましょう。

ロンドン時間が始まる17時(夏時間は16時)とニューヨーク時間が始まる21時は、相場の局面が変わりやすい時間と覚えておくと良いです。

ボラティリティが高まるためリスク管理を意識する

ロンドン時間は東京時間に比べるとボラティリティが高まるため、しっかりとリスク管理を意識しましょう。

東京時間でもボラティリティが低い日はチャートがほとんど動かないということもありますが、ロンドン市場に入った瞬間からチャートが急激に上げ下げすることもあります。

東京時間と同じ感覚でトレードを行ってしまうと損切りなどが遅れ、大きな損失を出してしまう恐れもあります。

そのため、時間の切り替わりと共にリスク管理の意識も強く持つようにしましょう。

値動きの特徴を意識し過ぎない

ロンドン時間はボラティリティが高まる、トレンドが急に形成される、といった各ロンドン時間の特徴を紹介してきました。

しかし、このような特徴は毎回起こるわけではなく、各日によって全く異なる動きを見せます。

そのため、値動きの特徴は大まかに覚えておき、しっかりとその日のロンドン市場の値動きを分析し見極めトレードを行っていきましょう。

ロンドン時間の値動きを意識し過ぎると、異なる動きを見せた時に大損失を出してしまう恐れがあります。

FXではその日の値動きをしっかりと分析しながら、柔軟に立ち回ることが上手く利益を出すためのポイントです。

ロンドン時間の休日のトレード

FXのロンドン時間には休日があり、通常時と異なる値動きをするケースがあります。

ここでは、ロンドン時間の中心となるイギリスの代表的な休日を紹介します。

休日 時期・日付
元日 1/1
グッドフライデー 3/22から4/25
※イースター(復活祭)の前の金曜日
イースターマンデー 3/22から4/25
※イースター(復活祭)の後の月曜日
サマー・バンクホリデー 8月最終月曜日
※地域によって異なる
クリスマス 12/25
ボクシングデー 12/26

ロンドン市場以外で取引をすることも可能ですが、いずれにしても通常時よりも取引量が減少する傾向があります。

そのため、注文が約定しにくく、思ったようなトレードができない可能性もあるため注意しましょう。

ロンドン時間のトレードで身に付けておきたいスキル

ロンドン時間でトレードを行う際、身に付けておきたいスキルがいくつか存在します。

  • 自分の得意な時間帯を見つける
  • 主要経済イベントや要人発言の前後は無理に取引しない
  • レンジブレイクやラインブレイクといった手法を覚える

一つずつ覚えておきたいスキルを紹介していきます。

自分の得意な時間帯を見つける

ロンドン時間は、東京市場やニューヨーク市場など複数の市場と開場時間が重なるため、トレードが活発になりやすい時間帯に波があります。

ロンドン時間の中でも得意な時間帯を見つけると上手くトレードが行えます。

日本時間の夕方、ニューヨーク時間と被る夜、ロンドンフィキシングがある深夜など、どの時間が自分に合っているのか見つけましょう。

最も集中できる1〜2時間を見つけて、その時間にトレードすると利益を狙いやすくなります。

主要経済イベントや要人発言の前後は無理に取引しない

ロンドン時間に関わらず、主要な経済イベントや要人発言があった時は、値動きが活発になりやすい傾向があります。

主要国の政策発表や、世界情勢によってトレンドに逆らった急騰・急落が起きる可能性もあるので、経済ニュースにも注目しておくことが大切です。

FX初心者のうちは、変則的な相場が予想される金融イベント・経済発表前後のトレードを控えるのも手段の一つです。

レンジブレイクやラインブレイクといった手法を覚える

ロンドン時間では、レンジ相場からトレンド相場への移行や、トレンドが転換するといった大きな値動きに繋がりやすい場面が多くあります。

そういったチャンスある場面をしっかりと利益にできるように、レンジ相場を攻略できる水平線のブレイク、トレンドラインの転換を攻略できるラインブレイクといったスキルを覚えておきましょう。

レンジ相場における水平線、トレンド相場におけるトレンドラインやチャネルラインは、基本的には使い方は同様のためすぐに覚えることができます。

この機会に使い方を覚えておけば、即戦力のテクニカル分析として役立てることができるでしょう。

水平線の使い方を解説

トレンドラインの使い方を解説

まとめ:FXトレードの前にロンドン時間を正しく理解しておこう

ロンドン時間は、ニューヨーク市場やヨーロッパ各国の市場が開場する時間と被っており、FXのトレードが活発になりやすい時間帯です。

ロンドン時間で利益を出しやすくするには、得意な時間帯に集中してトレードすることや、時間帯に合わせてトレードスタイルを変えることが大切です。

得意な時間帯とトレードスタイルが確定したら、レバレッジをかけてトレードしましょう。
利益を出しやすい時間帯にレバレッジをかけてトレードすることで効率的に利益を出しやすくなります。

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