海外FX取引

海外でFX取引はできる?FX業者の選び方や税金の納付先を解説

海外でFX取引はできる?

トレーダー
「海外からFX取引ってできるの?」

トレーダー
「海外からのFX取引で得た利益に税金はかかるの?」

と悩んでいませんか?

海外でFX取引をしたくても、問題なく取引できるか不安を感じている人は多いのではないでしょうか。

中には、海外でFX取引をして利益を出したときの税金の支払いに悩んでいる人もいるでしょう。

そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。

この記事でわかること

  • 海外でFX取引する方法
  • 海外で取引できるFX業者の選び方
  • 海外からのFX取引で得た利益にかかる税金

海外でFX取引をする際の疑問を解消しておくことで、滞在先でもスムーズにトレードを始めやすくなります。

海外でFX取引をしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

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海外FX業者であれば海外でFX取引ができる

海外FX業者は、日本の居住者だけを対象にしているわけではないので、非居住者でも口座開設できます。

ただし、居住国によっては口座開設ができないこともあります。

居住先や赴任先、留学先が決まったら、海外FX業者が対応している国なのかを確認しておきましょう。

例えば、海外FX業者のBigBossでは、以下の国に在住している人を口座開設の対象外としています。

  1. ビルマ(ミャンマー)
  2. アルバニア
  3. ベラルーシ
  4. ボスニア&ヘルツェゴビナ
  5. コンゴ共和国
  6. コートジボワール
  7. キューバ
  8. クロアチア
  9. イラン
  10. コソボ
  11. レバノン
  12. リビア
  13. リベリア
  14. マセドニア
  15. 北朝鮮
  16. セルビア&モンテネグロ
  17. スーダン
  18. シリア
  19. ジンバブエ

また、以下の国の在住者および国籍の人も口座開設ができません。

  • ニュージーランド
  • アメリカ
  • マレーシア

一部の国で口座開設ができない理由は、マネーロンダリング(資金洗浄)と呼ばれる犯罪行為を防止する必要があるためです。

非居住者が国内FX業者でFX取引をするのは難しい

海外からFX取引をする場合は、海外FX業者を利用するのがおすすめです。

まずは、海外FX業者をおすすめする理由を解説します。

国内FXで口座開設できない場合がある

非居住者は、国内FX業者で口座開設ができないケースがほとんどです。

日本在住時に開設した口座も同様で、海外赴任や留学などで海外居住することになった場合は、解約を求められます。

2024年7月現在、海外在住者が口座を持てるのは、フィリップ証券、インタラクティブブローカーズ証券といったごくわずかな国内FX業者です。

また、海外で国内FX業者の公式サイトや取引プラットフォームにアクセスできることもありますが、国内居住者が使うことを前提にシステムを構築しているため、不具合が発生する可能性があります。

国内FX業者を利用すると税務署への相談が必要になる 

非居住者が国内FX業者を利用すると、税務署への相談が必要になるので注意が必要です。

非居住者は一部の国内FX業者を除いて、FX口座を解約しなければなりません。

原則として非居住者者が国内FX業者で取引をすることが想定されていないため、日本の法律にどのように課税するのかを示した条文がありません。

したがって、利用したFX業者に相談のうえ、FX業者を管轄している税務署に個人情報と共に個別相談をする必要があります。

海外FX業者を利用すれば不要となる相談が発生するので、非居住者の国内FX業者の利用はおすすめできません。

非居住者が海外FX業者を使うメリット

非居住者が海外FX業者を使う主なメリットは、以下の2つです。

  1. 日本円以外の通貨で収入を得られる
  2. 海外移住を視野に入れることができる

それぞれのメリットについて順番に見ていきましょう。

1. 日本円以外の通貨で収入を得られる

海外FX業者では、基軸通貨を日本円以外の通貨から選択できます。

口座開設時にドルやユーロを基軸通貨にしておけば、外貨で利益を出金することが可能です。

利益を外貨で得ると、為替レートの変動リスクを抑えることができます。

例えば、米ドル建ての口座で1万ドルの利益を得た場合、米ドル円が100円の場合と160円の場合とでは、日本円に換算した場合の金額は1.6倍も変わります。

ただし、海外まで日本円を持ち込んでいない場合は、日本の銀行からインターネット経由かクレジットカード経由で日本円を送金する必要があります。

また、円高が急速に進んだ場合、利益を外貨受取にすると日本円換算にした場合の金額が少なくなるので注意しましょう。

2. 海外移住を視野に入れることができる

海外FXは国内FXよりもレバレッジが高い分、短期間に多くの利益を得られる可能性があります。

トレーダーとして生活できるほどの収入を得られるようになれば、海外移住も視野に入れることが可能です。

ただし、海外で法人を設立する場合は、現地の言葉が理解できない点や手続きが複雑になることが懸念されます。

全て自分の力で何とかしようとするのではなく、法人設立の代行会社などに依頼して負担を抑えることを検討しましょう。

海外から取引できるFX業者を選ぶ際のポイント

海外から取引できるFX業者を選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  1. 金融ライセンスを取得している
  2. レバレッジが高い
  3. ゼロカットシステムを採用している
  4. 約定力が安定している
  5. 入出金方法の利便性が高い

一つずつ詳しく見ていきましょう。

1.金融ライセンスを取得している

安心して取引しやすい海外FX業者では、例外なく金融ライセンスを取得しています。

金融ライセンスとは、企業がFXなどの金融業を行うために必要な許可証のことです。

各国の金融庁などが金融ライセンスを発行することで、国や地域で活動するFX業者を規制する目的があります。

金融ライセンスの審査では、経営状況からトレーダーの保護体制まで見られることから取得していれば一定の安全性があるといえるでしょう。

金融ライセンスの種類はこちらで詳しく解説!

2.レバレッジが高い

レバレッジの高いFX業者は、少額資金で取引を始めやすいメリットがあります。

レバレッジとは、預けた証拠金を担保に、資金以上の金額で取引できる仕組みのことです。

例えば、BigBossでは2,222倍のレバレッジをかけて取引ができるので、1万円を証拠金として預けた場合、2,222万円分の取引が可能です。

レバレッジが高いほど、ポジションを保有するのに必要な証拠金を抑えることができます。

少額から取引したい人は、レバレッジの高いFX業者を選びましょう。

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高いレバレッジで取引できるFX業者はこちらで詳しく解説!

3.ゼロカットシステムを採用している

ゼロカットシステムとは、トレーダーが口座の資金以上の損失を受けたときに、マイナス分をFX業者が負担してくれる仕組みです。

FXでは、含み損の拡大により証拠金維持率が一定の水準まで下落すると、強制的にポジションを決済する「ロスカット」が執行されます。

国内FXで口座資金以上の損失を受けると、追加で証拠金の入金を求められる「追証(追加証拠金)」が発生するので注意が必要です。

ゼロカットシステムを採用している海外FX業者を選ぶことで、預けた資金以上の損失を受けずに済みます。

▶︎ゼロカットシステムを採用している海外FX業者はこちらで詳しく解説!

4.約定力が安定している

約定力とは
トレーダーが出した注文が約定する確率と約定されるまでのスピードのこと。

約定力が低いFX業者では、注文価格から離れた金額で約定するスリッページや、注文が通らない約定拒否が起きる可能性が高くなります。

約定力の強い業者を判断する基準は、以下の3つです。

  • NDD方式を採用している
  • 公式サイトで約定率を公開している
  • 高性能なEquinix社のサーバーを利用している

NDD方式を採用していて、使用サーバーがEquinix社であれば約定率は高いといえます。

FX業者が公式サイトで公開している情報を基に約定力が高いか判断しましょう。

約定力の高い海外FX業者はこちらで詳しく解説!

5.入出金方法の利便性が高い

FX業者によって、入出金方法が異なるので、口座開設をする前に確認しておくのがおすすめです。

例えば、各海外FX業者では、以下のような入金方法があります。

  • クレジットカード/デビットカード
  • 海外銀行送金
  • 国内銀行送金
  • オンラインウォレット(Sticpayなど)
  • 暗号資産

また、FX業者によって手数料や着金までの時間が異なるので、公式サイトの情報とトレーダーの口コミを見て判断しましょう。

海外FXの入出金方法ごとのメリットとデメリットはこちらで詳しく解説!

海外からのFX取引で得た利益にかかる税金の取り扱い

海外からのFX取引で得た利益にかかる税金は、所得税法上の居住者・非居住者によって納税先や納付方法が異なります。

居住者とは、日本国内に住所がある人、もしくは現在まで継続して1年以上生活の拠点となる場所がある人のことです。

居住者はさらに永住者と非永住者以外に分けられ、居住者以外の個人は非居住者に分類されます。

区分 定義
居住者 非永住者以外の居住者 以下のいずれかに該当する非永住者以外の人

・日本国内に住所がある人

・日本国内に現在まで継続して1年以上生活の拠点がある人

非永住者 居住者のうち、以下のいずれにも該当する人

・日本国籍でない人

・過去10年以内で、日本国内に住所または生活の拠点があった期間の合計が5年以下である人

非居住者 居住者以外の人

ただし、国税庁の判断があいまいなこともあります。

居住者か非居住者のどちらに該当するか分からない場合は、税務署に問い合わせましょう。

非永住者以外の居住者

非永住者以外の居住者に該当する場合は、海外で得たFXの利益にかかる税金は、日本での課税対象となります。

給与所得者や年金受給者の場合は、FXや副業で得た年間所得の合計が20万円を超えると、確定申告が必要となります。

個人事業主や主婦(主夫)の場合は、FXの利益を含む年間の合計所得が48万円を超えたときに、確定申告をしなければなりません。

なお、海外FXと国内FXの利益を日本で納税する場合の税率や課税方法は、以下の通りです。

項目 海外FX 国内FX
所得区分 雑所得 雑所得
課税方法 総合課税 申告分離課税
税率(※) 15~55%(累進課税) 一律20.315%

※住民税10%を含んだ数値

海外FXと国内FXの税金の違いはこちらで詳しく解説!

税制面で考えると居住者は国内FX業者を使用したほうが税金を抑えられます。

非永住者

非永住者の場合、以下の所得が日本での課税対象となります。

  • 国外源泉所得(国外で発生した所得)以外の所得
  • 国外源泉所得の中で日本国内で支払われたもの
  • 国外源泉所得の中で日本国内に送金されたもの

したがって、海外で得たFXの利益は、日本国内で受け取ったり送金したりしなければ、日本で課税されることは基本的にありません。

非居住者

非居住者に該当する場合、海外で取引したFXの利益は、日本の課税対象とはなりません。

そのため、納税先は居住している国の税制に従う形となります。

税制は、各国の税務当局によって異なるので、海外でFX取引をする際は注意が必要です。

海外でFX取引ができるおすすめのFX業者3選!

ここからは、海外でFX取引ができるおすすめのFX業者を5社紹介します。

  1. BigBoss
  2. Exness
  3. AXIORY

各FX業者の安全性やレバレッジの高さなども含めて解説します。

1. BigBoss

BigBoss

BigBossは海外で取引可能な海外FX業者です。

セントビンセント・グレナディーン金融庁のライセンスに加えて、グループ会社がジョージアとカナダの金融ライセンスを取得しています。

デラックス口座では最大2,222倍のレバレッジで取引できるため、少額から多くの利益を狙うことができます。
取締役に口座開設対象年齢の人が1名以上いれば法人口座の開設も可能です。

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2. Exness

出典:Exness

Exnessは、無制限(実質21億倍)レバレッジで取引できる唯一の海外FX業者です。

金融ライセンスはグループ全体で8つ、デロイト・トウシュ・トーマツによる定期監査を実施するなど安全性も高いといえるでしょう。

ただし、ボーナスキャンペーンを実施していないので、少額から多くの利益を狙うのは難しいかもしれません。

法人口座開設は可能ですが、条件を満たす必要がある点に注意が必要です。

3. AXIORY

出典:AXIORY

AXIORYは、約定力の高さやスプレッドの狭さから中上級者を中心に人気の高い海外FX業者です。

最大レバレッジは1,000倍で、少ない頻度ではありますがボーナスキャンペーンも開催しています。

ただし、20,000円未満の入金をする場合に1,000円(国内銀行送金は1,500円)の手数料が発生する点に注意しましょう。

法人口座も個人口座と同じ条件で取引が可能で、最短1時間で手続きが完了します。

海外でFX取引をする際のよくある質問

海外でFX取引をする際のよくある質問に回答します。
これから海外でFX取引をする予定の人は、ぜひ参考にしてください。

海外でFX取引をするのは違法?

海外でFX取引をするのは違法ではありません。
また、海外FX業者の利用についても法律上問題なく利用できます。

ただし、多くの国内FX業者は海外での取引を禁止しているため、発覚すると口座解約される可能性があります。

海外でFX取引するデメリットは?

海外でFX取引するデメリットは、ほとんどの国内FX業者での取引が禁止されていることです。
国内FX業者で取引すること自体は可能ですが、利益については二重に課税される可能性があります。

海外移住するときにFX口座はどうすればいい?

海外移住する場合、国内FX業者の口座は解約しましょう。
代わりに海外で利用できる海外FX業者の口座開設を検討してください。

海外旅行中にFXで利益を得た場合、税金はどうなる?

短期間の海外旅行の場合は、日本で納税するのが基本です。

ただし、半年や1年以上滞在する場合は、納税先が変わる可能性があるため、注意しましょう。

海外旅行中に得たFXの利益の税金に関する疑問は、税務署に相談しましょう。

非居住者がFXで利益を得た場合、税金はどうなる?

非居住者が得たFXの利益の税金は、基本的に日本に納めるのではなく、居住している国のルールに従う必要があります。

詳しい納税方法は、現地の税務当局に確認するか、専門家に問い合わせましょう。

まとめ:海外でFX取引を楽しむなら海外FX業者を使おう

非居住者の場合は、国内FXの口座を開設できないケースがほとんどです。

海外でFX取引をしたい方は海外FX業者を利用するのがおすすめです。

海外FX業者を選ぶ際は、金融ライセンスやレバレッジ、ゼロカットシステムの有無などを確認しましょう。

信頼性の高い金融ライセンスを取得していて、高いレバレッジで取引ができる海外FX業者を探している方には、BigBossがおすすめです。

BigBossで取引するメリットは3つあります。

  1. 最大2,222倍のレバレッジで取引できる
  2. 取引毎にBigBossPointがもらえる
  3. 約定力が高いSTP/ECN方式を採用

BigBossでは最大2,222倍の高いレバレッジで取引できます。さらに取引毎にBigBossPointを獲得できます。

また、プロスプレッド口座ではSTP/ECN方式を採用しており、約定力の高い環境で取引できます。

ぜひ、口座開設をしてみてください。

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