「FXで詐欺に遭わないか心配...」
「詐欺の見分け方がわからない...」
と考えていませんか?
高額かつ購入前に説明された実績と明らかに異なる成績の自動売買ツールを買わせる、指定したFX業者の口座を開設させて出金させないといった詐欺があります。
そのため、詐欺の見分け方を把握しておきたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- FXの詐欺の見分け方
- 詐欺に遭わないための対策
この記事を読めば、FXで詐欺に遭うリスクを減らせる可能性があります。
ぜひ、参考にしてみてください。
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FXにおける詐欺の見分け方
まずはFXの詐欺の見分け方をいくつか紹介します。
- 連絡先を言わなかったり音信不通になったりする
- 年利平均が10%超の収益をアピールしている
- SNSアカウントが怪しい
- 断定的な表現やメリットしか強調しない
- 商材の金額が数十万円以上
- フォワードテストの成績を公開していない
- 良くない評判や口コミがある
- サイトのドメインが怪しい
- 金融ライセンス未登録の業者の口座開設を誘導してくる
- 判断を急がせてくる
- クーリングオフに応じてくれない
順番に詳しく見ていきましょう。
1. 連絡先を言わなかったり音信不通になったりする
FXでの投資話を持ちかけられた場合、トラブルに遭った際に逃げられるのを防ぐために、必ず相手の連絡先は抑えておくべきです。
「連絡先を聞いてもはぐらかされる」「すぐに答えてくれない」といった場合は、詐欺の可能性があります。
また、ある日を境に急に音信不通になった場合は、すでに資金を持ち逃げしている可能性が高いので注意が必要です。
2. 年利平均が10%超の収益をアピールしている
FXの詐欺では、成績の良さをアピールするために「年利平均が10%超」「月利1%以上」といったようなフレーズで勧誘されることがあります。
しかし、長期間年利10%超や月利1%以上の成績を出し続けるのは、簡単ではありません。
なぜなら、相場の世界はずっと同じような値動きをしないので、調子が良いときもあれば悪いときもあるのが普通だからです。
そう考えると、毎年のように年利10%超の成績を上げるのは簡単ではありません。
アメリカの著名投資家で50年以上に渡って投資を続けているウォーレン・バフェットでさえ、平均年利は20%ほどといわれています。
世間一般的に名前も知られていない人が、長年プロの投資家として活躍している人の成績を上回ることは不自然と考えるべきでしょう。
高い年利や月利を提示している商材を購入する場合は、慎重に検討すべきです。
3. SNSアカウントが怪しい
FXの詐欺にSNSアカウントが使われることがあります。
例えば、TwitterなどのDMで副業や投資の勧誘を受けるケースです。
最終的にはLINEアカウントに誘導してFXなどの投資に勧誘されることがあります。
また、マッチングアプリを使ってFXでたくさんの収入を得たことをアピールして投資に勧誘するケースもあります。
このようなSNSアカウントにはいくつか見分け方があります。
- インターネットから写真を盗用している
- プロフィール文が有名人の投稿と似ている
- お金の話が多い
- 恋愛や結婚目的と思わせて投資へ参加させようとする
たとえば、インターネットから写真を盗用している場合、スマホやパソコンから画像検索を使えば簡単に見つけられるでしょう。
また、プロフィール文および顔写真を有名人のアカウントに見えるようにしていても、投稿頻度が少ない、投稿内容が勧誘目的など怪しいケースもあります。
やり取りをしているうちに、これらの点に気づいたらお金を出さずに無視した方がよいでしょう。
4. 断定的な表現やメリットしか強調しない
FX取引の勧誘を受けた際に、断定的な表現やメリットしか強調しない場合は、詐欺の可能性があります。
特に以下のようなフレーズが出現した場合は要注意です。
- 月収〇〇万円も可能
- 誰でも簡単にできる
- 未経験者(初心者)でも
- 勝率100%
- 必ず
- 絶対
金融商品取引法第38条2項では、断定的あるいは確実と誤解させるような表現を禁止しています。
第三十八条 金融商品取引業者等又はその役員若しくは使用人は、次に掲げる行為をしてはならない。
二 顧客に対し、不確実な事項について断定的判断を提供し、又は確実であると誤解させるおそれのあることを告げて金融商品取引契約の締結の勧誘をする行為
出典:金融商品取引方法
よって、そのような法律に抵触するような方法で販売をしている業者から商材を買うのはおすすめできません。
また、デメリットを聞いても答えてもらえない場合も、詐欺を疑うべきです。
5. 商材の金額が数十万円以上
数十万円以上もする商材なら、利益を得られるほど優秀に違いないと考えていませんか?
しかし、FXの商材が高くても、利益を得られるとは限りません。
FXの詐欺では、数十万円以上もする商材を購入させようとすることも珍しくありません。
また、お金がないと断った場合に以下のような対応をしてくる場合は詐欺である可能性が高くなります。
- 借金をさせてまで購入させようとしてくる
- そんなことだからうまくいかないと言ってくる
購入額の高い商材を勧められた場合は、詐欺を警戒しておいた方が良いでしょう。
6. フォワードテストの成績を公開していない
FXの詐欺で多いのは、EAを使った自動売買です。
- EAの成績を改ざんして販売
- EAで高収益を宣伝している
特にフォワードテストの成績が公開されていない場合は要注意です。
フォワードテストとは、実際にリアルタイムの相場でEAをテストする方法です。
しかし、フォワードテストを公開していないEAの場合、たいていバックテストの結果のみを公開しています。バックテストの結果は過去のデータをもとにテストしているため、条件を調整して成績をよく見せることが可能です。
EAを使った自動売買の話を持ちかけられたときは、フォワードテストの成績を公開しているかを確認してみましょう。
7. 良くない評判や口コミがある
FX取引の勧誘をされてからお金を出す前に見ておきたいのが、良くない評判や口コミの有無です。
インターネットの掲示板やSNSを見ると、たいていFX業者や商材の評判や口コミが見つかります。
複数人が良くない評判や口コミを投稿している場合は、お金を入金しないことをおすすめします。
勧誘の際に説明されたメリットだけを鵜呑みにするのではなく、自分自身で口コミを見て判断してみましょう。
8. サイトのドメインが怪しい
怪しい人からFX業者の口座開設に誘導された場合は、必ずそのFX業者のドメインを確認してみましょう。
ドメインとは、「https://」から始まるURLのことです。
フィッシングサイトなどあなたの情報を抜き取る目的で運営されているサイトでは、ドメインが本物と微妙に異なっているという特徴があります。
- ドメインの最初がhttps://となっている
- ドメインの末尾が見慣れないものになっている
したがって、誘導されたFX業者のドメインに怪しい点がないのか、Google検索をした上で確認することをおすすめします。
9. 金融ライセンス未登録の業者の口座開設を誘導してくる
FXの詐欺では、運営歴が短いかつ金融ライセンス未登録のFX業者への口座開設を誘導してくることがあります。
金融ライセンスが未登録のFX業者の口座へ資金を入金した場合、そのまま持ち逃げされる可能性が高くなります。
必ず、誘導先のFX業者が金融ライセンスを取得しているか、多くのユーザーが登録しているのかなど調べた上で判断してみましょう。
10. 判断を急がせてくる
FXに限らずほとんどの詐欺は、以下のように判断を急がせる傾向があります。
「残り1点! 二度と販売しないかもしれません」
「〇日までに支払わなければチャンスを失います」
判断を急がせるのは「時間が経つと商材のことを忘れて購入してもらえなくなる」「冷静な判断をさせない」といった理由からです。
支払いを急がされた場合は、1人で判断せずに家族や周りの人に相談することをおすすめします。
11. クーリングオフに応じてくれない
独立行政法人国民生活センターの説明によると、FXの商材を購入する際に「電話での勧誘を受けて購入した」「投資セミナーで紹介すればお金が入ると勧誘された(マルチ商法)」といったケースであれば、クーリングオフが可能です。
クーリングオフとは契約の申し込みや締結を行った場合でも、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みの撤回や解除ができる制度です。
クーリングオフができないと業者にいわれた場合でも、弁護士から内容証明郵便を送ってもらえば、全額返金される可能性があります。
騙されたと感じた場合は、早急にクーリングオフをおすすめします。
FXで詐欺に遭わないための対策
FXを用いた詐欺は年々巧妙化しており、中々なくなることはありません。自分は騙されないだろうと安易に考えないことが大切です。
そこで詐欺に遭わないための対策を紹介します。
- すぐに自分だけで判断しない
- 高額な費用を出せば成果が出るとは考えない
- SNSからの勧誘に乗らない
- フォワードテストを確認する
順に詳しく解説していきます。
1. すぐに自分だけで判断しない
FXで詐欺をする人は、なるべく2人きりの環境であなたにすぐ決断をさせようとします。
したがって、うまい話があってもすぐに判断しないことが重要です。また自分一人で判断するのではなく、知人や友人に相談をすれば、話しているうちに冷静になれるでしょう。
2. 高額な費用を出せば成果が出るとは考えない
FXの詐欺では、高額な商材やセミナーへ勧誘するケースが多いです。
そのような詐欺に騙されないためには、高い費用を支払えば必ず成果が出ると考えないことです。
また、FXは高いお金を支払えば初心者でも成果をすぐに出せるというわけではありません。
いきなり高い授業料を支払うのではなく、まずは無料で学んで取引を始めてみましょう。
3. SNSからの勧誘に乗らない
SNSのDMなどで投資の勧誘をしてくる人もいます。ただ、本当に良い話であれば、わざわざ赤の他人に教えるのはおかしいと考えましょう。
また、最初は無料でも後から高額な商材を販売されるケースも多くあります。
詐欺を避けたいなら他人からの投資話に乗ったり高額な商材を買ったりしないと決めておきましょう。
4. フォワードテストを確認する
EAを使った自動売買の勧誘を受けているなら、成績を改ざんできないフォワードテストの結果を見せてもらいましょう。
フォワードテストなら、リアルタイムの成績が確認できるので、本当に成績が良いEAなのか知ることができます。
フォワードテストを見せてくれない場合は、詐欺の可能性があるので慎重に検討することをおすすめします。
まとめ:FXの詐欺は見分け方を知っておけば怖くない
FXの詐欺は手口が巧妙化していますが、見分け方を知っておけば防げる可能性があります。
「高額な費用を出さない」「自分だけで判断せずに他の人に聞く」といった対策をすれば、詐欺を防ぎやすくなるでしょう。
なお、FXの詐欺に遭わないためには、信頼性の高い金融ライセンスを取得しているFX業者を選ぶべきです。
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