海外FX基礎

海外FXで初心者がやりがちな失敗とは?具体的な失敗例と対策方法を紹介!

「海外FXを始めたいけど損をしないか不安...」
「あらかじめ失敗事例を知っておきたい...」
「FXで失敗を避けたい...」

とみなさんは考えていませんか?

SNSやインターネット上の掲示板では、FXで利益を出した人だけでなく大損した人の投稿も見かけます。

これから海外FXで取引を始める人の多くは「自分は失敗したくない」と考えているのではないでしょうか?

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • FXでの失敗とはそもそも何なのか
  • 海外FXの具体的な失敗事例
  • 失敗しないためにできること

この記事を読めば、初心者でも大きな損失を被るリスクを減らせます。ぜひ、参考にしてみてください。

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そもそもFXにおける失敗の定義とは?

そもそも、FXにおける失敗とは、何なのでしょうか?

それは、資金がなくなり、取引を続けられなくなった状態を指します。

資金がなくなれば、チャンスが来たとしても、ポジションを持てません。損失を被るのと同じくらい利益得られるチャンスを逃せば、悔しくなるでしょう。

まずは、資金がなくならないように、日々トレードをしなければなりません。

万が一、口座の資金を全額失ってもすぐに入金できるように、日頃から余剰資金で取引する必要があります。

初心者の海外FXでのよくある失敗例12選

海外FXで失敗するケースを大きく分けると、トレードで損するケースとFX業者が出金拒否する2つのケースに分かれます。

海外FXで失敗しないためには、以下の具体的な事例について知っておく必要があります。

  1. ロットの上げすぎやポジションの持ちすぎ
  2. 取引ルールを決めずに感覚や感情に頼って取引した
  3. 損切りができなかった
  4. 取引に熱中しすぎて他のことに悪影響が出た
  5. さまざまな通貨ペアに手を出しすぎた
  6. ナンピンや両建てをした
  7. ポジションを持ったまま放置(目を離した)してしまった
  8. 生活費や借金をトレード資金にした
  9. スワップトレードに手を出してロスカットされた
  10. プロや専門家の言うとおりにトレードして失敗
  11. 利益を得たのに海外FX業者が出金を指せてくれない
  12. 誰かに言われるがまま情報商材に手を出した

代表的な12の事例を見ていきましょう。

1. ロットの上げすぎやポジションの持ちすぎ

典型的な失敗例は、ロットを上げすぎたりポジションを持ちすぎたりして、大きな損失を被るケースです。

海外FXは国内FXよりもレバレッジが高いため、簡単にロットを上げて取引できます。当然利益も増やしやすくなりますが、逆に大きな損失を被るリスクもあります。

特に普段からリスクを取って取引をしていると、運良く利益を得られても、いつかはロスカットにより損をするでしょう。

ロットを下げ保有ポジションも減らせば、ほとんどの確率で大きな損失を避けられます。

適正なロットの決め方はこちらで解説!

2. 取引ルールを決めずに感覚や感情に頼って取引した

トレーダーの中には、損したくないという感情が強すぎる人や適当にトレードしてしまう人がいます。

感覚や感情のまま取引すると、損失額が増える可能性が高くなるので注意が必要です。

なぜなら、感情で取引していると自分に都合の悪い情報が見えなくなり、冷静な判断を下せなくなるからです。

例えば、買いポジションを持っていた時に明らかな下降サインが出たとしても、そのような状況下ではそのままポジションを持ち続けてしまいます。

また、チャンスを逃すのを嫌がるあまり、無駄に何度もポジションを保有する「ポジポジ病」に罹るトレーダーも多いです。

適当にトレードしたり感情的なトレードを続けたりしても、FXでは利益を増やせません。必ず決めたルール通りにトレードしましょう。

おすすめのトレード手法はこちらで解説!

3. 損切りができなかった

損切りは損失を確定する行為なので、実行できないトレーダーは多いです。しかし、損切りしなければロスカットされる可能性が高まり、資金を大きく失うリスクが高くなります。

口座資金が10万円あり、1ロット買った例で考えてみましょう。

1ドル140円の価格で買いポジションを持ったと仮定します。ロスカット水準が20%の場合、97.2pips下落し139.028円になるとロスカットが執行されます。

その結果、97,200円の損失が確定し、口座資金は2,800円しか残りません。

10万円-97,200円=2,800円

つまり、2,800円では小さいポジションしか持てなくなるので、満足できるトレードができなくなります。

一方、途中139.500円まで下落した時点で損切りしていればどうでしょうか?

この場合、5万円の損失が確定しますが、残りの5万円でトレードを続けられます。

10万円-50,000円=50,000円

もしかしたら、すぐ後に利益を得やすい局面がやってくるかもしれません。

FXから退場しないためにも、損切りは必ず行いましょう。

損切りの決め方はこちらで詳しく解説!

4. 取引に熱中しすぎて他のことに悪影響が出た

FXに集中するあまり、実生活に悪影響が出てしまう人も少なくありません。

というのも、FXは24時間市場が開いているからです。自分で取引する時間をコントロールしないと、生活全般に悪影響が出てしまいます。

例えば、値動きが気になって仕事に集中できないケースや、深夜にチャートが気になって睡眠不足に陥るケースが代表例です。

トレードによる悪影響を避けるには、一日の中でいつ取引するのか決めましょう。

取引する時間帯を決めておけば、普段の生活と両立が可能です。

なお、取引するのにおすすめの時間帯は、値動きが活発になる16時ごろ(冬時間は17時頃~)から24時頃です。

本来は、ロンドン市場とアメリカ市場が重なる21時~翌2時(冬時間は22時~翌3時)がベストな時間帯なのですが、夜遅くまで取引するのはおすすめできません。

基本的に、テクニカル指標が機能しやすくなる、市場参加者が多い時間帯に取引しましょう。

5. さまざまな通貨ペアに手を出しすぎた

FXでは多くの通貨ペアを取引できます。よって、できるだけたくさんの通貨ペアを見てエントリーすれば、利益を得られるチャンスが増えると考える人も多いです。

しかし、マイナー通貨にまで手を出してしまった場合、損失を被るリスクもあります。

というのも、マイナー通貨はネガティブなニュースが発生すると、メジャー通貨以上に下落幅が大きくなる恐れがあるからです。

当然、ロットを上げすぎていれば、ロスカットに巻き込まれるリスクも高くなります。

また、メジャー通貨のみであっても複数の通貨ペアを一度に見ていると、チャート分析や取引に集中できなくなります。

初心者は、まず一つの通貨ペアのみに絞って取引しましょう。

特に値動きが緩やかで情報も集めやすいUSD/JPY(ドル円)がおすすめです。

6. ナンピンや両建てをした

ナンピンや両建ては、初心者にはリスクが高くおすすめできません。

ナンピン 逆行した時にさらに追加でポジションを保有して反転を待つ手法
両建て 基本的に同一銘柄の買いと売りのポジションを同ロット保有する手法

ナンピンとは、エントリーと逆方向に価格が動いたら、追加で何度も注文を行う方法です。

例えば、買いでエントリーした後に、1円下落するごとに買いポジションの追加注文を行います。

ナンピンした後に価格が反転すれば利益を得られるのですが、稀にそのまま下落(あるいは上昇)し続けるケースがあり、最悪ロスカットが執行されます。

また、両建ても初心者向きの手法ではありません。なぜならロスカットを避けるために、同一銘柄のポジションを両方持っても、いつかは両建てを解除しなければならないからです。

初心者がこのような手法を使う必要はなく、想定と違う動きをしたら、損切りしましょう。

7. ポジションを持ったまま放置してしまった(目を離した)

たまに損切りを設定していないポジションを持った後、チャートから目を離してしまう人がいます。

ですが、数分目を離している間に、値動きに異変が起きて大きな損失を被るケースがあります。

例えばポジションを保有した後、トイレに行くために離席したわずか5分で、いつの間にか大きな含み損を抱えるようなケースです。

損切りを設定していない場合は、絶対にチャートから目を離してはなりません。離席時間が長くなる場合は、損切りや利確を設定しておきましょう。

8. 生活費や借金をトレード資金にした

FXで取引する際、余剰資金を使うのが鉄則です。

にもかかわらず、中には生活費を使ったり借金をしたりする人もいます。

生活費や借りてきたお金は、いわば失っては困る資金です。

そうした資金を元手にすると、損ができないと考えるあまり、ルールに沿った取引ができなくなります。

また、失敗した時に入金できるお金がなければ、すぐにトレードを再開できません。その結果、利益を得られるチャンスを逃すことにつながりかねないため、注意が必要です。

エントリーや決済のタイミング・ロットなどを冷静に判断するには、余剰資金で取引をしましょう。

9. スワップトレードに手を出してロスカットされた

国内FX業者で人気が高いのは、毎日ポジションを保有しているだけでもらえるスワップトレードです。

スワップトレードはポジションを持っているだけで利益が増えるので、初心者でも簡単に利益を得られます。

しかし、スワップポイントを多くもらえる通貨の国は、経済や国内情勢が不安定です。ネガティブなニュースが報道されると、メジャー通貨以上に価格が変動します。

そのため、ロスカットにより大きな損失を被るリスクが高く、それまで得たスワップも全て失います。

初心者は、トルコリラ/円や米ドル/メキシコペソといった高金利通貨を取引するのはおすすめできません。

どうしても取引したい場合は、ロットを抑えましょう。

トルコリラのスワップトレードのポイントはこちらで解説!

メキシコペソのスワップトレードのポイントはこちらで解説!

10. プロや専門家の言う通りにトレードして失敗

プロトレーダーや専門家=常にトレード成績が良いと考えている人も多いでしょう。

ですが、実際にはプロトレーダーや専門家であっても、正確に相場予測できないケースがほとんどです。

テレビや雑誌などで相場予想をしている人の発言や情報を信じて取引しても、大きな損失を被る恐れがあります。

仮に実績のあるプロトレーダーの真似をしたとしても、自分も同じように利益を得られるとは限らないため注意が必要です。

なぜなら、100%プロトレーダーと同じタイミングで注文するのは難しいからです。

加えて言われた通りにトレードしても、トレード技術は向上しないので、長期的に利益を得られるトレーダーにはなれません。

プロトレーダーや専門家の意見は参考にするのみに留めましょう。

11. 利益を得たのに海外FX業者が出金をさせてくれない

どんなにトレード技術があっても、FX業者側が原因で失敗するケースがあります。

その代表例がFX業者による出金拒否です。

出金拒否とは、利益の出金申請をしても、FX業者が出金に応じないこと。

特に詐欺行為をする海外FXは海外に拠点があるため、日本の法律で裁くのは不可能です。

利益を得るには、詐欺業者を選ばないようにしましょう。

危険な業者を見極める方法はこちら!

12. 誰かに言われるがまま情報商材に手を出した

FX関連の詐欺として頻繁にあるのが、情報商材によるものです。

特に「誰でも簡単に稼げる」や「働かずに百万円!」のような宣伝文句で販売されている商材には手を出してはなりません。

代表的な詐欺の手口としては、セミナーや勉強会などで、○万円の利益を得ていると自称するトレーダーが出てきて高額商材を買わせる方法です。

近年では、自動売買ツールの販売、noteやBrainなどから高額商材へ誘導するケースもあります。

そして、そのような情報商材に記載されている方法で取引しても、一向に利益を得られません。

FXの世界は誰でも簡単に利益を得られるほど甘くはないので、高額商材には手を出さない方が賢明でしょう。

初心者が海外FXで失敗しないための対処法

海外FXに怖いイメージを抱いている人もいるでしょう。

しかし、正しい方法で取引をすれば、大きな失敗を避けられます。むしろ、レバレッジが高いので、多くの利益を得られるかもしれません。

そこで、初心者が海外FXで失敗しないための対処法をいくつか紹介します。

  1. 信用できる海外FX業者を選ぶ
  2. 最初から全力でトレードしない
  3. 取引ルールを決める
  4. プロや専門家の情報を信じすぎない
  5. 相場が落ち着いていない時は無闇に手を出さない

それぞれの対処法について、順番に見ていきましょう。

1. 信用できる海外FX業者を選ぶ

海外FXで口座開設をする際には、詐欺のリスクが低く信用できる業者を選びましょう。

全てのFX業者が危険ではありません。ですが、一部出金拒否をする詐欺業者もあります。

詐欺業者でいくら頑張ってトレードをしても、利益を出金できないため注意が必要です。

信用できる業者を見極めるポイントは、3つあります。

  1. SNSで口コミを調べてみる
  2. 金融ライセンスを取得している
  3. 顧客の資金管理方法が明確

まずは、SNSで多くのトレーダーから悪い噂が出ていないか調べましょう。

また、FX業者の公式サイトで金融ライセンスの有無と顧客から預かった資金の管理方法を確認します。

特に金融ライセンスは、FX業者の信頼性を確かめる大切な判断材料です。詐欺業者は金融ライセンスの申請の手間や費用を嫌うため、取得していないケースもあるからです。

海外FXの代表的な金融ライセンスはこちら!

2. 最初から全力でトレードしない

FXで利益を得るために、最初から余剰資金を全額投入して大きいロットで取引した結果、失敗する人もいます。

最初からFXで利益を出せる人は少ないので、まずはロットを抑えて取引を始めましょう。

また、余剰資金で取引する場合でも、全額をいきなり使うのは危険です。

というのも、最初は損失を被るケースが多く、損切りを繰り返すうちに資産が尽きる可能性があるからです。

最初は目先の利益よりも、トレード技術の向上を優先しましょう。

トレードで安定的に利益を得られるようになってからロットを上げても、遅くはありません。

3. 取引ルールを決める

FXで利益を得るには、以下のような取引ルールを決めましょう。

  • 取引する通貨ペア
  • 取引する時間帯
  • 利用する時間足
  • 使う手法
  • エントリーする条件
  • 利確のタイミング
  • 損切りのタイミング
  • 1回のトレードで許容する損失額

取引ルールを明確にしておけば、口座資金を全額失うリスクは低くなります。

また、勘に頼ったり感情的になったりしないので、トレード時の迷いも消えます。

そして、ルールを決めたら、必ずその通りにトレードしましょう。

最初は難しくても、何度も繰り返せば、トレード技術は確実に身につきます。

ルールを決めるためには、過去検証やデモトレードが必要ですが、少額でのリアルトレードも必ず実践しましょう。

なぜなら、デモ口座とリアル口座では、約定力やスプレッドが異なるからです。

4. プロや専門家の情報を信じすぎない

プロトレーダーや専門家の意見を参考にするのは問題ありません。しかし、情報を過信しすぎてはなりません。

プロトレーダーや専門家でも、相場の流れをピタリと当てるのは不可能です。加えて、プロなら利益を得られると過信すると、ロットを上げすぎて大きな損失を被る恐れもあるからです。

したがって、トレード技術を定着させるためにも、最終的に自分の目でチャートを見て売買判断をしなければなりません。

5. 相場が荒れている時は無闇に手を出さない

為替相場は、時に暴騰や暴落により荒れるケースもあります。

相場が荒れている時は、エントリーしても、値動きが激しすぎて利益を得にくくなります。

したがって、初心者は相場が落ち着くまで待った方が良いでしょう。

特に2019年1月のフラッシュクラッシュや2015年のスイスフランショックなど、突発的な値動きが発生すると、上にも下にも大きく価格が動きやすくなります。

その結果、ロスカットに巻き込まれるリスクが高くなります。

みなさんは、プロの投資家とは異なり、いつ投資をしても問題ありません。

トレードするだけでなく、時には待ち続ける忍耐力も身につけましょう。

まとめ:海外FXで取引する時は大失敗さえ避ければ良い

プロのトレーダーは、損切りを行い損失を抑えているので、最終的に良い成績を残せます。

したがって、海外FXで失敗したくない人は、利益を得る前に大きい損失を避けるのが重要です。

大きな失敗さえなければ、残っている資金でいつでも利益を得られるチャンスがあります。

そのため、投資する資金がない状態だけは避けましょう。

なお、金融ライセンスを取得しており、資金の管理方法が明確なFX業者を選ぶのも重要です。

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