と考えていませんか?
FXを始めてもなかなかうまくいかずに悩むトレーダーは少なくありません。
そのため、過去の格言から学んで、成績を向上させたいと考えている人もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- 資金管理に悩んでいる人向けの格言
- エントリーや利確、損切りに悩んでいる人に役立つ格言
- 相場感が掴めず悩んでいる人に贈る格言
なお、この記事の格言は、投資全般に関する格言の中からFXにも適用できるものを選びました。
自身のトレードについて一度見直したい人は、ぜひ、参考にしてみてください。
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FXの格言一覧
以下の表にFXの格言をまとめています。
格言 | 意味 |
総資産の1%以上のリスクは取るな | 資産を守るためには、許容できるリスクを決めておかなければならない |
うまく行っていない時、最初にすべきことは投資額を減らすことだ | 感情的になっている時は、損する確率も高いので少額で取引を再開しよう |
損失や利益の額は、単にポジションの大きさの問題なのです | 普段から適切なロットで取引をする方がメンタルが安定するため、良い結果を得ることにつながる |
儲けることに集中するな。持っているものを守ることに集中しろ | 勝つことよりも負けない事にエネルギーを使うべし |
頭と尻尾はくれてやれ | 相場の天井と大底がどこかはわからないので全部の値幅を取ろうとしてはならない |
間違っていたらただちに撤退するのみだ | 損切りの遅れは取り返しのつかない損失につながる |
利食い千人力、見切り千両 | 投資では利食いをしなければ利益にはならない。欲張らずに早めに利確するべし |
欲の深いトレーダーは必ず失敗する | 一度大きな利益を得ることができると感覚が鈍ってしまい、つい目先の欲に囚われ冷静な判断ができなくなる |
年の内、三度より商い場なし | 1年のうち株式投資で大きな利益を得られるチャンスは3回しかない |
The trend is your friend. | トレンドは友達=トレンドには逆らうな |
ウォールストリートに見逃し三振はない | エントリー回数を増やすのではなく、ひたすら得意な相場に絞ってトレードした方が、多くの利益を得られる確率が高くなる |
落ちてくるナイフはつかむな | 相場が暴落している時に買ってしまうと、相場はさらに下がり大損してしまう可能性がある。買うのであれば相場が落ちついてから買うべき |
含み損は全力で耐えろ | 暴落があった際は再び上昇する可能性が高く、含み損をかかえてしまった場合は再び相場が戻ることを前提に耐えろ |
買ったら下がる売ったら上がる | 自分が買えば相場は下がり、売った際には相場が上がるというジンクス |
賢者は自身の経験に学び、愚者は他人の経験に振り回される | 自分の経験こそが学びであり他人の真似事をしているだけでは成功しない |
2章以降ではそれぞれの格言について詳しく説明します。
資金管理に関する格言
資金管理はFXにおいて、手法やメンタルより重要視している人もいます。
FXで資金管理に悩んでいる人に役立つ代表的な格言は以下の通りです。
順番に詳しく見ていきましょう。
1. 「総資産の1%以上のリスクは取るな」
以下はアメリカの著名なファンドマネージャーであるラリー・ハイトの格言です。
総資産の1%以上のリスクは取るな。
投資に必要な資産を守るためには、許容できるリスクを決めておかなければなりません。
なぜなら、自身のトレードにどのくらいの損失リスクがあるのか把握していなかった場合、口座の資金をほとんど失うような事態になりかねないからです。
なお、ラリー・ハイトが伝えている1%が適切なのかそれ以上に高いリスクを取っても良いのかは、資金量やトレードスタイルによって変わります。
実際、投資苑の著者であるアレキサンダー・エルダー博士は2%ルールを提唱しているなど、投資家によってもリスク許容度が違います。
2. 「うまく行っていない時、最初にすべきことは投資額を減らすことだ」
ヘッジファンドを率いてイギリスのイングランド銀行を打ち負かしたジョージ・ソロスは、以下のような格言を残しています。
うまく行っていない時、最初にすべきことは投資額を減らすことだ。損失を取り返そうとしてはならない。投資を再開する時は、少額で始めるのだ。
トレードに失敗したからといって、損失を取り返すために大きいロットで取引しても、うまくいかないケースがほとんどです。
感情的になっている時は、損する確率も高いので、ひとまず少額で取引を再開しましょう。すぐに成績が良くならなくても損失額を抑えられます。
3. 「損失や利益の額は、単にポジションの大きさの問題なのです」
株式と先物の元トレーダーであるトム・バッソは、以下のような格言を残しています。
ポジションのサイズをコントロールするのは、成功するために不可欠の要素です。損失や利益の額は、単にポジションの大きさの問題なのです。
また、著書である『トレードで成功するための「聖杯」はポジションサイズ』では、平穏なメンタルで取引をするには、最適なポジションサイズが重要と伝えています。
FXの取引においても、ポジションサイズ(ロット)が大きいほど、「損をしたくない」「含み益が減ったら怖い」といった感情を抱えやすくなります。
つまり、普段から適切なロットで取引をする方がメンタルが安定するため、良い結果を得ることにつながるのです。
4. 「儲けることに集中するな。持っているものを守ることに集中しろ」
先物取引の天才と呼ばれたポール・チューダー・ジョーンズは以下のような格言を残しています。
儲けることに集中するな。持っているものを守ることに集中しろ。
FXでは、儲ける以前に気を抜くと大きく資産を減らしてしまう可能性があります。
そのことから「勝つことよりも負けない事にエネルギーを使うべし」という意味の言葉になります。
トレードに関する格言
ここからは、FXでのエントリーや利確、損切りなどトレードに悩んでいる人に役立つ格言を紹介します。
順番に詳しく紹介します。
1. 「頭と尻尾はくれてやれ」
江戸時代の米相場師である本間宗久は以下のような格言を残しています。
頭と尻尾はくれてやれ
この格言は、相場の天井と大底がどこかはわからないので全部の値幅を取ろうとしてはならないことから「相場の天井で売り、大底で買おうとしてはならない」と伝えています。
米ドル/円のチャート(2021年1月から4月)を例に解説します。
このチャートを見ると大底は2021年1月です。しかし、1月の時点では、この価格帯が大底かどうかはわかりません。
むしろ、2020年から続いている下落トレンドがまだ続く可能性もありました。
しかし、2月になるとドル/円の価格は徐々に上昇しています。
直近高値を超えるなど大底を打ったと判断するトレーダーが増えている可能性もあるので、現実的に買いで利益を狙う場合は、2月あたりからのエントリーが有力です。
そして2021年4月に最高値をつけますが、この時点ではここから下落すると予想するのは困難です。
売りで利益を狙うのであれば、もっと明確な下落が発生してからでないと、逆に反転上昇して大きな損失を被るリスクがあります。
このように、FXの相場でも頭(天井)と尻尾(大底)を狙うのはおすすめできません。
大底や天井かは後からでないとわからないため、焦ってトレンドと逆方向のエントリーをしないようにしましょう。
2. 「間違っていたらただちに撤退するのみだ」
ブルークレスト・キャピタル・マネジメントの創設者であるマイケル・プラット氏は、マーケットの魔術師エッセンシャル版の中で以下の格言を残しています。
間違っていたらただちに撤退するのみだ
マイケル・プラット氏は別の段で「聖杯探しをするよりも負けることもあると認めた上で取引手法を探した方がトレード技術も積み上がりやすくなる」といった主旨の発言もしています。
FXにおいても、損切りの遅れは取り返しのつかない損失につながります。エントリーしたにもかかわらず、自身の考えているシナリオ通りに動かない時は、早めに損切りをしましょう。
3. 「利食い千人力、見切り千両」
本間宗久は以下の格言を残しています。
利食い千人力、見切り千両
利食い千人力とは、投資では利食いをしなければ利益にはならない。欲張らずに早めに利確した方が良いという格言です。
FXではエントリー後に想定している方向に価格が動くと、含み益が発生します。
しかし、相場環境の急激な変化により含み益を失うケースは珍しくないため、ある程度の利益が出たら利確をする必要があります。
そして、見切り千両とは、損失の少ないうちの損切りは千両(今の価値で5,000万円〜1億円くらいと言われている)にも匹敵するという意味の格言です。
FXでは含み損が拡大して一定の証拠金維持率以下になると、ロスカットにより大きな損失を被ってしまいます。
しかし、早めに損切りをしておけば、損失は少なくなるので引き続きトレードが可能です。
相場の世界で生き残っていくために、利食いは欲張りすぎずに損切りは早く決断しましょう。
4. 「欲の深いトレーダーは必ず失敗する」
以下はアメリカのトップトレーダーであるブルース・コフナーの言葉です。
欲の深いトレーダーは必ず失敗する
FX初心者は、欲を出しポジションを増やすことで負けてしまうことが多いです。
一度大きな利益を得ることができると感覚が鈍ってしまい、つい目先の欲に囚われ冷静な判断ができなくなります。
よって、得た利益よりも大きな損失を出してしまう可能性があります。
頭では理解していても、実際にこのような状況になると初心者は必ずと言っていいほど判断を誤ります。
欲を抑えるために一定額以上の利益や損失を出したら一旦取引を終えるなどメリハリのあるトレードを意識していきましょう。
相場に関する格言
ここからは、FXの相場感がつかめないと悩んでいる人に役立つ格言をいくつか紹介します。
それぞれの格言について見ていきましょう。
1. 「年の内、三度より商い場なし」
以本間宗久は、著書「相場三昧伝」で以下の格言を残しています。
年中の内、両三度より外、商い致すところこれ無きものなり。
要約すると、1年のうち株式投資で大きな利益を得られるチャンスは3回しかないという意味で、FXにもこの格言は良く当てはまります。
以下のドル/円のチャート(2014年1月〜12月)を例に解説します。
2014年1月〜9月頭のドル/円相場は、101円台〜104円台でしか値動きがありませんでした。
つまり、トレンド相場が得意なトレーダーにとっては、ほとんどチャンスのない相場だったのです。
しかし、9月頃から10月の頭にかけて600pips、さらに10月中旬から12月にかけては1,500pipsも上昇しました。
1月から9月頭の動かない相場を見て、チャートを見るのをやめてしまった場合、その後にやってくる大きなチャンスを逃す結果になっていたでしょう。
このように、FXでも大きいチャンスは頻繁にはやってきません。年に何度あるかわからないチャンスを逃さないために、常にチャートを見ておく必要があります。
2. 「The trend is your friend.」
以下は有名な投資家ウォーレン・バフェット氏は以下の言葉です。
The trend is your friend.
言い換えれば、「トレンドは友達=トレンドには逆らうな」といった意味と捉えられます。
2022年のドル/円相場を例に解説します。
2022年3月頃から11月頃まで続いた歴史的なドル高円安相場は、ブル派(買いたいトレーダー)にとっては大きなチャンスでした。
トレンドが続いている限りロングポジションを持ち続けたり、一時的な押し目でエントリーをしたりすれば、大きく利益を伸ばせたのです。
一方で、ベア派(売りたいトレーダー)にとっては、大きな利益を狙いにくい相場だったと考えられます。
その理由は、トレンド中も一時的に下落をする局面はありましたが、結局高値を更新していったからです。
2022年のドル/円を見てもわかるように、トレンドには逆らわない方が、多くの利益を期待できることもあります。
3. 「ウォールストリートに見逃し三振はない」
「ウォールストリートに見逃し三振はない」という言葉もウォーレン・バフェット氏の格言で、全文は以下の通りです。
The stock market is a no-called-strike game. You don’t have to swing at everything you can wait for your pitch. The problem when you’re a money manager is that your fans keep yelling, “Swing, you bum!”
要約すると「ウォールストリートに見逃し三振はないからチャンスのみに手を出せば良い。問題はあなたが資産運用のマネージャーだった場合、ファンがヤジを飛ばしてくる」といった意味です。
例えば、皆さんがレンジ相場は得意で、トレンド相場は苦手だと仮定します。
以下のチャートのような相場だった場合、レンジ相場では積極的に取引をしても問題ありません。
しかし、トレンド相場については積極的に取引する必要はありません。なぜなら、苦手な相場の時にトレードしても良い結果を得られない可能性が高いからです。
個人投資家は、機関投資家のようにトレードをしなくても怒られる心配はありません。
エントリー回数を増やすのではなく、ひたすら得意な相場に絞ってトレードした方が、多くの利益を得られる確率が高くなります。
4. 「落ちてくるナイフはつかむな」
相場のトレンドを上手く言い表した言葉が以下になります。
落ちてくるナイフはつかむな
この言葉は、相場が暴落している状況をナイフが落ちている様子に例えています。
落ちてくるナイフを掴もうとすると、持ち手ではなく刃の部分を掴んでしまう可能があり非常に危険です。しかし、ナイフが床に落ちてから掴めばケガをすることはありません。
このように「相場が暴落している時に買ってしまうと、相場はさらに下がり大損してしまう可能性があります。買うのであれば相場が落ちついてから買うべき」ということを言っています。
格言のとおり、相場変動が激しい時は極力手を出さないようにしましょう。
オリジナルの格言
著名人が残した言葉以外にSNSなどで一般のトレーダーによるオリジナル格言が存在します。
ここでは、以下3つを紹介します。
それぞれの格言について詳しく見ていきましょう。
1. 「含み損は全力で耐えろ」
以下はトレードに関する格言の一つになります。
含み損は全力で耐えろ
相場は上昇、下落と上下の動きを繰り返しながら進んでいきます。
したがって、暴落があった際は再び上昇する可能性が高く、含み損をかかえてしまった場合は再び相場が戻ることを前提に耐えろという意味になります。
もちろん、含み損が膨らみロスカットされてしまっては以ての外です。安易に損切りするのではなく、耐えられる範囲内で耐えるようにしましょう。
2. 「買ったら下がる、売ったら上がる」
FXをやったことがある人であれば、誰もが共感できるのが以下の言葉です。
買ったら下がる、売ったら上がる
自分が買えば相場は下がり、売った際には相場が上がるというジンクスです。
こういった状況に陥るのには理由があります。なぜなら、事前にポジションを保有していた上級トレーダーが利益確定の決済をしてくるからです。
このような状況を打破するためには、トレンドを見極めたうえで押し目買い、戻り売りを徹底するようにしましょう。
3. 「賢者は自身の経験に学び、愚者は他人の経験に振り回される」
以下はドイツ人の鉄血宰相の格言をパロディ化した言葉になります。
賢者は自身の経験に学び、愚者は他人の経験に振り回される
ドイツの鉄血宰相と呼ばれたオットー・フォン・ビスマルクの格言に「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。これは、賢者は過去の他人の失敗から学び、同じ失敗をしないようにするという意味です。
この格言をパロディ化したのが「賢者は自身の経験に学び、愚者は他人の経験に振り回される」です。
FXにおいては、自分の経験こそが学びであり他人の真似事をしているだけでは成功しないといった意味になります。
最近は、SNSなどで個人のトレード手法が詳しく解説されていますが、それらはあくまでも一意見であり必ずしも相場がそのように動くとは限りません。
まとめ:FXで悩んだら投資家の残した格言から学んでみよう
FXの取引で「損切りや利確がうまくできない」「口座の資金をほとんど失ってしまった」などで悩んでいる時は、投資家の残した格言から学んでみましょう。
経験豊かな投資家の残した格言を学んだ結果、トレード成績が向上するかもしれません。また、投資家の格言を学ぶことで、自身のこれまでのトレードを見直す良い機会になります。
なお、新たな気持ちでトレードをする場合は、損失リスクを抑えるために少ないロットから始めましょう。
少ないロットから始めることができるかつ追証がないFX業者を探している場合は、BigBossをおすすめします。
BigBossは最低0.01ロット(1,000通貨)からトレードを始められます。さらにゼロカットシステムの採用により、口座内にある資金以上の損失リスクはありません。
BigBossで取引するメリットは3つあります。
- 最大2,222倍のレバレッジで取引できる
- 取引毎にBigBossPointがもらえる
- 約定力が高いSTP/ECN方式を採用
BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。
また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。
ぜひ、口座開設をしてみてください。
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