ブレイクアウト手法とは?トレード手順や相性の良いインジケーターを紹介

ブレイクアウト手法とは?

トレーダー
ブレイクアウト手法って何?

トレーダー
ブレイクアウト手法と相性の良いインジケーターってどれ?

といった疑問はありませんか。

ブレイクアウト手法とは、過去に何度も反発が起こった価格帯を抜けて、その方向へ価格が動くブレイクアウトを狙うトレード手法です。

ブレイクアウト手法は大きな利益を狙える反面、だましに遭う可能性があるため、トレード時のコツやリスク管理の方法を押さえておくことが大切です。

この記事では以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • ブレイクアウト手法のトレード手順
  • ブレイクアウト手法と相性の良いインジケーター
  • ブレイクアウト手法を取り入れるときの注意点

ブレイクアウト手法を身に付ければ、FXトレードで利益を狙えるようになるでしょう。

トレード戦略の幅を広げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ブレイクアウト手法とは?

ブレイクアウトとは、過去に何度も反発が起こった価格帯を抜け、突破した方向へ価格が動くことを指します。

このブレイクアウトを狙ってトレードすることをブレイクアウト手法といいます。

具体的には、サポートラインやレジスタンスラインを突破したときにエントリーするのが効果的です。

サポートライン ・安値同士をつなぐことで引けるライン

・価格の下支えをする役割がある

レジスタンスライン ・高値同士をつなぐことで引けるライン

・価格の上昇を押さえつける役割がある

それぞれのラインを抜けたときは、突破した方向に大きな値動きが起こりやすくなります。

例えば、以下のようにレジスタンスラインをブレイクしたら、買い注文を入れるのが有効です。

一方、サポートラインを超えたときは売り注文を入れると利益を狙えます。

代表的なブレイクアウト手法

ブレイクアウト手法は、レンジ相場とトレンド相場のどちらでも取り入れることができます。

それぞれの相場での具体的な手法を詳しく見ていきましょう。

1.レンジ相場でのブレイクアウト

レンジ相場とは、一定の範囲(レンジ)で価格が上がったり下がったりを繰り返している相場のことです。

高値同士を結ぶレジスタンスラインと、安値同士を結ぶサポートラインが平行に引けたときはレンジ相場と判断できます。

レンジ相場の場合は、下限であるサポートライン、上限であるレジスタンスラインを抜けたときにエントリーするのが効果的です。

例えば、下図のように、レジスタンスラインの上抜けを確認できたら上昇トレンドの発生を予測して買いエントリーします。

一方、サポートラインの下抜けを確認できたときは、売りエントリーをすると利益を狙える可能性があります。

▶レンジ相場の特徴やトレード手法はこちらで詳しく解説!

2.トレンド相場でのブレイクアウト

トレンド相場には、価格が継続的に上がる上昇トレンドと、下落を続ける下降トレンドがあります。

サポートラインが上向きであれば上昇トレンド、レジスタンスラインが下向きであれば下降トレンドと見分けられます。

トレンド相場の場合も同様に、ラインを抜けたときに突破した方向へエントリーするのが有効です。

例えば、上昇トレンドが発生している下図のチャートでは、サポートラインの下抜けが確認できたときに売り注文を入れます。

一方、下降トレンド発生時に、レジスタンスラインの上抜けが確認できたときは買い注文を入れるのが効果的とされています。

ブレイクアウト手法を使うメリット

ブレイクアウト手法は、手法がシンプルでありながらも、大きな利益を狙いやすいメリットがあります。

それぞれのメリットを詳しく紹介します。

1.大きな利益を狙いやすい

ブレイクアウト手法を使うと、トレンド相場の初動から乗ることができるため、大きな値幅を狙える可能性があります。

下図の米ドル/円の日足チャートでは、ブレイクアウト発生直後に買いエントリーをすれば3,000pips以上の値幅を狙えます。

2.手法がシンプルで初心者でも使いやすい

ブレイクアウト手法は、サポートラインやレジスタンスラインを引くだけで、エントリーチャンスを見極めやすくなります。

加えて、エントリー方向もブレイクアウトした向きに合わせれば良いので、注文ミスする可能性も少ないでしょう。

ブレイクアウト手法の4つのステップ

ブレイクアウト手法を取り入れる際は、以下の4ステップでトレードするのがおすすめです。

  1. サポートライン・レジスタンスラインを引く
  2. エントリーポイントを見極める
  3. 利益確定・損切りラインを決める
  4. エントリーする

順番に詳しく解説します。

1.サポートライン・レジスタンスラインを引く

ブレイクアウトが起こりやすい箇所は、サポートラインやレジスタンスラインを引いて見つける方法が一般的です。

下図のようにチャートで何度も価格が反転している箇所を探してラインを引きましょう。

反転した回数が多いラインは、その価格帯を超えたときにブレイク後の方向へ動きが加速しやすくなります。

2.エントリーポイントを見極める

ブレイクアウト手法では、サポートラインやレジスタンスラインを突破した箇所をエントリーポイントとします。

ただし、ブレイクを確認できても、価格が戻ってくる可能性があるので注意が必要です。

そのため、ブレイク直後の価格帯ではなく、ラインから少し離れた位置にエントリーポイントを置くのがおすすめです。

3.利益確定・損切りラインを決める

利益の取りこぼしや損失の拡大を抑えるためには、エントリー前に利益確定・損切りするポイントを決めておくことが大切です。

レジスタンスラインをエントリーポイントとしたときは、下図のようにサポートラインを損切りラインの目安とするのが有効とされています。

サポートラインをエントリーポイントとしたときの損切りラインは、レジスタンスラインの箇所に設定します。

利益確定ラインを決めるときは、リスクリワードを用いる方法が有効です。

リスクリワードとは、1回のトレードにおける損失と利益の比率のことです。

例えば、1回の取引で取るリスク(損失)が100pips、利益が300pipsの場合のリスクリワードは1:3になります。

以下の米ドル/円のチャートでは、エントリー価格が152.007円、エントリーから損切りラインとするレジスタンスラインまでの値幅が119pipです。

リスクリワードを1:1に設定する場合は、損切りまでの値幅と同じラインに置きます。

119pipsの損失を受け入れているので、狙う利益も119pipsになるように153.197円を利益確定ラインとします。

一方、リスクリワード1:2の人は、利益確定ラインを損切りラインまでの値幅の2倍となるように設定しましょう。

今回のケースでは、238pips(119pipsの2倍)離れた154.387円を利益確定ラインとします。

リスクリワードにおける利益の比率を大きくすれば、損小利大のトレードを目指せます。

▶利益確定ラインの決め方はこちらで詳しく解説!
▶損切りラインの決め方はこちらで詳しく解説!

4.エントリーする

エントリーポイントの条件を満たしたら、ブレイクアウトした方向に注文を入れます。

エントリー後、あらかじめ決めた利益確定・損切りラインに到達したら決済しましょう。

ブレイクアウト手法を使う際の注意点

ブレイクアウト手法を使う際は、だましが多かったりエントリーできる機会が少なかったりする点に注意が必要です。

それぞれの注意点を詳しく紹介します。

1.だましが多い

だましとは、テクニカル指標が示す売買サインと異なる方向に相場が動くことをいいます。

下図のように、ブレイクアウトが見られても、突破した方向に価格が大きく動いていかないことがあります。

だましに遭う回数が増えれば、多くの損失を受ける可能性があります。

ブレイクアウト手法を使う場合は、ボリンジャーバンドやRSIといったインジケーターを活用し、優位性の高い局面に絞ってトレードするようにしましょう。

2.エントリーできる機会が少ない

ブレイクアウト手法では、過去に何度も反発が起こった価格帯を抜けたときをエントリーチャンスとします。

ブレイクアウトは頻繁に起こらないため、エントリーチャンスがあまり多くはありません。

下図の2023年4月6日における米ドル/円の5分足チャートでは、レンジ相場のブレイクアウトが5回発生していますが、仮に18時以降にしかトレードができない場合、1日のエントリーチャンスが2回しかありません。

ブレイクアウトにだましが多い理由

ブレイクアウト手法のだましが多い理由は、多くのトレーダーが取り入れている手法であるためです。

FX相場では、大口投資家が大きな利益を得るために意図的なだましを発生させることがあります。

例えば、サポートラインのブレイクアウトが見られた相場では、下降トレンドを期待して売り注文を入れるトレーダーが増えるでしょう。

そのようなトレーダーに対抗して、大口投資家がタイミングよく逆の買い注文を入れれば、以下のような相場の動きにつながります。

  1. 大口投資家が買い注文を入れる
  2. 価格が反転する
  3. 売り注文をしていた個人投資家が損切り注文を入れる
  4. 個人投資家の損切り注文を巻き込んで大きな上昇につながる

大口投資家は、より多くの個人投資家が取り入れている手法の逆を付くことで利益を狙うケースがあります。

多くのトレーダーが取り入れている手法は、大口投資家に利用されやすいため、だましが多くなる傾向があります。

ブレイクアウトのだましを避ける方法

ブレイクアウトのだましを避けるには、以下の方法を取り入れるのが有効です。

  1. 複数の時間足で相場分析する
  2. 一時的な下落・上昇を待ってからエントリーする
  3. インジケーターを活用する

一つずつ詳しく紹介します。

1.複数の時間足で相場分析する

だましに遭うリスクを抑えるには、複数の時間足でチャートを見て、上位足と下位足の相場の方向性が一致しているかを確認することが大切です。

FXでは、長期トレンドの方向性に沿って短期トレンドも動きやすいといわれています。

例えば、上昇トレンドが長期的に続いている場合は、短期の時間足でも上方向にブレイクしやすくなります。

1つの時間足だけで確認せず、上位足から順番に複数の時間足で相場を分析するようにしましょう。

2.一時的な下落・上昇を待ってからエントリーする

ブレイクアウト手法では、意識していた価格帯を突破しても、価格がすぐに戻ってくることがあります。

そのため、ブレイクアウトを確認してすぐにエントリーすると、だましに遭う可能性があります。

想定外の値動きに巻き込まれないためにも、ブレイクアウト後の一時的な下落・上昇を確認してからエントリーすると良いでしょう。

例えば、下図ではサポートラインを下抜けしたタイミングではなく、ライン突破後に一時的な上昇を確認し、だましでないことを確認してからエントリーするのがおすすめです。

3.インジケーターを活用する

ブレイクアウト手法のだましを減らすには、インジケーターを併用するのがおすすめです。ここでは、ブレイクアウト手法と相性の良いボリンジャーバンドとRSIを使った手法を紹介します。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、移動平均線と2本の標準偏差で構成されているインジケーターです。

2本の標準偏差が作り出すバンドの収縮と拡大、ローソク足との位置関係から今後のトレンドの方向性を予想できます。

例えば、下図のようなボリンジャーバンドが収縮している「スクイーズ」が見られたら、価格のもみ合いを表し、レンジ相場であることを示唆します。

このようなスクイーズが見られたあとは、バンドが拡大する「エクスパンション」が発生し、値動きが大きくなる可能性が高いとされています。

スクイーズが見られたときはレンジ相場からトレンド相場へ転換する可能性があると判断でき、ブレイクアウトで利益を狙いやすい局面と予測できます。

▶ボリンジャーバンドの手法はこちらで詳しく解説!

RSI

RSIは、日本語では相対力指数と呼ばれるインジケーターで「Relative Strength Index」の略称です。

一定期間の為替相場の上昇幅と下落幅の累計を算出し、上昇幅が全体の何%を示しているかを指数化したものです。

RSIは、下図のように0%~100%の間で変動し、70%~100%の値を示すときは買われ過ぎ、0%~30%の値を示した場合は売られ過ぎと判断できます。

ブレイクアウト手法では、以下のように用いるのがおすすめです。

値動き RSIの値 売買方向
レジスタンスラインの上抜け 0%~30% 買いエントリー
サポートラインの下抜け 70%~100% 売りエントリー

▶RSIのトレード手法はこちらで詳しく解説!

まとめ:ブレイクアウト手法を取り入れてFXトレードで利益を狙おう

ブレイクアウト手法を活用すれば、トレンド相場の初動にエントリーできるため、大きな利益を狙いやすくなります。

ただし、だましが多い手法なので、複数の時間足で相場分析をしたり、インジケーターを併用したりするのがおすすめです。

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▼この記事を書いた人

BigBossコラム編集部

BigBossコラムは、Prime Point LLCが運営・管理するインターネットメディアです。Prime Point LLCは2024年にベストFXブローカーにも選ばれた海外FX業者のBigBossも運営しています。BigBoss編集部はFXや株、仮想通貨などの金融知識が豊富なメンバーで構成されています。記事の作成は、編集部の実際の経験や知識をもとに執筆しています。掲載内容についても、定期的に記事をリライトし、最新の情報への更新を行うなど、ユーザーファーストで情報を発信していきます。

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