海外FXのゼロカットシステムとは?追証なしの仕組みやメリットを徹底解説!

「海外fx ゼロカット」アイキャッチ画像

海外FXのゼロカットシステムは、FXトレーダーを守るための仕組みです。

国内FX業者を利用する場合、証拠金維持率が一定水準になると追加保証金(追証)を求められます。

一方でゼロカットシステムを導入する海外FX業者を使えば、追証の必要がありません。

なぜなら、入金額以上の損失は海外FX業者が負担してくれるからです

追証なしでFXトレードしたい方は、ゼロカットシステムを採用する海外FXがおすすめです。

この記事では、ゼロカットシステムの仕組みや注意点を解説します。

また、どの業者を選べばいいか分からない人のために、魅力的な特徴を持つおすすめ業者も併せて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ちなみに、当サイトでは様々なスペックを比較して作成した「海外FX業者おすすめランキング」も用意しています。

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目次

海外FXのゼロカットシステムとは

海外FXのゼロカットシステムについて、以下の項目を解説します。

基本的な仕組み

海外FXのゼロカットとは、ユーザーの損失を海外FX業者が負担してくれる仕組みのことです。

取引による損失で口座残高がマイナスになっても、海外FX業者は追加の証拠金を請求しません。

口座残高をゼロにリセットしてくれます。

たとえば、海外FX業者のAxioryは「一定時間で口座残高がゼロになる」と明記されています。

追証請求はございません。

お客様の口座がお取引によりマイナス残高となった場合、一定時間をもちまして、弊社にて口座残高をゼロにリセットさせていただきます。24時間(1営業日)を過ぎても残高がリセットされない場合、ご利用のプラットフォームのログインIDと共に残高リセットご希望の旨、サポートデスク(jpsupport@axiory.com)までお問合せください。

ゼロ・リセット後、通常通りお取引が可能になります。

引用:AXIORY公式サイト

上記のように、追証の請求が無い旨を業者ごとに確認しましょう。

ゼロカットは、ユーザーにデメリットがないのでおすすめです。

海外FXでゼロカットが導入される理由

海外FX業者がゼロカットを導入している理由は、トレーダーに長く取引をしてもらうためです。

トレーダーが少なくなると、海外FX業者は破綻してしまいますよね。

海外FX業者の多くは、スプレッドなどの取引手数料を収入源としています。

長く取引をしてもらえれば、結果的に業者の利益につながるわけです。

ロスカットとの違い

ロスカットとゼロカットの違いは、証拠金残高です。

証拠金残高の違い
  • ゼロカット:証拠金残高なし
  • ロスカット:証拠金残高あり

ゼロカットはユーザーの残高がマイナスになったときに発動する仕組みなので、証拠金残高は0です。

ロスカットは証拠金維持率が一定の水準を下回ったときに発動するため、証拠金残高が0ではありません。

ロスカットされる証拠金維持率は、業者によって異なるので確認しておきましょう。

ロスカットとゼロカットに共通しているのは、ユーザーを守る仕組みであるということです。

国内FX業者との違い

国内FX業者は金融商品取引法違反となるため、ゼロカットを導入できません。

国内FXでは、以下のような理由で借金を負う可能性があります。

追証が発生するケース
  • 流動性が枯渇している場合
  • 取引システムの処理速度が遅い場合
  • ロスカット監視間隔が長い場合

本来のロスカットレベルを大幅に下回ってロスカットが実行されると、マイナス残高(借金)が発生してしまいます。

マイナス残高の補填で業者から追加保証金(追証)を求められるので、実質的に借金となります。

上記のような理由で借金を負うリスクを排除するのが、海外FXが導入しているゼロカットです。

国内FX業者がゼロカットシステムを採用できない理由

国内FX業者は金融商品取引法第39条で顧客の損失を補塡する行為が禁止されているため、ゼロカットを採用できません。

日本が法律でゼロカットを禁止している理由は、主に以下の2つが挙げられます。

日本が法律でゼロカットを禁止している理由
  • 顧客が損失の可能性を顧みずにリスクの高い投資を行うこと(モラルハザード)を誘引してしまう
  • FX業者が、恣意的なスプレッドの拡大等によりロスカットを発動させるインセンティブが増してしまう

海外FXのゼロカットシステムのメリット

海外FXのゼロカットシステムは、ユーザーにとって以下のメリットがあります。

海外FXは追証なしで借金リスクを回避できる

海外FXが採用しているゼロカットは追証がないため、借金を負う可能性を避けられることが最大のメリットです。

過去に為替相場はスイスフランショックやブレグジットなどにより、短時間で大きく相場が変動したことがあります。

このような変動は予測困難で、いつ起こるかわかりません。

ゼロカットは、予測できないリスクに対する安心材料といえるでしょう。

ハイレバレッジ取引が可能になる

ゼロカットがあれば損失は入金額に限定されるため、ユーザーは安心してハイレバレッジ取引が可能です。

レバレッジが高いほど取引数量も大きくなり、為替変動に対しての損益額は大きくなります。

ハイレバレッジ取引は損失を被るおそれがありますが、ゼロカットがあれば入金額以上の損失がでません。

ゼロカットを採用している海外FX業者の、大きなメリットと言えるでしょう。

心理的な安心感が得られる

ゼロカットシステムを採用している海外FX業者を使用すれば、心理的な安心感が得られます。

なぜなら、ユーザーが入金額以上の損失を被ることがないからです。

海外FXは最大レバレッジが高いので大きな利益を狙える反面、損失も大きくなりやすいと言えます。

しかしゼロカットがあれば、口座残高がマイナスにならないため安心して取引可能です。

損失を最低限に抑えつつ、ハイレバレッジで大きな利益を狙えるのが海外FXのメリットと言えるでしょう。

海外FXのゼロカットシステムの注意点

海外FXのゼロカットは、以下のような注意点があります。

海外FX業者によって適用条件が異なる

ゼロカットシステムは、海外FX業者によって適用条件が異なる場合があります

ゼロカットが適用されるタイミングは、一般的に以下の通りです。

ゼロカットが適用されるタイミング
  • 即時
  • 24時間以内
  • サポートへ連絡

即時にゼロカットが執行されない場合、サポートへ問い合わせなければいけない可能性があります。

海外FX業者の利用規約を、事前に確認しておきましょう。

海外FX業者によって自動執行されない場合もある

ゼロカットシステムは、自動執行されない場合があります

たとえば、TradersTrustはカスタマーサポート宛てに連絡が必要です。

トレーダーズ・トラストでは、万が一お客様の運用口座が取引によりマイナス残高となった場合、口座残高をゼロに修正させて頂いております。
口座残高修正をご希望のお客様は、メールにて弊社日本語カスタマーサポート宛てにご連絡頂けますと幸いです。

引用:TradersTrust公式サイト

ゼロカットが自動で適用されない場合は、ゼロカットシステムの適用前に入金しないように注意しましょう。

ゼロカット対応のおすすめ海外FX業者

ゼロカットに対応している、おすすめの海外FX業者ランキングを紹介します。

ゼロカット対応の海外FX業者おすすめランキング【2024年最新】

1位:XMTrading

XMTradingは、スイスフランショックでもゼロカットを適用した実績のある海外FX業者です。

規約では、入金額を超えて責任を追及しない(追証を請求しない)旨を明確にしています。

XMTradingは口座ごとにマイナス残高保護ポリシーに従い、最大損失が取引口座内の資金総額に制限されるようにすることを目的としています。ゼロカットにより、追加の損失は発生しません。

参照:XMTrading公式サイト(規約は英語のため、日本語に翻訳)

口座開設ボーナス(クレジット)も13,000円あるので、クレジットだけで利益を狙うことも可能です。

スプレッドも狭く、KIWAMI極口座であれば最小0.9pipsで取引ができます。

XMTradingであれば、損失のリスクを減らして良好な取引条件で取引可能です。

2位:BigBoss

BigBossの公式サイト画像

BigBossは、条件を満たしてから4時間以内に自動でゼロカット処理される海外FX業者です。

ゼロカットシステムでは、マイナス分の損失をBigBossが負担することでトレーダーの口座残高をゼロにリセットします。

引用:BigBoss公式サイト

BigBossは豪華な入金ボーナスを提供しており、最大630万円の入金ボーナスを受け取れます。

業界最大手のXMTradingは最大10,500ドル(約160万円)のため、BigBossのキャンペーンの豪華さがわかるでしょう。

レバレッジも2,222倍と高いため、少額で大きな利益を見込めます。

3位:AXIORY

AXIORYは、規約やホームページ上で追証請求はないと明言している海外FX業者です。

AXIORYは、顧客に損失を請求しないマイナス残高保護(ゼロカット)を提供します。証拠金のマイナスは7営業日以内に解消され、残高が0に戻ります。戻らない場合は、AXIORYに連絡してください。

参照:AXIORY公式サイト(規約は英語のため、日本語に翻訳)

規約では7営業日以内にゼロカット処理をするとしていますが、ホームページでは基本的に24時間以内に解消されるとしています。

ナノ/テラ口座ではスプレッドが0.4pips程度から取引できるため、良い条件で取引可能です。

4位:Exness

Exnessは、有効証拠金がゼロ(維持証拠金率が0%)になるとゼロカットシステムが発動する海外FX業者です。

弊社のマイナス残高保護により、取引口座への入金額以上の資金を失うことは決してありません。 ストップアウトの発動によってすべての注文がマイナス残高で決済された場合は、マイナス残高が0にリセットされます。

引用:Exness公式サイト

またプロ口座においてUSD/JPYのスプレッドは平均0.7pipsです。

取引手数料もないことから、全体の取引コストは業界最低水準といえます。

また、Exnessは海外FX業界でも珍しい無制限レバレッジでの取引が可能です。

ティックデータ(レート配信データ)も公開しており、透明性が高い点もExnessの魅力といえるでしょう。

5位:TitanFX

TitanFXは、精査後にゼロカットが適用される海外FX業者です。

はい、原則適用可能となります。しかしながら、適用可否につきましてはトレードオペレーション部による精査の上で適用させていただきます。

引用:TitanFX公式サイト

TitanFXは業界トップレベルの流動性を提供する海外FX業者で、成行注文の1秒以内の約定率は100%とのことです。

Zeroスタンダード口座ではUSD/JPYのスプレッドが平均1.33pipsであり、取引手数料はありません。

日本人スタッフが24時間365日いつでもサポートしてくれるので、初めて海外FXに挑戦する人にもおすすめです。

よくある質問

ゼロカットに関する、よくある質問と回答を紹介します。

海外FXのゼロカットシステムは本当に借金を防げるのですか?

ゼロカットが適用されれば、入金額以上の損失が出ません。

借金を防ぐことが可能です。

XMのゼロカットシステムは信頼できますか?

XMはスイスフランショックにおいても以下のメッセージを発していることから、比較的信頼できるゼロカットシステムを提供していると言えるでしょう。

スイス国立銀行がEUR/CHFの上限撤廃を決定したことによって引き起こされた最近の市場での非常に大きな値動きによって、XMはスイス国立銀行による大混乱の影響は受けていないことをお客様に保証致します。

XMTradingは常にマイナス残高の自動的な保護を提供していることをお客様に再度ご案内申し上げます。

XMTradingは、この度のEURCHF通貨ペアの異例な値動き等の混乱時には、特にお客様に対する当社の忠誠心の現れとして、こちらのマイナス残高の自動的な保護を継続していく所存です。

先週中にマイナス口座残高が発生した全てのお客様は、当社の評判と強みへのお約束を果たす為に、マイナス残高が起こりうる他のケース同様に、マイナス残高は既にリセットされています。

引用:XMTrading公式サイト

XMTradingに限らず、海外FX業者を選ぶときは相場急変時にも例外なくゼロカットを適用したか確認するとよいでしょう。

海外FXのゼロカットにデメリットはありますか?

海外FXのゼロカットは、ユーザーにデメリットはありません。

しかし、ゼロカットがあるからといって無計画にギャンブルのような取引は避けましょう。

なぜ日本の国内FX業者はゼロカットを導入しないのですか?

国内FX業者は法律で顧客の損失を補塡する行為が禁止されているため、ゼロカットを導入できません。

まとめ

本記事では、海外FXのゼロカットについて紹介しました。

最後に、記事の要点をまとめます。

本記事のまとめ
  • ゼロカットシステムとは、口座残高がマイナスになってもゼロにリセットされる仕組み
  • 日本国内では損失補塡が違法なので、ゼロカットシステムを採用できない
  • ゼロカットが適用されるなら、借金の心配なく取引できる
  • 海外FX業者によってゼロカットの条件やタイミングが異なる
  • ゼロカットはユーザーにとってメリットしかない

ゼロカットシステムがある海外FXの大きな魅力は、損失最小限でレバレッジを使用して大きな利益を狙えることです。

ゼロカットの条件やタイミングは海外FX業者によって異なるので、ゼロカット適用前に入金するといった失敗をしないように注意しましょう。

ゼロカットシステムを理解し、借金のリスクなく海外FXで取引をしてみましょう。

この記事を書いた人

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