と疑問に思ったことはありませんか?
ハーモニックパターンは、フィボナッチ比率を用いたチャートの形状をパターン化したテクニカル分析です。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- ハーモニックパターンとは
- ハーモニックパターンの使い方
ハーモニックパターンは他のテクニカル分析と比べると取扱いは簡単ではありませんが、覚えて使えるようになると、高い勝率の逆張りトレードが行えるようになるでしょう。
ハーモニックパターンに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXのハーモニックパターンとは
ハーモニックパターンとは、チャートの形をパターン化したテクニカル分析です。
フィボナッチ比率を利用したパターンとして、4種類の基本パターンと派生や新種のパターンが開発され続けています。
ハーモニックパターン出現後は相場の反転が起きやすいことから、反転ポイントから逆張りを狙うトレードで使われています。
フィボナッチ比率に基づいたチャートパターンを使い、他のフィボナッチを使うテクニカル分析同様に相場の反転ポイントを探すことを目的とします。
フィボナッチ系のテクニカル分析は、フィボナッチリトレースメントやフィボナッチエクスパンションなど使いやすいものが多いですが、ハーモニックパターンはパターンや比率を覚えることが少し難しい特徴を持ちます。
ハーモニックパターンの種類
ハーモニックパターンには基本となる4つのパターンがあります。
- ガートレー
- バット
- バタフライ
- クラブ
それぞれどのようなパターンなのかを紹介していきます。
ガートレー
ガートレーはH.M.Gartley氏が発見したハーモニックパターンです。
Xを起点としてA点からどの程度、反発・下落したかをB点。さらにB点から下落・反発したC点からどの程度の戻りがあるかがD点の目安になります。
B:XAの61.8%程度
D:XAの78.6%程度
C点からの戻り(D点)がどの辺りになるかを予想して逆張りによるエントリーを行います。
ガートレー出現後は相場の反転が予測でき、逆張りによるエントリーが行えます。
戻りの程度はあくまでも目安となります。必ず以上の数値まで戻るとは限りません。
バット
バットはコウモリ(Bat)の形に似たハーモニックパターンです。
Xを起点としてA点からどの程度、反発・下落したかをB点。さらにB点から下落・反発したC点からどの程度の戻りがあるかがD点の目安になります。
B:XAの38.2~50%程度
D:XAの88.6%程度
C点からの戻り(D点)がどの辺りになるかを予想して逆張りによるエントリーを行います。
形状がガートレーと似ていますが、ダブルトップやダブルトムをパターン中に形成するため、パターン形成後の値動きが強くなりやすい傾向があります。
バタフライ
バタフライは蝶(butterfly)の形に似たハーモニックパターンです。
Xを起点としてA点からどの程度、反発・下落したかをB点。さらにB点から下落・反発したC点からどの程度の戻りがあるかがD点の目安になります。
B:XAの78.6%程度
D:XAの127.2%程度
バタフライはD点が100%を超えた127.2%に位置することが特徴です。
パターン中の値動きが大きいため、パターン形成後のチャートも大きく動くことが予測できます。
クラブ
バタフライと似た形状のハーモニックパターンがクラブです。
Xを起点としてA点からどの程度、反発・下落したかをB点。さらにB点から下落・反発したC点からどの程度の戻りがあるかがD点の目安になります。
B:XAの38.2~61.8%程度
D:XAの161.8%程度
特徴的なのはD点がバタフライを超えることです。
パターン形成中に大きな上昇もしくは下落が起こるため、反転の力はバタフライよりも強くなります。
ただし、バタフライと見分けることが難しく、値動きも極端なため4つのパターンの中では出現率も低いです。
ハーモニックパターンの使い方
ここでは実際のチャートを見ながらハーモニックパターンの使い方を説明してきます。
ガートレー
ハーモニックパターンのガートレーを使った手法です。チャートはポンド円の日足になります。
B点(XAの65.4%)まで反発したところで一度下落し、再びD点(XAの78.3%)まで反発したところで再度下落しています。
このチャートパターンの天井であるD点を見極め、売りエントリーします。
ガートレーでは、Xを起点としてA点からB点への戻りが半分以上の61.8%ほどと、戻り幅が大きくなるのが特徴です。
その後、再び下落しC点からD点への戻りはB点を超えるものの起点となるXを上回りはせず、XAの78.6%付近まで戻るとされています。
バット
ハーモニックパターンのバットを使った手法です。チャートはドル円の日足です。
B点(XAの43.7%)まで反発したところで一度下落し、再びD点(XAの82.1%)まで反発したところで再度下落しています。
このチャートパターンの天井であるD点を見極め、売りエントリーします。
バットでは、Xを起点としてA点からB点への戻りが半分程度の38.2~50%で、戻り幅がガートレーに比べて小さいのが特徴です。
その後、再び下落しC点からD点への戻りはB点を超えるものの起点となるXを上回りはせず、XAの88.6%付近まで戻るとされています。
ガートレーとバットの違いはB点とD点の戻り幅です。バットは、B地点での戻り幅はガートレーに比べて小さいですが、D地点をガートレー以上に上回ります。
バタフライ
ハーモニックパターンのバタフライを使った手法です。チャートはポンド円の日足になります。
B点(XAの75.1%)まで下落したところで一度反発し、再びD点(XAの118.6%)まで下落した後に上昇しています。
このチャートパターンの底値であるD点を見極め、買いエントリーします。
バタフライでは、Xを起点としてA点からB点への戻りが78.6%ほどと、戻り幅が大きくなるのが特徴です。
その後、再び下落しC点からD点への戻りはB点を超え、起点となるXを上回りXAの127%付近まで戻るとされています。
クラブ
ハーモニックパターンのクラブを使った手法です。チャートはドル円の日足です。
B点(XAの67.2%)まで反発したところで一度下落し、再びD点(XAの163.8%)まで反発したところで再度下落しています。
このチャートパターンの天井であるD点を見極め、売りエントリーします。
クラブでは、Xを起点としてA点からB点への戻りが38.2~61.8%と、戻り幅がバタフライに比べて若干小さいのが特徴です。
その後、再び下落または反発し、C点からD点への戻りはB点を大幅に超え、起点となるXを上回りXAの161.8%付近まで戻るとされています。
バタフライとクラブの違いはB点とD点の戻り幅です。クラブは、B地点での戻り幅はバタフライに比べて小さいですが、D地点をバタフライ以上に上回ります。
ハーモニックパターンの数値はあくまでも目安で、チャートの形を覚えておくと実際の取引に活かしやすいです。
ハーモニックパターンを使う時のポイント
ハーモニックパターンはフィボナッチを使うと同時に、テクニカル分析としては使いにくさがあります。
そのため以下のポイントを意識することで、ハーモニックパターンを上手く使うことができます。
- 逆張りによるトレード
- フィボナッチリトレースメントを理解する
- パターンの完成を確認する
- パターンの若干の差異は発生する
実際のトレードでハーモニックパターンを使う時のポイントを紹介します。
逆張りによるトレード
ハーモニックパターンは逆張りの値動きを予測するテクニカル分析です。
そのためトレードの手法としては逆張りを行う際に使いましょう。
ハーモニックパターンのC点→D点が上昇なら「売り」による逆張り、C点→D点が下落なら「買い」による逆張りです。
ハーモニックパターンの相場の反転は、パターン中の値動きに対する反転が多いため、パターン中の値動きをしっかりと確認しながら逆張りを行いましょう。
フィボナッチリトレースメントを覚える
ハーモニックパターンはフィボナッチ比率を使ったテクニカル分析です。
特にフィボナッチリトレースメントの比率と近い比率のパターンもあるため、フィボナッチリトレースメントの使い方を覚えておくと、ハーモニックパターンも使いやすいでしょう。
フィボナッチリトレースメントはハーモニックパターンと比べると簡単なテクニカル分析であるため、覚えていない人はこの機会に覚えておくのがおすすめです。
パターンの完成を確認する
ハーモニックパターンは最後のD点が確認できた後、ガートレーやバタフライと認識できます。
最後のD点を記録するまでトレードは控え、パターン完成後に逆張りを狙っていきましょう。
パターンが全て形成されるまでハーモニックパターンとなるのかは分かりません。
パターンが形成されなければ反転が起こらないため、最後までチャートを確認することがポイントです。
パターンに若干の差異は発生する
ハーモニックパターンの各点の数値は、必ずしも一致するとは限りません。
例えば、バタフライのB点が60%でもバタフライの形と似ていれば、バタフライとしてハーモニックパターンが機能します。
そのため、ある程度近似値を追いながらも、形状が似ていれば数値の差異は認めながら分析を粉いましょう。
完全な一致を待つと、永遠にハーモニックパターンを認識できない事態となるかもしれません。
まとめ:ハーモニックパターンを使うなら、まずはパターンを覚えよう
ハーモニックパターンは、フィボナッチ比率を用いたチャートの形状をパターン化したテクニカル分析です。
チャートのパターンを覚えることで使える分析ではありますが、パターンを覚えることが難しく、出現率も高くなく、逆張りを行う必要があるため中級者もしくは上級者向けのテクニカル分析となります。
もしハーモニックパターンを使うのであれば、フィボナッチリトレースメントの機能を把握した上でパターンを覚え、マルチタイムフレーム分析を行いながら使ってみましょう。
ちなみに、ハーモニックパターンを分析できるMT4は海外FXのBigBossが取引ツールとして採用しています。
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