と疑問に思ったことはありませんか?
イーサリアムは、ビットコインに続く暗号資産として世界中で取引されています。
他の暗号資産と異なる特徴があるので、取引前に違いを把握しておくことが大切です。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- イーサリアムの概要
- ビットコインとの違い
- イーサリアムの歴史や将来性
イーサリアムの特徴や取引方法を押さえておけば、自分に合った資産運用方法なのかを判断しやすくなるでしょう。
イーサリアムに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
イーサリアム(ETH)とは
イーサリアム(ETH)とは、暗号資産(仮想通貨)そのものを指す言葉ではなく、スマートコントラクトやDApps(分散型アプリケーション)を構築するプラットフォームのことをいいます。
イーサリアムは、2013年に当時19歳のヴィタリック・ブテリン氏によって考案されました。
プラットフォーム上で利用できる独自の暗号資産をイーサ(ETH)と呼びます。
イーサ(ETH)は仮想通貨の中でビットコイン(BTC)に次いで、2番目に時価総額が高い銘柄です(2024年11月時点)。
イーサリアムの特徴
イーサリアムには、以下のような特徴があります。
- スマートコントラクトが搭載されている
- DApps(分散型アプリケーション)の開発基盤になる
- ERCトークンを発行できる
それぞれ詳しく紹介します。
1.スマートコントラクトが搭載されている
イーサリアムのブロックチェーンには、スマートコントラクトと呼ばれる機能が搭載されています。
スマートコントラクトとは、事前に設定した条件を満たしたときに自動で契約が実行される機能のことです。
例えば「10日後に自分のウォレットにある1ETHをAさんに支払う」といったプログラムを記録することで、10日後にAさんへ自動的に支払うことができます。
現実の銀行送金では銀行が第三者として仲介しますが、スマートコントラクトであれば個人間で自動取引できるため、送金時間の短縮やコスト削減といったメリットがあります。
2.DApps(分散型アプリケーション)の開発基盤になる
イーサリアムのブロックチェーンでは、分散型アプリケーションのDAppsを開発することができます。
DAppsとは、中央管理者が不在でも動作するアプリケーションのことで、DeFi(分散型金融)や分散型取引所DEX、ブロックチェーンゲームなど様々なプロジェクトで活用されています。
一般的なアプリケーションとの違いは、以下の通りです。
DApps | 一般的なアプリ | |
管理者 | ユーザー同士で管理する | 開発元が管理する |
ソースコード | 誰でも閲覧できる | 外部に明かされない |
アップデート | ユーザーの合意が必要となる | 開発元が独断で行う |
3.ERCトークンを発行できる
イーサリアムのブロックチェーン上では、ERC規格のトークンを発行できます。
ERCは、イーサリアムに機能を追加するために使用されるもので「Ethereum Request for Comments」の略称です。
ERCトークンには、ポリゴン(MATIC)やベーシックアテンショントークン(BAT)、ユニスワップ(UNI)などがあります。
ERC規格のトークンは、互換性や開発のしやすさから需要が高まっています。
ERC規格のトークンの需要が高まれば、イーサリアムの価値も上がりやすくなるでしょう。
イーサリアムとビットコインの違い
世界で初めて実装された暗号資産のビットコインと、イーサリアムの違いは以下の通り。
イーサリアム(ETH) | ビットコイン(BTC) | |
使用目的 | DAppsなどを開発するためのプラットフォームとして使われている | 決済や送金を目的に使用されている |
発行上限数 | 上限なし (バーンによる供給量を制限する仕組みがある) |
2100万BTC |
コンセンサスアルゴリズム | PoS | PoW |
送金時間 | 約15秒 | 約10分 |
※2024年11月時点
ここからは、イーサリアムとビットコインの違いを詳しく解説します。
1.使用目的
イーサリアムは、DApps(分散型アプリケーション)などのプラットフォームとして活用されるものです。
一方、ビットコインは、政府や中央銀行が発行する通貨を代替するものとして誕生し、決済や送金を目的に使用されています。
2.発行上限数
ビットコインは発行枚数が2100万BTCと制限されています。
一方、イーサリアムは発行上限数を設けていませんが、その代わりにバーンによって希少価値を高めているのです(2024年11月時点)。
バーンとは、誰もアクセスできないウォレットへ暗号資産を送金することで、市場に流通している暗号資産の数を減らす仕組みのことをいいます。
3.コンセンサスアルゴリズム
コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンの取引を承認・記録するための仕組みです。
元々、ビットコインとイーサリアムのどちらもコンセンサスアルゴリズムにPoWを採用していましたが、アップデートによってイーサリアムはPoSに移行しました。
PoWとPoSの違いは、以下の通りです。
PoW(Proof of Work) | より多くの計算処理をした人が取引を承認する権利を獲得する方式 |
PoS(Proof of Stake) | 保有している通貨量に応じて取引の承認者を決める方式 |
イーサリアムがPoSへ移行した理由の1つに、環境への負荷を軽減することが挙げられます。
消費電力量の多いPoWは、環境への影響が大きい点が問題視されています。
一方、PoSは計算量が少なく、エネルギー効率の高さから環境への負荷を軽減できる仕組みとされているのです。
4.送金時間
暗号資産の取引を完了させるためには、取引内容の承認作業が必要です。
ビットコインでは承認作業に平均10分程度かかるのに対し、イーサリアムは約15秒程度で済むといわれています。
マイニングの時間が短いイーサリアムは、送金時間を短縮できるのです。
イーサリアムの歴史
イーサリアムがどのような経緯で誕生し、成長していったのかの歴史を振り返ってみましょう。
年月 | 主な出来事 |
2015年7月 | イーサリアムがリリースされる |
2016年3月 | イーサリアムのアップデート「ホームステッド」が実施され、本格稼働となる |
2016年6月 | イーサリアムを活用した「The DAO」の穴を狙ったハッキングにより、約360万ETHが盗まれる |
2016年9月 | ハッキングの被害者のために実施したハードフォークに反対した一部がイーサリアムクラシックという新たな暗号資産を開発 |
2017年10月 | 大型アップデート「メトロポリス」が実施され、スマートコントラクトの機能性が向上 |
2022年9月 | 大型アップデート「The Merge(マージ)」により、PoWからPoSへの移行が実装 |
2024年3月 | 大型アップデート「Dencun」により、L2手数料削減を実装 |
2024年5月 | 米SECがイーサリアムの現物ETFを承認 |
イーサリアムは、利便性を高めるためのアップデートを定期的に行っています。
イーサリアムを取引する際は、今後もどのような動きがあるのかをチェックしておくことが大切です。
イーサリアムのこれまでの価格推移
下図は、イーサリアム(ETH)/円(JPY)の2019年10月から2024年11月の日足チャートです。
1ETHあたりの価格は、以下のように変動しています。
年月 | 1ETHあたりの価格 |
2020年7~11月 | 2.5万~4.5万円前後 |
2020年12月~2021年1月 | 6万~11万円前後 |
2021年5月 | 47万円前後 |
2021年11月 | 54万円前後 |
2022年1~2月 | 25万円前後 |
2022年5~6月 | 20万円前後 |
2022年9月 | 21万円前後→25万円前後 |
2024年1月 | 34万円前後 |
2024年5~6月 | 62万円前後 |
2024年11月 | 40万円前後 |
2022年1~2月にかけての大幅な下落は、以下のような理由が考えられます。
- ロシア中央銀行が国内における暗号資産の利用およびマイニングを禁止
- ウクライナ侵攻
- アメリカの金利上昇
2024年5月ごろに大きな上昇が見られたのは、イーサリアムの現物ETFの承認に対する期待感の高まりが要因の一つとされています。
イーサリアムの将来性
イーサリアムは、以下のような要因で今後の価格上昇が期待できるといえます。
- スケーラビリティ問題の解消の見込みがある
- 今後もアップデートが継続する予定である
- ビジネス分野での活用の幅が広がっている
一つずつ詳しく見ていきましょう。
1.スケーラビリティ問題の解消の見込みがある
スケーラビリティ問題とは、需要過多などが原因でブロックチェーン上での処理ができず、大きなコストが発生する可能性があることです。
イーサリアムは、管理者を介さないことでスムーズな取引と手数料の削減を実現するものですが、実際には需要が高まりすぎることで実現できないこともありました。
しかし、2022年9月に実施されたアップデート「The Merge」では、スケーラビリティ問題と関係の深いコンセンサスアルゴリズムが変更されました。
スケーラビリティ問題が解消されれば、より利便性が高まり、イーサリアムの価値が高まる可能性があります。
2.今後もアップデートが継続する予定である
イーサリアムは継続的にアップデートによる進化を続けています。
2022年にブテリン氏は、イーサリアム開発の進捗が約50%であることと、完全な最適化までにあと6年かかると発言しました。
したがって、今後もイーサリアムの利便性やセキュリティ面が向上することで、さらに需要が高まる可能性があるといえます。
3.ビジネス分野での活用の幅が広がっている
イーサリアムのビジネス分野での実用化は、着実に進んでいます。
現在では、以下のような企業との連携を実現しています。
- Microsoft
- 三菱東京UFJ銀行
- NTT
- KDDI
今後もビジネス分野での活躍の幅が広がることが予測でき、さらなる価値の向上が期待できます。
イーサリアムを取引する方法
イーサリアムを取引する主な方法には、以下の3つあります。
- 仮想通貨取引所
- 海外FX業者
- DEX(分散型取引所)
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
1.仮想通貨取引所
仮想通貨取引所では、現物のイーサリアムを購入し、価格が上昇したときに売れば利益を得られます。
仮想通貨取引所内には、業者から直接購入する販売所と、暗号資産を売りたいユーザーから購入する取引所が存在し、どちらかを選んでイーサリアムを購入するのが一般的です。
販売所は、売買したいときにすぐに取引できますが、手数料やスプレッドが高く設定されているのが特徴です。
一方、ユーザー同士で直接取引をする取引所は、注文が成立しないことがある反面、販売所より手数料の負担が少ないメリットがあります。
2.海外FX業者
イーサリアムは、仮想通貨CFDを取り扱うFX業者で取引できます。
CFD取引とは差金決済取引のことを指し、FXのように売買したときに発生する利益のみの受け渡しをする取引方法です。
通貨の価格変動に対して、買いと売りのどちらからでも始められ、レバレッジをかけた取引もできます。
例えば、海外FX業者のBigBossでは最大50倍のレバレッジをかけてイーサリアムの取引ができます。
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3.DEX(分散型取引所)
DEX(分散型取引所)とは、スマートコントラクトを活用することで、第三者を介さずにユーザー同士で暗号資産を取引できる取引所です。
DEXでは、イーサリアムを別の暗号資産に交換(売買)したり、イーサリアムの預け入れや貸し付けで金利による利益を狙ったりすることができます。
ただし、DEXでは日本円などの法定通貨を使って取引することができません。
そのため、DEXを利用する際は、日本の仮想通貨取引所で事前に元手となる暗号資産を購入しておく必要があります。
まとめ:イーサリアムを取引するならFX業者がおすすめ
イーサリアムとは、ブロックチェーンプラットフォームの名称であり、そこで利用できる独自の暗号資産がイーサ(ETH)です。
イーサリアムは、仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)、仮想通貨CFDの取り扱いがあるFX業者などで取引できます。
レバレッジをかけて効率的に利益を狙いたい方は、高レバレッジで取引できるFX業者を選びましょう。
高いレバレッジを活用してイーサリアムの取引ができるFX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。
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