金融政策の転換に近づいたECB
昨日のラガルド総裁の会見は、
ECBの緩和政策が終了することを示唆した。
その結果、ユーロドルは急騰し、
ついに重要な1.15手前に迫っている。
今年のはじめに1.1480を超えた時は、1.15超えは失敗した。
今回はどうなるのか。
本日、米雇用統計が発表される。
重要な指標だが、既にオミクロンの影響で
悪い数字が出る可能性をホワイトハウスが警告している。
よって、本日はそれほど材料にはならないだろう。
その意味では、強い数字でも弱い数字でも、
その影響は限定的と言えるかもしれない。
ユーロドルが1.15を超えてくると、
底入れと言え、次は1.17少し手前になってくる。
ユーロドルは短期的にはかなり買われすぎだが、
金融政策の転換を背景に、
超えれば上昇に弾みが付きそうだ。