といった疑問をもっていませんか?
FXでは、為替レートの値動きを予測したうえでトレードをします。
そのため、安定的な利益を狙うには、値動きが起こる仕組みや原因を知ることが大切です。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- FXの値動きの仕組み
- FXの値動きが活発になりやすい時間帯
- FXの値動きを予測するときのポイント
FXの値動きの仕組みや予測する方法を知っておけば、利益を狙えるようになるでしょう。
FX取引を始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
FXの値動きが発生する仕組み
FXの相場は、平日であれば24時間価格が動き続けています。
東京市場が閉まっている時間帯でも、ロンドンやニューヨークといった他の市場が開いており、世界各地で絶えず取引がされているためです。
FXの値動きは、通貨の需要と供給のバランスで決まります。
例えば、140円だった米ドル/円の価格が141円、142円と上昇する(円安に傾く)のは、ドルを買いたい人が円を買いたい人よりも多いためです。
一方、円を買いたい人がドルを買いたい人を上回れば、米ドル/円の価格が下落していきます。
なお、実際にFX取引をする際は、チャートを見ながら相場分析をするのが一般的です。
FXの値動きが活発になりやすい時間帯
FXでは、平日であればほぼ24時間取引ができますが、値動きの特徴は時間帯によって異なります。
効率的に利益を狙うためにも、値動きが活発になりやすい時間帯に絞って取引するのがおすすめです。
ここでは、FXの値動きが活発になりやすい時間帯を紹介します。
1.【9~17時】東京時間
日本時間の9時から17時には、世界三大市場の一つである東京市場が開場しています。
東京時間では、仲値が決まる午前9時55分に取引が活発化し、10時を過ぎると値動きが落ち着く傾向があります。
仲値とは、金融機関が外国為替取引をする際に基準とする為替レートのことです。
東京時間は、他の時間帯よりも値動きが比較的落ち着いているものの、日本銀行の金融政策発表で相場が急変することがあります。
2.【17~翌朝3時】ロンドン時間
ロンドン時間は、日本時間の17時から翌朝3時(夏時間は16時から翌朝2時)の世界三大市場のロンドン市場が開場している時間です。
ロンドン時間では欧州勢を中心に、ユーロやポンドなど、ヨーロッパ系の通貨ペアが盛んに取引されます。
ロンドン時間の開始直後である17時から18時(夏時間は16時から17時)は、トレードが活発になりやすいことから、効率的に利益を狙えるタイミングといえるでしょう。
一方、昼休憩のタイミングとなる19時は、相場が落ち着きやすい時間帯とされています。
3.【22~翌朝7時】ニューヨーク時間
日本時間22時から翌朝7時(夏時間は21時から翌朝6時)は、世界三大市場のニューヨーク市場が開いている時間です。
中でも、ロンドン市場の開場時間と重なる22時から翌朝3時は、大きな値動きが発生する可能性があります。
加えて、世界でも注目度の高い米国の経済指標が発表される時間帯は、市場が急激に活発化しやすいとされています。
FXで急激な値動きが発生する7つの要因
FXでは、以下のような様々な要因で急激な値動きが発生することがあります。
- 政治的な要因
- 経済指標の発表
- 戦争や災害などの地政学的リスク
- 中央銀行の為替介入
- 金利差の拡大
- 貿易収支
- 投機筋の動き
それぞれの要因について順番に解説します。
1.政治的な要因
政治的な要因には、新しい政権が誕生するなどの内政状態の変化と、外交問題や貿易問題といった他国との関係の2つがあります。
政治的な要因により「投資先として魅力的な国だ」と投資家たちが考えると、通貨の価値は上昇しやすくなります。
逆に「先行きが不透明」「景気に悪影響を与える」などと判断された場合、投資家がそれまで投資していた資金を引き揚げてしまうことで通貨価値が下落するリスクが高まるでしょう。
2.経済指標の発表
経済指標とは、GDPや貿易収支、消費者物価指数(CPI)の鉱工業生産指数といった各国で発表される様々な統計データのことです。
特に世界最大の経済大国であるアメリカの動向からは目を離さないようにしましょう。
アメリカの雇用統計や住宅着工件数の発表前後は、短時間に急激な値動きが生じやすくなります。
例えば、雇用統計時に発表される失業率が下がれば、個人消費が活発になることが予測でき、投資家の間で楽観的なムードが広がるでしょう。
逆に事前予想よりも失業率が上がった場合は、悲観的なムードが広がるので米ドル安の相場になりやすくなります。
2022年11月の米国雇用統計の発表では、下図のように米ドル/円の価格が急落しました。
発表された失業率(3.7%)が事前予想(3.6%)や前月の結果(3.5%)から悪化し、景気動向を不安視する動きが広がったことが要因の一つといわれています。
このように、重要な経済指標の発表で、大きな値動きが発生するケースは珍しくありません。
▶FXで重要度の高い経済指標はこちらで詳しく解説!
▶米国雇用統計発表時にFXトレードするコツはこちらで詳しく解説!
3.戦争や災害などの地政学的リスク
戦争やテロなどが起こると、政情不安が広がり、消費や投資が冷え込むことでその国の通貨価値が下がりやすくなります。
なお、戦争や大規模な災害などが起きると、基軸通貨であるドルが安全資産として買われる傾向があります。
このような「有事のドル買い」は、実際に2001年のアメリカによるアフガニスタン侵攻後に見られました。
4.中央銀行の為替介入
各国の金融機関の中核となる中央銀行は、為替相場の急変が起きたときに、自国通貨の価値を安定させる目的で為替介入をします。
為替介入の頻度は少ないものの、急激な値動きにつながります。
下図は、日銀が2022年9月に急速な円安進行を抑える目的で24年ぶりとなる米ドル売り・円買いの為替介入を実施したときのチャートです。
為替介入の直後は円高ドル安となりましたが、わずか2週間後に相場は元に戻り、その後は介入前よりも円安が進行しました。
5.金利差の拡大
一般的に、金利が高い通貨で預金や資産運用をした方が多くの利益を得られるため、金利の低い国よりも高い国の通貨の方が価値が上がりやすくなります。
2022年に円安ドル高が進んだのは、日本が金利を維持し続ける一方で、アメリカが金利を大きく引き上げたことが要因の一つとされています。
ただし、トルコリラなどの高金利通貨は、その国が金利をさらに引き上げたとしても価格が上がらないケースがあるので注意が必要です。
例えば、投資家の予想より金利の引き上げ率が低かった場合は、金利が上昇しても価格が下がる可能性があります。
また、高金利通貨は値動きが激しく、急落する可能性があるので、大きな損失を受けないためにも金利差だけを見て取引するのは避けましょう。
▶日本の政策金利がFXの値動きに与える影響はこちらで詳しく解説!
6.貿易収支
貿易収支とは、輸入額から輸出額を差し引いたものです。
日本とアメリカの貿易収支で日本が黒字の場合、日本が代金として受け取る米ドルの量が増えます。
供給量が増えた米ドルを円に換えるためにドル売り・円買いの動きが増加すれば、円高ドル安が進むきっかけとなります。
7.投機筋の動き
投機筋とは、短期的な値動きだけを狙った取引(投機)をする投資家(ヘッジファンドや機関投資家など)を指す言葉です。
ヘッジファンドや機関投資家の投資額は大きいため、値動きに大きな影響を与えます。
加えて、投機筋が取り入れているアルゴリズムトレードと高頻度取引(HFT)は、市場が圧迫されることで急激な値動きにつながりやすいといわれています。
FXの値動きを予測するときのポイント
FXの値動きを予測するときは、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- チャートの見方を押さえる
- テクニカル分析を活用する
- ファンダメンタルズ分析を活用する
それぞれ詳しく解説します。
1.チャートの見方を押さえる
FXでは、値動きと時間をグラフ化したチャートを使って相場を分析します。
下図のようにチャートの横軸は時間軸、縦軸は価格軸を表します。
左側には過去の値動きが表示され、右側のチャートが切れる部分に最新価格が更新されていきます。
価格を比較する際は、縦軸を確認し、ローソク足が上にあるほど高値、下にあるほど安値であると判断できます。
なお、ローソク足1本でも、特定期間の以下の値動きを読み取ることが可能です。
- 始値:最初に取引された価格
- 終値:最後に取引された価格
- 安値:期間中の最安価格
- 高値:期間中の最高価格
図で表すと以下の通りです。
ローソク足は、1本が示す値動きの期間を5分間や1時間などに切り替えられます。
設定時間を切り替えながら、より細かい値動きや長期的な相場の方向を確認することで、相場分析の精度が上がりやすくなります。
2.テクニカル分析を活用する
テクニカル分析とは、過去のチャートをもとに今後の値動きを予測する分析方法です。
現在の価格のみの情報では、今後の値動きを予測するには不十分です。
例えば、今日の米ドル/円のレートが140円という情報だけでは「相場より安いのか高いのか」「今後価格が上がるのか下がるのか」を判断することができません。
しかし、過去の価格やこれまでの推移を参考にすれば、今後の値動きが予測しやすくなります。
下図では、3ヶ月前の価格は110円以上で推移していたことがわかり、現在の100円は下落し続けて到達した価格であると判断できます。
このように、同じ100円でも下落し続けたのか、上昇し続けて到達したかで相場状況の認識が変わります。
テクニカル分析では、移動平均線やボリンジャーバンドなどのインジケーターを活用するのが効果的です。
インジケーターの使い方や見方を覚えれば、視覚的に相場の方向性やこれまでの値動きを把握しやすくなります。
ここでは、FX初心者におすすめのインジケーターを3つ紹介します。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を折れ線グラフとして表すインジケーターです。
チャート上に表示させることで、トレンドの方向性や強さを確認しやすくなります。
移動平均線は、平均値を算出する対象期間を自由に変更しながら、2~3本の線を組み合わせて使うのが有効です。
代表的な手法には、対象期間が異なる短期線と長期線の動きから売買サインを導く「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」があります。
手法 | シグナルサイン | 売買方向 |
ゴールデンクロス | 短期線が長期線を下から上に抜ける | 買いのシグナル |
デッドクロス | 短期線が長期線を上から下に抜ける | 売りのシグナル |
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、単純移動平均線の上下に標準偏差が描かれる、値動きの変動幅を示すインジケーターです。
標準偏差とは、平均線周辺でどの価格が程度散らばっているかを示すものです。
ボリンジャーバンドの標準偏差に基づいたラインには「±1σ標準偏差」や「±2σ標準偏差」などがあります。
それぞれのライン内に値動きがとどまるのは、以下の確率といわれています。
標準偏差 | ライン内に収まる確率 |
±1σ(シグマ) | 68.3% |
±2σ(シグマ) | 95.4% |
±3σ(シグマ) | 99.7% |
標準偏差を表す上下のラインに価格が近づくと、反発や反落する可能性が高いと予測できます。
▶ボリンジャーバンドの使い方やおすすめのトレード手法はこちらで詳しく解説!
RSI
RSI(アールエスアイ Relative Strength Index)とは、一定期間の為替相場の上昇幅と下落幅の累計を算出し、上昇幅の累計が値動き全体の何%を示しているかを指数化したインジケーターです。
RSIが70%以上の場合は価格が下落する可能性が高く、30%以下の場合は上昇する可能性が高いとされています。
そのため、以下のような売買サインとしても活用できます。
シグナルサイン | 売買方向 |
RSIが70%以上 | 売りエントリー |
RSIが30%以下 | 買いエントリー |
3.ファンダメンタルズ分析を活用する
ファンダメンタルズ分析とは、経済指標や金融政策などの情報をもとに相場の動向を予測する分析方法です。
ファンダメンタルズ分析では、各国政府が発表する経済指標や要人発言の内容から値動きを予想するのが基本です。
例えば、米国雇用統計の失業率の結果が前回の調査や予想よりも下がれば、景気が上向きになることが予測され、米ドルの需要が高まりやすいと判断できます。
なお、要人発言や経済指標の発表内容によっては、大きな価格変動が起こる可能性が高く、経験豊富なトレーダーでも値動きの予測が難しいとされています。
そのため、FX初心者はテクニカル分析から取り入れてみるのがおすすめです。
ただし、テクニカル分析のみに頼ったFXトレードをしていると、経済指標や金融政策などの要因によって想定外の値動きに巻き込まれる可能性があります。
そのようなリスクを避けるためにも「どのような経済イベントがあるのか」「経済指標の発表日時はいつなのか」だけでも知っておくことが大切です。
BigBossでは、最新マーケット情報のメールマガジンを配信しています。
配信した内容は、ブログでも更新しているので、ぜひチェックしてみてください。
急激な値動きによる損失を抑える方法
FXで急激な値動きに巻き込まれると、大きな損失を受ける可能性があります。
そのような状況を避けるには、以下のことを押さえておきましょう。
- 値動きが不安定なタイミングでの取引を避ける
- 損切りラインを決めておく
- 値動きが安定している通貨ペアを選ぶ
- ゼロカットシステムを導入しているFX業者を選ぶ
一つずつ詳しく解説します。
1.値動きが不安定なタイミングでの取引を避ける
経済指標の発表や要人発言といった経済イベント、災害やテロなどが起きたタイミングは値動きが不安定になる傾向があります。
そのような状況でトレードすると、想定外の値動きに巻き込まれることで、大きな損失を受けるリスクが高まります。
FX初心者は損失リスクを抑えるためにも、経済指標の発表スケジュールや国際ニュースを確認し、相場の急変が起こりやすいタイミングでの取引を避けるようにしましょう。
2.損切りラインを決めておく
予期しない値動きに巻き込まれたときの損失リスクを抑えるには、適切な損切りすることが大切です。
損切りとは、含み損を抱えている状態で決済し、損失を確定させることをいいます。
エントリー時に「〇〇pips価格が逆行したら損切りする」のように損切りラインを決めておけば、損失額を限定できます。
損失を確定することに抵抗を感じ、冷静に損切りできない場合は、指定した価格で自動で損切りされるように逆指値注文を活用するのがおすすめです。
▶損切りルールの決め方はこちらで詳しく解説!
▶逆指値注文の設定方法はこちらで詳しく解説!
3.値動きが安定している通貨ペアを選ぶ
FXで取引できる通貨の中には、不安定な値動きを繰り返すものもあります。
例えば、トルコリラといった新興国の高金利通貨は、経済悪化や政情不安などのネガティブな情報が出ると価格の急落が起こりやすい特徴があります。
このような通貨を取引すると、想定外の値動きに巻き込まれて大きな損失を受ける可能性があるので注意が必要です。
FX初心者は、値動きが比較的安定している米ドル/円やユーロ/米ドルを選ぶのがおすすめです。
4.ゼロカットシステムを導入しているFX業者を選ぶ
FXには、保有ポジションの含み損が一定水準まで下がると強制的に決済される「ロスカット」という仕組みがあります。
急激な値動きによってロスカットが執行され、口座残高がマイナスになると証拠金を追加入金しなければならない「追証(追加証拠金)」が発生します。
追証が発生すれば、口座資金以上の損失を受け、日常生活に大きな影響が出てしまうこともあるでしょう。
急激な値動きに巻き込まれ、口座資金以上の損失を受けないためには、ゼロカットシステムを導入しているFX業者を選ぶことが大切です。
ゼロカットシステムとは、口座資金以上の損失を受けたときにFX業者がマイナス分を負担してくれるシステムです。
BigBossではゼロカットシステムを採用しているので、口座資金以上の損失を受けるリスクを抑えたい方は、BigBossで口座開設しましょう。
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▶︎ゼロカットシステムを採用しているおすすめの海外FX業者はこちらで詳しく解説
まとめ:値動きの仕組みや予測方法を知ってFXで利益を狙おう
FXでは、今後の値動きを予測したうえでトレードをします。
そのため、FXで利益を狙うには、値動きが起こる仕組みや要因を知っておくことが大切です。
加えて、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析といった相場分析の方法を押さえておけば、安定的な利益を狙いやすくなります。
口座資金以上の損失を受けるリスクを抑えたい方は、ゼロカットシステムを採用しているFX業者を選びましょう。
ゼロカットシステムを採用しているFX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。
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