といった疑問をもっていませんか?
日銀短観は、日本銀行が定期的に発表するアンケート調査のことで、日本の景気を把握する際に役立つ指標です。
しかし、日銀短観からどのようなことがわかるのか知らない方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容について詳しく解説します。
この記事でわかること
- 日銀短観の概要
- 日銀短観がFXに与える影響
- 日銀短観をFXトレードに活用するポイント
日銀短観の概要やFXに与える影響を把握しておけば、FXで利益を狙えるチャンスを増やしやすくなるでしょう。
日銀短観をFXトレードに活用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
日銀短観とは?
日銀短観とは、日本銀行が年に4回、全国の企業経営者を対象に対して行うアンケート調査に基づいた分析結果のことで、正式名称は「全国企業短期経済観測調査」です。
企業の景況感を表す重要な指標であり、日本の景気をいち早く把握できるため、株式市場だけでなく為替市場にも大きな影響を与えます。
日銀短観の調査内容
日銀短観では、全国の資本金2,000万円以上の民間企業約1万社に対して調査を行います。
ただし、開発研究機関や医療業などの営利性が低く、景気動向との関連があまりない業種は調査対象から除外されています。
主な調査内容は、企業の業績や設備投資の状況、経済環境の現況と先行きなどの景気に関わる項目です。
日銀短観の公表時期
日銀短観は、毎年3月、6月、9月、12月に調査を実施し、それぞれの結果を4月初め、7月初め、10月初め、12月半ばに2日間に分けて公表されます。
日銀短観の調査結果は、公表1日目と2日目の午前8時50分から、日本銀行のホームページで閲覧することができます。
なお、何日に公表されるのかは、6月と12月末ごろに日本銀行のホームページで公表されるので確認しておきましょう。
日銀短観で重要度の高い指標の見方
日銀短観では、景気に関わる様々な項目を調査します。
中でも、業況判断DIと設備投資額のデータは、日本の景気を判断するうえで重要な指標とされています。
ここからは、業況判断DIと設備投資額の見方を詳しく見ていきましょう。
業況判断DI
業況判断DIは、調査対象の企業が自社の業況に対して「良い」「さほど良くない」「悪い」という選択肢の中から回答したものを数値化した指標です。
業況判断DIの数値は「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を引いて計算されます。
例えば「良い」が25%、「さほど良くない」が65%、「悪い」が10%のとき、業況判断DIのポイントは「25%-10%=15%」となります。
業況判断DIのポイントがプラスであれば景気が良く、マイナスであれば景気が悪いと予想できるのです。
また、前回の日銀短観からDIのポイントが増えていれば景気が良くなったと感じる企業が増え、DIのポイントが減少していれば景気が悪くなったと感じる企業が増えていると判断できます。
製造業や非製造業の中でも業種ごとに区分けされて調査が行われているので、業種ごとの景気観を調べることも可能です。
設備投資額
日銀短観では、対象企業の「設備投資額」の年度計画を調査します。
設備投資額がプラスのときは業績が好調な企業が多く、マイナスのときは業績が不調な企業が多いことが予測できます。
ただし、設備投資額がプラスのときは、慢性的な人手不足から、ロボットや自動化ラインなどの導入に向けた投資が増えているケースも考えられるので注意が必要です。
そのため、設備投資額だけで判断せず、業況判断DIなどの他の指標も確認することが大切です。
日銀短観がFXに与える影響
日銀短観は、基本的に日本の株式市場への影響が大きいとされています。
日本企業の業績が好調であれば株価上昇、日本企業の業績が低下していれば株価下落につながります。
円の価値も株価と同様に業績が好調であれば円高、不調であれば円安に傾く可能性がありますが、株価と比較して直接的に影響を与えることは少ないです。
例えば、米ドル/円の場合、日銀短観で日本の経済が好調と判断できても、アメリカの経済も同様に好調であれば、大きな価格変動は起こりにくくなります。
ただし、日銀短観から日本経済の先行きを予測し、相場分析の判断材料の1つにすることは可能です。
日本の景気が上昇を続けてインフレが継続しているときは、日本銀行が過度なインフレを抑えるために金利の引き上げを検討します。
金利が上昇すれば、日本円が買われやすくなり、円高になる可能性が高まるのです。
一方、日本の景気低下が続き、過度なデフレが継続すると、日本銀行は金利を引き下げる政策を取り、円安の傾向が現れやすくなります。
▶日本の政策金利が与える為替市場の影響はこちらで詳しく解説!
日銀短観をFXトレードに活用する方法
FXのトレードに日銀短観の発表内容を活用するなら、ファンダメンタルズ分析を学ぶのがおすすめです。
ファンダメンタルズ分析とは、経済指標や世界各国の金融政策、景気動向などの情報を参考に値動きを予測する分析方法です。
日銀短観も日本の景気動向を把握できることから、ファンダメンタルズ分析に有効な情報の1つとされています。
日銀短観といった経済指標が与える為替市場への影響は非常に大きく、発表直後は急激な値動きが発生しやすくなります。
想定外の値動きに巻き込まれて大きな損失を受けないためにも、重要な経済指標の概要を押さえたり発表日時を把握したりすることが大切です。
なお、経済指標の発表タイミングは値動きが大きくなりやすいので、FX初心者は取引を控えるのが良いでしょう。
日銀短観をFXトレードで活用する際のポイント
日銀短観をFXトレードで活用する際は、中長期のトレードスタイルと組み合わせたり、他の経済指標もあわせて確認したりすることが大切です。
ここでは、日銀短観をFXトレードで活用する際のポイントを紹介します。
中長期のトレードスタイルと組み合わせる
日銀短観を活用するファンダメンタルズ分析を取り入れる手法は、スキャルピングといった短期トレードよりも中長期トレードとの相性が良いとされています。
日銀短観は、日本の金利変動を予測する際に役立つ情報の一つです。
しかし、金利変動による値動きは、数時間や数日後に発生するものではなく、数週間や数ヶ月先に現れるのが一般的です。
そのため、数週間や数ヶ月先の値動きを見据えて戦略を練る、スイングトレードやポジショントレードといった中長期のトレードスタイルを選ぶのが効果的とされています。
▶スイングトレードのメリットやデメリットはこちらで詳しく解説!
▶ポジショントレードのメリットやデメリットはこちらで詳しく解説!
他の経済指標も確認する
日銀短観の情報だけを追って取引をすると、他の経済指標による影響を見落として、大きな損失を受ける可能性があります。
例えば、世界経済の中心である米国の経済指標は、日銀短観よりも為替市場に大きな影響を与えます。
毎月1回発表される米国の雇用状況を調査した指標「米国雇用統計」の発表時には、一瞬で米ドル/円のレートが数円程度動いてしまうこともあるのです。
他にも米国の金融政策決定会合であるFOMC開催時も、ドルの金利変動で米ドル/円やユーロ/米ドルの価格が大きく動き、トレンド転換が起こる場合もあります。
このように、米国の経済指標は為替市場に大きな影響を与えるため、FXトレードで利益を狙うには無視できない存在です。
大きな損失を受けるリスクを抑えるためにも、他の経済指標も確認しておきましょう。
まとめ:日銀短観をFXトレードに活かして利益を狙おう
日銀短観は、日本銀行が年に4回、全国の企業経営者を対象に対して行うアンケート調査に基づいた分析結果のことです。
中でも、業況判断DIや設備投資額は、日本の景気を把握するうえで重要な指標とされています。
日銀短観をFXトレードで活用する際は、中長期のトレードスタイルと組み合わせたり、他の経済指標を確認したりすることを意識しましょう。
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