

と気になったことはありませんか?
FXで使える注文方法には種類があり、それぞれの注文方法で使い方が異なります。
自分に合った注文方法を使うことでスムーズにトレードを行うことができ、便利な注文方法を使うことでトレードの戦略を増やすことも可能です。
この記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- FXの注文方法と特徴
- トレードの目的に合わせた選び方
- 各注文を使う前に押さえておきたいポイント
FXで使える各注文方法を覚えることで、効率的に利益を狙えるトレードが行えるようになるでしょう。
FXの注文方法に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
FXで使える注文方法と特徴
FXでは以下の注文方法をトレードで使うことができます。
成行注文、指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFO注文、トレーリングストップ注文。
各注文方法の使い方と特徴を一つずつ紹介していきます。
成行注文
成行注文は、現在の価格で注文する方法です。
買いと売りの注文をリアルタイムに出すことができ、即座に注文が成立します。
すぐにトレードを始めることができる注文方法のため使う人も多く、新規注文と決済それぞれですぐにトレードができる特徴を持ちます。
指値注文
指値注文は、現在のレート(価格)よりも有利なレートを指定し、予約注文が出せる方法です。
指定したレートに到達した時に注文が約定し、買いと売りの新規注文や決済を行います。
例えば、現在のドル円レートが1ドル=130円だった時、買いによるトレードを始める場合には有利なレートの1ドル=129円で指値注文を設定できます。
その後ドル円のレートが129円に到達した時、指値注文が約定し129円の買いポジションを持つことができます。
1ドル=129円で持ったポジションに対して、130円に到達で売り決済といった指値注文を出すことができます。
ちなみに、有利なレートとは以下の通りです。
・買い指値注文:新規注文時は現在よりも安いレート、決済時は現在よりも高いレート
・売り指値注文:新規注文時は現在よりも高いレート、決済時は現在よりも安いレート
指値注文を使うことで現在のレートよりも有利なレートで新規注文や決済を行うことができ、希望する価格でトレードが行える特徴を持ちます。
逆指値注文
逆指値注文は、現在のレートよりも不利なレートを指定し、予約注文が出せる方法です。
指値注文とは逆の注文方法であり、指定したレートに到達で注文が約定します。
例えば、現在のドル円レートが1ドル130円だった時、買いによるトレードを始める場合には不利なレートの1ドル=131円で逆指値注文を設定できます。
その後ドル円のレートが131円に到達した時、逆指値注文が約定し131円の買いポジションを持つことができます。
1ドル=131円で持ったポジションに対しては、不利となる130円で売りの逆指値注文を設定できます。
ちなみに、不利なレートとは以下の通りです。
・買い指値注文:新規注文時は現在よりも高いレート、決済時は現在よりも安いレート
・売り指値注文:新規注文時は現在よりも安いレート、決済時は現在よりも高いレート
不利なレートの注文方法のため使い時が無いように思えますが、実際には損失を限定する時の損切りに使える有用な注文方法です。
OCO注文
OCO(オーシーオー)注文は、指値と逆指値を同時に出せる注文方法です。
例えば、現在のドル円レートが1ドル=150円だった時、151円に到達したら売りの新規注文、149円に到達したら買いの新規注文を同時に出せます。
OCO注文は決済にも利用することができ、1ドル=149円の買いポジションを持つ場合、150円に到達したら売り決済、148円に到達したら売り決済を同時に出せます。
現在のレートから上昇と下落どちらに動いたとしても、対応できる注文を出すことができることが特徴の注文方法です。
決済においては利確と損切り注文を同時に出せるため、機械的にトレードを行う自動決済として使うこともできます。
ちなみにOCO注文で約定しなかった注文については、片方の注文が約定されると同時に削除されます。
IFD注文
IFD(イフダン)注文は、新規の発注と決済を同時に出せる注文方法です。
例えば、現在のドル円レートが1ドル=140円だった時、138円に到達したら買いの新規注文、142円に到達したら売りの決済注文を同時に出せます。
先程は決済が利益確定となる注文でしたが、決済を損切り用の注文として活用することもできます。
1ドル142円に到達で新規の買い発注、138円に到達で売りによる決済も同時に出せます。
IFD注文は発注と決済を同時に出せるためトレードのほとんどを半自動化できますが、決済は利確か損切りのどちらかしか出すことができません。
万が一、利確の決済設定をした場合、損切りは手動で行わなければならないため、ポジションを持った後の相場の監視は必須となります。
IFO注文
IFO注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
新規の発注と2つの決済(利確と損切り)を同時に出せる方法となります。
例えば、ドル円のレートが1ドル=140円到達で新規の買い注文、142円に到達で利益確定の決済、138円に到達で損切り決済の3つの注文を同時に出せます。
新規の発注でポジションを持つことができれば、後は自動的にトレードを行うことができます。
FXの注文方法の中では一番自動化に近い注文方法です。
トレーリングストップ注文
トレーリングストップ注文は、相場が有利な方向に動いたときに、逆指値注文の指定価格が値動きを追いかける(トレールする)注文方法です。
例えば、1ドル=140円のときに買いポジションを保有し、トレール価格までの値幅を200pips(2円)に設定した場合、売りの逆指値注文の指定価格は上図のように変動します。
このとき、相場が有利な方向に変動(上図では上昇)したときは、値幅200pipsを維持しながら逆指値注文の価格も上昇します。
一方、相場が不利な方向に変動(下落)したときは、逆指値注文の価格は下落せず現状を維持します。
最終的に価格の急変などで逆指値の価格に到達すると、売りの逆指値が執行される仕組みです。
トレーリングストップ注文を活用すれば、一定の含み益を確保しながらも損失リスクを抑えやすくなるでしょう。
FXトレードの目的ごとの注文方法の選び方
FXで使える各種注文方法は、トレードにおける目的ごとに相性の良い選び方が存在します。
- 裁量トレードで売買を繰り返したい場合
- トレードを機械的に半自動化したい場合
- 損失リスクを抑えたい場合
それぞれの目的ごとの選び方を紹介していきます。
裁量トレードで売買を繰り返したい場合
自身の判断でリアルタイムにトレードを繰り返したい場合や、理想的なタイミングでエントリー(発注)や利確したい場合には、成行注文がおすすめです。
裁量トレードでは相場の状況変化に対して、臨機応変に柔軟に立ち回ることが重要であり、対応できる注文方法は成行注文のみと言えます。
そのため、常に自身の判断で裁量トレードを繰り返す人なら裁量トレードを使いましょう。
トレードを機械的に半自動化したい場合
FXのトレードである程度機械的、半自動的にトレードを行いたい場合には、OCO注文やIFO注文がおすすめです。
OCO注文は新規の発注か決済において必ず約定する注文を出すことができ、IFO注文は新規発注と利確と損切り決済を同時に出せ、どちらもトレードを半自動化できます。
ただIFO注文は、最初の新規発注で設定したレートに到達しなければ注文自体が発動しないため、発注時のレート到達まではチャートの監視が必要です。
OCO注文もIFO注文も完全にトレードを自動化することはできませんが、上手く活用すればトレードの大部分を自動化し、機械的に利益を狙うトレードが可能となります。
損失リスクを抑えたい場合
トレード中の損失リスクを抑えたい場合、逆指値注文かOCO注文の利用がおすすめです。
相場の思わぬ方向への変動に備えるため、逆指値注文かOCOで損切り価格を設定しておくと損切りを自動化できます。
どちらもポジションを持った後の注文とはなりますが、損切りを機械的に行えるようになります。
特に損切りはトレードにおいて躊躇しやすい決済のため、自動的に行える逆指値注文とOCO注文はとても役立ちます。
トレードスタイル別におすすめの注文方法
FXで使える各種注文方法は、トレードスタイルごとにおすすめの注文があります。
トレードスタイル | 取引期間 | おすすめの注文方法 |
スキャルピング | 数秒~数分 | 成行注文 |
デイトレード | 当日中 | 成行注文、指値注文、逆指値注文、OCO注文 |
スイングトレード | 数日~数週間 | 成行注文、指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFO注文 |
ポジショントレード | 数カ月以上 | 成行注文、指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFO注文 |
超短期トレードのスキャルピングは成行注文が使いやすく、デイトレードは成行注文の他に短期的に指値や逆指値、OCO注文を使うことができます。
特にデイトレードの場合、決済で指値注文やOCO注文を使いやすく、機械的に利確や損切りを行う際に役立ちます。
トレード期間が長いスイングトレードやポジショントレードは、基本的にどの注文方法でも使えますが、レートを指定できるIFO注文が使いやすいです。
時間に余裕があるためトレードにおいて有利な価格を狙って注文を出すことができ、利益の最大化や損失の最小化を狙うことも可能です。
各注文方法を使う前に押さえておきたいポイント
FXで使える各注文方法は、使う前にしっかり押さえておくべきポイントがあります。
- 注文方法の使い方や特徴を押さえておく
- いつもトレードで使う注文方法を決めておく
- 注文内容は毎回確認して誤発注を防ぐ
- 注文は成立しなかったり、スリッページが発生する可能性がある
どのようなことに気を付ければ良いか、一つずつ紹介していきます。
注文方法の使い方や特徴を押さえておく
各注文方法を使い始める前に、使い方や特徴をまずは把握して覚えましょう。
直感で各注文方法を使い始めることができますが、きちんと特徴を覚えておかなければ指値と逆指値の使い方を間違えたり、IFDとIFOを逆の使い方で覚えてしまっているなんてこともあります。
使う場面を間違えるとトレードの失敗に繋がるため、事前の使い方や特徴の把握は必須と言えます。
各注文方法の使い方自体は決して難しくはないため、使う前に今回紹介した内容をできればおさらいしておきましょう。
いつもトレードで使う注文方法を決めておく
FXのトレードの上達を考えると、いつも使う注文を決めておくのがおすすめです。
一つの注文方法を使い続けることでその注文を使うトレードが得意となり、良いトレードとして結果を出すことにつながります。
自分のトレードスタイルやトレードの目的を明確にしておき、相性の良い注文方法を使い続けましょう。
注文内容は毎回確認して誤発注を防ぐ
注文を出す時には毎回、入力ミスが無いかを確認して誤発注を防ぎましょう。
FXの注文内容は数字が並ぶため、桁を間違えたりすることがあります。
誤発注によって大量のポジションを持ってしまい、小さなミスが大損失に繋がってしまうため、トレード前に注文内容を確認しておくことで防げるようになります。
注文は成立しなかったり、スリッページが発生する可能性がある
FXの注文ではスリッページと呼ばれる、注文価格と約定価格がズレてしまう現象があります。
スリッページが起こると、1ドル=150円で出した買い注文が約定時には150.1円で買ってしまう結果となります。
特に値動きが激しい場面ではスリッページが起こりやすく、成行注文はもちろん指値注文など全ての注文でスリッページは発生します。
それと、事前に設定できる許容スリッページを超えると、注文自体が成立しません。
発注時には単なる注文不成立で終わりますが、含み損となるポジションを持つときには損切りができず、最終的にロスカットされてしまうリスクがあります。
そのため値動きが激しすぎる場面では、スリッページによる注文と約定価格のズレが発生したり、注文が成立しないリスクがあることを覚えておきましょう。
注文方法を選ぶときの注意点
各注文方法を選ぶときにはいくつかの注意点があります。
- OCOやIFOは完璧な注文方法ではない
- 自分に合わない注文方法は変える
どのような点に注意すべきか、一つずつ紹介していきます。
OCOやIFOは完璧な注文方法ではない
トレードを半自動化できるOCO注文はIFO注文は、完璧な注文方法ではありません。
利益確定と損切りを自動的に行えますが、成行注文なら獲得できた利益を逃したり、損切りしなくてもよかったポジションを損切りしてしまう恐れがあります。
例えば、上昇トレンド発生時に含み益となるポジションを持っていた場合、OCO注文とIFO注文の指値による利益確定決済後、さらに利益方向にトレンドが伸びることもあります。
自動的に決済を行わなければさらにトレンド方向のポジションで利益を伸ばすことができるのです。
さらに損切りについても、OCO注文とIFO注文の逆指値で設定された価格ちょうどでチャートが折り返し、損切りをしなければポジションの含み損は解消されていたなんてこともあります。
OCO注文とIFO注文はトレードを半自動化できる便利で有能な注文方法ですが、あくまでもチャートの値動きをある程度予測できる場面で活躍することを覚えておきましょう。
自分に合わない注文方法は変える
各注文方法は各トレーダーとの相性があり、何度使い続けても上手く利益を出せない注文方法もあったりします。
自分に合わないと感じた注文方法は無理に使い続けず、他の注文方法に変えてみましょう。
使う注文方法を変えることで、勝率が上がったり利益を獲得できる可能性が高まることもあります。
まとめ:正しい注文方法の使い方を覚えてトレードを繰り返そう
FXではリアルタイムでトレードが行える成行注文から、注文を予約できる指値や逆指値、トレードを半自動化できるIFO注文やOCO注文など、様々な注文方法が使えます。
それぞれの注文方法に特徴があるため、今回紹介した内容をしっかりと把握して自分に合った注文方法を選びましょう。
それと、どの注文方法を選んでもスリッページによって、損失を受けたり利益を逃したりする可能性があるので、約定力の高いNDD方式のFX業者を選ぶことが大切です。
スリッページによる損失を抑えたい方は、約定力が高いNDD方式を採用しているBigBossをおすすめします。
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