と疑問に思ったことはありませんか?
FXには様々な注文方法があり、それぞれ仕組みや使い方が異なります。
FXで効率的に利益を狙うには、注文方法の特徴を押さえて、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
- FXで使える注文方法の種類
- トレードスタイル別のおすすめの注文方法
- ケース別のおすすめの注文方法
自分に合った注文方法を身に付ければ、FXトレードで利益を狙えるようになるでしょう。
どの注文方法を使うべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FX取引の代表的な注文方法の種類
FX取引には、以下のような注文方法があります。
注文方法 | 特徴 |
成行注文 | 注文価格を設定せず「今すぐ買いたい・売りたい」というときに現在の為替レートで注文する方法 |
指値注文 | 現在価格から指定価格まで値下がりしたら買い、指定価格まで値上がりしたら売りを入れる注文方法 |
逆指値注文 | 現在価格から指定価格まで値上がりしたら買い、指定価格まで値下がりしたら売りを入れる注文方法 |
IFD注文 | 「〇〇円での買い(売り)が約定したら、△△円に達したときに売る(買い戻す)」のように、新規注文と決済注文を同時に出せる |
OCO注文 | ・2つの注文を同時に入れ、どちらかが執行すると、もう一方が自動的にキャンセルされる注文方法
・利益確定と損切りの注文を同時に出したいときに活用できる |
IFO(イフダン・オーシーオー)注文 | ・IFD注文とOCO注文を掛け合わせたもので、IFD注文で新規注文の価格を指定したうえで利益確定と損切りの2つの決済注文を予約できる
・OCO注文のどちらかの決済注文が執行されるともう一方が自動的にキャンセルされる |
トレーリングストップ注文 | 相場が有利な方向に動いたときに、逆指値注文の指定価格が値動きを追いかける(トレールする)注文方法 |
それぞれの特徴や活用シーンを紹介します。
1.成行注文
成行注文とは、現在の為替レートで注文を入れる方法です。
買いもしくは売りの注文ボタンを押すことで、即座に取引を始められます。
例えば、現在価格が1ドル150円の場合、成行注文で買い注文を出すと、1ドル150円の買いポジションを保有できます。
決済についても同様に現在価格で決済できる注文方法です。
2.指値注文
指値注文とは、現在よりも有利なレートを指定して、予約注文を出す方法です。
有利なレートは「今よりも安く買える価格」「今よりも高く売れる価格」のことです。
例えば、下図のように1ドル=130円のときに、129円に下がったタイミングで買いエントリーをしたいときに活用できます。
また、指値注文は決済時に使うこともできます。
例えば、下図のように1ドル=129円で買いエントリーし、130円に上昇したタイミングで利益確定の売り注文を出したいときに活用します。
3.逆指値注文
逆指値注文は、現在の価格よりも不利なレートを指定して予約注文を出す方法です。
安いときに買ったり、高いときに売ったりする指値注文と異なり、現在より上昇したら買う、下落したら売るといった注文方法です。
例えば、下図のように現在価格が1ドル=130円で、1ドル=131円になったら買い注文を入れたいときに活用できます。
指値注文と同様に、逆指値注文も決済時に使うことができます。
下図のように、1ドル=131円のときに買いポジションを保有し、130円まで下落したら損切りの売り注文が自動決済されるよう設定したいときに使えます。
4.IFD注文
IFD(アイエフディー)注文とは「〇〇円になったら買いエントリーを入れて、△△円に到達したら売る」のように新規注文と決済注文を同時に出せる注文方法です。
例えば、下図のように1ドル=138円になったときに新規の買い注文を入れて、142円に上昇したときに売り注文によって利益確定を実行することができます。
指定価格まで値動きしてIFD注文の新規・決済注文の両方が執行されれば、1ドルあたり4円の利益を狙えます。
また、新規発注と損切りを同時に入れたい場面にも活用できます。
例えば、下図のように1ドル=142円になったら新規の買い注文を入れて、138円に下落したら売り注文によって損切りが実行されるようにIFD注文を入れることが可能です。
138円になったら自動で損切りされるため、価格の急落が起こっても損失額を限定できます。
なお、IFD注文の決済注文には、利益確定と損切りのいずれか一つしか入れられないため、利益確定と損切りのどちらかは自身の判断で実施する必要があります。
5.OCO注文
OCO(オーシーオー)注文とは、2つの注文を同時に入れ、どちらかが成立すると、もう一方が自動的にキャンセルされる注文方法です。
例えば、現在価格が1ドル=150円の場合、151円に到達したら売りの新規注文、149円に到達したら買いの新規注文が同時に出せます。
仮に149円まで価格が下落すれば、買い注文が約定し、もう一方の売り注文は自動的にキャンセルされます。
決済時に活用する場合は、下図のように1ドル=149円のときに買い注文を入れて150円に上がったら売り注文、148円に下がったら買い注文を入れるといった形で利益確定と損切りの両方の注文を予約できます。
価格が150円まで上昇し、利益確定の売り注文が約定したら、損切りの売り注文は自動でキャンセルされます。
6.IFO注文
IFO(アイエフオー)注文とは、IFD注文とOCO注文を掛け合わせた注文方法で、新規注文と利確確定、損切りを同時に予約できます。
例えば、下図のように1ドル=140円まで上昇したら新規の買い注文、その後、142円に値上がりしたら利益確定の売り注文、138円に値下がりしたら損切りの売り注文を予約できます。
新規から決済まで予約設定できるため、トレードを半自動化させることが可能です。
7.トレーリングストップ注文
トレーリングストップ注文とは、相場が有利な方向に動いたときに、逆指値注文の指定価格が値動きを追いかける(トレールする)注文方法です。
例えば、1ドル=140円のときに買いポジションを保有し、トレール価格までの値幅を200pips(2円)に設定した場合、売りの逆指値注文の指定価格は下図のように変動します。
このとき、相場が有利な方向に変動(上図では上昇)したときは、値幅200pipsを維持しながら逆指値注文の価格も上昇します。
一方、相場が不利な方向に変動(下落)したときは、逆指値注文の価格は下落せず現状を維持します。
最終的に価格の急変などで逆指値の価格に到達すると、売りの逆指値が執行される仕組みです。
トレーリングストップ注文を活用すれば、一定の含み益を確保しながらも損失リスクを抑えやすくなるでしょう。
【トレードスタイル別】おすすめの注文方法
FXにはエントリーから決済までの時間が異なる以下の4つのトレードスタイルがあります。
トレードスタイル | 取引期間 |
スキャルピング | 数秒~数分 |
デイトレード | 当日中 |
スイングトレード | 数日~数週間 |
ポジショントレード | 数週間以上 |
使いやすい注文方法は、トレードスタイルによって異なります。
トレードスタイルとの相性が良くない注文方法を使うと、利益を狙いにくくなる可能性があるので注意が必要です。
ここでは、おすすめの注文方法をトレードスタイル別に紹介します。
1.スキャルピング
スキャルピングとは、数秒~数分間の取引を繰り返すトレードスタイルです。
瞬発力や判断力が求められるトレードスタイルのため、基本的には成行注文の利用がメインとなります。
ある程度の値動きが予測できるようになれば、IFO注文を使ってトレードを半自動化させるのもおすすめです。
2.デイトレード
デイトレードとは、当日中にエントリーから決済までを行うトレードスタイルです。
成行注文や指値・逆指値注文、IFO注文といったすべての注文方法を活用できます。
ただし、IFD注文やIFO注文で決済までの値幅を広く設定し過ぎると、ポジションを持ち越す可能性があります。
トレード戦略を立てずにポジションを持ち越すと、想定外の値動きに巻き込まれるリスクがあるので、値動きの予測をしたうえで適切な値幅で指定するようにしましょう。
3.スイングトレードもしくはポジショントレード
取引期間が数日~数週間のスイングトレードや、数ヶ月以上のポジショントレードでは、すべての注文方法を活用できます。
時間に余裕があるトレードスタイルのため、指値・逆指値注文やIFO注文を活用して着実に利益を狙う戦略もおすすめです。
▶スイングトレードの特徴はこちらで詳しく解説!
▶ポジショントレードの特徴はこちらで詳しく解説!
【ケース別】初心者におすすめの注文方法
どの注文方法を使うべきか悩んだときは、重視したいポイントにあわせて選ぶことが大切です。
ここでは、初心者におすすめの注文方法をケース別に紹介します。
1.自分の裁量でFXトレードをしたい
自分の裁量でリアルタイムに臨機応変なトレードをしたい場合は、成行注文の利用がおすすめです。
成行注文であれば、値動きにあわせてエントリーしたり決済したりするタイミングを決められます。
価格の急変が起こっても、冷静に対応できる人であれば、成行注文を使った柔軟なトレードができるでしょう。
2.損失リスクを抑えたい
FXトレードの損失リスクを抑えたい人は、逆指値注文やOCO注文、IFO注文を活用しましょう。
これらの注文方法は、指定価格で自動的に損切りされるように設定できるため、価格の急変が起こっても損失額を限定できます。
FXでは、いかに損失を抑えるかがポイントになります。
トレード成績を安定させるためにも、逆指値注文などを活用して損失リスクを抑えましょう。
3.トレードを半自動化したい
トレードを半自動化したい場合は、OCO注文やIFO注文を利用してみましょう。
OCO注文を使えば、エントリーもしくは決済のいずれかを自動化できます。
成行注文などでエントリーした後であれば、決済注文を自動化できます。
エントリーから決済までを予約できるIFO注文を使えば、チャートを見る時間をさらに短くすることが可能です。
どちらの注文方法も、値動きを予測するための技術が必要になりますが、仕事や家事との両立を考えている人におすすめの方法です。
FX取引の注文方法に関する注意点
FXでは、スリッページが発生して、注文が成立しないケースがあります。
ここからは、FX取引の注文方法に関する注意点を紹介します。
スリッページが発生することがある
スリッページとは、注文価格と約定価格がずれてしまう現象のことです。
例えば、1ドル=130円のときに買い注文を出したときに130.01円で約定した状況は、スリッページが発生しています。
スリッページは、注文が殺到したり価格の変動が激しくなったりする場面で発生しやすくなるといわれています。
重要度の高い経済指標の発表前後は、注文の殺到や価格の急変によってスリッページが起こりやすくなるので、FX初心者は取引するのを避けることも視野に入れましょう。
注文が成立しないことがある
実際に約定した価格が、事前に設定していた許容スリッページを超えると、注文自体が成立しません。
大きな利益を狙えるタイミングでエントリーしても、スリッページによって注文が不成立になれば、チャンスを逃してしまいます。
また、損切りの決済注文が約定しなかった場合、すぐに再注文しないとロスカットされるリスクも高まります。
そのような状況を避けるためにも、約定力の高いFX業者を選んだり、値動きが不安定なタイミングでの取引を避けたりするのが効果的です。
BigBossのプロスプレッド口座はECN方式を採用しているため、スリッページはもちろん、約定拒否やリクオートもほとんど発生しません。
スリッページの少ないFX業者で取引をしたい方は、BigBossで口座開設をしてみましょう。
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FXトレードで注文を出すときのポイント
FXトレードで注文を出すときは、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 初めて使う注文方法は練習してから取り入れる
- 発注から決済までのシナリオを立てる
- 誤発注を防ぐために注文確定前に内容を確認する
それぞれ詳しく解説します。
1.初めて使う注文方法は練習してから取り入れる
初めて使う注文方法は、あらかじめ練習して使用方法を覚えてからリアルトレードで取り入れましょう。
特にIFD注文やIFO注文は新規注文と決済注文の2段階の注文が設定できるため、最初に使うときは設定方法で迷ったり、どのように執行されるのか不透明な部分が多かったりします。
いきなりトレードに取り入れると、注文ミスによって損失が発生してしまう可能性があるため、まずはデモトレードや少額トレードで練習してから使うようにしましょう。
2.発注から決済までのシナリオを立てる
FX取引で注文を入れる際は、あらかじめテクニカル分析などで値動きを予測したうえで発注から決済までのシナリオを立てることが大切です。
闇雲に注文を入れても、安定的な利益が狙えず、大きな損失を出す可能性があります。
適切なタイミングで注文するためにも、移動平均線やボリンジャーバンドといったテクニカル分析を活用して、シナリオを立てるようにしましょう。
例えば、テクニカル分析で上昇トレンドの継続が推測できたときは、以下のようなシナリオを検討します。
- 上昇トレンドがいつまで継続するか
- 買いポジションを保有したときは、どの価格帯で利益確定をするか
- 価格が逆行して含み損を抱えたときは、どの価格帯で損切りをするか
3.誤発注を防ぐために注文確定前に内容を確認する
FX取引で注文を入れる際は、価格や取引通貨量、買いもしくは売りの設定をする必要があります。
少しの注文ミスでも大きな損失を出すことがあるので、注文確定前に注文内容に誤りがないかを忘れずに確認しましょう。
まとめ:自分に合った注文方法を活用してFXで利益を狙おう
FXでは成行注文や逆指値注文、IFD注文といった様々な注文方法を使って取引できます。
自分に合った注文方法を活用すれば、安定的な利益を狙えるようになるでしょう。
FXでは、スリッページによって、損失を受けたり利益を逃したりする可能性があるので、約定力の高いNDD方式のFX業者を選ぶことが大切です。
スリッページによる損失を抑えたい方は、約定力が高いNDD方式を採用しているBigBossをおすすめします。
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