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IFD注文とは?FXトレードでの使い方やデメリットをわかりやすく解説

IFD注文とは?

トレーダー
IFD注文ってどんな注文方法なの?
トレーダー
IFD注文はどうやって使えばいいの?

といった疑問をもっていませんか?

IFD注文は新規注文と決済注文の予約を一緒に設定できる注文方法です。

うまく活用することでトレードを半自動化できますが、利益確定と損切りのいずれかの決済注文しか入れられないので注意が必要です。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • IFD注文の概要
  • IFD注文の活用方法
  • IFD注文のメリット・デメリット

IFD注文の活用方法を押さえておけば、感情に流されることが減り、安定的な利益を狙いやすくなります。

IFD注文を使ってトレードしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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IFD注文とは

IFD注文とは「〇〇円になったら買い注文を入れて、△△円に達したときに売る」のように新規注文と決済注文の予約を同時に設定できる注文方法です。

「If Done」の略称で、アイエフディーもしくはイフダン注文と呼ばれることもあります。

IFD注文を活用すれば、新規注文から決済注文まで自動化できるので、チャート画面を見ることなく取引を完了できます。

IFD注文では、一つの新規注文に対して指値もしくは逆指値注文のいずれかを選んで設定するのが一般的です。

例えば「新規注文+逆指値注文」の組み合わせでは、下図のように新規の買い注文と損切り注文を一緒に出せます。

IFD注文の使い方

IFD注文の主な活用方法には、以下の2つがあります。

  • 新規注文と指値注文(利益確定)を入れる
  • 新規注文と逆指値注文(損切り)を入れる

それぞれの活用例を詳しく見ていきましょう。

新規注文と指値注文(利益確定)を入れる

IFD注文では、エントリーする新規注文と利益確定をする指値注文を同時指定できます。

例えば、下図のように1ドル138円になったら買い注文、142円に上昇したら利益確定の売り注文が執行されるようにIFD注文を入れることが可能です。

指定価格まで上昇してIFD注文の新規・決済注文がともに実行されれば、1ドルあたり4円の利益を得られます。

また、下図のように新規の売り注文を入れて、買い注文による利益確定も対応できます。

IFD注文で新規発注から利益確定まで自動化できると、利益を取りこぼすシーンを少なくできます。

なお、IFD注文では、利益確定と損切りのどちらか一方の決済注文しか入れられません。

そのため、利益確定の注文を入れたときは手動で損切りする必要があり、適切な対処ができないと大きな損失を受ける可能性があるので注意しましょう。

新規注文と逆指値注文(損切り)を入れる

IFD注文は、新規発注と損切りを同時に入れたいシーンにも活用できます。

例えば、下図のように1ドル142円に価格が上昇したら新規の買い注文、138円に下がったときは売り注文によって損切りが執行されるようにIFD注文を入れる方法があります。

138円になったら自動で損切りが執行されるため、大きな下落が起こっても損失額を限定できます。

また、下図のように新規の売り注文を入れて、買い注文による損切りもIFD注文で対応可能です。

IFD注文で自動的に損切りできるように設定すれば、損失額を限定しながら安定的な利益を狙いやすくなります。

ただし、手動で利益確定をする必要があるため、事前にどの価格で決済するのかを決めておくのがおすすめです。

FXで利益確定するタイミングはこちらで詳しく解説!
FXの損切りルールの決め方はこちらで詳しく解説!

IFD注文と他の注文方法の違い

FXでは、IFD注文の他に以下のような注文方法があります。

注文方法 特徴
成行注文 「今すぐ買いたい・売りたい」というときに現在の為替レートで注文する方法
指値注文 現在価格から指定価格まで下がったら買い、指定価格まで上がったら売り注文が自動で執行される注文方法
逆指値注文 現在価格から指定価格まで上がったら買い、指定価格まで下がったら売り注文が執行される注文方法
OCO注文 ・2つの注文を一緒に入れ、どちらかが成立すると、もう片方が自動キャンセルされる注文方法
・利益確定と損切りの注文を同時に出したい場面で活用できる
IFO(イフダン・オーシーオー)注文 ・IFD注文とOCO注文を組み合わせたもの
・新規注文と利益確定、損切りの2つの決済注文を予約できる
・決済注文が成立するともう片方が自動的にキャンセルされる

安定的な利益を狙うためにも、それぞれの違いを押さえたうえで、自分のトレードスタイルと合ったものを見つけましょう。

指値注文と逆指値注文の活用シーンはこちらで詳しく解説!
OCO注文の意味や活用方法はこちらで詳しく解説!
IFO注文の意味や活用方法はこちらで詳しく解説!

IFD注文のメリット

IFD注文を活用するメリットには、以下のようなものがあります。

  1. トレードを半自動化できる
  2. 感情に流されにくくなる
  3. 損失の拡大を抑えやすい

それぞれ詳しく紹介します。

1.トレードを半自動化できる

IFD注文では、新規注文と決済注文の予約を同時に入れられるのでトレードを半自動化できます。

チャートを見続ける必要がなくなるので、仕事や家事が忙しい人でもFXトレードとの両立がしやすくなります。

2.感情に流されにくくなる

トレーダーの中には「損失を出したくない」「もっと大きな利益を狙いたい」といった感情によって、冷静なトレードができなくなる人もいます。

感情に流されて根拠のないトレードが増えると、安定的な利益を狙えなくなります。

トレードを半自動化できるIFD注文を取り入れれば、感情に流されたトレードを減らせるでしょう。

3.損失の拡大を抑えやすい

IFD注文で、自動的に損切りがされるように設定すれば、損切りが遅れる心配が少なくなります。

FXの失敗として多いのは適切な損切りができずに、大きな損失を受けてしまうことです。

たとえ利益を得られていても、大きな損失を出せば、トータル成績がマイナスになってしまいます。

FXで安定的な利益を狙うためにも、IFD注文を取り入れてみましょう。

IFD注文のデメリット

IFD注文の決済注文には、利益確定と損切りのいずれか一つしか設定できません。

そのため、利益確定と損切りのどちらかは手動で行う必要があります。

例えば、IFD注文で利益確定の注文を入れたときは、自動で損切りがされません。

適切な損切りができなければ、損失が拡大する可能性があるので注意が必要です。

一方、IFD注文で損切りを入れたときは、利益確定のタイミングを逃して利益があまり得られないケースがあります。

IFO注文であれば、IFD注文では設定できなかった損切りと利益確定の両方の決済注文を出せるようになります。

相場変動に応じてIFD注文を取り入れることも検討してみましょう。

IFD注文をFXトレードに取り入れるときのポイント

IFD注文をFXトレードに取り入れる際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. 新規注文+損切りで損失リスクを抑える
  2. テクニカル分析を取り入れる
  3. 発注から決済までのシナリオを明確にする

それぞれ詳しく紹介します。

1.新規注文+損切りで損失リスクを抑える

先述した通り、IFD注文では利益確定と損切りのどちらかを選ぶ必要があります。

IFD注文にあまり慣れていない人は、まず「新規注文+逆指値注文(損切り)」を取り入れるのがおすすめです。

「新規注文+指値注文(利益確定)」のIFD注文を活用する際は、チャートを見ていないタイミングに想定外の値動きがあると大きな損失を受けてしまう可能性があります。

FXで継続的に利益を狙うには、損失額をいかに抑えるかがポイントとなります。

そのため、まずは自動で損切り決済される設定から取り入れて、IFD注文の使い方に慣れていきましょう。

2.テクニカル分析を取り入れる

IFD注文は、事前の設定価格に到達しなければ実行されないため、注文前に今後の値動きを予測する必要があります。

移動平均線やボリンジャーバンドなどのテクニカル分析を活用すれば、相場の方向性や売買タイミングが視覚的に把握しやすくなります。

FXで利益を狙うためにも、テクニカル分析で値動きを予測したうえでIFD注文を入れるようにしましょう。

テクニカル分析の種類はこちらで詳しく解説!

3.発注から決済までのシナリオを明確にする

IFD注文では、事前に決済注文を設定することとなるので「どの価格帯まで値動きするのか」「どのタイミングで損切りをすれば損失額を許容範囲に収められるのか」を予測する必要があります。

適切なタイミングに決済注文が実行されるためにも、テクニカル分析で値動きを予測したら、発注から決済までのシナリオを立てましょう。

例えば、テクニカル分析で上昇トレンドが継続することが予測できたときは、以下のようなシナリオを検討します。

  • 上昇トレンドがいつまで継続するか
  • 買いエントリーをしたときは、どのタイミングで利益確定をするか
  • 価格が想定と反対方向に動いたときは、どのタイミングで損切りをするか

IFD注文を活用する際は、事前にトレードシナリオを立てることで、トレード成績が安定しやすくなります。

まとめ:IFD注文を活用して安定的な利益を狙おう

IFD注文には、トレードを半自動化できたり、感情に流されにくくなったりするメリットがあります。

一方で、決済注文には利益確定と損切りのいずれかしか入れられないので注意が必要です。

IFD注文を使って利益を狙うためにも、テクニカル分析を取り入れるのがおすすめです。

IFD注文を活用したい方は、IFD注文を設定できるMT4・MT5を採用しているFX業者を選びましょう。

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