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FXのハーモニックパターンとは?特徴や使い方、メリットデメリットを解説!

FXのハーモニックパターンとは?

トレーダー
「ハーモニックパターンってなに?」
トレーダー
「聞いたことないテクニカル分析だけど・・・」

と疑問に思ったことはありませんか?

FXのチャートを使うテクニカル分析、その中でも近年新たなパターンが開発され欧米で人気を集めるのがハーモニックパターンです。

ハーモニックパターンを見つけることができれば高い確率で相場の変動を予測できますが、パターンを覚えることが簡単ではなく実際のトレードでは見つけることが難しいといった特徴を持ちます。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • ハーモニックパターンとは
  • ハーモニックパターンの種類
  • ハーモニックパターンのメリットとデメリット

ハーモニックパターンは他のテクニカル分析と比べると取扱いは簡単ではありませんが、覚えて使えるようになると、高い勝率の逆張りトレードが行えるようになるでしょう。

ハーモニックパターンに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FXのハーモニックパターンとは

ハーモニックパターンとは、チャートの形をパターン化したテクニカル分析です。

フィボナッチ比率を利用したパターンとして、4種類の基本パターンと派生や新種のパターンが開発され続けています。

ハーモニックパターン出現後は相場の反転が起きやすいことから、反転ポイントから逆張りを狙うトレードで使われています。

フィボナッチ比率を利用したテクニカル分析

ハーモニックパターンはフィボナッチ比率を使うテクニカル分析です。

フィボナッチ比率に基づいたチャートパターンを使い、他のフィボナッチを使うテクニカル分析同様に相場の反転ポイントを探すことを目的とします。

フィボナッチ系のテクニカル分析は、フィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクスパンションなど使いやすいものが多いですが、ハーモニックパターンはパターンや比率を覚えることが少し難しい特徴を持ちます。

フィボナッチを使うテクニカル分析はこちら

パターンの種類が多い

ハーモニックパターンには基本形4種類の他に派生形や新種のパターンが存在します。

基本形

・ガートレー
・バット
・バタフライ
・クラブ

派生形

・サイファー
・シャーク
・スリードライブ

など

派生形や新たに開発された新種を含めるとパターン数が多いため、まずは基本形を覚えてから派生形を使うと良いです。

パターンの形状が綺麗

ハーモニックパターンは黄金比でもあるフィボナッチを使うため、バターンの形状が綺麗という特徴も持ちます。

動物や幾何学模様に近い形状をしており、チャートをラインで結ぶことで数学的と視覚的な美しさに気づくことができます。

ただし、パターンを覚えていることが前提であり、パターンを知らない状態だと形状に気づくことも無いため、トレードの時はハーモニックパターンのサンプルなどを隣に置いておくと良いでしょう。

XABCDなどのパターンツールを使う

ハーモニックパターンをチャートで使う際には、パターン系のツールを使うことで分析できます。

取引ツールのTradingViewではXABCDパターンが使え、こちらでラインを引くことでハーモニックパターンを表示できるようになります。

それかフィボナッチリトレースメントを利用して反転ポイントの数値を導き出すか、MT4のインジケーターBasic Harmonic Patternを追加すると自動でハーモニックパターンを認識してくれます。

自分が使う利用ツールに合わせてハーモニックパターンを確認できる分析を使いましょう。

ハーモニックパターンの種類

ハーモニックパターンには基本となる4つのパターンがあります。

  • ガートレー
  • バット
  • バタフライ
  • クラブ

それぞれどのようなパターンなのかを紹介していきます。

ガートレー

ガートレーはH.M.Gartley氏が発見したハーモニックパターンです。

以下の条件によってガートレーは成立します。

X:100%
A:0%
B:61.8%
D:78.6%

上下逆転した場合でも同様です。(以降のパターンも同様)

ガートレー出現後は相場の反転が予測でき、逆張りによるエントリーが行えます。

バット

バットはコウモリ(Bat)の形に似たハーモニックパターンです。

以下の条件によってバットは成立します。

X:100%
A:0%
B:50%
D:88.6%

形状がガートレーと似ていますが、ダブルトップやダブルトムをパターン中に形成するため、パターン形成後の値動きが強くなりやすい傾向があります。

バタフライ

バタフライは蝶(butterfly)の形に似たハーモニックパターンです。

以下の条件によってバタフライは成立します。

X:100%
A:0%
B:78.6%
D:127.2%

バタフライはD点が100%を超えた127.2%に位置することが特徴です。

パターン中の値動きが大きいため、パターン形成後のチャートも大きく動くことが予測できます。

クラブ

バタフライと似た形状のハーモニックパターンがクラブです。

以下の条件によってクラブは成立します。

X:100%
A:0%
B:61.8%
D:161.8%

特徴的なのはD点がバタフライを超えることです。

パターン形成中に大きな上昇もしくは下落が起こるため、反転の力はバタフライよりも強くなります。

ただし、バタフライと見分けることが難しく、値動きも極端なため4つのパターンの中では出現率も低いです。

ハーモニックパターンを使う時のポイント

ハーモニックパターンはフィボナッチを使うと同時に、テクニカル分析としては使いにくさがあります。

そのため以下のポイントを意識することで、ハーモニックパターンを上手く使うことができます。

  • 逆張りによるトレード
  • フィボナッチリトレースメントを理解する
  • パターンの完成を確認する
  • パターンの若干の差異は発生する

実際のトレードでハーモニックパターンを使う時のポイントを紹介します。

逆張りによるトレード

ハーモニックパターンは逆張りの値動きを予測するテクニカル分析です。

そのためトレードの手法としては逆張りを行う際に使いましょう。

ハーモニックパターンのC点→D点が上昇なら「売り」による逆張り、C点→D点が下落なら「買い」による逆張りです。

ハーモニックパターンの相場の反転は、パターン中の値動きに対する反転が多いため、パターン中の値動きをしっかりと確認しながら逆張りを行いましょう。

フィボナッチリトレースメントを覚える

ハーモニックパターンはフィボナッチ比率を使ったテクニカル分析です。

特にフィボナッチリトレースメントの比率と近い比率のパターンもあるため、フィボナッチリトレースメントの使い方を覚えておくと、ハーモニックパターンも使いやすいでしょう。

フィボナッチリトレースメントはハーモニックパターンと比べると簡単なテクニカル分析であるため、覚えていない人はこの機会に覚えておくのがおすすめです。

フィボナッチリトレースメントについてはこちら

パターンの完成を確認する

ハーモニックパターンは最後のD点が確認できた後、ガートレーやバタフライと認識できます。

最後のD点を記録するまでトレードは控え、パターン完成後に逆張りを狙っていきましょう。

パターンが全て形成されるまでハーモニックパターンとなるのかは分かりません。

パターンが形成されなければ反転が起こらないため、最後までチャートを確認することがポイントです。

パターンに若干の差異は発生する

ハーモニックパターンの各点の数値は、必ずしも一致するとは限りません。

例えば、バタフライのB点が60%でもバタフライの形と似ていれば、バタフライとしてハーモニックパターンが機能します。

そのため、ある程度近似値を追いながらも、形状が似ていれば数値の差異は認めながら分析を粉いましょう。

完全な一致を待つと、永遠にハーモニックパターンを認識できない事態となるかもしれません。

ハーモニックパターンを使うメリット

ハーモニックパターンの特徴や種類を紹介してきましたが、少し難しいテクニカル分析であるため、使う理由にピンと来ない方もおられるかもしれません。

そこでハーモニックパターンを使うメリットをまとめました。

  • エントリーポイントが分かりやすい
  • 逆張りを使うトレーダーと相性が良い
  • 新種のテクニカル分析とパターンが使える

1つずつメリットを見ていきましょう。

エントリーポイントが分かりやすい

ハーモニックパターンをテクニカル分析として使う場合、エントリーポイントが分かりやすいメリットがあります。

ハーモニックパターンのエントリーポイントはD点にチャートが到達した時からであり、タイミングとして他のテクニカル分析よりも明確です。

エントリーだけを考えると使いやすい特徴を持ちます。

ハーモニックパターンを見つけることは別とするなら、エントリーポイントの分かりやすさは1つの特徴です。

逆張りを使うトレーダーと相性が良い

ハーモニックパターンは、D点までのトレンドとは逆張りのエントリーを行います。

C点からD点までのトレンドが下落であれば「買い」によるエントリー、逆に上昇であれば「売り」によるエントリーとなります。

逆張りを得意とする人であればテクニカル分析として相性がよく、使い勝手の良いテクニカル分析として手法に取り入れることができるでしょう。

順張りと逆張りの違いについてはこちら

新種のテクニカル分析とパターンが使える

ハーモニックパターン自体は1935年にH.M. Gartley氏が出版した書籍を元としますが、新種は1990年代から2000年代にかけて見つかっています。

他のテクニカル分析と比べるとハーモニックパターンの新種は新しいテクニカル分析であり、今後も新しいパターンが見つかることもあるかもしれません。

つまり、比較的新しいテクニカル分析を手法として使うことができ、新たなハーモニックパターンが発見された時にも、手法に取り入れることが可能です。

古い分析よりも新しい分析を使いたいという場合には、相性の良いテクニカル分析と言えるでしょう。

ハーモニックパターンを使うデメリット

ハーモニックパターンにはデメリットも存在し、使う前にしっかりと確認しておく必要があります。

  • ハーモニックパターンの発生率が低い
  • パターンを覚えて見つけるのが難しい
  • マルチタイムフレーム分析が必要
  • FX初心者には向かない分析

1つずつデメリットを紹介していきます。

ハーモニックパターンの発生率が低い

ハーモニックパターンは発生率が低いテクニカル分析です。

特にチャートの時間軸が長い日足や週足だと極端に出現率が下がり、1時間足や5分足でもものすごい増えるわけではありません。

つまり、いつでも使えるテクニカル分析ではなく、パターンを覚えておいて見つけたら使えるテクニカル分析です。

主戦力のテクニカル分析としてはチャートで使える頻度が低くなるため、使いにくいことは覚えておきましょう。

パターンを覚えて見つけるのが難しい

ハーモニックパターンは種類がたくさんあり、1つずつフィボナッチの数値が異なります。

他のテクニカル分析と比べると覚えることが難しく、すぐに使えるようになるテクニカル分析ではありません。

さらに見つけることも難しく、かなりの時間ハーモニックパターンを覚えることと見つける練習をしなければ、実際のトレードで使うことは難しいでしょう。

それと、ダマシも発生するため、逆張り方向に動かなかった時の対応策も考えておかなければなりません。

FXのダマシについて解説

マルチタイムフレーム分析が必要

ハーモニックパターンが予測する逆張り方向の値動きは相場の転換点になることもあります。

しかし、短期足での転換は一時的な押し目程度の動きとなる場合もあるため、ハーモニックパターンを使う際には上位足のトレンドもしっかりと把握しておかなければなりません。

例えば、1時間足をメインにトレードを行う場合、4時間足や日足のトレンドや値動きを確認しながら、1時間足のハーモニックパターン形成を監視する必要があります。

単純にメイン時間軸のチャートだけを確認すると、強い長期でのトレンドを無視することもあるため、複数の時間軸を把握するマルチタイムフレーム分析が必要です。

マルチタイムフレーム分析に必要な環境認識について

FX初心者には向かない分析

ハーモニックパターンはパターンを覚えたり出現率の低さ、チャートを監視し続ける必要があることからFX初心者の方だと使いにくいテクニカル分析と言えます。

もしハーモニックパターンの利用を考えるのであれば、まずは他のテクニカル分析を使ってから検討するようにしましょう。

自分のトレードスキルに合わないテクニカル分析を使ってしまうと、結果的に使いこなせず上手く手法として活かすことができません。

ある程度トレードに慣れ、結果を出せるようになってからハーモニックパターンを使い始めても遅くはないでしょう。

まとめ:ハーモニックパターンを使うなら、まずはパターンを覚えよう

ハーモニックパターンは、フィボナッチ比率を用いたチャートの形状をパターン化したテクニカル分析です。

チャートのパターンを覚えることで使える分析ではありますが、パターンを覚えることが難しく、出現率も高くなく、逆張りを行う必要があるため中級者もしくは上級者向けのテクニカル分析となります。

もしハーモニックパターンを使うのであれば、フィボナッチリトレースメントの機能を把握した上でパターンを覚え、マルチタイムフレーム分析を行いながら使ってみましょう。

ちなみに、ハーモニックパターンを分析できるMT4は海外FXのBigBossが取引ツールとして採用しています。

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