と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
チャートパターンとは、値動きの軌跡がチャート上に現れる特徴的な「型」のことです。
主なチャートパターンは以下の21個です。
本記事では、それぞれのチャートパターンについて詳しく解説します。
この記事でわかること
- チャートパターンについて
- チャートパターンを用いた取引方法
チャートパターンを理解すれば、FXにおけるトレンドやトレンド転換の予測できるようになり、分析の精度を高められるでしょう。
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Contents
チャートパターン21選
チャートパターンとは、値動きの軌跡がチャート上に現れる特徴的な「型」のことです。テクニカル分析の1つで、値動きの予測に役立ちます。
以下がFXにおけるチャートパターン21個になります。
FXにおけるチャートパターンの種類は「継続パターン」「反転パターン」の2つです。継続パターンとは、チャートパターン出現前後で同じトレンドが続くパターンです。
具体的には、いくつかのサポートラインやレジスタンスラインをチャート上に引くことでパターンを見い出し、相場分析を行います。
それぞれのパターンについて以下で詳しく説明します。
チャートパターン【継続型】
ここからは、FXにおける継続型のチャートパターンを11個解説していきます。
トライアングル(三角保合い)
トライアングルは、チャートの値動きが上下しながら三角形のパターンを形成していくチャートパターンです。
上限を一定の価格を保ちながら下値が切りあがる形状をアセンディングトライアングル(上昇トライアングル)といい、上値抵抗線を突き抜けた時が買いのエントリーポイントになります。
下限を一定の値に保ちながら上値が切り下がっていく形状をディセンディングトライアングル(下降トライアングル)といい、下値抵抗線を下に突き抜けた時が売りのエントリーポイントです。
トライアングルは、初心者にも比較的判別しやすいパターンといわれています。
フラッグ
チャートに旗のような形が出現することから、フラッグと呼ばれています。
直近の安値・高値に抵抗線を引くことで確認できます。
フラッグの旗竿に相当する強い動きがあり、上限と下限が交互に平行推移することが特徴です。
上昇している時に出現するのが上昇フラッグ、下降している時に出現するのが下降フラッグです。
このパターンは突入したトレンドがそのまま継続するケースが多いので、フラッグの旗の先端あたり、あるいは上限か下限を突き抜けた時がエントリーポイントです。
ペナント
ペナントとは、ペナント(三角旗)に似た形状から名づけられました。
フラッグに似ていますが、上限が切り下がり、下限が切り上がっていくことで抵抗線が平行にならずに延長線上で交わる点が異なります。
ペナントは継続トレンド相場に現れやすく、抵抗線を抜けたところがエントリーポイントです。
レクタングル
レクタングルとは英語で長方形という意味で、一定の値幅で上値と下値が平行に推移し、長方形を形成していきます。
相場がもみ合い状態にある時に出現します。
上下いずれかの値幅ラインを抜けたところがエントリーポイントです。
ウェッジ
上昇ウェッジは上値と下値が徐々に切り上がり、上値抵抗線と下値抵抗線が交差することで右上がりの三角形が形成されます。
一方、下降ウェッジは上値と下値が徐々に切り下がり、上値抵抗線と下値抵抗線が交差することで右下がりの三角形が形成されます。
ウェッジが確認されるのはトレンド相場の途中でもみ合ったときで、抵抗線を割ったところで価格が動くことを予測してエントリーします。
カップ&ハンドル
カップ&ハンドルは、強い上昇トレンドが発生する前兆とされるチャートパターンで、カップウィズハンドルとも呼ばれています。
コーヒーカップとその取っ手に見えることを連想させることから、名前がつけられました。
日足チャートの場合、3から6ヵ月ほどで形成されます。
カップを形成している間にエントリーしたトレーダーが、カップの縁あたりで利益確定を行うため一度下落します。
その後、再び上昇し取っ手を形成し、ネックラインを上抜けたところがエントリーポイントです。
チャートパターン一覧【反転型】
ここからは、FXにおける反転型のチャートパターンを10個解説していきます。
ヘッド&ショルダーズトップ
ヘッド&ショルダーズトップはふたつの山の間に高い山が現れるのが特徴です。
トレンド相場の天井で出現し、上昇から下降に転換する時に出現します。
ヘッド&ショルダーズトップのエントリーポイントは、3つ目の山を越えネックラインを割ったタイミングです。
ヘッド&ショルダーズボトム
ヘッド&ショルダーズボトムはふたつの谷の間に深い谷が現れるのが特徴です。
トレンド相場の底で出現し、下降から上昇に反転するときに出現します。
ヘッド&ショルダーズトップとボトムパターンは、トレンド相場の終盤に出現し、その後反転する可能性が高いので、タイミングにうまくあわせてエントリーすればトレンドに乗れる可能性があります。
ダブルトップ
ダブルトップとは、Mの形をしたパターンです。
相場の天井で出現しやすく、同じ高値で2度抵抗にあって下降することから、上昇トレンドの終了とみなされます。
ダブルトップのエントリーポイントは、2つ目の山を越えネックラインを割ったタイミングです。
ダブルボトム
ダブルボトムとはダブルトップの反対で、Wの形状をしたパターンです。
相場が底をついた時に発生し、相場が上昇に転じる時に発生します。
ダブルボトムのエントリーポイントは、2つ目の谷を越え、ネックラインを上抜けたタイミングです。
ダブルトップとダブルボトムは、トレンド転換時に発生する傾向があるので、タイミングをあわせてエントリーすれば、転換したトレンドに乗れる可能性があります。
トリプルトップ(三尊天井)
トリプルトップとは3つの山と2つの谷で形成されており、中央の山が左右の山より高い時は前述のヘッド&ショルダーズトップになります。
一般的にダブルトップより、精度の高いパターンとして知られています。
トリプルトップが現れる時は天井が意識された証拠となり、トレンドの終了を表します。
エントリーポイントは、ネックラインを割り込んだ時です。
トリプルボトム(逆三尊)
トリプルボトムは、トリプルトップの逆の形をしており、三つの谷と二つの山で形成されているのが特徴です。
このパターンも下げ止まりが意識されているので、トレンドの終了を表します。
エントリーポイントは、ネックラインを超えて上昇した時です。
ソーサートップ
ソーサートップとはお皿を逆さまにしたような形状をしており、高値圏で発生します。
ソーサーボトム
ソーサーボトムとは、お皿のような形状をしており日本では、「なべ底」ともいわれています。
スパイクトップ
スパイクトップは日本では「尖端天井」と呼ばれ、上値方向にへ尖ったチャートパターンを形成することが特徴です。
スパイクトップは、主要国のポジティブな経済指標発表や要人発言直後に発生しやすいといわれています。
急騰後に下値を抜けた場合、高確率でトレンドが反転するので落ち着いて見守りましょう。
スパイクボトム
スパイクボトムは日本語で「尖端底」とよばれ、下値方向へ尖ったチャートパターンを形成することが特徴です。
ネガティブな経済指標発表や要人発言直後、戦争などの出来事があったときに発生しやすいです。
スパイクトップとスパイクボトムは、変化が短時間に起こるので利益につなげることが難しいとされています。
トレーダーがパニックになっている時に発生するので、初心者があえてリスクを取る必要はないでしょう。
チャートパターンを使ったトレードの実践的な方法
FXにおけるチャートパターンを使ったトレードには、いくつかの実践的な方法があります。
特に重要なエントリーポイントの決定と、利食いと損切りについて詳しく解説していきます。
エントリーポイントの決定
チャートパターンを利用したトレードでは、パターン確認後に正しいエントリーポイントを決定する必要があります。
間違ったエントリーポイントを設定してしまうと、利益を伸ばせないばかりか損失が大きくなる可能性があるからです。
ほとんどの場合、正しいエントリーポイントは抵抗線を抜けた後です。
たとえば、ペナントはトレンドの中で形成され、三角形のペナントの先の三角形の形状が上向きに細くなっていき、抵抗線を抜けたあたりがエントリーポイントとなります。
全てのチャートパターンのエントリーポイントを把握することは困難なので、よく使うチャートパターンのエントリーポイントだけでも確実に覚えておきましょう。
最適なエントリーポイントを見つけるためには、相場の大きなトレンドを見極めることが大切です。
利食いと損切りのポイント
FXでは、利食いと損切りポイントを設定しておくことが重要です。
利食いと損切りポイントを設定しなければ、一貫性のないトレードになってしまうからです。
利食いと損切りは、あらかじめ決めたルールでトレードを行います。
たとえば、利食いの場合には、以下のような方法があります。
- 1ドルあたり10pipsの利益を目標にしている場合、達成した時点で利食い
- 反転チャートパターンを確認後に利食い
損切りも同様に以下のような方法があります。
- 1ドルあたり10pipsの損失を許容できると決めている場合、抜けた時点で損切り
- ネックラインを割ったら損切り
目標売値や、相場が予想の逆に動いた時の売値をあらかじめ設定しておけば、トレード時の感情に左右されずにトレードできます。
損切りが重要なことがわかっていてもできない方は、自動的に損切りされる逆指値を活用してみましょう。
▶損切りの重要性についてはこちらで詳しく解説!
チャートパターンの分析で注意すべき点とは?
チャートパターンが今後の値動きの予想について重要であることを説明しましたが、チャートパターンの分析にも以下の注意点があります。
- 線の引き方によってチャートパターンが変わって見える
- パターン通りに行かない「だまし」がある
- ファンダメンタルズ要因に影響される
それぞれ詳しく解説していきます。
線の引き方によってチャートパターンが変わって見える
チャートパターンは、線の引き方によってチャートパターンが変わって見えてしまいます。
正しいラインの引き方は決まっていないため、トレーダーによって変わってくるからです。
たとえば、チャートのローソク足には、実体とヒゲの部分がありますが、ローソクの中央や上下の端、ヒゲの先端など線を引くポイントが複数あります。
自分にあった方法が見つかるまで試行錯誤していきましょう。
パターン通りにいかない「だまし」がある
チャートパターンで明確な形となっていても、思い通りに動かない場合を「だまし」といいます。
たとえば、わかりやすいだましの形は、下図のようなものです。
レンジ相場から上値抵抗線をブレイクしエントリーしたものの、何らかの理由で再び下落しレンジ相場に突入するパターンです。
FXでだましが起こる理由として、以下のようなことが考えられます。
- 重要な経済指標の発表
- 地政学リスク
- 機関投資家や大口トレーダーによる大量の資金投入
重要指標が市場の予想に反した発表をした場合、反対の値動きをする可能性が高いです。
また、機関投資家や大口トレーダーが利益を得ようと大量の資金を投入し、だましをつくり利益を得ようとすることも考えられます。
チャートパターンを使って分析する場合は、常に正確な値動きをするわけではなく、市場に参加している投資家が異なる戦略や意図を持っており、予測不可能な場合があることを念頭においておく必要があります。
トレードする際は、リスク管理を徹底し、チャートパターンの変化や市場環境の変化に迅速に対応していきましょう。
ファンダメンタルズ要因に影響される
チャートパターン分析は、パターンの形成にはトレーダーの心理を反映しているためテクニカル分析に分類されます。
しかし、チャートの値動きの背景には、ファンダメンタルズの要因に影響されることも理解しておきましょう。
FXトレードは情報戦となるケースが多く、プロのトレーダーほどテクニカル分析に加え、様々な情報を組み合わせたうえで総合的な判断を行います。
FXトレードを始めたばかりの初心者は、チャート分析だけに頼らず、より多くの情報を組み合わせて予想していく習慣をつけることが大切です。
チャートパターン分析は有効性の高い分析方法ですが、FXに絶対性がないことは肝に銘じておきましょう。
まとめ:複数のチャートパターンを覚えて柔軟に対応しよう
チャートパターンは、覚えてしまえば初心者でも簡単に取り入れられます。
より多くのチャートパターンを覚えることで、テクニカル分析の精度が上がるでしょう。
しかし、チャートパターンを過信し過ぎるとだましにあう可能性があるため、複数のチャートパターンを覚えて、他のテクニカル指標とあわせて柔軟に対応することが大切です。
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