FX業界は、「トレーダーの9割が退場する」といわれるほど結果を出すのが難しい世界です。退場せずに続けられるのか不安に感じている人も多いでしょう。
FXで退場することになったトレーダーは、多くの場合、適切な資金管理ができていません。
この記事では、トレーダーがFXから退場する理由と対策について、具体的に解説します。今回ご紹介する資金管理法を実践すれば、退場するリスクが減るだけでなく、トレードのスキルも向上します。ぜひ、今後のトレードにお役立てください。
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Contents
FXにおける退場とは
FXにおける「退場」とは、投資資金が底をつき、取引を継続できなくなってしまう状態を指します。
FX業界では、結果を出すのが難しいという意味で、「トレーダーの9割は退場する」という言葉が広まっていますが、実は根拠となるデータはありません。
FXトレーダーの実態を調査したデータとして、金融先物取引業協会の資料が参考になります。
金融先物取引業協会が公表している資料「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査(2018年4月)」によると、約60%のトレーダーが利益を出していることがわかります。一方で、約3%のトレーダーは年間100万円以上の損失を出しています。
金融先物取引業協会が公表している資料を確認する限り、9割のトレーダーが退場する状況とは思えません。一方で、100万円以上の損失を出しているトレーダーも存在することから、戦略的にトレードすることも重要だといえます。
9割のトレーダーが退場すると聞いて過度に怖がらず、退場する原因を正しく理解しましょう。退場の原因を考え、リスクコントロールを適切に行うことで、退場するリスクを最小限に抑えられます。
FXから退場する理由
ここでは、FXから退場する代表的な理由を3つ挙げて解説します。リスク管理を怠らないことが、退場を防ぐうえで何よりも重要です。
強制ロスカット
FX初心者が陥りがちな失敗の代表例が、強制ロスカットです。
FXでは、含み損が証拠金の一定割合を超えた時点で強制的に損失を確定する「ロスカット」という仕組みがあります。適切に損切りができない場合、ロスカットによって一気に資産を失ってしまう場合もあるでしょう。
特に、初心者は為替相場の感覚がわからないため、含み損が出ていたとしても、「このまま待っていたら戻るだろう」という安易な考えで損切りできない傾向があります。
適切に損切りできなければ、FXから退場するリスクも高くなるでしょう。
高レバレッジでトレードを繰り返す
FXから退場するトレーダーに多い特徴として、高レバレッジのトレードで負け続けることが挙げられます。
FXで利益を出せるようになってくると、「より高いレバレッジで大きなリターンを得よう」と考え始めます。レバレッジをかけることはFXで利益を出すうえで有効な手段ですが、初心者が高レバレッジでトレードを繰り返すことはおすすめできません。
コツコツと利益を積み上げてきたとしても、高レバレッジのトレードを繰り返すことで退場するリスクも高くなるでしょう。
トレードの根拠がない
FXから退場してしまう方は、感覚でトレードする傾向があります。
例えば、勝てるトレーダーは「ゴールデンクロスを抜けたからロングでエントリー」など、エントリーした理由を自分なりに考えてトレード手法を改善していきます。一方、負け続けるトレーダーは、「なんとなく上昇しそうだから」などの曖昧な理由でエントリーするのです。
根拠がないトレードを繰り返し、振り返りをしないトレーダーは成長しにくいでしょう。その結果、自己資金がなくなる可能性が高くなります。
FXから退場しないための対策
FXで100%負けない方法は存在しません。そのため、何回かトレードで負けることを想定したうえで、退場しないための対策を立てておく必要があります。ここでは、FXから退場しないための対策について見ていきましょう。
トレード手法を確立する
トレード手法を毎回変えているトレーダーは、原因分析ができません。原因がわからないまま負けトレードを繰り返せば、最終的に退場する可能性も高まります。
自分なりのトレード手法が確立できていれば、負けたあとに原因分析をして、方法を改善できます。トレード手法を改善していけば、自然と勝率も上昇していくでしょう。
トレード手法を毎回変えるのではなく、早い段階で自分のスタイルを確立させて、負けるたびに改善させる意識を持つことをおすすめします。
取引コストを下げる
FXには、取引手数料とスプレッドという2つの手数料があります。取引手数料とは、口座開設手数料や入出金手数料のことです。一方、スプレッドとは、通貨ペアごとに設定されている売値と買値の差のことを指しています。
【スプレッドの説明】
例)米ドル/円の売値(Bid)が130.150円で、買値(Ask)が130.200円の場合
スプレッド=売値130.150円-買値130.200=0.05円
スプレッドはFX会社ごとに異なり、トレードするたびに必ず発生するコストです。トレード回数が多いほど大きな負担となるため、できる限りスプレッドの狭いFX会社を選ぶとよいでしょう。
スプレッドが狭い業者をお探しの方はBigBossがおすすめです。
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損切りラインを徹底して守る
一度設定した損切りラインを変更することは、デメリットしかありません。しかし、いざ損切りライン手前になると、「もう少し待ったら含み損が減るかもしれない」と期待して、損失確定に抵抗を感じる方が多く存在します。
損切りラインを変更した結果、さらに含み損が増大する可能性があるでしょう。また、そのときの気分次第で損切りラインを動かしていては、あとで振り返ったときにトレードの反省もできません。
エントリー前に損切りラインを設定したら、徹底して守り、負けたら反省して次のトレードに役立てることをおすすめします。
▶︎海外FXでの損切りの決め方とは? 代表的な失敗例と対策を解説
FXで退場しない資金管理法
FXで退場しないために最も重要なポイントは資金管理法です。ここでは、FXで退場しないための資金管理法について確認していきましょう。
逆指値注文を活用する
FXにおいて一番のリスクは、多額の含み損を抱えたまま、強制的にロスカットされてしまうことです。最悪の状況を避けるために、逆指値注文を活用しましょう。
逆指値注文とは、エントリーしたあとに含み損を抱え、指定したレートになった時点で自動的に損失を確定する注文方法です。逆に、指定したレートになった時点で利益確定させる注文方法を指値注文といいます。
逆指値注文を利用することで、想定以上に含み損が膨らんで、1回のトレードで強制ロスカットとなることはないでしょう。ただし、どこに逆指値を設定するかは慎重に考えなければいけません。1トレードで許容できるリスクを考えて注文しましょう。
▶︎FXの指値注文や逆指値注文って何? 設定方法や活用方法を画像付きで解説
証拠金を入れすぎない
海外FXでは、証拠金以上のリスクを負うことはありません。海外FXは、国内FXと異なり「ゼロカットシステム」を採用しています。ゼロカットシステムとは、仮に証拠金以上の損失が発生したとしてもFX会社が損失分を負担してくれるシステムのことです。
ゼロカットシステムがあることで、トレーダーは証拠金以上の負債を抱えることはありません。しかし、リスクが小さいからといって、証拠金を入金しすぎると、FXから退場する可能性が高くなる点には注意しましょう。
自己資金の大部分を証拠金として入金した状態でゼロカットとなった場合、一瞬で自己資金の大部分を失うことになります。自己資金がなければ、FXを続けられず退場せざるを得ません。
ゼロカットシステムであることを過信しすぎずに、失ったとしても生活に困らない金額だけ入金することをおすすめします。
▶︎海外FXの追証なしのゼロカットとは? メリットや執行されるタイミングを解説
トレード記録をつける
FXの腕を上げるために有効な方法が、トレード記録です。トレード記録とは、為替相場の状況やエントリーした背景などを記録して、あとで振り返るために残すものです。トレード記録では、エントリーするたびに次のような情報を残します。
【トレード記録に残すこと】
・エントリーした時間や通貨ペア
・エントリーしたレート
・エントリーした理由
・利益確定ライン
・損切りライン
・結果(利益or損失、証拠金の残り)
・反省、振り返り
上記の情報を記録することで、1回のトレードで証拠金がどれくらい残っているのか正確に把握できます。また、あとで記録を振り返り、自分のトレード手法や勝ちやすいパターンなどを分析できる点もメリットのひとつです。
資金管理とトレード手法の上達の両方においてメリットが大きいため、FXで勝ちたい方はトレード記録をつけることをおすすめします。
まとめ:FXでは退場しないリスク管理が大切
この記事では、FXから退場する原因とおすすめの資金管理法について解説しました。FXにおける退場とは、自己資金を失ってしまい、取引が続けられなくなる状態のことを指します。
FXで退場しないためには、資金管理が重要です。退場しないための資金管理法として、トレード記録をつけて、損切りラインや証拠金を管理していくことをおすすめします。
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