Vantageの口座タイプにはスタンダードSTP口座、RAW ECN口座、プレミアム口座の3種類があります。
各口座によって特徴やボーナスの有無などが異なるため、特に海外FXを初めて利用する方であれば迷ってしまうかもしれません。
そこで、本記事ではVantageの目的別おすすめの口座タイプの紹介や、確認方法・変更方法などを解説していきます。
Vantageで口座開設する際は、自身のトレード法や目的、レバレッジ、取引コストなどに合った口座タイプを選択することが重要です。
Vantage Trading(バンテージトレーディング)の口座タイプの特徴を比較
Vantageの口座タイプは全部で3種類あります。
以下では各口座タイプの特徴をそれぞれ解説していきます。
スタンダードSTP口座の特徴
取引条件 | スタンダードSTP口座 |
---|---|
初回最低入金額 | 50ドル相当 |
取引手数料 | 無料 |
最小スプレッド | 1.0pip |
最大レバレッジ | 1000倍 |
ロスカット水準 | 10% |
スワップポイント割引・ゼロスリッページ | なし |
口座開設ボーナス・入金ボーナス | あり |
取引ポイント | あり |
取引プラットフォーム | MT4、MT5、Vantage Trading アプリ、プロトレーダー |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 |
ゼロカット | あり |
取扱商品 | FX(通貨ペア)、CFD(仮想通貨、貴金属、エネルギー、株価指数、株式、ソフトコモディティ、ETF、債券) |
VantageのスタンダードSTP口座はVantageで定番の口座タイプです。
スタンダードSTP口座は最低入金額が50ドルと低く設定されているため、初心者でも気軽に使い始めることができ、最大1,000倍の高いレバレッジによって少額の資金でも大きな取引が可能です。
また、取引手数料が無料で、コストはスプレッドのみとなっているため、取引にかかるコストが簡単に分かるのも魅力です。
取引プラットフォームはMT4、MT5、Vantage Tradingアプリ、TradingViewと、様々なものが用意されているため、自身の好みにあったものを選べます。
ただし、スプレッドが比較的広い点がデメリットとして挙げられます。
RAW ECN口座の特徴
取引条件 | RAW ECN口座 |
---|---|
初回最低入金額 | 50ドル相当 |
取引手数料 | 1ロットあたり往復6ドル |
最小スプレッド | 0.0pip |
最大レバレッジ | 1000倍 |
ロスカット水準 | 10% |
スワップポイント割引・ゼロスリッページ | なし |
口座開設ボーナス・入金ボーナス | あり |
取引ポイント | あり |
取引プラットフォーム | MT4、MT5、Vantage Trading アプリ、プロトレーダー |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 |
ゼロカット | あり |
取扱商品 | FX(通貨ペア)、CFD(仮想通貨、貴金属、エネルギー、株価指数、株式、ソフトコモディティ、ETF、債券) |
RAW ECN口座は中級者から上級者向けの口座タイプで、特にスキャルピングやデイトレードなど、短期的な取引をしたい方に適しています。
RAW ECN口座のスプレッドは変動制で、主要通貨ペアであるEURUSDやUSDJPYなどのメジャー通貨ペアは、0.0pips〜の非常に狭いスプレッドとなっています。
ただし、スプレッドに業者側の利益が上乗せされていない分、1ロットあたり往復6ドルの取引手数料がかかりますが、手数料を加味してもスタンダードSTP口座より低コストで取引できます。
プレミアム口座の特徴
取引条件 | プレミアム口座 |
---|---|
初回最低入金額 | 3000ドル相当 |
取引手数料 | 無料 |
最小スプレッド | 0.0pip |
最大レバレッジ | 2000倍 |
ロスカット水準 | 0% |
スワップポイント割引・ゼロスリッページ | あり |
口座開設ボーナス・入金ボーナス | なし |
取引ポイント | なし |
取引プラットフォーム | MT4、Vantage Trading アプリ、プロトレーダー |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 |
ゼロカット | あり |
取扱商品 | FX(通貨ペア)、CFD(仮想通貨、貴金属、エネルギー、株価指数、株式、ソフトコモディティ、ETF、債券) |
プレミアム口座は、Vantageが提供する3つの口座タイプの中で、最も優れた取引環境を提供する口座タイプです。
取引手数料が無料な上に、スプレッドはメジャー通貨ペアで0.0〜1.0pips程度と非常に狭く抑えられています。
また、最大レバレッジは他の口座よりも高い2,000倍で、ロスカット水準が0%・マージンコールが30%といずれも低く設定されているため、ハイレバレッジ取引にも適しています。
ただし、プレミアム口座を開設するには、3,000ドル以上の初回入金が必要で、さらに口座残高を常に3,000ドル以上に保つ必要があり、下回ると取引ができなくなります。
また、プレミアム口座ではVantage Tradingが提供するボーナスキャンペーンを利用することができないため、潤沢な自己資金を用意できる熟練のトレーダー向けの口座タイプと言えるでしょう。
Vantage(ヴァンテージ)のおすすめ口座タイプ【目的別】
XMTradingの口座タイプでおすすめしたい口座はご自身の海外FX歴やトレードスタイルによって変わります。
以下では、XMTradingでおすすめの口座タイプを目的別に紹介するので、自分に適した口座タイプを探してみてください。
海外FX初心者におすすめ
海外FXが初めての方には、「スタンダードSTP口座」をおすすめします。
スタンダードSTP口座は最低5,000円から入金でき、入金手数料は一切かかりません。
さらに、口座開設ボーナスや入金ボーナスも受け取れるため、取引資金が少なくても大きな利益を得ることができます。
ただし、他の口座タイプと比較するとスプレッドは広い傾向にあるため、スプレッドの影響を受けにくいスイングトレードなどで利益を上げることをおすすめします。
スキャルピング・デイトレードをしたい方におすすめ
スキャルピングやデイトレードには、スプレッドが狭く約定力が高い「RAW ECN口座」がおすすめです。
スプレッドは最低0.0pipsで取引手数料はわずか片道3ドルなので、業界の中でもトップクラスの低取引コストを誇っています。
さらに最低入金額はスタンダード口座と同じく5,000円となっており、少額入金にも対応しています。
短期売買で少ない利益をコツコツ積み重ねていくなら、取引コストが少ない「RAW ECN口座」がおすすめです。
FX上級者やプロトレーダーにおすすめ
FX上級者やプロトレーダーにはVantageの中で最もスペックが高い「プレミアム口座」をおすすめします。
プレミアム口座は極狭スプレッドや金利20%オフ、ロスカット水準0%といった条件で取引することができます。
さらに、証拠金0%になるまでロスカットが発動しないことから、取引の幅が広がるのも魅力です。
ただし、最低入金額が3,000ドルとなっているため、資金に十分な余裕ができてから利用するようにしましょう。
各口座タイプの確認方法
Vantageで口座タイプを確認する手順は以下の通りです。
- Vantageの公式サイトからログインページにアクセスする
- 登録しているメールアドレスとパスワードを入力してログインする
- マイページの「アカウント」ページにて、保有している口座一覧が表示される
- それぞれの口座欄に、「Standard STP」「Raw ECN」「Premium STP」などの口座タイプが表記されているので、ここで開設している口座の種類を確認する
以上の手順でVantageにログイン後、口座ページから開設している各口座タイプを確認することができます。
各口座タイプの変更方法
Vantageでは一度開設した口座の種類を後から変更することはできません。
口座タイプを変更したい場合は、新たに別の口座を開設する必要があります。
具体的な手順は以下の通りです。
- Vantageの公式サイトからログインページへアクセスする
- 登録しているメールアドレスとパスワードを入力してログインする
- マイページ右上にある【ライブ口座を開設する】ボタンをクリックする
- 開設したい口座タイプ、取引ツール、証拠金通貨などの設定を行う
- 新しい口座が開設されるので、新口座を使って取引を行う
Vantageの口座タイプに関する注意点
Vantageの口座タイプに関して注意すべき点は以下の3つです。
- プレムアム口座では口座開設ボーナス・入金ボーナスが利用できない
- プレミアム口座はMT5を利用できない
- 口座残高に応じてレバレッジが制限される
それぞれ順番に見ていきましょう。
プレミアム口座では口座開設ボーナス・入金ボーナスが利用できない
プレミアム口座を選択する際に注意すべき重要な点は、ボーナスキャンペーンを利用できないことです。
Vantageでは、スタンダードSTP口座とRAW ECN口座では豊富なボーナスを受け取れますが、プレミアム口座ではこれらが適用されません。
例えば、最大15,000円の口座開設ボーナスや、初回入金時の120%入金ボーナスなどが利用できません。
プレミアム口座は、ボーナスよりも優れた取引条件を求めるトレーダーに適した口座で、ボーナスを重視するトレーダーには向いていません。
プレミアム口座はMT5を利用できない
口座開設時に「取引プラットフォームを選択」で「MT5」を選択すると、「口座タイプを選択」で「PREMIUM」は表示されません。
普段MT5を使用している場合、プレミアム口座の取引条件を優先し、MT4を使用するかどうかを十分に検討してください。
口座残高に応じてレバレッジが制限される
Vantageの全口座タイプに共通する注意点として、口座残高に応じてレバレッジが制限される可能性があることが挙げられます。
具体的には、口座残高が10,000ドルを超えると最大レバレッジが1,000倍に、口座残高が20,000ドルを超えると最大レバレッジが500倍に制限されます。
口座残高が増えるにつれてリスクを抑制するための措置だと考えられますが、高レバレッジでの取引を好むトレーダーにとっては制約となる可能性があります。
Vantageの口座タイプに関するよくある質問
Vantageの口座タイプに関してよくある質問と回答を紹介します。
まとめ
本記事では、Vantageでおすすめの口座タイプや確認・変更方法を紹介しました。
vantageでは、口座タイプによってスプレッドの条件や、受け取れるボーナスが大きく異なります。
希望する取引スタイルによって、選ぶべき口座タイプも変わります。
各口座の条件や特徴をよく理解して、自分に合った口座を選ぶようにしましょう。