といった疑問をもっていませんか?
戻り売りとは、下降トレンド時に価格が一時的に上がったタイミングで売り注文を入れることです。
一方で押し目買いとは、上昇トレンド時に価格が一時的に下がったタイミングで買い注文をすることです。
この記事でわかること
- 戻り売りについて
- 戻り売りのエントリーポイント
- 戻り売りする際の注意点
戻り売りのトレード方法を身に付ければ、FXで利益を狙いやすくなるでしょう。
FXの手法の幅を広げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
戻り売りとは
戻り売りとは、下降トレンド時に価格が一時的に上がったタイミングで売り注文を入れることです。
一方で押し目買いとは、上昇トレンド時に価格が一時的に下がったタイミングで買い注文をすることです。
戻り売りの売買方法
戻り売りとは、下降トレンド時に価格が一時的に上がったタイミング(画像〇枠参照)で売り注文を入れることです。
下降トレンドは、細かい上下を繰り返しながら下落しています。
下降トレンドではレジスタンスラインに戻ってきたタイミングでエントリーします。
必ずレジスタンスラインに戻るとは限らないため、レジスタンスラインに近い箇所でエントリーしましょう。
一時的に価格が上昇したタイミングを狙って売り注文を入れれば、下落している途中に売り注文するより大きな利益を狙いやすくなるのです。
押し目買いの売買方法
一方、押し目買いとは上昇トレンド時に価格が一時的に下がったタイミング(画像〇枠参照)で買い注文をすることです。
上昇トレンド中は常に価格が上がり続けるわけではなく、上下を繰り返しながらトレンドを形成しています。
上昇トレンドではサポートラインに戻ってきたタイミングでエントリーします。
必ずサポートラインに戻るとは限らないため、サポートラインに近い箇所でエントリーしましょう。
上昇トレンドで価格が一時的に下落したときに買い注文をすれば、価格が上昇しているタイミングで買い注文するより多くの利益を狙えます。
戻り売りのエントリーポイント
ここでは、戻り売りの手法を使ったエントリーポイントを解説します。
1.レジスタンス付近でエントリー
高値同士をつなぐレジスタンスラインが下向きに引けたときは、下降トレンドと判断でき、戻り売りで利益を狙える可能性があります。
レジスタンスラインを使って戻り売りを狙う際は、下図のように為替レートがレジスタンスライン付近まで上昇したとき(B)に売りエントリーするのが一般的です。
▶トレンドラインの引き方やトレード手法はこちらで詳しく解説!
一方、安値同士をつなぐサポートラインが上向きに引けたときは上昇トレンドと判断でき、押し目買いで利益を狙うチャンスです。
サポートラインを使って押し目買いをするときは、下図のように為替レートがサポートライン付近まで下落したとき(A)に買いエントリーします。
2.移動平均線付近でエントリー
移動平均線が下向きのときは下降トレンドと判断でき、戻り売りで利益を狙えるチャンスです。
移動平均線を活用して戻り売りをする際は、下図のように移動平均線付近で反発することを予測して、価格が上がったタイミング(D)で売りエントリーしましょう。
一方、移動平均線が上向きのときは上昇トレンドと判断でき、押し目買いのチャンスといえます。
移動平均線を活用して押し目買いをする際は、下図のように移動平均線付近で反発することを予測して、価格が下がったタイミング(C)で買いエントリーするのが基本です。
3.MACD・RSIを使ったエントリー
戻り売りの取引タイミングを見極めるときは、トレンドラインや移動平均線と一緒にオシレーター系インジケーターを活用するのがおすすめです。
オシレーター系インジケーターは、買われ過ぎと売られ過ぎを把握できるため、相場が反発するタイミングを捉えやすくなります。
代表的なオシレーター系インジケーターのMACDとRSIの売買サインを詳しく解説します。
MACD
MACD(マックディー Moving Average Convergence/Divergence)は、より新しいデータに比重を置く考えに基づき、移動平均線を発展させたインジケーターです。
トレードに活用する際は、下図のようにMACDラインとシグナルラインの2つのラインを使って分析するのが基本です。
具体的なシグナルサインは、以下の通りです。
手法 | シグナルサイン | 売買方向 |
デッドクロス | MACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける | 売りのシグナル
(戻り売り) |
ゴールデンクロス | MACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける | 買いのシグナル
(押し目買い) |
RSI
RSI(アールエスアイ Relative Strength Index)とは、一定期間の為替相場の上昇幅と下落幅の累計を算出し、上昇幅の累計が値動きの全体の何%を示しているかを指数化したインジケーターです。
下図のようにRSIが70%以上の場合は買われ過ぎ、30%以下の場合は売られ過ぎと判断できます。
RSIの売買サインは以下の通りです。
シグナルサイン | 売買サイン |
RSIが70%以上 | 売りエントリー(戻り売り) |
RSIが30%以下 | 買いエントリー(押し目買い) |
トレンドの見極め方
戻り売りの手法を実際にトレードに活かすためには、今の相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを見極める必要があります。
ここではトレンドの見極め方について詳しく説明します。
直近の高値安値から判断する
相場のトレンドはダウ理論を用いて考えます。
ダウ理論では、相場の高値と安値が切り上がっている状態を上昇トレンドと判断します。
一方で下降トレンドは直近高値・安値が切り下がっている状態のことを指します。
この「高値と安値が切り上がっている状態」というのは、直近高値が1つ前の高値を上回っている、もしくは直近安値が1つ前の安値を上回ってることを指します。
直近の高値や安値が1つ前の高値、安値を上回らなかった場合はトレンド転換のサインとなります。
トレンドラインで判断する
相場の方向性を判断するにはチャート上にトレンドラインを引くのが有効です。
トレンドラインには高値同士をつないだレジスタンスライン(上値抵抗線)と、安値同士をつないだサポートライン(下値支持線)があります。
上昇トレンドを見極める際はサポートラインを利用し、チャートがサポートラインの上側にある場合は上昇トレンドが続いていると判断できます。
一方、下降トレンドを見極める際はレジスタンスラインを利用し、チャートがレジスタンスラインの下側にある場合は下降トレンドが続いていると判断できます。
チャートがトレンドラインを上下に抜けたた場合、トレンド転換の合図なので注意が必要です。
移動平均線で判断する
トレンドは移動平均線によっても判断できます。
移動平均線は、ある期間中の値動きの平均値を結んで折れ線グラフとして表示させるインジケーターです。
移動平均線が上向きのときは上昇トレンド、下向きのときは下降トレンドと判断できます。
また、チャートが移動平均線の上側にある場合は強い上昇トレンド、下側にある場合は強い下降トレンドが発生していると捉えます。
戻り売りの注意点
戻り売りには、高値掴み・底値売りをしたり、だましに遭ったりして大きな損失を受ける可能性があります。
ここでは、戻り売りの注意点を解説します。
だましに遭う可能性がある
FXにおける「だまし」とは、テクニカル分析などで導いた売買サインと異なる方向に値動きすることです。
戻り売りでは、トレンドラインや移動平均線を活用しますが、これらのテクニカル指標が必ずしも正しく機能するとは限りません。
また、経済指標の発表や要人発言により、急激に相場が動くケースも考えられます。
想定外の値動きに巻き込まれると、大きな損失につながる可能性があるので、損切りラインを設定しておくなどの対策が必要です。
底値売りと高値掴みのリスクがある
底値売りとは、相場の低いタイミングで売ったあとに値上がりすることを指します。
一時的な価格の上昇を狙う戻り売りには、底値売りのリスクがあるので、下降トレンドが続くという根拠がない限りは売りエントリーを避けるようにしましょう。
一方、高値掴みとは、価格が高いときに買い、その後に価値が下落することをいいます。
押し目買いではチャートが一時的に下降したタイミングで注文しますが、その後価格が反転することなく大きく下落する可能性もあります。
そのため、押し目買いを狙う際は、高値掴みになるリスクがあるので注意が必要です。
高値掴みや底値売りのリスクを減らすためにも、移動平均線やトレンドラインなどを活用し、根拠に基づいてトレードすることが大切です。
戻り売りで大きな損失を出さないための対策
戻り売りには、だましや高値掴み、底値売りによって大きな損失を出す可能性があるため、以下のような対策をすることが大切です。
- 損切りラインを決めておく
- 逆指値注文を活用する
- マルチタイムフレーム分析でトレンドを把握する
- ゼロカットシステムを導入しているFX業者を利用する
- 値動きが大きくなるタイミングでのトレードは避ける
一つずつ詳しく解説します。
1.損切りラインを決めておく
戻り売りでは、トレンド転換が起きたときに大きな損失を出す可能性があります。
トレンド転換時でも受ける損失を抑えるには「エントリーした価格より〇〇pips上昇したら決済する」のようにあらかじめ損切りラインを決めておくことが大切です。
損切りラインを設定しておくことで、想定外の値動きに巻き込まれても冷静に損切りしやすくなります。
2.逆指値注文を活用する
逆指値注文とは、現在の価格より不利なレートを指定して予約注文を出しておく方法です。
安いときに買ったり、高いときに売ったりする指値注文とは異なり、現在の為替レートよりも値上がりしたら買う、値下がりしたら売るといった注文方法です。
例えば、戻り売りをするときは「この価格まで上昇したら損切りする」といった逆指値注文を事前に入れておけば、設定価格に達したときに自動的に損切りされます。
損切りラインを決めていても、損をしたくない感情から決済できないときは、逆指値注文を入れておくのがおすすめです。
3.マルチタイムフレーム分析でトレンドを把握する
マルチタイムフレーム分析はテクニカル分析の一種で、複数の時間足を使って相場を分析する方法です。
FXでは、時間足によってトレンドの方向性が変わることがあります。
例えば、1時間足では下降トレンドに見えても、日足では上昇トレンドとなっているケースがあります。
このようなときに戻り売りをすると、上昇トレンドへの転換によって損失を出す可能性があります。
トレンド転換によって大きな損失を出さないためには、上位足から下位足に向かって順番にトレンドの方向性を確認するのが効果的です。
複数の時間足でトレンドの方向が一致した場合は、だましのリスクが低いという判断材料になります。
4.ゼロカットシステムを導入しているFX業者を利用する
ゼロカットシステムとは、トレーダーが口座資金以上の損失を受けたときに、FX業者がマイナス分を補填してくれるシステムのことです。
FXでは、ポジション保有中に含み損が一定以上まで拡大すると、ロスカットによって強制決済されます。
ロスカットの遅れなどで口座残高がマイナスになると、証拠金を追加入金しなければならない「追証(追加証拠金)」が発生します。
追証が発生すれば、口座資金以上の損失を受けるため、日常生活に大きな影響が出てしまうこともあるでしょう。
ゼロカットシステムを導入している海外FX業者であれば、口座資金以上の損失を受ける心配がほとんどありません。
BigBossでは、ゼロカットシステムを導入しているので、追証が発生することがなく安心して取引できます。
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5.値動きが大きくなるタイミングでのトレードは避ける
経済指標の発表や要人発言があると、為替レートは大きく変動することがあります。
突発的な価格変動が起きているときは、経験が豊富なトレーダーでも大きな損失を受ける可能性があります。
為替相場に影響の大きい経済イベントがあるタイミングは、損失リスクが高まるため、戻り売りでトレードするのは避けた方が良いでしょう。
なお、経済指標の発表や要人発言などが原因で発生する価格変動に巻き込まれないためには、どのような経済イベントがあるのかを把握しておくことが大切です。
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まとめ:戻り売りをFXトレードに活用して利益を狙おう
戻り売りでは、一時的な価格の反転を狙うため、大きな利益を狙える可能性があります。
しかし、高値掴みや底値売りのリスクがあるので、トレンドラインや移動平均線などを活用したうえで根拠をもって取引タイミングを計ることが大切です。
戻り売りで、より多くの利益を狙うには、MT4・MT5が利用できるFX業者やレバレッジの高い業者を選ぶことが大切です。
MT4・MT5は30種類以上のインジケーターが導入されているので、チャートを使った相場分析をスムーズに行えます。
レバレッジが高く、MT4・MT5が利用できるFX業者を探している方には、BigBossをおすすめします。
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