こんな疑問を思ったことはありませんか?
FXのテクニカル指標の中でも人気ある移動平均線のEMA、初心者の方でも使っている人は多いかもしれません。
使いやすく優秀なテクニカル指標として、EMAだけで勝ちたいと考える方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- EMAだけでトレードは勝てるのか
- EMAを使った手法
- EMAを使う際の注意点
EMAを使いこなせるようになれば、EMAだけでFXの勝率を高めていくことができるでしょう。
これからEMAを使いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXのEMAとは
EMAとは移動平均線の一種で、日本語では指数平滑移動平均線と呼ばれています。
一般的な移動平均線SMA(単純移動平均線)よりも直近の価格のみに比重をおいたテクニカル指標で、価格の変動に早く反応する特徴を持ちます。
チャートの変化に早く反応することからトレンドの変化を見つけやすく、トレンド発生時のトレードにおいて優秀なテクニカル指標として使えます。
▶FXの移動平均線とは?見方や使い方、おすすめのトレード手法を解説
EMAだけで勝てるトレードはできるのか
EMAはトレンド系のテクニカル指標として、トレンド発生時に使うと上手くトレードが行えます。
では「EMAだけでトレードに勝てるのか」、この質問の回答としては「可能」です。
FX初心者の方でも、EMAを使い続けて極めれば、トレードの勝率を上げて勝ちを積み重ねて行けるでしょう。
しかし、EMAトレードだけで、全ての場面で勝てるわけではありません。
EMAが機能するのはトレンド発生時であり、トレンドが発生していない時にはテクニカル指標として役に立たない場合があります。
チャートで機能しない指標ではテクニカルなトレードが行えないため負けてしまう可能性が高まります。
そのため、EMAだけで勝てるのはトレンド発生時であり、トレンド発生時に有効的なEMAの手法を使うことが条件となります。
EMAだけで勝つための手法
EMAは単にトレンドの方向や勢いを確認できるだけではなく、EMAを活用するトレード、複数のEMAを使う手法が存在します。
・EMAのサポートラインとレジスタンスライン
・2本のEMAを使うゴールデンクロスとデッドクロス
・3本のEMAを使うパーフェクトオーダー
FX初心者の方であれば、上記3つの手法を覚えることでEMAトレードの利益を伸ばしやすくなるでしょう。
実際にEMAを使う手法を解説します。
EMAのサポートラインとレジスタンスライン
EMAは多くのトレーダーがテクニカル指標として使うことから、チャート上では意識される価格のラインとして機能しやすいです。
上昇トレンド中であればEMAの上側にローソク足が形成されます。
この時、EMAは意識されるラインとしてローソク足が近づくとサポートラインとして機能し、ローソク足はEMAに押されながら上昇を続けます。
EMAサポートラインを押し目としてロングエントリーで利益を狙えるでしょう。
逆に下降トレンド中であればEMAの下側にローソク足が形成されます。
ローソク足がEMAに近づくとレジスタンスラインとして機能し、ローソク足はEMAに反発しながら下降を続けます。
EMAレジスタンスラインを反発点としてショートエントリーで利益が狙いやすいです。
ちなみに、これまでレジスタンスもしくはサポートラインとして機能していたEMAが反応せずローソク足が反対側に移動した際には、トレンド転換が発生する可能性が高まるため注意しながらトレードを行いましょう。
2本のEMAを使うゴールデンクロスとデッドクロス
EMAはチャート上に複数本表示できます。
2本の期間が異なる、短期EMAと長期EMAを表示させるとゴールデンクロスとデッドクロスを使うトレードが可能となります。
ゴールデンクロスは、短期EMAが長期EMAを下から上に突き抜けるテクニカルサインで、これから上昇トレンドが形成されるサインとして使えます。
ゴールデンクロス発生で買いのエントリーを行えば、早い段階で上昇トレンドのロングポジションを持つことができ、トレンドの長さ次第では大きな利益を得ることが可能です。
デッドクロスは、短期EMAが長期EMAを上から下に突き抜けるテクニカルサインで、これから下降トレンドが形成されるサインとして使えます。
デッドクロス発生で売りのエントリーを行えば、下降トレンドの始まり近くでショートポジションを持つことが可能です。
ただし、下降トレンドは上昇トレンドよりも値動きが早く、トレンドに乗り遅れると利益を伸ばしにくいため、少しでも判断が遅れた時にはトレードを見送ることも1つの手段として覚えておきましょう。
3本のEMAを使うパーフェクトオーダー
EMAをチャート上に3本表示させることでパーフェクトオーダーが使えます。
パーフェクトオーダーは3本の短期・中期・長期のEMAを表示させ、長期間トレンドの発生を予測できます。
上昇トレンド発生時に、EMAが上から短期・中期・長期で並べばパーフェクトオーダー発生と判断でき、上昇トレンドは長く続くことが予測できます。
トレンド発生中にはロングエントリーによるトレードが有効的です。
下降トレンド発生時には、EMAが上から長期・中期・短期で並び、下降トレンドが長く続くことが予測できます。
トレンド発生中にはショートエントリーによるトレードが有効的です。
EMAを使うパーフェクトオーダーは、他の移動平均線よりも早くパーフェクトオーダー成立を確認できますが、反応の早さからダマシが発生してしまう点にも注意しましょう。
▶FXのパーフェクトオーダーの見方やトレード手順、設定方法を解説!
EMAだけを使うトレードの注意点
EMAだけを使ってトレードを行う場合、EMAの弱点がトレードの結果に大きく影響を与えてきます。
この弱点となる注意点を知っておくことで、EMAトレードで負けてしまう場面を避けることができるでしょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
EMAを使って急に勝てるわけではない
EMAは優秀なテクニカル指標ですが、FX初心者の方がEMAを使い始めて急に勝てるようになるわけではありません。
しっかりとデモトレードや小額トレードでEMAを使ったトレード練習を行い、トレードの勝率を上げていく努力が必要となります。
FXは初心者でも急に勝てる場面が訪れることもありますが、それは偶然相場の状況と自分のトレードが重なり合っただけで、相場の状況が変化すればすぐに勝てなくなるでしょう。
そういった相場の変化にも対応できるよう、しっかりとEMAを使ったトレードを繰り返して上達していかなければなりません。
レンジ相場に弱い
EMAは移動平均線としてトレンド相場に強く、レンジ相場に弱い特徴を持ちます。
レンジ相場ではEMAを確認してもトレードに使えないことも多いため、レンジ相場でEMAを使うと負けてしまう原因となるでしょう。
対策としては、レンジ相場に入ったらEMAを使わない、そもそもトレードを行わないことが有効的です。
トレードは常にエントリ―を行うものではなく、勝率の高い場面を見つけて勝てるトレードを繰り返していくことが重要です。
1つのテクニカル指標だけを使うのであれば、得意な場面でしっかりと利益を伸ばし、苦手な場面はしっかりと避けるといった戦略も覚えておくことがおすすめです。
トレードスタイルとチャートに合わせてEMAを設定する
移動平均線は期間を設定でき、EMAも初期設定から変更できます。
初期の設定ではトレードスタイルに合っていないこともあるため、自分のスタイルに合わせられるよう変更しましょう。
おすすめの設定期間としては下記の通りです。
短期EMA | 中期EMA | 長期EMA |
5,10,15,20 | 50,75,100 | 200以上 |
デイトレードなら短期EMA、スイングトレードなら中期EMA、ポジショントレードなら長期EMAをメインに設定します。
トレードスタイルに合わせると同時に、2本や3本のEMAを使う際にも設定しておきましょう。
ちなみに、EMAトレードに慣れてきたら上記の期間設定から変更して、自分のトレードに合う設定を見つけてみることも勝率アップにつながります。
▶FXのデイトレードとは?メリットやデメリット、おすすめの手法を解説
ファンダメンタルズの動きまでは予測できない
FXでは、世界各国の経済指標発表や情勢変化によって、為替レートに影響を与えるファンダメンタルズが存在します。
ファンダメンタルズはテクニカル指標に関係なく大きな値動きを発生させることから、EMAでトレードを行う際には不確定要素として中止しなければいけません。
特に世界経済の中心である米国の経済指標発表時には、ドル円など主要通貨ペアが大きく動くためトレードを避けるようにしましょう。
それと、経済指標発表前後はFX業者自体がトレードを禁止していることもあることから、トレードを行わない方がいいというのもあります。
下記記事にて詳しく解説しているので参考にしてみてください。
▶海外FXで経済指標発表前後のみの取引が禁止されている理由を解説!
リスク管理の不足を補う
EMAだけを使うトレードでは、リスク管理が不足してしまう弱点があります。
例えば、損失額を抑えるための損切りラインの設定が難しかったり、ロット数によるポジション管理の調整が行いにくいといった点です。
リスク管理ができなければEMAを使っても1回のトレードミスで退場ということもあるため、EMAとリスク管理スキルはセットで覚えておきましょう。
FX初心者の方であれば、
・損切りラインの設定
・リスクリワードの設定
がおすすめです。
損切りラインを設定しておけば、EMAトレードで含み損を抱えても損失を限定でき、損小利大なトレードを目指せます。
リスクリワードは利益と損失の比率で、EMAトレードでも損切りラインを明確に決めて、坦々と利益を積み重ねるトレードに役立てられます。
例えば、リスクリワードを2に設定すれば「利益額2万円、損失額1万円」といった目標で損切りラインも決めやすくなります。
リスク管理はFXでも重要なスキルの1つなので、下記記事を参考にしてしっかりと勉強しておきましょう。
▶海外FXでの損切りの決め方とは? 代表的な失敗例と対策を解説
▶FXのリスクリワードとは?計算方法や勝率との関係をわかりやすく解説
まとめ:EMAだけで勝ちを目指すなら、徹底的にFXで使い込もう
指数平滑移動平均線EMAだけを使ったトレードで勝ちを目指していくことは可能です。
しかし、EMAにも弱点があり上手くトレードで勝てない場面もあるため、使いどころや弱点をしっかりと把握してトレードをしていきましょう。
特にEMAだけを使うシンプルなトレード手法は、トレードの経験値や技術が結果に大きな影響を与えます。
他のトレーダーよりも多くの経験を積むことで勝てるトレーダーを目指せるので、FX初心者の方はまず何度もEMAを使ってトレード練習で経験を積み重ねてみてください。
もし、EMAを集中的に使ってトレードをしていきたい方は、EMAを搭載したMT4やMT5が使えるFX業者を選びましょう。
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