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FXでフィボナッチを使うテクニカル分析を紹介!トレードで使う際や注意すべきポイントも解説

FXでフィボナッチを使うテクニカル分析を紹介!トレードで使う際や注意すべきポイントも解説

トレーダー
「フィボナッチってたくさん種類があってよくわからない」

トレーダー
「フィボナッチリトレースメントを使ったけど、上手くトレードできなかった・・・」

と悩んだことはありませんか?

黄金比であるフィボナッチのテクニカル分析は使いやすく、初心者からプロまで多くのトレーダーが使用しています。

しかしフィボナッチはリトレースメントだけではなくエクスパンションやアークなどいくつかの種類があり、はじめはどれを使えばいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • フィボナッチについて
  • フィボナッチの名前が付くテクニカル分析
  • フィボナッチ系テクニカル分析を使う際のポイント

フィボナッチを使ったことが無い初心者の方でも、トレードで使う際のポイントを把握すれば即戦力の分析として役立てられるでしょう。

フィボナッチの種類や使う際のポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FXのフィボナッチとは

フィボナッチはイタリアのレオナルド・フィボナッチが発見したフィボナッチ数列です。

・フィボナッチ数列:0、1、1、2、3、5、8、13・・・

前の2つの数を加えると次の数になる数列で、発展させたものがフィボナッチ比率となります。

フィボナッチから計算される比率は1:1.618に近づいていき、ひまわりの花の種子の列やハチの家系、ピラミッドや美術品など、自然界や美術品に1:1.168が取り入れられていることから、美しい比率として黄金比と呼ばれています。

この黄金比を取り込んだのがフィボナッチ系のテクニカル分析で、トレンドの反発や戻りのラインを予測する際に使われます。

フィボナッチが使われるテクニカル分析を紹介

フィボナッチの名前が付くテクニカル分析としてはフィボナッチリトレースメントが人気ですが、他にもいくつかのフィボナッチ系テクニカル分析が存在します。

・フィボナッチリトレースメント

・フィボナッチエクスパンション

・フィボナッチファン

・フィボナッチアーク

・フィボナッチタイムエクステンション

その中でも代表的な分析を5つ紹介していきます。

フィボナッチリトレースメント

フィボナッチリトレースメントは、トレンド発生後の押し目や戻りの反発ポイントを予測できるテクニカル分析です。

トレンドの起点と終点をフィボナッチリトレースメントで結ぶことで、フィボナッチで導き出されたラインが表示されます。

例えば上昇トレンド後の場合だとフィボナッチリトレースメントを使うとどのポイントで押し目として反発するのかを予測でき、再び上昇トレンドが継続する場合のトレードに役立てられます。

同時にフィボナッチリトレースメントによる分析で反発しなかった場合には、上昇トレンドが終了したといった判断にも使えます。

フィボナッチ系のテクニカル分析の中でも使いやすく一番人気があります。

フィボナッチリトレースメントについては下記記事でも詳しく解説しているので、よければ参考にしてみてください。

FXのフィボナッチリトレースメントとは?特徴や使い方をわかりやすく解説!

フィボナッチエクスパンション

フィボナッチエクスパンションはトレンド発生後の反発から、さらにどれだけ次のトレンドが伸びるのかを予測できるテクニカル分析です。

トレンドの起点と終点を結び、さらに反発した地点を結ぶことで、フィボナッチが次のトレンドがどこまで伸びるのかを予測します。

例えば上昇トレンドの場合、トレンド発生中の一時的な下落による押し目形成から、次の上昇でどれだけ伸びるのかをフィボナッチエクスパンションが予測してくれます。

トレンド相場中のエントリーや利確としてのイグジットポイントを見つけやすいことから、FX初心者の方におすすめのテクニカル分析の1つです。

フィボナッチエクスパンションも下記記事で詳しく解説しているので、よければ参考にしてみてください。

FXのフィボナッチエクスパンションとは?特徴や使い方をわかりやすく解説!

フィボナッチファン

フィボナッチファンはトレンドもしくは一定期間の高値と安値を結ぶことで、レジスタンスラインとサポートラインを表示させるテクニカル分析です。

現在発生中のトレンドの起点から放射線状にフィボナッチのラインが形成され、トレンド相場のレジスタンスラインとサポートラインの役割で押し目や反発の戻りポイントを予測できます。

もちろん押し目や戻りのポイントだけではなく、通常のレジサポラインのようにブレイク発生からのトレンド転換としても活用できます。

フィボナッチ系のテクニカル分析ではありますがレジサポラインを使うライントレードの技術が必要なので、使う際にはライントレード手法もしっかりと学んでおきましょう。

FXのライントレード手法の基本|ラインの引き方やエントリーポイントを紹介

フィボナッチアーク

フィボナッチアークは円形のフィボナッチで押し目と戻りを予測するテクニカル分析です。

基本的に使い方は他のフィボナッチ系テクニカル分析と同様で、トレンドもしくは一定期間の高値と安値を結ぶことで設定できます。

円の中心から半円でフィボナッチの範囲が表示され、トレンドの押し目や戻り反発ポイントを予測できます。

フィボナッチアークは時間的概念も含んでおり、時間の経過で変動する価格の目標を立てる際の予測としても使えます。

フィボナッチタイムエクステンション

フィボナッチタイムエクステンション(フィボナッチタイムゾーン)は、時間軸でトレンドの転換ポイントを予測するテクニカル分析です。

トレンドの起点と終点を結び、次の反発ポイントを結ぶことで、縦の時間軸のフィボナッチを設定できます。

フィボナッチの縦ラインで、1つのトレンドの形成と転換の予測に役立てられます。

設定方法はフィボナッチエクスパンションと同様ですが、タイムエクステンションは少し使いにくいことから今回のテクニカル分析の中では一番マイナーとなります。

ただフィボナッチが示す縦ラインごとに、どのようなトレンドが形成されるかまでの予測は難しいです。

そのためトレンドを波動で予測するエリオット波動などと組み合わせることで、使いやすいテクニカル分析となります。

FXのエリオット波動とは? 5つの波の特徴やトレード方法を解説!

フィボナッチを使う際のポイント

5種類のフィボナッチ系テクニカル分析を紹介してきましたが、フィボナッチは使う際に共通のポイントがあります。

ポイントをしっかり把握しておくことで、どのフィボナッチでも上手くトレードに活かせるようになります。

フィボナッチを使う際の共通のポイントを紹介していきます。

トレンドに対して使う分析

フィボナッチは基本的に、トレンド転換後の価格変動を予測するテクニカル分析としてトレンド発生後に使うことが有効的です。

レンジ相場や一定の価格帯でも使うことはできますが、上手くフィボナッチの予測が機能しないということがほとんどです。

そのため正確にトレンドを把握し、上昇トレンドであれば安値を始点として高値を終点、下降トレンドなら高値を始点として安値を終点に設定し、きっちりと設定するようにしましょう。

フィボナッチを設定したらトレンド転換後の押し目や戻りを狙うトレードで、しっかりと利益を狙っていけます。

ちなみにトレンドの把握に自信が無い場合には、トレンドラインなどトレンドを把握できる分析方法を活用するのがおすすめです。

目視だけでトレンドを確認するよりも、チャートの描画機能を使ってトレンドを把握する方が正確なためです。

FXのトレンドラインとは?引き方やトレードでの使い方を解説

23.6%、38.2%、61.8%は意識されやすいポイント

フィボナッチは0%~423%のラインが表示されトレードで使うことができますが、基本的には0%~100%がメインとなるラインです。(表示されるラインの数はツールによって異なる場合があります。)

0%~100%ラインの中でも23.6%、38.2%、61.8%でチャートは反応しやすく、多くのフィボナッチを使うトレーダーが意識するポイントでもあります。

そのため、フィボナッチを使う際には23.6%、38.2%、61.8%のラインでまずは反応することを想定してトレードを行いましょう。

エントリーや利確などのイグジット、どちらでも使いやすいテクニカル分析なので、FX初心者の方でもポイントをしっかり把握すれば即戦力として使うことも可能です。

フィボナッチを使うトレードで注意すべきポイント

フィボナッチは使いやすいテクニカル分析ではありますが、正確性や万能性に欠ける弱点を持っています。

実際のトレードで使う際には注意すべきポイントとなるため、事前にしっかりと理解しておかなければなりません。

フィボナッチを使うトレードで注意すべきポイントを紹介します。

フィボナッチは正確に機能するわけではない

フィボナッチが引かれるラインは毎回のトレードで正確に機能するわけではなく、ラインの一歩手前で反発したり、ラインとラインの間で押し目を作ることもあります。

例えば上昇トレンドからフィボナッチリトレースメントを設定した場合、23.6%、38.2%、61.8%の3つのラインで反発から押し目形成を予測できますが、実際には38.2%手前で反発したり、38.2%を突き抜けた後に反発といったことも起こります。

フィボナッチが示すラインはあくまでも目安の1つであり、正確にそのラインで反発するポイントとならない場合が多いのです。

そのため、フィボナッチの38.2%で必ず反発して押し目や戻りを形成するわけではなく、チャートが前後にずれて反応することもあると覚えておきましょう。

フィボナッチは万能なテクニカル分析ではない

フィボナッチ系のテクニカル分析はトレンド相場に強く、レンジ相場では使いづらい分析です。

同時にトレンド中の押し目や戻りの反発点の予測ラインを示すだけなので、フィボナッチは1つで全ての場面が攻略できるテクニカル分析ではありません。

万能なテクニカル分析では無いため、他のテクニカル分析と組み合わせる必要があります。

トレンドの強弱を確認できるRSI、トレンドの転換予測に使える移動平均線などのテクニカル分析と相性が良いです。

2つ以上のテクニカル分析を使うことでトレンド相場のトレード精度を上げられるため、フィボナッチを使う場合にはぜひ他のテクニカル分析も組み合わせてみましょう。

FXのテクニカル分析とは?おすすめの分析手法から用語まで解説

まとめ:フィボナッチを使って次のトレンドの波に乗る

フィボナッチ比率の黄金比を取り込んだテクニカル分析がフィボナッチ系のテクニカル分析です。

フィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクスパンションなどいくつかの種類があり、共通してトレンド相場中の押し目や戻りを予測できる特徴を持ちます。

他のテクニカル分析と比べても使いやすく、トレンド相場で活躍できるためFX初心者の方でも即戦力の分析として採用できるでしょう。

ちなみにフィボナッチ系のテクニカル分析を使う際には、高性能なチャートツールを使うと上手くトレードで活用できます。

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